ロングボードに乗るみなさんは、どのようにしてフィンを持ち歩いていますか?
適当にボードケースに入れていると、ワックスで汚れてしまったり、予期せぬ落下で傷や欠けにつながる事もあります。
また、ロングボード用のフィンはグラスファイバーでできている物が多く、1枚1万円を超える高級品ですので、心にも深い傷を負うことになるかも知れません。
専用のフィンケースを使うことで、大切なフィンをキレイに安全に持ち運ぶことができます。
今回はフィンケースの選び方と、それを踏まえたおすすめフィンケース8選をご紹介します。
ロングボード用フィンケースを使うメリット
フィンの傷を防ぐことができる
フィンケースを使うことで、フィンの落下や他のアイテムとの擦れによる傷や欠けを防ぐことができます。
フィンを持ち運ぶ時に、他のアイテムと一緒にバッグやポーチに直接入れている方も多いかと思います。
整理されていないバッグでは、フィンを落としてしまったり、フィンキーなどの鋭利なものと擦れてしまう可能性があります。
高級なフィンやお気に入りのフィンを持ち運ぶ場合にフィンケースがおすすめです。
フィンがワックスで汚れない
フィンをサーフボードと一緒にボードケースに入れていると、ワックスでベタベタに汚れてしまいます。
見栄えが悪いだけでなく、フィンについた汚れがフィンボックスに溜まって、フィンの付け外しがスムーズに行えなくなる事もあります。
お気に入りのフィンをキレイに使えるように、フィンケースや、フィンケース付きのボードケースを使用することをおすすめします。
フィンの交換がスムーズに行える
フィンケースを使う事で、使用したいフィンをスムーズに見つけて、取り出すことができます。
海でフィンの取り付けや交換を行うときに、なかなかフィンが見つからずモタついていると、いい波を逃してしまうかも知れません。
複数のボードを使う方や、波によってフィンを使い分ける方は、フィンケースで整理しておくことをおすすめします。
ロングボード用フィンケースを使うデメリット
フィンを忘れてしまうかも…
もしあなたがこれまで、いろんなアイテムと一緒くたにフィンを持ち歩いていたなら、フィンケースという持ち物が一つ増えることになります。
フィンケースごと忘れると、最悪サーフィンができない事態に。
サーフィンに出かける時には荷物が多くなりがちですので、忘れ物のないように、フィンケースの定位置を決めるなどの対策をするといいかも知れません。
フィンにぬるぬる汚れが着くかも…
密閉されたフィンケースを使う場合に、海水のついたフィンをそのまま入れたり、長期間入れっぱなしにすると、汚れが発生することがあります。
フィンを入れる前にはしっかりと真水で洗ってから入れるようにすることが大切です。
また、長期間保管する場合にはフィンケースから出すか、しっかりと乾かしてからフィンケースに入れるようにしましょう。
ロングボード用フィンケースの選び方
フィンに合った大きさや形状のものを選ぶ
ロングボード用のフィンと一口に言っても、長さや幅、キール(湾曲)の強さなど、さまざまな形状があります。
また、スタビライザー仕様のロングボードであればサイドフィンが必要で、サイドフィンの大きさにこだわってセッティングする場合もあります。
フィンケースを選ぶ時にも、使用するフィンの大きさや形状にゆとりを持ったサイズを意識して検討することをおすすめします。
サイドフィンも使用する場合には、センターフィンとサイドフィンを一緒に収納できるものを選ぶと便利です。
フィンの収納可能枚数を確認する
複数のボードに乗る方や、波のコンディションでフィンセッティングを変える方は、持ち運ぶフィンの枚数も多くなります。
フィンを個別に分けて収納するタイプのケースであれば、何枚分のセパレートがあるのかを確認する必要があります。
また、重ねて収納するタイプでも、ケースの厚みを確認して、何枚重ねて収納できるか検討するといいでしょう。
ちなみに、ロングボードのセンターフィンであれば1枚1cmの厚みで考えると余裕を持って収納できます。
他のアイテムが入れられるものを選ぶ
フィンキーやフィンスクリューなど、細かいアイテムを入れられるポケットがついているものを選ぶことで、すっきりとした収納が可能です。
フィンと一緒に関連のアイテムを収納できることで、フィン交換がよりスムーズになったり、細かいアイテムの紛失を防ぐことができます。
大型のケースであれば、ワックスやリーシュも収納可能なものもあります。
また、ボードケースにフィンケースが内臓したものを選べば、より身軽にサーフィンに出かけることが可能ですよ。
