波のパワーを受け、サーフボードの上でバランスをとるサーフィンは、足裏の感覚が重要です。
自分の足がボードのどの位置にあるのかを理解し、体全体を使って重心移動することでボードを操作。
デッキパッドは、足の位置を感覚で伝えてくれるアイテムです。
それだけでなく、滑らないようにグリップし、踏み込むサポートもしてくれます。
足裏の感覚が直接影響するサーフィンだからこそ、サイズや厚さ、デザインが自分に合ったものを選びましょう。
そこで今回は、ロングボード用デッキパッドおすすめ10アイテムをご紹介します。
デッキパッド選びの参考にしてみてください。
目次
ロングボード用デッキパッドとは
デッキパッドとは、サーフボードに乗るときに滑ることを防ぎ、グリップ力を高めるアイテムです。
サーフィンのレベルが高くなるほど、ボードを動かすために強く踏み込むことが増えるもの。
初心者にとっては、自分の足がボードのどの位置にあるかを教えてくれる役割も果たしてくれます。
デッキパッドは、なければサーフィンができない、というアイテムではありません。
ですが、パフォーマンスを最大限発揮できるようにサポートしてくれる、重要なアイテムです。
ロングボード用デッキパッドを使うメリット
スリップを防ぐ
デッキパッドを使用することで、後ろ足を板に置く際に滑ってしまわなくなります。
サーフィンは、少しバランスが崩れるだけでボードから落ちてしまい、波に乗ることはできません。
しっかりとグリップし、安定させることでロングライドを可能にしてくれます。
位置が確認できる
特に初心者の方は、自分がボードのどの位置に立っているのかを感覚でつかむことは難しいと思います。
デッキパッドは、ザラザラや凸凹によってその存在を感じることができます。
自分の足がどこにあるのかを感覚でつかみ、安定する重心の位置を決められるのです。
バランスが安定することで長く波に乗れ、よりサーフィンを楽しむことができます。
踏み込みやすくなる
ボードを動かすときの重心は後ろ足です。
デッキパッドがあることでグリップしやすくなり、踏み込みやすくなります。
しっかり踏み込むことでボードを思うように動かすことができ、自分が走りたい波の場所をライディングできます。
ロングボード用デッキパッドを使うデメリット
張り替えが面倒
デッキパッドも長年使用すると凹凸が削れてなくなったり、すり減ったりします。
それによりグリップ力が弱くなるため、張り替えが必要です。
ですが、デッキパッドは粘着力が強く、手で剥がしただけではのりが残ってしまいます。
そのため、ワックスリムーバーやスクレイパーを使用してきれいに剥がす必要が。
のりが残った状態で次のデッキパッドを貼ってしまうと、剥がれやすくなってしまいます。
ほかにも、不自然な凹凸ができてしまったりと、本来の役割を果たせなくなってしまうので注意が必要です。
日焼けあとが目立つ
サーフボードは使用していると、紫外線によって黄ばんできます。
デッキパッドを貼っている部分は日焼けしません。
何年かデッキパッドを貼った状態で使用したボードのデッキパッドを剥がして使用する際は、その部分のみ黄ばんでいない状態。
よって不自然な色合いとなってしまい、より日焼けが目立ってしまいます。
見た目がかっこ悪くなる場合もある
サーフィン動画で海外のロングボーダーやクラシカルなボードに乗っているサーファーを見たことがありますか?
