デジタルイラストを始めたいけど、どんなペンタブを選んで良いのか悩んでいませんか?
ペンタブは、マウスを使うよりも紙に描いた感覚に近く、より繊細なイラストや画像の編集に向いています。
しかしペンタブは種類も多く、性能や書き心地もさまざまで、イラスト初心者が選択するには至難の業。
そこでこの記事では、初心者向けの安いペンタブを紹介しています。
安いペンタブを使うメリット・デメリットや、選び方を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 1 初心者向けの安いペンタブを使うメリット
- 2 初心者向けの安いペンタブを使うデメリット
- 3 初心者向けの安いペンタブの選び方
- 4 初心者向けの安いペンタブおすすめ12選
- 4.1 【ワコム】Wacom One 13(DTC133W1D)
- 4.2 【ワコム】One by Wacom Medium(CTL-672/K0-C)
- 4.3 【XPPen】Deco01V2(JPCHDCO01V2)
- 4.4 【XPPen】Artist10セカンド(JPCD100FH_JP)
- 4.5 【HUION】スマホ対応ペンタブレット(H430P)
- 4.6 【HUION】Kamvas 12(HA-JP-GS1161)
- 4.7 【GAOMON】6.5×4インチ ペンタブ(S620)
- 4.8 【GAOMON】11.6インチ液晶ペンタブ(PD1161)
- 4.9 【XPPen】Deco LW(M_IT10LW_BK)
- 4.10 【UGEE】ワイヤレス ペンタブレット(S640W)
- 4.11 【UGEE】11.9インチ 液晶タブレット(U1200)
- 4.12 【HUION】Inspiroy Keydial KD200(PW517)
- 5 まとめ
初心者向けの安いペンタブを使うメリット
紙に描く感覚に近い
パソコンに文字やイラストを描くとき、マウスを使うとどうしてもキレイな線にならず、見づらくなってしまうのは致し方ありません。
しかし、ペンタブならリアルなペンを使うため、紙に描いた感覚とおなじように描くことができます。
そのため、初心者でも取り扱いが簡単で、デジタルイラストに挑戦するハードルを下げてくれます。
拡大して描ける
ペンタブで描いた絵や文字はデジタルデータのため、少ない操作で拡大や縮小が簡単にできます。
そのため細かい部分の修正や書き足し、色調整など、拡大しなければできない繊細な表現をするのに適しています。
さすがに紙では拡大縮小できませんので、表現豊かに描画できるのはペンタブの特長と言えるでしょう。
簡単に書き直しやコピーができる
紙に描いた絵やイラストを書き直すときは、いちど消してからになりますが、キレイに消せなかったり消しすぎたりすることもあります。
おなじ絵を描くにしても、一から描かなけれなりません。
その点ペンタブは、デジタルデータとして保存されるため、書き直しもコピーも簡単にできて作業効率が大幅に改善されます。
初心者向けの安いペンタブを使うデメリット
慣れるのに時間がかかる
たしかに紙に描く感覚に近いとはいえ、ほんの少しのタイムラグや筆圧の違いは、慣れ親しんだ感覚とは違うもの。
ペンタブの画面を見ながら描ける液タブではさほど問題なくても、手元を見ずパソコン画面を見ながら描く板タブは難しいでしょう。
すぐに慣れるとは思いますが、始めは慣れるまで少し時間がかかることを覚えておきましょう。
パソコンが必要になる
ペンタブは、それ単体では文字やイラストを描くことはできません。
ペイントソフトがないと描けませんし、保存することもできません。
一部パソコン不要でも使えるプロ仕様のペンタブや、iPadなどのタブレット端末もありますが、ハイスペックなため高額になります。
スマホ対応だとしても、画面の大きいパソコンは必要になるでしょう。
初心者向けの安いペンタブの選び方
板タブか液タブで選ぶ
ペンタブは「板タブレット」と「液晶ペンタブレット」の2種類に分類されます。
「板タブレット」は通称「板タブ」と呼ばれ、手元を見ないでモニターを見ながら描くのが特長です。
一方で「液晶ペンタブレット」は通称「液タブ」と呼ばれ、タブレット内蔵の液晶画面を見ながら描けるのが特長。
板タブは手元を見ないで描くため、慣れるまで時間がかかるデメリットがありますが、液タブよりリーズナブルというメリットがあります。
液タブは高額になりますが、画面を見ながら描けるため、紙に描く感覚で使えるので初心者にも扱いやすいメリットがあります。
使いやすいサイズで選ぶ
ペンタブのサイズは、パソコンやモニターの画面サイズに近いモデルを選びましょう。
画面サイズより小さいとペンを小さく動かさなければならず、大きければペンを大きく移動しなければなりません。
ペン先と、描いた線の動いた距離が違うと違和感があり、描きづらく使いづらくなります。
映し出す画面サイズに近いサイズを選びましょう。
筆圧レベルや傾き検知で選ぶ
初心者がペンタブで描くのは、どれだけ紙に描く感覚に近いかが重要で、それにはペンの性能が大きく関わってきます。
ペンの性能で重要なのは、筆圧レベルと傾き検知。
筆圧レベルが高いほど、傾き検知が高いほど繊細で表現豊かなイラストが描けます。
ただ、初心者は線の太さや濃淡を描き分けることが難しいので、あまりこだわらなくても良いかもしれません。
OS・アプリ・ソフトに対応しているか
ペンタブによって、Windows・Mac・Androidなど、対応しているOSやバージョンが違います。
イラストを描く場合は、ペンタブによって対応しているペイントソフトが違うため、確認しておかなければいけません。
ペンタブを購入する前に、使っているOSやソフトに対応しているか確認しておくことが重要です。
初心者向けの安いペンタブおすすめ12選
