PCを自作する際に必要なのはPCケースです。
コスパが良く使いやすいモデルを選びたいけど、種類がたくさんあってどのように比較して選んだらいいのか悩むことがあると思います。
そこで本記事では、誰でも使いやすいコスパ最強PCケースのメリット・デメリットを解説します。
あわせて、コスパ最強PCケースの選び方、コスパ最強のPCケース14選を紹介。
これからPCケースを自作しようか悩まれている方、モデルはどこがいいのか迷われている方、コスパを重視して自作したいという方に参考になれば幸いです。
目次
- 1 コスパ最強のPCケースを使うメリット
- 2 コスパ最強のPCケースを使うデメリット
- 3 コスパ最強のPCケースの選び方
- 4 コスパ最強のPCケースおすすめ14選
- 4.1 【Thermaltake】S100 TGシリーズ(CA-1Q9-00S6WN-00)
- 4.2 【MSI】MAG VAMPIRIC 010X
- 4.3 【Sharkoon】MicroATX対応 ミニタワーPCケース(S1000 WINDOW)
- 4.4 【Antec】冷却型ミドルタワーPCケース(DP502 FLUX)
- 4.5 【Antec】E-ATX対応ミドルタワーPCケース(DA601)
- 4.6 【Sharkoon】RGBシリーズ(SHA-TK4)
- 4.7 【Fractal Design】Focusシリーズ(FD-CA-FOCUS-WT-W)
- 4.8 【Corsair】Carbide Series(CC-9011171-WW)
- 4.9 【Corsair】ICue 4000X RGBシリーズ(CC-9011204-WW)
- 4.10 【Corsair】Crystal Series 280X(CC-9011134-WW)
- 4.11 【Coolermaster】MasterBox Series(MCB-B511D-KGNN-RGA)
- 4.12 【Antec】冷却型PCケース(DF700 FLUX)
- 4.13 【Coolermaster】MasterBox TD500(MCB-D500D-WGNN-S01)
- 4.14 【Corsair】275R Airflow(CC-9011182-WW)
- 5 まとめ
コスパ最強のPCケースを使うメリット
コスパ重視でもこだわりのオリジナルPCが作れる
なんといってもPCケースはパソコンの顔となる部分です。
自分好みのパーツで自由に組み立てができるため、見た目はもちろんのこと、パソコンを使用する中での悩みに合わせてパーツの選定が可能。
外見も中身も自分にぴったりのものを作ることができるのはPCケースの大きなメリットといえます。
パソコンの仕組みを組み立てながら学べる
パソコンを作成するときに、マザーボードやCPU、グラフィックボード、メモリ、SSDなどを組み立てて一から作っていきます。
一から作ることによって幅広いカスタマイズ、そして自分の用途にあったパソコンが完成するからです。
PCケースを作る際は、基礎知識や仕組みを理解したうえで作成しなければなりません。
なので、パソコンを作りながらどのように動くのかを理解することができます。
好きなときに自分でアップデートできる
PCケースは自分で組み立てることができますが、新しいパーツが発売された際に古いパーツを取り外したり追加したりすることも可能です。
BTOとは違い、スペックやパーツを変更したいときには買い換えることなく、そのパーツのみを変えることでパソコンをアップデートできます。
自分で好きなときに、パソコンをアップデートできることは自作PCケースの特徴の一つです。
コスパ最強のPCケースを使うデメリット
大きさが限られる
コスパが良いとする価格をいくらにするかによって変わってきますが、例えば予算を1〜2万円以内と考えると、フルタワー型は除かれます。
したがって、コスパを重視するとどうしても、ミニタワー型かミドルタワー型になってしまうのです。
使いたいマザーボードやグラフィックボードの大きさを考えながら、PCケースを購入する必要があります。
購入できるパーツが限られる
コスパがいいPCケースを購入するときには、そのPCケースに合ったパーツを選ばなければいけません。
コスパを重視するとPCケースの大きさや性能が限定されるため、自分が希望するパーツをつけられない可能性があります。
また、パーツにこだわりすぎると、結果的に予算を超えてしまうこともあるので注意が必要です。
トラブル時の対処に困る
いざ組み込みを始めようとしたときに、パーツが入りきらなかったり、電源の容量が足りずパソコンを起動できなかったり、様々な問題が生じることがあります。
