近年、ネット通販を中心に販売され、注目を集めているのが新興メーカーのピシファンです。
発売当初は格安メーカーとして認知されていましたが、最近はスペックにも注目が集まり、選択肢の一つとして認知されています。
とくにリールの人気が高く、なかでもスピニングリールには有名メーカーに勝るとも劣らないモデルも存在します。
そこで今回は、ピシファンとはどんなブランドなのかも踏まえ、おすすめモデルもご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
ピシファンとは?
ピシファンは中国に本拠地を置く「Beijing Paisifan Technology」の釣り具ブランドです。
Amazonなどネット通販を中心に世界中で製品を発売しており、近年日本でも注目を集めています。
ピシファンの語源はラテン語の魚に英語の楽しむを合わせた造語で、手ごろな製品で多くの人に釣りを楽しんでほしいという理念を表現したものです。
実際にピシファンの製品は、他のメーカーに比べると低価格帯のラインナップが充実しており、初心者にも手を出しやすい製品が並びます。
当初はリールを中心としたラインナップでしたが、近年はロッドやウエアにも着手し、低価格なラインナップを展開しています。
ピシファンのスピニングリールの特徴や評価は?
ピシファンは、国内メーカーに比べると価格帯がかなり低めのラインナップになっていて、購入コストが安く抑えられるのが魅力の一つです。
そこで気になるのが性能や耐久性ですが、ピシファンのリールをいくつか使った感想から言えば、そこまで心配するほどではないと言えます。
さすがに国内メーカーの上位機種とは比較できませんが、低価格帯でもガタガタで使えないものなどはなく、十分使えると言っていいでしょう。
ピシファンの人気モデルにCarbonXがありますが、同価格帯のレブロスに巻き感こそ劣るものの、デザインや質感では引けを取りません。
また替えスプールが付属することなどを考えれば、コスパも優れていると言えるでしょう。
海外メーカーの欠点として、検品不足による不良品のリスクがありますが、問い合わせにお真摯に対応してもらえるとのレビューもあり安心感もあります。
シンプルな性能を求めれば国内メーカーが安定ですが、デザインやよりコストを抑えたい場合には、ピシファンもおすすめのメーカーと言えます。
ピシファン製スピニングリールのブランド一覧
ピシファンは設立当初からとりわけスピニングリールに注力していて、幅広い製品が販売されています。
ピシファンの展開するスピニングリールのブランドと、その特徴についてご紹介します。
Carbon X
ピシファンのフラッグシップモデルとも言えるスピニングリールで、その洗練されたデザインから日本でも話題になったモデルです。
カーボン製ボディを採用したことでクラス最軽量を実現し、マッドブラックを基調としたデザインも人気の理由の一つです。
筆者も購入しましたが、その軽さは目を見張るものがあり、こまめにキャスティングするルアーフィッシングでは扱いやすさが光ります。
巻き抵抗こそ国内メーカーの同価格帯には劣るものの、気になるほどではなく、軽いチューニングで勝るとも劣らない性能にすることも可能です。
Alloy X
ピシファンのスピニングリールのなかでは最高級モデルですが、定価$129.99と他メーカーに比べると安価なモデルです。
一体型のボディはCNCで精密に成型されており、軽量化を実現しながら十分な強度を確保しています。
また、水分や塩分、ホコリなどの侵入を抑える構造になっており、ハードな仕様にも耐え、耐久性も重視されています。
他にも厳選されたパーツ構成になっており、最高級モデルに恥じない性能を誇りながら、低価格を実現したピシファンらしいモデルです。
Honor XT
低価格ながらデザイン性が高く、スペックも幅広いのでまさに普及モデルとしての完成度が高いスピニングリールです。
デザインを釣具の満足度の一つとして重視し洗練されたデザインを持ちながら、実使用に十分耐える耐久性を付与しています。
6.2:1と5.2:1の2種類のギア比をラインナップし、渓流でのトラウトから、ビッグベイトを扱うゲームフィッシングにまで快適に対応します。
ベアリングも10+1個と価格を考えれば十分な数搭載しており、見た目だけでない実戦派モデルと言えるでしょう。
Flame
低価格なラインナップが光るピシファンの中でも、最安値を誇るスピニングリールです。
安さを感じさせないデザインと、ベアリング9個内蔵というこだわりようは、コスパの高さを感じさせます。
とくに他社の同価格帯では樹脂製スプールが多い中、アルミ製のブレードレディスプールを搭載していることは高く評価できます。
国内メーカーの入門機と比べても、劣らない高い所有欲を満たしてくれるモデルと言えるでしょう。
Viper X
Flameに次ぐ低価格ながら、素材にもこだわり、一味違う使い心地を体感できるスピニングリールです。
高品質のグラファイト素材を採用したことで、軽さを重視した設計が可能になり、スタイリッシュなデザインも実現しました。
ギア比も6.2:1と5.2:1の二種類が用意されているので、使用できるフィールドやターゲットの幅も広いモデルです。
Flameはお試しの一つ目、Viper Xは釣りにすこしこだわりを持ちたい場合と使い分けるといいでしょう。
Carnivore X Baitfeeder
Carnivore X Baitfeederは、大型魚とのやり取りを想定した、パワーゲーム向けのスピニングリールです。
ギア比は5.1:1と4.3:1のローギアを用意し、精巧に加工されたギアを搭載したことでよりトルクフルなやり取りが可能になっています。
