設営方法がシンプルで、一人でも短時間で設営可能なワンポールテントは、ソロキャンプで活躍します。
気温の低い冬キャンプの場合は、外の冷気を遮断できるスカート付きのワンポールテントが安心です。
しかし、さまざまなブランドから発売されているため、どれが自分に合うのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ソロキャンプにおすすめの冬用ワンポールテントのメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
冬用ソロ向けワンポールテントを使うメリット
設営に手間や時間がかからない
ソロ向けワンポールテントはサイズが小さく、シンプルな構造で作られているため、設営時に手間や時間がかかりません。
そのため、気温の下がる秋や冬の季節でも、体が冷える前に素早く一人でテント設営が可能です。
また、設営方法も簡単なため、これからキャンプを始めるという初心者の方にも向いているでしょう。
オールシーズン使用できる
冬用ワンポールテントは、他のテントと比較しても性能に優れた商品が多く、オールシーズン活躍します。
とくに、スカートがついていれば冷気を遮断するだけではなく、夏場はテント内への虫の侵入を防げるでしょう。
冬向けワンポールテントが一つあれば、夏から冬まで季節を問わず使用できるため、初心者の方にもおすすめです。
TC素材なら耐熱性に優れる
冬キャンプを楽しむならば、ポリエステルとコットンを混紡したTC素材を採用したテントがおすすめです。
TC素材は耐熱性に優れる素材のため、キャンプでBBQや焚き火、薪ストーブを使用する方に適しています。
また、防水性や透湿性にも優れるため、朝晩の気温差の激しい冬でも結露が起こりにくいでしょう。
コスパの高いテントが多い
冬用のソロ向けワンポールテントは、使用するポールやフライシートなどの数が少なく、構造がシンプルなテントです。
そのため、比較的安価で購入できる商品が多く、オールシーズン使用できることからコスパの高い商品と言えるでしょう。
また、おしゃれでコンパクトな商品が多いことから、女性のソロキャンパーからの人気も高いです。
冬用ソロ向けワンポールテントを使うデメリット
デッドスペースが生まれやすい
ソロ向けワンポールテントは、端にいくにつれて天井高が低くなるため、窮屈さを感じやすいです。
さらに、センター部分にテントを支えるポールがあるため、デッドスペースが生まれやすい作りとなっています。
前室やリビングスペースもない商品が多いため、テント内のレイアウトには工夫が必要となるでしょう。
TC素材は重さがある
防水性や耐熱性に優れたTC素材ですが、ポリエステルなどの化学繊維素材と比較すると重さのある商品が多いです。
そのため、持ち運びの機会が多いフリーサイトなどでのキャンプでは、不便と感じる方もいるでしょう。
雨や結露などでテントが濡れることで、さらに重量が増えるため、天気が悪い日の使用には注意が必要です。
濡れると乾きにくくメンテナンスに手間がかかる
性能の高さが魅力のTC素材ですが、雨や雪などで濡れると生地が乾きにくいため、メンテナンスに手間がかかります。
水に濡れた状態でテントを収納袋内に放置すると、最悪の場合はカビが生えてしまう可能性もあります。
使用後はしっかりとテントを乾かす必要があるため、テントのサイズを確認し、乾かす場所の確保を行ってから購入しましょう。
耐風性が低い
ワンポールテントは、メインポール一本で設営可能な、シンプルな作りが魅力のテントです。
ただし、構造がシンプルな分耐風性が低く、強い風が吹くとテントが倒壊してしまう可能性があります。
風が強い日の設営は控えたり、設営時はガイロープを張ったりするなど、使用時は風対策を十分に行いましょう。
冬用ソロ向けワンポールテントの選び方
テントのサイズは1~3人用がおすすめ
テントを購入する際は、使用する人数に合わせたサイズ選びが重要です。
「使用人数+1~2人」が基準ですが、ワンポールテントはデッドスペースが気になりやすいため、大きいサイズがおすすめ。
ソロキャンプで使用する場合も、1~3人用のテントを購入しましょう。
テントのスペースに余裕があることで、テント内が窮屈に感じることなく、荷物を置くスペースとしても活躍します。
また、天井高は200cm前後であれば、着替えなども行いやすいです。
耐水圧は1,500mm以上を選ぼう
雨や雪の日でもキャンプを楽しむためには、防水性能に優れたテントを選びましょう。
耐水圧1,500mm以上のテントであれば、強い雨にも対応できるので、悪天候の日も安心して使用できます。
また、TC素材を使用したテントは、耐水圧が低く記載されている商品が多いです。
しかし、TC素材は吸水性が高く、雨が降ってもテント内に水が滴ることなありません。
通常の雨程度であれば問題なく使用できるので、TC素材はあまり耐水圧を気にせずに使用できるでしょう。
TC素材は保温性や透湿性に優れる
ワンポールテントの素材はポリエステルなどの「TC」と「化学繊維」の2つです。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った素材を選びましょう。
TC
ポリエステルとコットンの混紡繊維です。
耐熱性や保温性、遮光性に優れる素材で、気温の下がる季節でも快適にキャンプを楽しめます。
化学繊維