サーフィンに必要なアイテムを一本化することで、デメリットで解説した忘れ物も防ぐことができます。
ロングボード用フィンケースおすすめ8選
【OCEAN & EARTH】
ボードフィンケース(AMTS29-Sil)
オーシャンアンドアースからリリースされている、ロングボードのセンターフィン用のフィンケースです。
二つ折りのフィンケースで、2枚のセンターフィンを収納可能。
それぞれ個別のポケットに収納するので、フィン同士が擦れて傷つく心配もありません。
ナイロン製のポケットは、通気性が確保された設計になっており、密閉による汚れの付着を防いでくれます。
【OCEAN & EARTH】
サーフロッカー(AMTS26BLK)
オーシャンアンドアースからリリースされている、大容量フィンケースです。
大柄なケースで、ポケットがたくさんついているので、フィン以外にも多くのアイテムを収納することができます。
センターフィンとサイドフィンを一緒に収納できるので、スタビライザー仕様のロングボードに乗る方に特におすすめのフィンケースです。
【VGEBY】
フィンバッグ
軽量コンパクトで、シンプルなフィンケースです。
比較的安価で導入しやすいのも嬉しいポイント。
ポケットは一つだけのシンプルな構造ですが、センターフィンを2枚重ねて入れられる幅があります。
耐久性のある防水布素材を使っているので、濡れたものと一緒に持ち運ぶことが可能。
また、持ち運び用の穴が空いているので、ポーチやカバンにリーシュロックなどで取り付ける使い方もおすすめです。
【DART FIN】
ロングボードフィンバッグ(dffinbag)
ダートフィンからリリースされている大容量のフィンケースです。
ロングボードのセンターフィンとサイドフィン、その他小物を入れられるポケットがついています。
予備のフィンスクリューや失くしやすいフィンキーも収納できるので安心です。
また、ポケットは全てメッシュ素材になっているため通気性がよく、完全に乾いていないフィンでも汚れを気にせずに収納することができます。
【Funktion】
サーフボードケース9’6”(FK-SLVHC-R906)
サーフィンの周辺アイテムを多数リリースしているファンクションが販売しているフィンケース付きサーフボードケース。
9.6フィートの長さを収納できるシンプルなロングボード用ハードケースです。
センターフィンを収納できる大きなポケットと、サイドフィンの収納に適した小さめのポケットがついています。
荷物を一つにまとめてサーフィンに出かけることができるので、忘れ物の心配がありません。
【Funktion】
サーフボードケース8’8”(FK-SLVHC-R808)
ファンクションからリリースされている、セミロングボード用のフィンケース付きボードケースです。
ロングボード用と同様に、大きなポケットと小さなポケットが備わっているので、荷物をまとめて移動可能。
防水生地を使用しているので、雨の日のサーフィンでも、水滴を拭き取れば、車の汚れを気にせずに使うことができます。
【FIN STAND】
Bamboo FIN STAND
自宅でフィンを保管する時に、ショップのようにおしゃれにディスプレイすることができるフィンスタンドです。
サーフィンに持っていかないフィンや使用後のフィンは、フィンケースから出してしっかりと乾かすことでキレイに保管することができます。
こちらのスタンドはフィンを5枚並べて立てかけ可能で、バンブー素材の自然な風合いが部屋のインテリアとしても最適です。
【アクアリデオ】
壁美人(Ar-easyrack-fin2)
自宅の壁に取り付けるタイプのフィンスタンドです。
ロングボード用のセンターフィンであれば、2~3枚並べてディスプレイすることができます。
壁に並べられるので、場所を取らずに、よりおしゃれに保管することができます。
また、壁に傷がつきにくい、壁美人というシステムを採用しているため、賃貸や新築でも気軽に使用できるアイテムです。
まとめ
ロングボード用のフィンケースは、各ブランドからさまざまな大きさや、構造のものがリリースされています。
今回ご紹介した内容を参考に、あなたの使い方に合ったフィンケースを見つけてみてくださいね。
ロングボード用フィンケースの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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