登山を続けているとお店や通販サイトで登山靴ではなく、アルパインシューズというものに出会うタイミングがあると思います。
形はハイカットタイプの登山靴に似ており、使い方も登山靴と同じだと思って選ぶと、その使い勝手の違いに戸惑ってしまうはずです。
この記事では、アルパイン登山靴を使うメリットとデメリット、アルパインの特徴や選び方を紹介します。
目次
- 1 アルパイン登山靴を使うメリット
- 2 アルパイン登山靴を使うデメリット
- 3 アルパイン登山靴の選び方
- 4 アルパイン登山靴おすすめ10選
- 4.1 【Mammut】Kento Advanced High GTX Men(3010-01130)
- 4.2 【Mammut】タイス ライト ミッド ゴアテックス メンズ(3010-00900)
- 4.3 【Mammut】Mountaineering(3010-00960)
- 4.4 【Mammut】Blackfin III Mid DT Men(3030-04810)
- 4.5 【Mammut】Mercury Tour II High GTX Men(3030-03450)
- 4.6 【Mammut】トロバット ガイド II ハイ ゴアテックス メンズ(3030-03560)
- 4.7 【THE NORTH FACE】Summit Cayesh FUTURELIGHT(NF02211)
- 4.8 【THE NORTH FACE】Summit Breithorn FUTURELIGHT( NF02212)
- 4.9 【SCARPA】マンタテックGTX(SC23260)
- 4.10 【zamberlan】マウンテンプロ EVO GT RR男性用(1120128)
アルパイン登山靴を使うメリット
アルパイン登山靴を使う最大のメリットは、厳しい岩場などの垂直方向へ移動するシーンで大活躍してくれる機能が備わっていることです。
穂高連峰や槍ヶ岳などの高難易度の登山ルートにある厳しい岩場などは、通常の登山靴よりもアルパインシューズが適していると言えます。
その理由は、ソール部分に凹凸が多い特徴があるため、ゴツゴツとした岩場などでも強いグリップ力を発揮し安全に登ることができるためです。
またソール部分が通常の登山靴よりも硬く作られているため、岩場にある小さな足場であってもしっかり体重をかけて登ることができます。
アルパインシューズは厳しい環境を想定されて作られているので、防水・撥水機能に優れたモデルが多く、その点もメリットと言えるでしょう。
アルパイン登山靴を使うデメリット
アルパイン登山靴を使うデメリットは、初心者では使いこなすことが難しいということです。
アルパインシューズは基本的に厳しい岩場などを想定したモデルが多く、硬くてゴツゴツしたソールを採用している傾向にあります。
そのため、ただただ平坦な山道を登っていくだけの登山ルートではかえって歩きづらく、余計に疲れることになります。
また、アルパインシューズにはアイゼンを装着するためのコパと呼ばれる凹みの部分がありますが、雪山にチャレンジしないのであれば必要ありません。
アルパインシューズは登山中級者以上を想定した高機能で特殊登山靴なので、これから登山を始めようとしている人にはおすすめできません。
アルパイン登山靴の選び方
ぴったりのサイズかどうか
アルパインシューズを履く必要がある登山ルート自体が高難易度であることが多いため、いつもの登山靴よりも慎重にサイズ感を調べて購入しましょう。
穂高連峰や槍ヶ岳などは、一歩踏み外すと最悪の場合命を落としてしまう可能性もあるため、しっかりグリップするためにもピッタリサイズを選びましょう。
チャレンジする登山コースに必要か
アルパインシューズは厳しい岩場などの登山コースに向いている一方で、平坦な登山コースで使うと余計に疲れてしまうというデメリットがあります。
そのため、ただアルパインシューズが欲しいだけなら購入することを再検討した方が良いと言えます。
デザインが気に入っているのであれば、登山靴のハイカットタイプを検討してみて下さい。
クライミングゾーンがあるかどうか
アルパインシューズには硬いソールが採用されており、つま先には平坦なブロック部分があり、その部分のことをクライミングゾーンと呼びます。
このクライミングゾーンがあると、岩場での接地面が広がりグリップ力を最大限に発揮することが可能になります。
そのため、厳しい岩場のある登山ルートを登る場合は、クライミングゾーンがあると安心と言えるでしょう。
重過ぎないかどうか
アルパインシューズは基本的にハイカットモデルであり、硬いソールや高い防水・撥水の機能を備えているので重くなりがちです。
しかし、重ければ重いほど体にかかる負担は増すため、同じような機能のアルパインシューズで悩んでいる場合は軽い方を選ぶようにしましょう。
メーカー
アルパインシューズは登山靴を発売しているメーカーから多くのモデルが発売されており、国内メーカーですとモンベルが特に人気です。
海外メーカーで言うと、ノースフェイスやマムート、カリマーやコロンビア、タウンユースでも人気のキーンなどからも発売されています。
価格帯
アルパインシューズは普通の登山靴に比べて価格帯は高くなっており、安くても20,000円以上〜高くて100,000円以上するモデルもあります。
今自分に必要な機能が何かをしっかりと事前に調べておくことで、必要以上に高いモデルを購入せずに済むため、下調べは入念に行いましょう。
アルパイン登山靴おすすめ10選
【Mammut】
Kento Advanced High GTX Men(3010-01130)
ビビットな色使いにブランドロゴが大きくデザインされたこのモデルは、ゴアテックスメンブレンにより高い防水性と通気性を実現しています。
ソール部分はVibram社がデザインしてた凹凸がたくさんついており、つま先にはクライミングゾーンがあるため、安心して岩場を登ることができます。
素材 | ゴム |
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重さ | 590g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【Mammut】
