キャンプでテントやタープを設営するときに重宝するのがペグハンマーです。
ペグハンマーを使用すると、固い地面でもペグ打ちがしやすく、ペグ抜きも簡単に行えます。
中でも、真鍮(しんちゅう)製のペグハンマーは使いやすさと、かっこいい見た目で人気です。
ですが、ヘッドや持ち手の形、柄の長さなど製品によって特徴がさまざまで、自分にあったハンマーを選ぶのに苦労します。
今回は真鍮製ペグハンマーを、商品の特徴を踏まえて、おすすめ10アイテムを紹介します。
真鍮製ペグハンマーとは
真鍮製ペグハンマーとは、真鍮という合金がヘッドの素材に使われている、ペグの打ち込み時に使用するハンマーのことです。
ペグハンマーは、プラスチックやステンレス製などいろんな種類がありますが、真鍮製ペグハンマーはとくに人気があります。
その理由は、ペグを打った感触が柔らかいことや、重量があることで余計な力を加えなくてもペグが打ち込みやすいからです。
ヘッドが潰れて劣化してしまっても交換できるものが多く、プラスチック製などに比べ長く使うことができます。
また、真鍮は経年劣化しやすい特徴があり、へこみや変色など長年使うごとに、ヘッド部分の変化を楽しめるのも魅力の一つです。
最近は値段が安い商品も出ており、キャンプ初心者の方にもおすすめのペグハンマーです。
真鍮製ペグハンマーを使うメリット
手にかかる負担が軽減される
真鍮は他の素材に比べ柔らかい素材でできているので、ペグを打つ衝撃が緩衝され、体にかかる負担を軽減してくれます。
ペグを打った感覚が柔らかいので、地面が固いサイトでも手を痛めず、ペグ打ちができるのが特徴です。
ヘッドが柔らかいので打点もぶれにくく、何度もペグを打ち込まずに済むので、体の負担を軽減してくれます。
経年劣化を楽しめる
真鍮は酸化する性質があり、ヘッド部分がやや黒く、くすんでいくのが特徴です。
新品で綺麗な状態もよいのですが、使い込まれたやや黒く、くすんだハンマー部分はとても味がでます。
また、ヘッド部分に強い衝撃が加わった際にへこみができるので、使い込んでいくたびに無骨なかっこよさが出てくるのが魅力です。
真鍮製ペグハンマーを使うデメリット
ヘッドが変形する
真鍮ペグハンマーは他の素材に比べ柔らかいので、強い衝撃が加わり続けると、徐々にへこんでいきます。
また、一点に衝撃が集中しすぎるとハンマーが欠けてしまう可能性があり、他の素材に比べ耐久性に乏しいです。
使用頻度や劣化具合によってはヘッドを交換する必要が出てくるので、ややお手入れやメンテナンスに手間がかかります。
お手入れが必要
真鍮は酸化してしまう性質を持ち、年数を重ねるうちに、ヘッド部分が徐々に黒ずんでいきます。
また、水や手あかなどに反応して、青緑色のさびがついてしまう場合があり、お手入れが必要です。
真鍮は水で青さびをつくる性質があるので、取り扱いに注意が必要で、お手入れが面倒だと感じる方には不向きな商品です。
真鍮製ペグハンマーおすすめ10選
【ELLISSE】
焼入れ鍛造ペグハンマー(St.Martelo)
鍛造という、熱した素材に強力な圧力をかけて作る特殊な製法でできており、かなりヘッドの強度が強い商品です。
丈夫で壊れにくいので長く使え、壊れてしまってもヘッド部分が別売りしているので簡単に交換できます。
金属加工で有名な燕三条地域で製品を作っているだけに、クオリティが高く、品質がよい商品です。
【Eletorot】
テントハンマー 収納袋付き
柄にストラップがついており、ペグ打ちをする際に、ハンマーが飛んでいかないような工夫がされています。
エスニック柄のおしゃれなケースが付属してついてくるので、ペグハンマーと一緒にペグも収納できて便利です。
価格も安価で、手が出しやすく、キャンプを始める方のファーストハンマーとしておすすめです。
【§H∞HUNDRUP】
真鍮製ヘッドペグハンマー
柄が緩やかに湾曲して握りやすく、ペグ打ちの際に力を入れやすい工夫がされています。
