誰でも簡単に、短時間で設置できるのが魅力のワンタッチテント。
キャンプなどに使われる本格的なテントは大体、5万円〜15万円という価格帯のものが多い中、ワンタッチテントは安いもので3000円台から入手できます。
この違いからもわかる通り、本格的なテントとワンタッチテントでは、素材も造りも異なる点が多いです。
軽量でコンパクト、かつ手軽に設置できるのがワンタッチテントの強みである反面、頑丈さに欠ける(風に弱い)ものが多いという側面も。
そこで本記事では、風に強いワンタッチテントを選ぶポイントや、オススメの商品を紹介したいと思います。
目次
- 1 風に強いワンタッチテントを使うメリット
- 2 風に強いワンタッチテントを使うデメリット
- 3 風に強いワンタッチテントの選び方
- 4 風に強いワンタッチテントおすすめ10選
- 4.1 【 LUXCOL】ポップアップテント ワンタッチテント 3-4人用
- 4.2 【PYKES PEAK(パイクスピーク】ワンタッチテント
- 4.3 【AND・DECO】ワンタッチテントフルクローズ4人用
- 4.4 【NIKSA】ダブルウォールテント 3-4人用
- 4.5 【Easthills Outdoors (イーストヒルズ)】 Instant Shaderデラックス版 ワンタッチ ビーチテント
- 4.6 【DOD】ワンタッチテント ゆったり使える 2人用
- 4.7 【Naturehike】ワンタッチ テント 3人 4人 5人用 ロッジ型
- 4.8 【GOGlamping】テント ワンタッチテント 1-2人用
- 4.9 【onefort】インフレータブルテント 2人用
- 4.10 【コールマン(Coleman)】シェード クィックアップIGシェード+
- 5 まとめ
風に強いワンタッチテントを使うメリット
安全面
まずは、なんと言っても安全面。
特に風が強いと感じない場所や天気であっても、突然強めの風が吹くことがあります。
軽量なワンタッチテントだと簡単にコロコロと転がってしまいますが、テントから離れている間にそういうことが起こると、危険であることに加え、他人に迷惑がかかる心配が出てきます。
テントが転がっていった先に焚き火やBBQ台があったり、破損した骨組みで誰かに怪我をさせてしまう可能性も。
楽しいアウトドアの最中に、そんなことは絶対に起こってほしくないですよね。
長持ちする
風に弱いワンタッチテントを使っていると、もし風で飛ばされて破損してしまった場合、買い替える必要が出てきます。
安いもので数千円から入手できるとはいえ、何度も買い直すのは不経済ですし、環境にも良くないですね。
購入の段階で、風に強いものを選んでおくことが、長く使い続けるポイントです。
ビーチなど、風の強い場所でも使用できる
例えば海水浴などにワンタッチテントを持って行くと、着替え場所や日除け、荷物置き場にもなり、とても便利ですが、海岸に強い風はつきもの。
私も、海岸で大型のワンタッチテントが横転したり、転がって行くのを目にしたことがあります。
海辺でも安心してワンタッチテントを使用するためには、風対策が必須です。
風に強いワンタッチテントを使うデメリット
重量
風に強いワンタッチテントは、その分骨組みがしっかりしていたり、骨組みの数が多かったりと、計量・コンパクトを重視した商品に比べると重量感が出てきます。
また、風からテントを守るためには、ペグ(テントを地面に固定するための杭)が不可欠。
ペグにはプラスチック製のものもありますが、耐風性を重視するなら金属製を選びたいところです。
テントと一緒にペグ数本と、ハンマーを持ち運ぶことになるので、多少の重さは気になるかもしれません。
手間が増える
風対策としてペグ打ちをする、ペグを打つことができない砂地であればその他の方法で固定するなど、テントを広げて終わり、ではなくもう一手間が発生します。
ペグは、テントにより本数が異なりますが、慣れれば5〜10分もあれば打ち込めるようになりますよ。
ある程度の年齢になっていれば、子供にお手伝いとしてやってもらうのもいいですね。
金額
低価格のものであれば三千円台から見つかるワンタッチテント。
