オノフのアイアンは、ゴルフのレベルに合わせたモデルで知られるブランドで、コアなファンがその人気を支えているようです。
赤(AKA)と黒(KURO)と名付けられたモデルは、ボディカラーではなく性能を表していて、スキルによって選ぶことができます。
そこで今回は、赤や黒などオノフのアイアンおすすめ10選と、選び方やメリット・デメリットについてご紹介します。
最後までご覧いただき、アイアンを選ぶときの参考にしてください。
目次
- 1 オノフのアイアンを使うメリット
- 2 オノフのアイアンを使うデメリット
- 3 オノフのアイアンの選び方
- 4 オノフのアイアンおすすめ10選
- 4.1 【グローブライド】オノフ 2023年モデル フォージド クロ (ONOFF FORGED IRON KURO 23 セット)
- 4.2 【グローブライド】オノフ 2022年モデル アカ
- 4.3 【グローブライド】オノフ 2021年モデル フォージド クロ
- 4.4 【グローブライド】オノフ 2021年モデル ラボスペック(RB-247K)
- 4.5 【グローブライド】オノフ 2020年モデル アカ FF
- 4.6 【グローブライド】オノフ 2020年モデル アカ
- 4.7 【グローブライド】オノフ 2019年モデル クロ フォージド
- 4.8 【グローブライド】オノフ 2018年モデル アカ(ON18-AKAI)
- 4.9 【グローブライド】オノフ 2017年モデル フォージド クロ
- 4.10 【グローブライド】オノフ 2016年モデル アカ
- 5 まとめ
オノフのアイアンを使うメリット
ビギナーにもやさしい性能
初心者から中級者まで幅広いゴルファーが、扱いやすいと感じられる許容性の高さと寛容性の広さを備えたのがアカです。
打点がブレても飛距離ロスをカバーできる、ミスヒットに強いキャビティバックのヘッドを採用しています。
ソールの抜けが良く飛距離も安定することから、ビギナーにもメリットのあるモデルと言えます。
高いスキルに応えられる性能
クロシリーズは、オノフのなかでアスリートモデルと位置付けられていることから、プロも使用する高性能モデルです。
1ヤードにこだわりを持つ上級者にとって、距離や方向のコントロール性能、スピン性能は重視します。
高いスキルに応えられるよう、スペックを備えたモデルを用意しているのがオノフのメリットと言えます。
スキル別の選択肢
オノフのアイアンは、上級者向きのクロと、中級者・初心者向きのアカ、そして2者の良いところを融合させたのがラボスペックです。
クロは上級者が好むフィーリングの良さを重視し、アカはやさしさに特徴があり、ラボスペックは2つの特徴を受け継いでいます。
自分のスキルに合わせた選択肢は、スコアメイク効果が期待できます。
ミスヒットをカバー
アイアンショットは、ターゲットポイントに向けた距離と方向の精度は重要ですが、実際には届かなければ意味はありません。
多くのアマチュアにとって「必要な距離が得られる」とは、オフセンターヒットのときでも必要な距離に到達できると言うことです。
初心者向きのアカから上級者向きのクロまでミスヒットはカバーできます。
ヘッドの抜けが良い
多くのアマチュアゴルファーは、練習場の人工芝に慣れてしまい、ボールの手前から入射するため思うような飛距離が得られないようです。
いわゆるダフリ気味に入るため、人工芝とは異なり芝の抵抗でパワーをロスしています。
オノフは、芝上を滑るようなソール幅を備えているため、ダフリ気味でもボールを捉えることができます。
オノフのアイアンを使うデメリット
高いスキルが必要なモデルがある
アスリート向きのクロは、スキルに見合うスイングスピードや、コックを使ったヘッドスピードを必要とします。
そのため、すべてのゴルファーにとって扱いやすいモデルとは言い難く、スキルを超えて使用するとマイナスに作用します。
特に、コックが上手く使えない初心者や、パワー不足のプレーヤーには注意が必要です。
寛容性の低いモデルがある
アスリート向きのクロは、操作性の高さを重視しているため、微細な距離調節ができるモデルです。
意図的に芯を外したショットや、フェードやスライスなどの打ち分けはできますが、一方でミスヒットをカバーには向いていません。
ミスヒットのカバーは寛容性の高いアカを向いているので、クロの選択はデメリットとなります。
繊細なショットに向かないモデルがある
アカ(AKA)は高い許容性を備えているため、距離調節を使用としてもしっかりボールを捉えてしまうことがあるようです。