【ワコム】
Wacom One 13(DTC133W1D)
創業35年の日本メーカー「ワコム」のエントリーモデルで、初心者向けの液晶ペンタブレットです。
取り付けや設定も簡単で、イラストソフトも無料でダウンロードできるため、購入後すぐに使い始めることができます。
本体の裏側に内蔵のスタンドがあるため、傾斜をつけた楽な姿勢で長時間の作業でも疲れません。
【ワコム】
One by Wacom Medium(CTL-672/K0-C)
筆圧に対応しているため、紙に描くような自然な書き心地で、初心者も使いやすい板タブレットです。
ファンクションキーなどの便利機能はありませんが、シンプルな設計でペンタブの入門用にうってつけです。
Chromebookにも対応しているため、USB接続だけで文字やイラストを描けるため、オンライン授業などにも役立つでしょう。
【XPPen】
Deco01V2(JPCHDCO01V2)
Android搭載のスマホやタブレットに対応しているため、外出先やパソコンがなくても使える板タブレットです。
リーズナブルでありながら、筆圧や傾き検知に優れた専用ペンで、精細なイラストを描けるのが特長です。
ファンクションキーが8個付いているため、よく使う機能を設定しておけば、手元を見なくても操作ができるのは便利。
【XPPen】
Artist10セカンド(JPCD100FH_JP)
液晶ペンタブレットながら、6個のファンクションキーが内蔵されているため、初心者でも操作がしやすくなっています。
ボタン操作だけで、液晶ペンタブレットから板タブレットに変更できるため、双方のメリットを活かすことができます。
ほかのペンタブではあまり見かけない、4色のカラーバリエーションから選べるのも特長。
【HUION】
スマホ対応ペンタブレット(H430P)
Android搭載のスマホやタブレットに対応している、とてもコスパに優れた板タブレットです。
専用のペンは充電しなくても使えるため、いつでもどこでもイラストやスケッチができて、外出時や出張先でもストレスを感じません。
ペンタブの向きを4段階から設定できるため、左利きの方でも違和感なく使うことができます。
【HUION】
Kamvas 12(HA-JP-GS1161)
外光の反射に強く、色表現も鮮やかなパネルを採用しているため、目の疲れが少ない液晶ペンタブレットです。
専用ペンは、筆圧や傾きによる線の太さや濃淡の表現に優れ、タイムラグも少ないので初心者でも上手にイラストが描けます。
付属のペンスタンドは、ペンを立てることも横に置くこともできるため、デスク上に置いたペンを取り上げるわずらわしさがありません。
【GAOMON】
6.5×4インチ ペンタブ(S620)
AdobePhotoshopやIllustratorなど、主要なペイントソフトと互換性がある初心者向けの板タブレットです。
サイズが小さいため、パソコンモニターのサイズによっては使いづらさを感じるかもしれません。
そのかわり、持ち運びがしやすいため、思いついたらすぐに作画できる利便性は捨てがたい特長です。
【GAOMON】
11.6インチ液晶ペンタブ(PD1161)
液晶画面とペンの性能が高く、なおかつコスパに優れた液晶ペンタブレットです。
線の太さや濃淡、明るさ、多彩な色表現数など繊細な表現ができるため、イラスト初心者でも色彩豊かな描画が可能となります。
線の読み取り速度も速く、紙に描いている感覚に近いため、ペンの動きとの違和感を感じることはありません。
【XPPen】
Deco LW(M_IT10LW_BK)
Bluetooth対応でワイヤレス接続できるため、配線がなくスッキリした環境で作業ができる板タブレットです。
大容量バッテリーを搭載しているため、電源のない場所でも長時間使用でき、作業場所を限定する必要がありません。
Deco LWは、iPhoneやiPadのibispaintに対応している数少ないペンタブです。
【UGEE】
ワイヤレス ペンタブレット(S640W)
10個のファンクションキーで、多彩なショートカットができるため、作業効率が大幅に向上する板タブレットです。
付属のレシーバーを接続することでワイヤレスが可能になり、配線やパソコンまでの距離を気にせず作業に没頭できます。
ペンの性能も良く、自然に描いた感覚に近いため初心者でも使いやすく、コスパにも優れたペンタブ。
【UGEE】
11.9インチ 液晶タブレット(U1200)
細部まで鮮明に表示できる高解像度の液晶画面は、イラスト描画や写真の修正、オンライン授業などに向いています。
外光の反射を和らげるフィルムの採用で、長時間の作業でも目が疲れません。
液晶画面まわりのベゼルは太いですが、手を置いても画面に被らず、イラストやスケッチには最適です。
Android対応のため、パソコンがなくても問題ありません。
【HUION】
Inspiroy Keydial KD200(PW517)
iPhoneやiPad対応・キーボード搭載など、他にはあまりない板タブレットです。
キーボードが一体化したおかげで、腕を伸ばさなくても作業ができて効率アップですが、左利きの方には使いづらいかもしれません。
Bluetoothでワイヤレス接続も選択できるため、わずらわしい配線の接続に悩むこともありません。
まとめ
ペンタブは多少の慣れも必要になるため、初心者はコスパの良いリーズナブルなペンタブを選択するのが良いでしょう。
ペンタブを使う環境、パソコン・スマホのOSやバージョンを確認して、自分にとって最適なペンタブを選んでください。
初心者向けの安いペンタブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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