ですが、やはりそれくらいのものでは日差しや小雨から身を守るには十分であっても、耐風性までは期待できません。
風に強いものであれば、素材や作りがしっかりしたものを選ぶ必要があるので、必然的に値段は多少上がります。
しかし上にも書いた通り、ある程度しっかりしたものを選んだ方が、長く使えたり頻回の使用にも耐えられるので、長い目で見れば得と考えることもできます。
風に強いワンタッチテントの選び方
ポップアップ式<ワンタッチ式
ワンタッチテントには大きく分けて2種類あります。
傘のような骨組みが入っていてワンタッチで組み立てできるワンタッチ式と、袋から出したら自動的に広がって自立するポップアップ式(骨組みは入っていません)の2つ。
耐風性ということで考えると、断然ワンタッチ式が有利です。
ポップアップ式は、手軽な反面フレームがワイヤーで出来ているので、強度的には劣ります。
一方、ワンタッチ式は頑丈な骨組みが入っている分、ポップアップ式よりも強度があります。
ペグ付き
テント自体の作りがしっかりしていても、地面に固定されていないと意味がなくなってしまいますので、ペグを使用することが大切。
最初からペグが必要な本数分セットになっているものも販売されているので、そういうものを選ぶといいでしょう。
使い方は、テントの裾についている穴にペグを差して、地面に打ちつけて固定します。
また、ペグが刺さらない砂地や、ペグダウンが禁止されているような場所にも対応できるよう、砂袋が付属している商品もあります。
使用する場所や、状況に応じて選びましょう。
耐風を考慮した形状
風をうまく逃しやすいよう、テントの形状に工夫がなされている商品もあります。
例としては、流線型やヘキサゴン型のテント。
流線型のものは、風をうまく受け流す形状になっていて横風に強く、ヘキサゴン型は一つの面の面積が小さく、風の影響を受けにくいので安定感があります。
また、ベンチレーションといって空気の通気口がついているものも。
主にテント内の空気を循環させる目的ですが、風を受け止めずに通過させることにより、一定の効果は期待できます。
ダブルウォール
ダブルウォールとは、フライシートという布をテントの上にもう一枚重ねることにより、天井から壁を二重構造にするテントのことです。
シングルウォールよりもダブルウォールの方が、耐風性に優れるといわれていますよ。
ダブルウォールにはその他、結露しにくいことや、外壁が直接外気に触れない為、保温性があること等のメリットが有ります。
風に強いワンタッチテントおすすめ10選
【 LUXCOL】
ポップアップテント ワンタッチテント 3-4人用
慣れれば3分で設営が可能なワンタッチテント。
ペグが16本付属しており、風対策バッチリです。
特徴は、テント本体の裾に5つの土嚢袋があり、ビーチなどのペグが使えない場所でも地面に固定させることが可能なこと。
テントをしっかり支えてくれて、強い海風に吹かれても安心です。
生地は190Tポリエステルを使用しており、生地自体の耐久性もワンタッチテントとしては十分です。
【PYKES PEAK(パイクスピーク】
ワンタッチテント
ペグは8本が付属。
シンプルな見た目と、ナチュラルな5つのカラーから選べることで、好みものもが見つかりそうですね。
生地は、耐久性に優れた190Tポリエステルを使用。
組み立てと収納方法の動画のリンクが付いていることと、一年間のアフターサポートがついているので初心者にも安心のワンタッチテントです。
【AND・DECO】
ワンタッチテントフルクローズ4人用
広げてロックするだけの簡単45秒設営が魅力のこちらのテント。
天井部にベンチレーションがあり、内部の空気を循環させるだけでなく突風対策にも一役買っています。
テントの骨組みに使用されているグラスファイバーは、軽くてしなやかな素材で高い強度と安定性を持っています。
さらに、テントの形状が球状に近いため、風の影響を受けにくいヘキサゴン型。
ペグは16本付属しています。
【NIKSA】
ダブルウォールテント 3-4人用
アウターテントとインナーテントの二重構造(ダブルウォール)。
ペグは8本付属しています。
