キャンプの設営に必要不可欠なペグは、素材や形状のほか長さなど様々な種類があります。
ペグは地面の状況や天候に合わせて適切なものを選ばなくてはいけませんが、どのペグを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
特にペグの長さは、適切な長さを選ばないと地面にうまく刺さらなかったり、すぐ抜けてしまったりするため重要なポイントです。
商品のなかでは20cm~30cmのペグが多く、40cmペグはシーンによっては使い勝手が悪いこともあります。
この記事では、40cmペグのメリット・デメリットについて分かりやすく解説していきます。
目次
- 1 40㎝ペグを使うメリット
- 2 40㎝ペグを使うデメリット
- 3 40㎝ペグの選び方
- 4 40㎝ペグのおすすめ商品12選
- 4.1 【Drizzle-JP】40cmペグ 10本
- 4.2 【M-STYLE】ペグ 40cm(05-09-06-b40-6Red)
- 4.3 【CAMPING MOON】ペグ テント(T-40-6P)
- 4.4 【CAPTAIN STAG】テント・タープ部品 ペグ(M-3235)
- 4.5 【CAPTAIN STAG】サンドペグ(UZ-13167)
- 4.6 【Boundless Voyage】チタンペグ
- 4.7 【UNIFLAME】海ペグ400(682036)
- 4.8 【Boundless Voyage】チタンペグ(F-Ti401516P40)
- 4.9 【ELLISSE】鍛造ペグ(MK-380RD)
- 4.10 【WILD HOUR】鍛造ペグ(H00025)
- 4.11 【TiTo】チタン合金テントペグ(400MM-4Pcs)
- 4.12 【snow peak】ペグ ソリッドステーク(R-104)
- 5 まとめ
40㎝ペグを使うメリット
柔らかい地面に向いている
フワフワと柔らかい草地や雨の後でぬかるんだ地面など、柔らかい地面は普通のペグを刺してもすぐに抜けてしまうことがあります。
そういったときに役立つのが40cmの長めのペグです。
より地面に深く刺さることで地面との摩擦力が強くなり、柔らかい地面でも抜けづらくなります。
強風のときも安心
せっかくキャンプに来たのなら、強風の悪天候でもしっかり楽しみたいものです。
しかし、テントやタープは風の抵抗を受けやすく、ペグにも強い負担がかかるため普通のペグでは抜けてしまうことがあります。
40cmペグであれば、強風のときもしっかり支えてくれるため安心です。
大型テントもしっかり固定できる
ファミリーキャンプの際には、家族みんなで寝られる大きなテントが必需品です。
大型テントは重さがあり、表面積が大きいため少しの風でも抵抗を受けやすく、ペグをしっかり打たなければ崩れてしまう恐れがあります。
大型テントの設営の際は長めの40cmペグでしっかり固定しましょう。
40㎝ペグを使うデメリット
固すぎる地面には向かない
抵抗の強い固い地面だと、長い40cmペグは打ち込むのが難しいため向きません。
固い地面では半分しか入らないといったことになりやすく、頭まで打ち込まないと不安定でかえって抜けやすくなってしまいます。
また、無理に打ち込もうとして曲がってしまうこともあるため、適さない地面での使用は避けてください。
打ち込みに力が必要
40cmペグは短いペグよりも深く打ち込まなければならないため、強い力が必要なうえ何回も打たなければなりません。
そのため、非力な女性が使用する場合や設営の負担を最小限にしたいという方には使い勝手が悪いことがあります。
なるべく負担を減らしたい方は、大きめで重量のあるペグハンマーを使うのがおすすめです。
抜くのも大変
地面に深く刺さってしっかり固定してくれる40cmペグは、テントやタープを使用している間は安心ですが、撤去の際は大変です。
強い風でもビクともしないほどしっかり打ち込まれたペグは、抜くためにも大変な労力が必要になります。
心配な方はペグを抜くための道具も用意しておくとよいでしょう。
40㎝ペグの選び方
素材
ペグの素材は主に金属製かプラスチック製の2つに分かれており、金属製のなかでもスチールやアルミ、ステンレスなど様々な種類があります。
金属製のペグはそれぞれ強度や重さ、価格に違いがあるため、自分にとって使い勝手のよいものを選びましょう。
プラスチック製はとくに柔らかい砂地や雪面などに適しており、固い地面には適していないため注意が必要です。
形状
ペグは一般的な形状のほか、ピンペグ、ネイルペグ、U・V・Y・X字ペグ、スクリューペグなど種類は様々です。
固い地面には抵抗が少なく打ち込みやすいピンペグやネイルペグがおすすめです。
砂地などのとくに柔らかい地面には、U・V・Y・X字ペグやスクリューペグなど表面積が大きくて摩擦力の強いペグが適しています。
価格
ペグはテントひとつの設営でも最低4本、タープと合わせて多い時には20本使用する場合もあり、壊れたり紛失したりすることも多いアイテムです。
そのため、ペグ選びには価格も重要なポイントになります。
素材のなかではプラスチック製やスチール・アルミ製などが比較的安価で、形状としてはピンペグがもっとも安く入手できます。
しかし、安くても使い勝手が悪くては意味がないため、機能性や耐久性とのバランスをよく考えて選びましょう。
40㎝ペグのおすすめ商品12選
【Drizzle-JP】
40cmペグ 10本
40cmペグが10本セットで3,000円以下とお手頃価格の商品です。