振り幅による距離調節は可能でも、フェースを開いたヒットでは芯でボールを捉えることもあります。
いわゆるオートマチックな操作性を備えていることから、繊細なショットには向いていない場合もあります。
寛容性の高すぎるモデルがある
初心者にもやさしいアカは、オフセンターヒットでも、フェース全体でボールを捕まえ、飛距離や方向を損なわず飛ばすことが可能です。
そのまま使い続けていると、いつまで経っても芯でボールを捉えることができず、やがて不安的な軌道が癖になります。
身についた悪癖は取り除くことが難しいため、成長が止まる可能性もあります。
コスパが悪い場合がある
スキルアップは人によって異なりますが、なかには1年もせず100打が切れて90台、2年目には80台になる人もいます。
レベルアップに相応するポテンシャルを備えたものを使用したいのがゴルファーです。
オノフは初心者対応のアカ、中級者対応のラボスペック、上級者向きのクロがあり、2年で3セットを買い換える可能性があります。
オノフのアイアンの選び方
ゴルフレベルを参考に選ぶ
オノフはゴルフレベルに合わせたモデルを用意しているので、事前に自分のゴルフレベルを確認することが重要です。
できればアベレージスコアやハンディキャップなどを参考にして、初級・中級・上級に区分するとスムーズに選ぶことができます。
一般的にはハンディキャップ24~17までが初級、16~10までが中級、9~が女給となり、24以下は初心者となります。
目安としては、アカが初心者・初級、ラボスペックは中級、クロは上級となります。
ヘッドスピードを考慮して選ぶ
オノフのアイアン限らずゴルフクラブを選ぶときには、自分のスイングスピードを知り、モデルに適合するかのチェックが必要です。
オノフでは上級者モデルのクロでも40m/sから適合となっているので、多くのゴルファーは使えるはずです。
またアカは40m/s以下にも対応できるので、ほぼすべてのゴルファーが使用できます。
ただし、クラブが備えている特性を活かすのであれば、適合値に近いヘッドスピードを有していることがベストです。
許容性と寛容性を考慮して選ぶ
アイアンのなかには、許容性の高さと寛容性の広さを重視したモデルがあります。
具体的には、ヘッドサイズが大きいほどミスヒットに強く、ソール幅が広いほど抜けが良く、許容性の高いモデルと言われます。
一方で、弾道が安定する低重心・深重心のヘッド、スイートエリアの広いタイプは寛容性の広いモデルです。
アカ・ラボスペック・クロ、それぞれに許容性と寛容性を備えていますが、モデルによって比重が異なるので確認が必要です。
それぞれのモデルを試打して選ぶ
中級者であれば、上級者モデルと言ってもクロは中空アイアンなので、マッスルバックとは違って扱えないことはないはずです。
また、初級者でも上昇志向に強い人であれば、すぐにレベルアップすることも考えられるので馴らすつもりで使用することもできます。
一方で、ゴルフのたびに悩むことなくラウンドを楽しみたいと言う方には、中級者はもちろんこと上級者でもアカがおすすめです。
その違いは実際に試打で確かめることが確実です。
価格帯で選ぶ
オノフの場合はほぼ毎年ニューモデルを発売していて、発売時期は4月前後の春と9月前後の秋が多いようです。
そのため定期的に「年落ち」が生まれるので、時期を気にかけておくとお得な価格で購入できる場合があります。
なお、他メーカーであればニューモデル発売後すぐに処分価格に移行しますが、オノフはキャリーする場合があるので注意が必要です。
また、他メーカーと比較しても高くはないのでネットで最安値探しをおすすめします。
オノフのアイアンおすすめ10選
製品名 | 番手 | ロフト角(°) | ライ角(°) | ヘッド形状 |
---|---|---|---|---|
2023年モデル フォージド クロ | 4 ~ 9番、PW | 22 ~ 44 | 60 ~ 63 | 中空 |
2022年モデル アカ | 5 ~ 9番、PW、AW、SW | 22 ~ 56 | 61.5 ~ 63.5 | キャビティ |
2021年モデル フォージド クロ | 4 ~ 9番、PW | 22 ~ 44 | 60 ~ 63 | 中空 |
2021年モデル ラボスペック RB-247K | 5 ~ 9番、 PW | 22 ~ 44 | 60.5 ~ 63 | ポケットキャビティ |
2020年モデル アカ FF | 6 ~ 9番、PW、AW、AS、SW | 23 ~ 56 | 61 ~ 64 | キャビティ |