タイス ライト ミッド ゴアテックス メンズ(3010-00900)
原色のオレンジを差し色に使用し、大きくブランドロゴをプリントしてあるおしゃれなデザインで、機能性だけでなくデザイン性も高いモデルです。
雪山でも使えるようにアイゼンを引っ掛けるコパもデザインされており、岩場でも雪山でも大活躍すること間違いなしのアルパインシューズと言えます。
素材 | ゴム |
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重さ | 510g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【Mammut】
Mountaineering(3010-00960)
ビビットなオレンジがとても綺麗で、大きなブランドロゴがプリントされており、とてもデザイン性の高いアルパインシューズになっています。
ソール部分は凹凸がたくさんついている上、クライミングゾーンもしっかり確保されているので、グリップ力が最大限発揮できるデザインと言えます。
素材 | ゴム |
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重さ | 610g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【Mammut】
Blackfin III Mid DT Men(3030-04810)
オールブラックで洗練されたスタイリッシュなデザインのこのモデルは、素材にDRYtechメンブレン加工をしているので透湿防水機能が抜群です。
ソール部分には寒冷地仕様のゴム混合素材を使用しているので、凍結面でも優れたグリップ力を発揮するため、安全に登ることができます。
素材 | ゴム |
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重さ | 未掲載 |
クロージャータイプ | レースアップ |
【Mammut】
Mercury Tour II High GTX Men(3030-03450)
メインの素材にterracareレザーを使用しマットな質感を感じるデザインは、無骨なイメージを連想させるため特に男性に人気のモデルです。
ソール部分には新デザインのvibramソールを採用しており、難易度の高い登山ルートでも優れたサポート力と高いグリップ力を発揮します。
素材 | terracareレザー |
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重さ | 未掲載 |
クロージャータイプ | レースアップ |
【Mammut】
トロバット ガイド II ハイ ゴアテックス メンズ(3030-03560)
マットな質感を感じさせるグレーのレザーをメイン素材に使用しており、無駄のないスタイリッシュなデザインが特に男性に人気のモデルです。
ヒール部分にはアイデンを装着するためのコパがあるため、厳しい環境の雪山でもしっかりと活躍してくれるアルパインシューズと言えます。
素材 | レザー |
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重さ | 810g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【THE NORTH FACE】
Summit Cayesh FUTURELIGHT(NF02211)
アルパインシューズの中でも特に長いハイカットタイプが特徴的なこのモデルは、厳しい寒冷地でも使える高機能なモデルです。
寒冷地でも使える高機能性と歩きやすい軽量性を両立しているモデルなので、厳しい環境の中でも歩き続けることができるはずです。
素材 | ゴム |
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重さ | 593g |
クロージャータイプ | フロントジッパータイプ |
【THE NORTH FACE】
Summit Breithorn FUTURELIGHT( NF02212)
軽量性を追求した、セミワンタッチアイゼン装着可能な3シーズン対応の縦走登山向けのアルパインシューズになっています。
Vibram LITEBASE MONTコンパウンドラバーソールを採用しているので、岩場でも高いグリップ力を実現しています。
素材 | ゴム |
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重さ | 554g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【SCARPA】
マンタテックGTX(SC23260)
冬季登山全般をカバーするインサレーション入りの冬向けのアルパインシューズで、機能性の高さを考えるとコスパの良いモデルと言えます。
ソール部分にはVibram社のデザインしたソールを採用しており、クライミングゾーンが大きく確保されているのが特徴的です。
素材 | ゴム |
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重さ | 880g |
クロージャータイプ | レースアップ |
【zamberlan】
マウンテンプロ EVO GT RR男性用(1120128)
イタリアのブランドらしくおしゃれで無駄のないフォルムに、大きくブランドロゴがデザインされており、かなり格好いいモデルと言えます。
寒冷地でもしっかりグリップできるようにソール部分にはVibram Peniaを採用しており、安心して登ることができる高機能モデルです。
素材 | ペルワンガーレザー |
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重さ | 945g |
クロージャータイプ | レースアップ |
アルパインの登山靴の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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