とくに強度のあるスチール製の鍛造ペグで、固い地面でも曲がることなくしっかり打ち込むことができます。
オックスフォード布生地で作られた丈夫な縫製の専用ケースも付属しており、破れる心配がなくコンパクトに持ち運ぶことができ便利です。
【M-STYLE】
ペグ 40cm(05-09-06-b40-6Red)
カラフルな6色から選べる、デザイン性もある40cmペグです。
丈夫なスチールペグで、フック部分が一体化するようレーザー溶接が施されており、さらに特殊な伸線加工により高い耐久性を実現しています。
固い地面に打ち込みやすいよう先端が鋭くなっていますが、1本ずつキャップが付いているので怪我やほかの荷物を傷つける心配もありません。
【CAMPING MOON】
ペグ テント(T-40-6P)
6本で2,000円ちょっとと、コスパ抜群のスチール製の40cmペグです。
とくに硬度の高いS45C鋼を使用し曲がりにくく、カチオン電着塗装によって濡れても錆びにくいため、安心して長く使うことができます。
広めのヘッド部分を平らで大きめにしたり、先端を長く細めにしたり、フック耳の形を工夫したりと、細かい部分にこだわり抜いた商品です。
【CAPTAIN STAG】
テント・タープ部品 ペグ(M-3235)
シンプルな形状のピンペグですが、丈夫なスチール製で固い地面でもしっかり打ち込むことが可能です。
45cmとかなり長めのため大型テントやタープの設置に最適で、風が強い日でも安心してキャンプを楽しむことができます。
なるべく荷物をコンパクトにしたい方にもおすすめです。
【CAPTAIN STAG】
サンドペグ(UZ-13167)
その名の通り砂地での使用に適した形状とポップな青色が特徴的な、プラスチック製のペグです。
さらさらの砂地でも抜けにくくなるよう、表面積の大きいY字にさらに凹凸を付けることで抵抗力を高めています。
38cmと45cmの商品があり、テントやタープの大きさによって長さを選ぶとよいでしょう。
【Boundless Voyage】
チタンペグ
40cmのほか、24・30・35cmと豊富なサイズから選べる商品になっています。
チタン合金は耐久性に優れており曲がったり折れたりしにくく、錆びにも強く、おまけに軽くて持ち運びもしやすいため使い勝手も抜群です。
固い地面から草地などの柔らかい地面まで、幅広いシーンで使用することができます。
【UNIFLAME】
海ペグ400(682036)
海の砂地専用のプラスチック製40cmペグです。
プラスチックのなかでも、ポリアセタール樹脂(POM)というとくに耐久性に優れた素材を使用しており長持ちします。
耐熱性も高いため、高温に熱された真夏の砂浜で使用しても変形する心配はありません。
砂地以外の砂利面や草地には使用できないため注意してください。
【Boundless Voyage】
チタンペグ(F-Ti401516P40)
七色のグラデーションに見える個性的でおしゃれな焼き色が付いており、デザインにこだわりたい方にもおすすめの商品です。
もちろんデザインだけではなく、丈夫で防錆性に優れ、軽くて持ち運びもしやすい機能性も抜群のペグになっています。
石交じりの固い地面でもガンガン打ち込むことができ、軽量であることから登山キャンパーにもおすすめです。
【ELLISSE】
鍛造ペグ(MK-380RD)
金物で有名な新潟の燕三条で製造された、こだわりの日本製ペグです。
ほとんどのペグはフック部分を溶接で接着していますが、このペグは完全な1本物で、鍛造という金属を叩いてさらに強度を増す製造法で作られています。
本体が楕円形になっているため地面の中で回転しにくく抜けにくい設計で、大型テントや強風のなかでの使用も安心です。
【WILD HOUR】
鍛造ペグ(H00025)
固い地面に適した丈夫なスチール製ペグです。
強度が高いスチールをさらに叩いて圧力を加える鍛造加工を施しており、より強度が増して岩場でも使用することができます。
ヘッド部分が大きめでハンマーを当てやすく、フック部分はロープが外れにくいように耳も付いている使いやすいデザインです。
【TiTo】
チタン合金テントペグ(400MM-4Pcs)
価格は高めですが、使い勝手がよく長持ちする高性能な商品になります。
丈夫なチタン製で固い地面に適しており、岩場や凍った地面でも曲がらずしっかり打ち込むことが可能です。
錆びにくいためお手入れもしやすく、軽量でコンパクト性も優れているため、初心者から上級者のキャンパーまで幅広くおすすめできます。
【snow peak】
ペグ ソリッドステーク(R-104)
トップクラスの耐久性を誇る、スノーピークの鍛造ペグです。
40cmよりさらに長い50cmの商品もあり、ほかに20cm・30cmと幅広いサイズ展開になっています。
叩いて強度を増した鍛造ペグは、曲がったとしても折れることはありません。
曲がってしまってもハンマーで叩いて真っすぐに直すことで、繰り返し使用することが可能です。
まとめ
キャンプ中にテントやタープが崩れてしまっては、楽しい気分が台無しです。
しっかり固定するためには、状況に合わせて最適なペグを選ぶ必要があります。
ぜひこの記事を参考に、40cmペグを上手に使ってより快適なキャンプにしましょう。
40cmペグの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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