パターの形状には3種類あり、ピン型、マレット型、ネオマレット型です。
ピン型は自身を軸にしてパッティングを行うゴルファーと相性が良いとされています。
マレットやネオマレットは、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出すパッティングとの相性が良いです。
パターのスイングは自身を軸にする方法と真っ直ぐ引いて打ち出す方法となります。
今回はネオマレット型パターについて詳しく解説し、おすすめの商品をご紹介していきます。
目次
- 1 ネオマレット型パターとは
- 2 ネオマレット型パターを使うメリット
- 3 ネオマレット型パターを使うデメリット
- 4 ネオマレット型パターの選び方
- 5 ネオマレット型パターおすすめ11選
- 5.1 【オデッセイ】WHITE HOT(73018S3401)
- 5.2 【オデッセイ】ELEVEN(73018X3200)
- 5.3 【テーラーメイド】TP COLLECTION HydroBLAST
- 5.4 【テーラーメイド】スパイダー GT(N0751225)
- 5.5 【TOP SPIN】ツアーフィールマレット
- 5.6 【ProfoundGolf】ウィングマン
- 5.7 【キャスコ】Red9/9(WB-012)
- 5.8 【CROSSPUTT】Putter Stealth2.0
- 5.9 【スコッティキャメロン】PHANTOM X 5.5(737RB33)
- 5.10 【コブラ】KING 3Dスーパーノヴァ(91460809)
- 5.11 【ウィルソン】Infinite(WGW90335034)
- 6 まとめ
ネオマレット型パターとは
ネオマレット型はマレット型よりもヘッドが大きく、四角形やツノが2本出ている形状の物が多い傾向にあります。
これらの形は重心が低くなっているので、パッティングを安定させることが可能です。
各メーカーごとに販売しているネオマレットの形状は異なりますが、どれもヘッドが大きい特徴があります。
よって、重みを活かしたストロークが可能で、手元の操作は必要ありません。
初心者から上級者までのゴルファーが使用できる強みがあります。
ヘッドの後ろ側でボールをすくうこともできるモデルがあり、しゃがまなくてもボールを取ることができるのでとてもスマートです。
ネオマレット型パターを使うメリット
扱いやすい形状
ピン型と違って垂直運動によってパッティングを行うため、初心者から上級者のゴルファーが使用することができます。
テクニックがあまり必要なく、真っ直ぐ引いて真っ直ぐ打ち出すことを意識すると誰でも打てる形状です。
大きなベッドで視認性も高く、芯の部分にマークが付いているので、ボールのセンターラインに合わせてパッティングを行えます。
安定性が向上する
ネオマレット型は重心が深くフェースが大きいため、多少のミスショットでもヘッドがブレにくく、安定したパッティングが可能です。
ミスショットが出にくいので、初心者が購入する1本目として非常に人気があります。
パットの数を減らすことでスコアを縮めることができ、グリーンの読みなども必要ですがまずは真っ直ぐ打つ必要があります。
その中でも、ピン型よりもミスショットが出にくいネオマレットがおすすめです。
ストロークの幅で距離感を合わせられる
ネオマレットはヘッドが大きく重心が深いので、ヘッドの重みを活かしたスイングをすることができます。
時計の針で表すことが多く、8時の位置まで振りかぶって打つのがおすすめです。
ピン型と同様の感覚はありますが、距離感を覚えやすく、パット数を減らすことも可能です。
ネオマレット型パターを使うデメリット
取り回しが不便
ネオマレット型はヘッドが1番大きい種類のため、ゴルフバッグに入れるとカバーがプラスされアイアンなどが取りにくくなります。
ラウンドの際、カートに備わっているパター入れに入れる場合には、同競技者のパターとの接触が多くなる可能性があります。
傷をつけないためにとカバーを付けると取り出しにくく、扱いが不便と感じることもあります。
感覚での調整が難しい
ネオマレットは、力の感覚で打ってしまうとヘッドの重さと相まって力の強弱が生まれ、距離感が不安定になります。
ネオマレットでパッティングするのであれば、ストロークの距離感を測る方法と相性が良く、安定性が向上します。
感覚ではなくヘッドの重みを活かしたパッティング方法なので、初心者の人にもおすすめです。
ネオマレット型パターの選び方
フェース面の素材
フェース面に使用されている素材は金属製と樹脂製の2種類あり、ボールが当たるスポットだけ樹脂で制作された物もあります。
硬めな金属製はスイングのストロークが小さくても反発力があり、飛距離が出やすくパッティング時の音が良い特徴があります。
柔らかい樹脂製の場合は、パッティング時の力が吸収されるため飛距離が落ちますが、打感が良く人気です。
カップをオーバーしてしまう人にもおすすめで、フェース面の硬さは好みにより分かれますが、練習を行えば距離を合わせられます。
シャフトの長さ
シャフトの流さは33インチから35インチが一般的なモデルとして販売されており、身長や操作性に応じて選ぶ必要があります。
人によって構え方は違いますが、操作性に優れているのは短めの33インチです。
35インチはボールを転がすことに長けており、ロングパットに向いている特徴があります。
身長が高い人でも体勢に負荷がなく、ボールの上に目を持っていくスタンスであれば短めのシャフトがおすすめです。
ネオマレット型は水平に引いて垂直に打ち出すため、短めのシャフトでボールを真上から見る構えと相性が良いです。
グリップの太さ
ネオマレットは、手首を動かしてパッティングしたりプッシュしてしまうと安定性に欠けます。
そこでグリップを太くすることで、手首の動きを少なくしてストロークに集中することが可能です。