2020年モデル アカ | 5 ~ 9番、PW、AW、SW | 22 ~ 56 | 61 ~ 64 | キャビティ |
2019年モデル クロ フォージド | 4 ~ 9番、 PW | 22 ~ 44 | 60 ~ 63 | 中空+キャビティ |
2018年モデル アカ | 4 ~ 9番、PW、AW、SW | 20 ~ 56 | 60.5 ~ 64 | キャビティ |
2017年モデル フォージド クロ | 4 ~ 9番、46番、52番、58番 | 22 ~ 58 | 60 ~ 63.5 | キャビティ, マッスルバック |
2016年モデル アカ | 4 ~ 9番、PW、AW、SW | 20 ~ 56 | 60.5 ~ 64 | ポケットキャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2023年モデル フォージド クロ (ONOFF FORGED IRON KURO 23 セット)
オノフではアスリートモデルとして位置づけられているクロですが、飛距離重視の中空構造ヘッドを採用しています。
ただし、以前の中空モデルとは異なり、フェース内部全面に特殊振動吸収樹脂を装着、マイルドで心地よい打球感を実現したモデルです。
また、六角形のミ―リング仕上げによって安定したスピン量が確保できます。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、PW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 44 |
長さ(インチ) | 60 ~ 63 |
ヘッド形状 | 中空 |
【グローブライド】
オノフ 2022年モデル アカ
オノフでは、スキルを問わず扱いやすいモデルとして位置づけられているのが、キャビティバック構造のヘッドを持つアカです。
ミスヒットに強い「ダイレクトリパルジョンフェース」を搭載したことで、軌道のブレを軽減し安定した飛距離が得られます。
また以前よりもソールウェイトを増大、低・深重心ヘッドを実現しています。
ロフト角(°) | 5 ~ 9番、PW、AW、SW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 56 |
長さ(インチ) | 61.5 ~ 63.5 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2021年モデル フォージド クロ
一見するとマッスルバックように見えるシャープなボディと、鍛造製法による打感の良さに特徴のある中空モデルです。
中空構造でありながら、型に流し込んで成形する鋳造製法ではなく、熱を加えて叩いて成形する鍛造製法を採用しています。
アスリートが好む打感の良さに加え、中空ヘッドによって安定した飛距離が得られます。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、PW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 44 |
長さ(インチ) | 60 ~ 63 |
ヘッド形状 | 中空 |
【グローブライド】
オノフ 2021年モデル ラボスペック(RB-247K)
ビギナーにも扱いやすいアカの性能と、アスリートが好む操作性の高さをコラボしたポケットキャビティです。
ポケットキャビティの特性である直進性と飛距離性能を持ちながらも、シャフト軸慣性モーメントを少なくし操作性を重視しています。
一方で、トップ気味でも飛距離ロスを軽減してくれる低重心を採用したモデルです。
ロフト角(°) | 5 ~ 9番、 PW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 44 |
長さ(インチ) | 60.5 ~ 63 |
ヘッド形状 | ポケットキャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2020年モデル アカ FF
AKA FFの7番アイアンのロフト角は25度ですが、飛び系モデルのAKAは25度が6番アイアンなので、飛距離重視のストロングタイプと言えます。
Lカップフェース構造とフェース裏側のパワートレンチによって、効率的なエネルギー伝達が可能となったモデルです。
さらに、シャフトも0.5~0.75インチ長めなので飛距離アップが期待できます。
ロフト角(°) | 6 ~ 9番、PW、AW、AS、SW |