また自作PCを使用していて、例えばパーツが故障するなどの不具合が生じた場合、パーツごとに各メーカーへ問い合わせする必要が出てきます。
コスパ最強のPCケースの選び方
マザーボードなど各パーツの規格
マザーボードの種類によってサイズが異なるため、マザーボードに合わせたPCケースを選ぶことが重要です。
例えば、サイズが大きく性能も高いマザーボードを搭載する場合には、PCケースもフルタワー型や、大きめのミドルタワー型を選ぶ必要があります。
そのほかにも、電源や冷却装置であるCPUクーラー、ラジエーターなどPCケースに収める各パーツのサイズをあらかじめ確認し、PCケースに収まりきらないことがないよう注意が必要です。
拡張性をチェック
自作PCが完成し使用していく中で、SSDやHHD、ファンを増設する場合があります。
その際には増設したいパーツを取り付ける拡張スペースが必要です。
拡張スペースの個数によって、増設できるパーツの数や大きさが異なります。
PCケースの拡張性を把握しておくことによって、後からでも好きなカスタマイズをすることが可能になります。
デザインを重視
せっかく自作をするなら、性能と同じくらい見た目のデザインも重視したいものです。
現在は、強化ガラスで出来ていて内部が見えるようなものや、模様が入ったもの、カラフルなものなど、多様なデザインのPCケースがあります。
自身のイメージに合わせたデザイン選びを楽しめることも自作PCケースの特徴です。
静音性や冷却性能をチェック
小さな子供がいたり、夜遅くに利用することが多かったり、静かな環境でパソコンを使いたい方は、内側に防音材が使われた静音性の高いPCケースを選ぶことができます。
しかし静音性が高い分、密閉性も高くなり冷却性能が落ちてしまうことがあります。
静音性を重視してケースを選ぶ際に、高性能なパーツを組み込むと、それだけ熱を持ちやすくなり、熱がケースの内部にこもってしまうのです。
パソコンの温度が高くなりすぎると、故障やトラブルの原因になることもあるため、バランスを考えたケース選びが重要になります。
コスパ最強のPCケースおすすめ14選
【Thermaltake】
S100 TGシリーズ(CA-1Q9-00S6WN-00)
強化ガラスのスイングドアパネルが搭載されており、優れた拡張性と高い冷却性能を持ちながらも、コスパ最強なミニタワー型PCケースです。
ケーブルマネジメントの部分に電源カバーが搭載されており、ケース内の配線の取り回しがしやすくなっています。
また、上下にホコリやゴミを入りにくくするフィルターがついているので、それによる故障を最小限まで防いでくれます。
全体的に組み付けがしやすいため、初めて購入する方におすすめです。
【MSI】
MAG VAMPIRIC 010X
カスタマイズが可能なARGBファンが搭載されており、RGBファンとは異なり一度に多様な効果や発色をするのが魅力です。
最大6つのファンが取り付け可能なため、エアフローの良い状態を確保できます。
また、フロントや背面のパネルが外しやすかったり、裏配線のスペースが十分に確保されていたり、組み立てがしやすくなっています。
総合的に初心者でゲーミングPCを作りたい方におすすめの製品です。
【Sharkoon】
MicroATX対応 ミニタワーPCケース(S1000 WINDOW)
オーソドックスなデザインのミニタワー型PCケースです。
一般的なミニタワー型PCケースよりも比較的奥行きがあるので、拡張性を最大限に活かした構造になっています。
ミニタワー型ながらも組み込みがしやすい製品です。
【Antec】
冷却型ミドルタワーPCケース(DP502 FLUX)
ARGBファン3基、強化ガラスパネルが標準搭載されている冷却型ミドルタワーPCケースです。
サイドパネルの鉄板は薄目なので、全体重量は軽く取り扱いがしやすくなっています。
側面パネルもスモークガラスなので配線が見えづらく、PCケースをあまり主張したくない方は気に入る製品です。
しかし、静音ケースではないので音漏れが気になる方もいます。
【Antec】
E-ATX対応ミドルタワーPCケース(DA601)
フルスクリーン設計の強化ガラスサイドパネルを採用しているので、イルミネーションが美しく見える製品になります。
コスパはもちろんのこと、PCケースの見た目にこだわりイルミネーションの色映えも重視する方におすすめです。
見た目だけでなく、配線の通しやすさなど使い勝手も良くなっており、一度購入を考えてもいい製品です。
【Sharkoon】
RGBシリーズ(SHA-TK4)
コンパクトながらも十分な拡張性を備えたミドルタワー型のケースです。