フレームには、耐久性に優れた直径7.9ミリのグラスファイバーを使用。
設営時の丸いシルエットは風の影響を受けにくい利点があります。
一年間の品質保証があるのも嬉しいポイント。
アウターテントのみ単独で、サンシェードとしての使用も可能です。
【Easthills Outdoors (イーストヒルズ)】
Instant Shaderデラックス版 ワンタッチ ビーチテント
紐を引くだけの簡単4ステップ設営が魅力。
サイドに砂袋がついているので、ビーチなどペグが刺さらない場所でも砂や小石などをおもしにすることで強い風にも対応可能。
さらにこちらの砂袋、ベルクロ式になっていて、撤収の際に砂を取り除くのも簡単です。
重さがわずか約2.74キロと、計量さと丈夫さを両立。
細かいところまで配慮されている商品です。
【DOD】
ワンタッチテント ゆったり使える 2人用
DODは、本格的なキャンプ用テントも多数手掛け、数々のヒット商品を生み出しているアウトドアメーカーです。
そのDODが出しているワンタッチテントなので品質はお墨付き。
作りがしっかりしていて、テント泊で使っている方も多いです。
設営も簡単で、ペグ打ちを入れても約5分で可能なので、初心者や女性のみで行くアウトドアにも。
オールブラックで見た目も洗練されているので、見た目やメーカーにもこだわりたいという方にもおすすめの商品です。
【Naturehike】
ワンタッチ テント 3人 4人 5人用 ロッジ型
見た目と頑丈さ、設営の簡単さを兼ね揃えているNaturehikeのワンタッチテント。
おしゃれなロッジ型で、他の簡易テントと差のつくデザインは、戻ってくる時に自分のテントを見つけやすいという利点も。
高強度なアルミ合金を使用したポールは、テント全体をより安定させるので強い風が吹いても壊れにくく、生地は210Tポリエステルでこちらも耐久性バッチリ。
また、付属のポールを使い前面を立ち上げることで、日陰面積を大幅に拡張できます。
【GOGlamping】
テント ワンタッチテント 1-2人用
コスパ抜群のこちらの商品。
一瞬で設営可能な点と、重量約3.6キログラムの軽量設計で、女性でも扱いやすいテントになっています。
特に耐水性に関しては、耐水圧3000mmとかなり高レベル。
急な雨にも対応できるのが嬉しいですね。
ペグとロープが付属しているので、強風への対策もバッチリです。
【onefort】
インフレータブルテント 2人用
こちらはワンタッチと言っても他のタイプとはひと味違っています。
ペグを打って、専用ポンプで40回ほど空気を入れるだけで設営できる、インフレータブルテント。
台風が近づいていた中でも、エアーフレームが形をキープしてくれるので風に強かったという口コミもありました。
専用ポンプ、ペグ、ロープが付属します。
【コールマン(Coleman)】
シェード クィックアップIGシェード+
超有名なアウトドアメーカー、コールマンのポップアップテントです。
今回ご紹介する10点の中では唯一、骨組みの入ったタイプではなく、袋から出した瞬間にテントになるポップアップ型なので、言うまでもなく組み立てに関しては簡単です。
ベンチレーション(空気の通気口)があり、風を受け止めることなく受け流してくれることに加え、ペグが刺さらない場所でも固定可能な砂袋付きなので、多少の風が吹いても安心です。
他にはない特徴としては、黒い色の内壁。
日光の透過をブロックして室内の温度上昇を軽減してくれます。
夏でも涼しい空間を実現してくれる、快適なテントです。
まとめ
値段も機能もさまざまなワンタッチテントの中でも、今回は風に強い商品をご紹介しました。
防風、防水対策がしっかりしているものを選べば、ピクニックやBBQのみならず、キャンプにも使用できるので初心者の方にも心強い味方となってくれますよ。
使う用途や人数も考慮して、最適なワンタッチテントを選んでみてくださいね。
風に強いワンタッチテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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