---|---|
ライ角(°) | 23 ~ 56 |
長さ(インチ) | 61 ~ 64 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2020年モデル アカ
フェースの上部を薄く下部を厚くする2段階設計によって、実打点ポイントのフェース下部の反発力を大幅にアップしたモデルです。
フェース中心部でボールを捉えることが難しいビギナーにも、飛びとやさしさが感じられるキャビティアイアンと言えます。
また、低重心・深重心設計によるオートマチックな操作性でミスも軽減できます。
ロフト角(°) | 5 ~ 9番、PW、AW、SW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 56 |
長さ(インチ) | 61 ~ 64 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2019年モデル クロ フォージド
2019年モデルは、2023年・2021年モデルとは違い、ピッチングウェッジのみキャビティを採用した中空ヘッドのフォージドアイアンです。
打ち出しから高く上がる高弾道設計に、中空の強みである打点のブレをカバーし安定した飛距離が可能となったモデルです。
また、スイートスポットをセンターに設置したことで扱いやすさも備えています。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、 PW |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 44 |
長さ(インチ) | 60 ~ 63 |
ヘッド形状 | 中空+キャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2018年モデル アカ(ON18-AKAI)
ビギナーゴルファーにありがちなオフセンターヒットのときでも、必要な距離を出せる扱いやすいキャビティアイアンです。
さらに、独自開発した「ツイントレンチ」を搭載したことで、ハイドローの弾道でより一層の飛距離アップが可能となったモデルです。
また、フェース全面にミーリングを施したことでスピン性能も備えています。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、PW、AW、SW |
---|---|
ライ角(°) | 20 ~ 56 |
長さ(インチ) | 60.5 ~ 64 |
ヘッド形状 | キャビティ |
【グローブライド】
オノフ 2017年モデル フォージド クロ
4番から9番までのアイアンはやさしく飛ばせるキャビティタイプで、ロフト角46度・52度.58度は打感の良いマッスルバッグタイプです。
アイアンはオーソドックスな4度ピッチなので、バラつきのない飛距離性能と方向性を備えた扱いやすいモデルです。
また、スイートエリアを広げたことでミスヒットにも強いアイアンと言えます。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、46番、52番、58番 |
---|---|
ライ角(°) | 22 ~ 58 |
長さ(インチ) | 60 ~ 63.5 |
ヘッド形状 | キャビティ, マッスルバック |
【グローブライド】
オノフ 2016年モデル アカ
独自開発したテクノロジーによって、いつものスイングで飛距離増が可能な反発力重視のポケットキャビティです。
フェース裏のパワートレンチ、ソール前のハイリパルジョンソールによって、インパクトの衝撃を効率よくボールに伝えることが可能です。
また、インパクトエリアにミーリングを施し安定したスピン性能も備えています。
ロフト角(°) | 4 ~ 9番、PW、AW、SW |
---|---|
ライ角(°) | 20 ~ 56 |
長さ(インチ) | 60.5 ~ 64 |
ヘッド形状 | ポケットキャビティ |
まとめ
自身のスキル、クラブの許容性や寛容性、購入上で重要な予算などを総合的に考慮して、最適なモデルを選ぶことが重要です。
なお、年代によって多少の進化があるので、試打等で納得してから購入することをおすすめします。
オノフのアイアンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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