逆にグリップが細いタイプは、回転をかける動きや手や腕の感覚でのパッティングに向いていることになります。
そのため、ネオマレット型を選ぶ際にはグリップが太いモデルを選ぶか、購入した後にグリップを交換することがおすすめです。
ネオマレット型パターおすすめ11選
【オデッセイ】
WHITE HOT(73018S3401)
こちらはプロも愛用しており、20年間支持され続けているオデッセイのネオマレット型パターです。
ボールのカバーと同じ素材をインサートに使用しており、柔らかい打感でありながら反発性を実現しています。
ヘッドはステンレスで美しく、こだわりの強い人でも納得する仕上がりです。
【オデッセイ】
ELEVEN(73018X3200)
こちらは深重心ではなく、ヘッドの前方に重心を持つ浅重心設計のパターです。
トウとヒールの慣性モーメントを向上させており、ミスショットをしてもズレを軽減する効果があります。
オデッセイの従来のモデルにも採用されている、人気のホワイトホットセンサーを採用しています。
そのため、心地よい打感や打音を実現し、記録を伸ばすことが可能です。
【テーラーメイド】
TP COLLECTION HydroBLAST
こちらはテーラーメイドの伝統的な形状で、高級感を生み出す製法を採用したネオマレット型パターです。
曲線で製作された円形が特徴的で、アライメントのサポートに役立っています。
ヘッドにはアイオノマーとアルミニウムを採用しており、ソフトな打感で順回転を打ち出すことができます。
ヘッドとホーゼルは2点で接続され、インパクトの際の安定性が高いです。
【テーラーメイド】
スパイダー GT(N0751225)
こちらはテーラーメイドの最新モデルで、トッププロも愛用するパターです。
独創性の高いウイング構造を採用しており、4・2・4の比重で寛容性が高く、ミスヒットを緩和し安定性を向上しています。
フェース面のインサートにはTPUとアルミニウムが合わさった素材を採用し、しっかりとした打感と順回転をサポートします。
【TOP SPIN】
ツアーフィールマレット
こちらはフェース面が湾曲しており、滑らかにボールを転がせるパターです。
湾曲したフェースで飛び上がらず、サイドスピンすることもなく、パッティングが苦手な人でも扱うことができます。
ヘッドが滑ることなく順回転でボールを出せるので、距離感を掴むのに最適なパターとなっています。
【ProfoundGolf】
ウィングマン
こちらはスクエアに構えやすい特徴がある、3Dアライメントのネオマレット型パターです。
ボールの芯とスイートスポットが真っ直ぐになることで直進性が向上し、正確な距離感を出すことができます。
フェースの上部にはセンターマークが大きく伸びており、視認性も高く、しっかりとボールに当てることが可能です。
ブラックに仕上がっているので白いボールと相性が良く、入るパットを実現します。
【キャスコ】
Red9/9(WB-012)
こちらは真っ直ぐ構えて真っ直ぐ打つことができる、寛容性が高いネオマレット型パターです。
ステンレスのウェイトを採用することで超深重心となり、スイングが安定してスコアアップを狙うことができます。
高慣性モーメント設計で、打点がぶれても軌道はぶれることなく、真っ直ぐ打ち出すことができます。
まだパッティングに自信のない人に特におすすめなパターです。
【CROSSPUTT】
Putter Stealth2.0
こちらは日本に初上陸した、バランスの取れた重量感と安定したグリップが特徴なネオマレット型のパターです。
視認性を高めるためにネック部とフェイスに2本線があり、上下を合わせることでミリ単位の調整が可能となります。
感覚ではなく目に見えるセットアップで正確性が向上しており、再現度の高いパッティングを叶えます。
パターを基準に立ち位置を調整することで、正しいフォームへ自動的に整えることが可能です。
【スコッティキャメロン】
PHANTOM X 5.5(737RB33)
こちらはスコッティキャメロンの中でもハイテクノロジーを搭載したネオマレット型パターです。
アルミニウムとスチールの複合素材により、シンプルなヘッドで最適な重量配分を実現しています。
ヘッドサイズはコンパクトで座りも良く、正確なアライメントで集中力が向上し、正しいセットアップが可能です。
光沢のあるカスタムグリップは、ヘッドの優位性と安定性に優れています。
【コブラ】
KING 3Dスーパーノヴァ(91460809)
こちらはコブラの3Dプリントで製作された、人と被りにくいネオマレット型パターです。
フェース上部から下部までにパーツが4分割されており、コブラ独自のロフト設計テクノロジーを採用しています。
フェースの素材はアルミニウムで心地の良い打音で、重量感を感じるヘッドです。
フェース上部のソールに向かってロフト角度が1度づつ小さくなっており、適切な打ち出し角度と順回転をサポートします。
【ウィルソン】
Infinite(WGW90335034)
こちらは超ダークPVD仕上げ加工を行って光の反射を軽減し、視認性を高めたネオマレット型パターです。
太陽の光で集中力が欠けることを防ぎ、サイドラインを強調することで気が散りにくくなっています。
フェース面は2重ミル加工を施しているので、距離のコントロールや回転の再現性を高めることが可能です。
大きめのグリップを採用して手首の動きを抑制し、ストロークのねじれを抑えています。
まとめ
今回はネオマレット型のパターについてご紹介しました。
ネオマレットはヘッドが大きく視認性も高いので、安心してストロークすることが可能です。
力の感覚ではなくストロークで飛距離を決めることができるので、どのようなゴルファーでも最適なパッティングができます。
ネオマレット型パターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方