また、天然の木にはニス加工がされているので撥水効果があり、柄の破損や変色も防げるのが特徴です。
800gとやや重い作りなので、ペグを打ち込む際に余計な力が入らずに済み、固い地面でも楽にペグ打ちができます。
【FOREST HOME】
キャンプ用ペグハンマー
柄の長さが19.5㎝と小ぶりで、重さも400g程度で軽量なので、女性におすすめの真鍮ペグハンマーです。
ヘッド部分はメッキ加工がされているので、防さび効果やペグを傷つけにくい工夫がされています。
また、コンパクトで軽量なので、収納にも場所をとらず、持ち運びにも苦労しません。
小型で軽量のペグハンマーを探している方におすすめの商品です。
【VASTLAND】
VASTLANDペグハンマー(VL0186)
ヘッド部分が真鍮とスチールの二種類でできており、軽量化がされているのでペグ打ちを繰り返しても疲れにくいです。
また、柄が手に馴染みやすい形状に工夫されているので、ペグ打ちの際に力が入りやすく、ペグ打ちが楽に行えます。
柄のサイズ感や重量は平均的なスペックで、値段も手頃な価格なので、キャンプ初心者の方におすすめの商品です。
【MKDAER】
黄銅製ヘッドペグハンマー
柄がゴム製でできているので木製の柄に比べ滑りにくく、手に馴染みやすい形状が特徴のペグハンマーです。
700gとやや重量があるので、ペグ打ちの際に余分な力がいらず、手や腕の負担が少なくて済みます。
また、ペグ抜き用の穴も大きいので、どんな形状のペグにも対応でき、強く打ちこんだペグも簡単に抜けます。
【FOREST HOME】
キャンプ用ペグハンマー
ヘッドがコンパクトで、他のハンマーに比べ重量が467gと軽く、女性にも扱いやすいです。
柄は長すぎず、ペグを抜く際にちょうどよい長さなので、ペグ抜きが楽に行えます。
また、柄のデザインがおしゃれで、ストラップも牛革仕様なので、ナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめのペグハンマーです。
【MONO ZACK】
MULTI FUNCTION HAMMER
柄のデザインが独特で、革製のストラップがついているなど、おしゃれな見た目が特徴のハンマーです。
重量が500gと重すぎないので、腕の疲労が少なく、持ち運びも簡単に行えます。
柄が20㎝程度でやや短めですが、柄に握りやすいような加工がしてあるので、ペグが打ちやすいです。
また、ペグ穴とフックが両方ついているので、どんな形状のペグでも抜きやすい工夫がされています。
【ABANPRESS】
ペグハンマー
柄がニス加工されていない天然木でできているため、自らニスを塗るなどして、自分好みのデザインに仕上げられます。
また、炙り加工もできるので、自分流にアレンジができるオリジナルのハンマーを探している方におすすめです。
柄の長さが31㎝、重量は600gとバランスのとれたハンマーで、ペグ打ちも問題なく行えます。
【GENNKI】
ペグハンマー
ハンマーの長さは30㎝で、重量は645gと標準的なスペックの商品です。
柄についているストラップは26㎝と長めなので、手に巻きつけやすく、ペグ打ちの際にハンマーが手から滑るのを防ぎます。
値段が真鍮製ヘッドの商品ではかなり安く、初心者の方や真鍮ペグハンマーを初めて購入する方にぴったりの商品です。
まとめ
真鍮製ペグハンマーは、適度にヘッド部分に強度があり、手にかかる負担を軽減できる体に優しいハンマーです。
また、見た目が経年劣化していくので、愛着のわくキャンプギアとして長く楽しめます。
柄の形状やサイズはさまざまで、自分にあったものを選ぶことが大切です。
真鍮製ペグハンマーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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