パワーゲームでは重要になるドラグにもこだわり、カーボン製ドラグを搭載して、最大12.5kgを実現しました。
大型魚とのやり取りを、高コスパなリールで戦いたい場合の選択肢としておすすめです。
Honor
より繊細な釣りを実現したい場合、ドラグ設計にこだわりのあるHonorの魅力が光ります。
緻密に設計されたプレミアムカーボンファイバードラッグシステムは同社のハイパフォーマンスモデルに迫るスペックを誇ります。
また腐食性の少ない素材をチョイスした駆動系により、耐久性を向上し、長期間スペックを落とさず使用することが可能です。
とくにサーフなど、リールへの負担が大きく、かつ大型の魚とのやり取りを想定できるフィールドにおすすめのモデルと言えるでしょう。
ピシファンのスピニングリールおすすめ10選
上記したブランドの中でも、とくにおすすめのピシファンのスピニングリールをご紹介します。
同じブランドでも番手が変わることで適したフィールドががらりと変わるものもあるので、それも踏まえてそれぞれの魅力をご紹介します。
【ピシファン】
Carbon X(2000S)
ピシファンのスピニングリールに興味を持ったら、何においてもまず試してほしいのがCarbon Xです。
低価格で高品質、かつデザインにも手を抜かずに洗練されており、ピシファンの理念を体現したようなモデルと言えます。
2000Sはシャロースプールで細いラインが使いやすく、ハイギア仕様となればトラウトフィッシングにもってこいのモデルでしょう。
【ピシファン】
Carbon X(2000DS)
2000DSは国内メーカーでは珍しくなったダブルハンドル仕様で、より価値あるモデルの一つです。
ダブルハンドルは、国内メーカーではエギング用モデルとしておなじみですが、実は巻物系などにもメリットがあります。
通常はカスタムパーツで取り付けますが、この価格で標準装備となれば大きな魅力の一つと言えるでしょう。
【ピシファン】
Carbon X(4000)
Carbon Xの軽さを考えると、4000番の大型モデルもぜひ試してほしいモデルです。
軽量でハイギア、さらにドラグも安定しているとなれば、シーバスフィッシングに試さない手はないでしょう。
メーカー公表値では、国内メーカーの2万円クラスと同等の軽さなので、軽さを重視したい方にぜひおすすめです。
【ピシファン】
Carbon X(500)
同じくCarbon Xからおすすめしたいのが、500番のコンパクトサイズです。
Carbon Xのなによりの魅力は、カーボンボディを採用した軽さなので、小型のリールを使い小魚を狙う繊細な釣りにぴったりです。
とくにロッドの感度を生かして釣りたいアジングやメバリングにはもってこいでしょう。
【ピシファン】
Alloy X(3000)
Alloy Xの高い剛性感は、とくにキャスティングを重視したい釣りにもってこいです。
更にこだわりのドラグシステムによる安心感があるとくれば、シーバスフィッシングに使わない手はありません。
シンプルで洗練されたデザインも、国内メーカー品ではあまりないので、人気ポイントで他人とかぶりたくないこだわりのある方にもおすすめです。
【ピシファン】
Alloy X(5000)
高い剛性感とドラグ性能が重宝する釣りに、冬の風物詩でもあるアキアジ釣りがあります。
重たいルアーを鋭く飛ばすときにボディの剛性が、ぐいぐいと抵抗する大型のアキアジにはスムースなドラグが活きるでしょう。
豪快なやり取りのあとに、銀毛が光るアキアジと、金属光沢が美しいAlloy Xが並べば、映えること間違いなしです。
【ピシファン】
Flame ブルー(2000)
入門機としてもおすすめのflameを試すのであれば、使いどころの多い2000番がいいでしょう。
2000番を用意しておけばルアーフィッシングはもちろん、サビキ釣りやチョイ投げなどにも使えるので、もし買い替えたときにも無駄になりません。
ちなみに後期型にはシャロースプールの2000Sもあるので、細いラインを使いたい場合におすすめです。
【ピシファン】
Flame レッド(4000)
Flameの安さと性能を踏まえると、4000番程度の大きめを選んで投げ釣り用のリールとして使用するのもおすすめです。
投げ釣りでは複数竿を出すこともあるので、高コスパなFlameはちょうどいいリールと言えるでしょう。
もちろんブルーにも同じ番手があるので、色の好みや使うロッドに合わせて選べるのもFlameの魅力ですね。
【ピシファン】
Viper X (1000)
Viper Xの魅力は低価格ながらこだわって選べるラインナップにあり、ルアーフィッシングデビューにもぴったりです。
やや重さは気になりますが、1000番であれば比較的軽量で、メバリングやサバングといったルアーフィッシングを始めたい方におすすめです。
買い替えたいときも無駄にならないモデルなので、入門機としてベストでしょう。
【ピシファン】
Viper X(2000)
Viper Xのもう一つの魅力が、2000番以上で6.2:1のハイギアを採用している点にあります。
比較的低価格でありながらハイギアを採用しているモデルは珍しく、近年のハイギア人気の中では注目のモデルと言えるでしょう。
管理釣り場など、リールの巻き感を重視した釣りをしたいときにぜひ手に取ってほしいモデルです。
まとめ
ピシファンはまだまだ新興メーカーですが、ユーザーのツボを押さえるラインナップが光るメーカーです。
性能も目を見張るものがあるので、タックルの買い替えや追加の選択肢として、ぜひチェックしてみることをおすすめします。
ピシファンのスピニングリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方