ポリエステルやナイロンなどの素材を指します。
軽量で安価な商品が多く速乾性に優れるため、使用後のメンテナンスに手間がかかりません。
より簡単に設営できるテントを選ぼう
比較的設営しやすいワンポールテントですが、その中でも簡単に設営できるポイントをチェックしましょう。
メインポールを設営する際に、インナーテント内に「ストッパー」がついている商品がおすすめです。
ストッパーがついていれば、テントの中心に迷うことなくポールを立てられます。
また、ペグを打つ正確な場所がわかるよう「設営ガイド」がセットになった商品もよいでしょう。
設営ガイドがあることで、テントをシワなどがないきれいな状態で設営できます。
あると便利な機能をチェック
冬キャンプで快適に過ごすためにも、テントについていると便利な機能をチェックしましょう。
前室スペース
フライシートとインナーシートの間の空間を指します。
濡れたものや靴などの、テント内に入れられない荷物を置く場所として活躍します。
スカート
フライシートが地面まで伸びた生地の部分を指します。
外の冷たい空気を遮断したり、テント内への虫の侵入を防いだりする際に活躍します。
人気の高いおすすめメーカーとは?
おすすめメーカーを3つ紹介します。
テンマクデザイン
アウトドアショップ「WILD-1」から誕生したアウトドアブランドです。
サーカスTCを始めとした、ワンポールテントの人気が高いです。
オガワ
1914年に創業した、100年以上続く日本の老舗アウトドアブランドです。
品質の高さが魅力で、さまざまなキャンパーから愛用されています。
DOD
大阪に本社があるウサギのロゴが目印のアウトドアメーカーです。
大切な機能は残しつつ、価格を抑えたアイテムが人気です。
気になる価格帯をチェック
冬用ソロキャンプ向けワンポールテントは、10,000円程度から70,000円程度までと、価格帯にやや幅があります。
高価な商品はTC素材などの価格の高い素材を使用していたり、機能性に優れていたりする傾向が高いです。
ただし、使用する季節や地域によっては、高価なテントでもオーバースペックとなる可能性もあります。
テントを購入する際は価格はあまり気にせず、自分の使用用途や使用する季節に合った商品を購入しましょう。
冬用ソロ向けワンポールテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
CAPTAIN STAG ワンポールテント レクタ | 4kg | 270×270×180cm | ポリエステル | 2,000mm |
テンマクデザイン パンダ TCプラス | 6.28kg | 270×270×170cm | TC | 不明 |
BUNDOK ソロティピー | 2.2kg | 240×240×150cm | ポリエステル | 3,000mm |
TOMOUNT ワンポールテント | 8.4kg | 260×260×177 cm | TC | 不明 |
Naturehike ワンポールテント | 4.8kg | 300×300×210cm | ポリエステル | 3,000mm |
テンマクデザイン サーカスTC コンフォートソロ | 11.2kg | 362×340×230cm | TC | 不明 |
DOD ムシャテント | 5.7kg | 290×290×183cm | TC | 350mm |
WAQ Alpha TC | 6.5kg | 240×240×150cm | TC | 不明 |
OneTigris CONIFER | 6.8kg | 260×260×180cm | TC | 300~400mm |
ogawa タッソTC | 10.5kg | 250×370~480cm | TC | 350mm |
【CAPTAIN STAG】
ワンポールテント レクタ(UA-0062)
フライシートとインナーシートの間に小さな前室空間がある、一人で広々と過ごしたい方におすすめのワンポールテントです。
フライシートにはスカートがついているため保温性が高く、冬でも安心して使用できるでしょう。
また、メッシュパネルやベンチレーションも複数ついているため、換気能力も抜群です。
重さ | 4kg |
---|---|
サイズ | 270×270×180cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【テンマクデザイン】
パンダ TCプラス
テント内にデッドスペースを比較的感じにくい、正方形型が特徴のTC素材を使用したワンポールテントです。
インナーシートは取り外し可能なため、2~3人で使用できる中型サイズのシェルターテントとしても使用できます。
スカートやベンチレーション、小型ポケットなど便利な機能が搭載されいてるため、快適にキャンプを楽しめるでしょう。
重さ | 6.28kg |
---|---|
サイズ | 270×270×170cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【BUNDOK】
ソロティピー(BDK-75)
耐水圧3,000mmと防水性に優れた、ソロキャンプにおすすめのコンパクトサイズのワンポールテントです。
前室スペースが広々と作られているため、雨や雪などの悪天候の日でも快適に使用できるでしょう。