「TK4 RGB」は、内臓RGBコントローラーがマザーボードメーカ各社のARGB機能に対応しています。
14種類の照明モードを選択でき、カスタマイズすることも可能です。
拡張性や冷却性能が良くコスパが良い反面、冷却ファンの数を多くする場合はファンの音が少し気になるという方もいます。
【Fractal Design】
Focusシリーズ(FD-CA-FOCUS-WT-W)
ケース内部に溜まりやすいホコリを防ぐため、フロント、トップ、ボトム部分にフィルター付きの空気口が配置されています。
また、マザーボードプレートの背面に十分な配線スペースがあるうえ、からみやすい配線をしっかりとまとめられるアクセサリが付属されています。
なので、ホコリや細かいゴミが気になる方にはおすすめです。
ケースも5色展開で、自分好みの色を選ぶことが可能です。
【Corsair】
Carbide Series(CC-9011171-WW)
こちらの製品は、特に冷却性能が高いミドルタワー型ケースです。
熱によるパソコンへの負荷が気になる方にはおすすめ。
また、カスタマイズ可能な6つのRGB LEDを備えた無駄のないデザインが特徴です。
通気口にダストフィルターもついており、長期的にシステムをきれいに保つことができます。
【Corsair】
ICue 4000X RGBシリーズ(CC-9011204-WW)
マザーボードの背面は配線をおさめるスペースが広くなっているため、整理がしやすく、配線の見た目が気になりません。
ファンを好みの場所に簡単に配置できるようになっており、質感や見た目もしっかりしています。
個性的なカスタマイズが可能なので、とことんこだわりたい方におすすめな強化ガラス製ミドルタワー型ケースです。
【Corsair】
Crystal Series 280X(CC-9011134-WW)
BOX型でありながらコンパクトかつ、拡張性が高い製品です。
BOX型のPCケースは大きいものが多いですが、本製品はほど良い大きさで組み込みをしやすくメンテンナンス性にも優れています。
天板や前面、底面にそれぞれ水冷ラジエーターを搭載できるのも特徴です。
ダストフィルターもマグネットになっているので、お手入れが簡単にできます。
【Coolermaster】
MasterBox Series(MCB-B511D-KGNN-RGA)
前面パネルがメッシュになっているので、ホコリや細かいゴミの侵入を軽減するだけでなく、通気性の良さも兼ねそなえています。
冷却性能が高いミドルタワーケースで、トップとフロントには360㎜水冷ラジエーターに対応。
ARGBライトにも対応しており、光を屈折させてハロー現象を生み出すARGBファンを搭載している製品です。
【Antec】
冷却型PCケース(DF700 FLUX)
ARGBファン、強化ガラスパネル搭載の冷却型ミドルタワー型ケースです。
最大9基のファン搭載に対応しており、既存の状態からファンが4つ付いているため、自作PC初心者の方に向いています。
また冷却型ということもありよく冷えますが、その分ファンからの扇風機のような音が気になる方もいます。
【Coolermaster】
MasterBox TD500(MCB-D500D-WGNN-S01)
ホワイトカラーのアートな形状に通気性をプラスした、ミドルタワー型ケースです。
3基のARGBファンが、フロントパネルメッシュを通して、ケース内部へ十分な空気を送り込むため通気性に優れています。
また比較的多くのマザーボードのRGB規格に対応しているため、ケース天板でも前面でも問題なくマザーボードの取り付けができます。
【Corsair】
275R Airflow(CC-9011182-WW)
フロントパネルには、多数のスリットが入っており、独特で印象的なデザインのPCケースです。
内部は通気性の良さを考えた構造になっており、各ケースにホコリの侵入を防ぐダストフィルターも備えられています。
配線の取り回しもしやすいため、メンテナンス性の良さを重視する方にもおすすめの製品です。
まとめ
PCケースは、マザーボードをはじめとする、パソコンの使用において必要なパーツを収めるための重要なものです。
コストや性能、デザイン、組み込みのしやすさなど最重視するポイントに沿ってのケース選びができるのは自作PCの醍醐味といえます。
ぜひこの記事で、自身のこだわりを最大限に詰めた、コスパ最強のPCケースを選ぶきっかけになれば幸いです。
コスパ最強のPCケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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