また、重さ2.2kgと軽量で、コンパクトに収納できるコンプレッションバッグ付きなため、持ち運びにも便利です。
重さ | 2.2kg |
---|---|
サイズ | 240×240×150cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【TOMOUNT】
ワンポールテント
遮光性や耐熱性に優れたTC素材を使用した、オールシーズン活躍するソロ向けワンポールテントです。
生地には防カビ加工が施されているため、使用後のメンテナンスも簡単にできるでしょう。
複数のドアパネルやベンチレーションがついているため、冬は薪ストーブなどの暖房器具も使用可能です。
重さ | 8.4kg |
---|---|
サイズ | 260×260×177 cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【Naturehike】
ワンポールテント
難燃性素材を使用しているため、テント近くでの焚火や薪ストーブの使用も安心して楽しめるワンポールテントです。
フライシートには大きなドアパネルが2枚ついているため、さまざまなテントレイアウトを楽しめるでしょう。
また、広々とした前室空間が魅力で、雨や雪などで悪天候の際も、荷物置き場として活躍します。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 300×300×210cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【テンマクデザイン】
サーカスTC コンフォートソロ
誰でも簡単に設営が可能で、ソロキャンパーが快適にキャンプを楽しめるよう作られたワンポールテントです。
テント内の天井高は230cmあるため、コットやテーブルを置いても窮屈に感じることなく、立った状態で着替えもできます。
また、前室空間には「フロントフラップ」が標準装備のため、リビングスペースとしても活躍するでしょう。
重さ | 11.2kg |
---|---|
サイズ | 362×340×230cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【DOD】
ムシャテント(T1-819-KH)
耐熱性に優れたTC素材を使用しているため、テントの近くで安心して焚火を楽しめるソロ向けワンポールテントです。
寝室とリビングにスペースを分けて使用できる2ルーム構造のため、さまざまなテント内レイアウトを楽しめるでしょう。
また、搭載されているスカートは巻き上げも可能なため、テント内の風通しを簡単に調節できます。
重さ | 5.7kg |
---|---|
サイズ | 290×290×183cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【WAQ】
Alpha TC
保温性や防水性に優れたTC素材を使用した、ソロキャンプにちょうど良いサイズのワンポールテントです。
巻き上げ可能なスカートや、ベンチレーションが標準装備のため、オールシーズン気温を気にせずに使用できます。
また、サイドフラップはポールを使用して跳ね上げ可能で、さまざまなテントアレンジを楽しめるでしょう。
重さ | 6.5kg |
---|---|
サイズ | 240×240×150cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 不明 |
【OneTigris】
CONIFER
ワンポールテントのポールを二股化することで、テント内のデッドスペースを感じにくい冬用テントです。
耐熱性や保温性に優れたTC素材を使用しており、煙突穴付きのため、薪ストーブなどの暖房器具も使用できます。
また、ドアパネルはポールを使用すればフロントキャノピーとして使用でき、前室空間として活躍するでしょう。
重さ | 6.8kg |
---|---|
サイズ | 260×260×180cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 300~400mm |
【ogawa】
タッソTC(2727)
六角形から八角形まで、さまざまなテントアレンジが楽しめる、広々としたスペースが魅力のワンポールテントです。
撥水加工が施されたTC素材を採用しているため、使用後のメンテナンスに手間や時間がかかりにくいでしょう。
巻き上げ可能なスカートやベンチレーションがついているため、季節に合わせて簡単に温度調整ができます。
重さ | 10.5kg |
---|---|
サイズ | 250×370~480cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
まとめ
一人でも簡単に設営でき、保温性の高いスカート付きのワンポールテントは、冬のソロキャンプでも活躍します。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のスタイルに合ったお気に入りのテントを見つけて、キャンプを快適に楽しんでください。
冬用ソロ向けワンポールテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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