そのような人たちは、デッキパッドを使用していないケースも多く見られます。
サーフィンは見た目も重要であり、憧れのサーファーや理想とするサーフィンによってはデッキパッドが無い方が良いことも。
デッキパッドを使用したボードは、自身のスタイルに合わないものになる可能性があるということですね。
ロングボード用デッキパッドの選び方
サイズと厚さ
デッキパッドによってカバーするエリアの広さを決めることで、選ぶデッキパッドが変わってきます。
実際にサーフィンをすると、デッキパッドの数センチの差で感覚が大きく変わることがわかるでしょう。
サイズだけでなく厚さも足裏の感覚に大きく影響しますので、自分好みのサイズ、厚さのデッキパッドを選ぶといいですよ。
ブランドやデザイン
デッキパッドにも色々なブランドがあり、ご自身の好きなブランドなどもあるかと思います。
好きなブランドやデザインのアイテムを使用し、サーフィンのモチベーションを上げることも重要です。
同じブランドでも凹凸の配置やカッティング、パターンが違いますので、デザインもよく見て選びましょう。
カラー
サーフボードと同様に、デッキパッドも様々なカラーが出ています。
自分の好きな色やボードに合わせた色のデッキパッドを選ぶことで、より愛着の湧くアイテムとなるでしょう。
デッキパッドは黒をベースにしたものが多いです。
ですが、ワンポイントで差し色が入ったものから明るいカラーのものまであるので、ぜひご自身のセンスを発揮してください。
ロングボード用デッキパッドおすすめ10選
【FCS】
LONGBOARD TRACTION
サーフアクセサリーを多く展開するFSCのデッキパッド。
シンプルな黒無地に白いロゴは、どのようなボードにも使用できるカラーとなっています。
6ピースなので、自分の好みに合わせてカスタマイズできることも嬉しいポイントです。
初心者から上級者まで幅広いレベルに対応できるデッキパッドとなっています。
【SunniMix】
9ピース
こちらは9ピースがセットとなったデッキパッドです。
組み合わせると186cmになり、ワックスなしでサーフィンが可能。
パドリング時もクッションの役割を果たしてくれるので、ろっ骨部分の痛みも軽減できます。
自分の好みに合わせて貼る枚数を決められることも嬉しいポイントです。
【hzyonjin Store】
滑り止めトラクションマット
3色のカラフルなデッキパッド。
9ピースセットとなっており、自分で組み合わせをカスタマイズできます。
1ピースがやや小さいため、全面カバーする貼り方から中央部のみ、間をあけてよく足を置く部分に貼ることも可能。
デッキパッドを自分好みに配置したい方におすすめなデッキパッドです。
【Mvnise】
デッキパッド7P
ライトブルーが鮮やかなデッキパッド。
特徴は、フロント部分にもキックテールと同じように角度がついている点。
初心者は前足を踏み込みやすくするために使用すると、重心移動のコツをつかみやすくなるのでおすすめです。
【TOOLS】
OKU
テール部分がシェイプされているボードにも対応することができる、高めのキックテールが特徴のデッキパッドです。
ダイアモンドパターンがしっかりとグリップし、ボードを動かしたい人の踏み込みをサポートしてくれます。
中〜上級者にも対応できるデッキパッドです。
【HXBYX】
6ピース
全面深めのダイアモンドパターンとなっており、しっかりとしたグリップを発揮。
そして、表面の小さな突起がよりグリップ力を高めてくれます。
6ピースセットで、前方3ピースはフロントデッキパッドとしても使用可能。
素材にEVAを使用しており、弾力があり柔軟なデッキパッドです。
【FCS】
HARLEY INGLEBY TRACTION(FHI01)
ロングボードの世界チャンピオン「ハーレー・イングルビー」のシグネチャーアイテム。
3ピースからなるデッキパッドで、トラクションがしっかりと密着し、どのような動きにも対応してくれます。
高めのキックテールでボードを動かしたい、中〜上級者におすすめです。
【zhaolan-jp】
デッキパッド11ピース
ボード全体をカバーしてくれる11ピースのデッキパッド。
ブラック、ブルー、オレンジの三色で、ご自身のボードに合わせたカラーを選ぶことができます。
ワックスなしでサーフィンを楽しみたい方におすすめなデッキパッドです。
【Octopus】
JOHN DOE CORDUROY GRIP
ブランド名の通り、タコのように吸い付くデッキパッド。
特徴は表面がコーデュロイとなっていることと、その薄さです。
ほかのデッキパッドは溝やいろいろなパターンがありますが、こちらはシンプルな仕様。
その見た目からは想像できないほど、グリップ力は抜群です。
その薄さから、波のパワーをダイレクトに感じることができるデッキパッドとなっています。
【FCS】
Jeremy Flores Coal
FCSのデッキパッドで、「ジェレミー・フローレス」のシグネチャーモデル。
溝のパターンが中央パネルは前方向、サイドパネルは内側に向いているため、どの動きに対しても対応してくれます。
太めのボーダーに赤いロゴが目を引く、パフォーマンスモデルです。
まとめ
使用することでグリップ力を高め、踏み込みやすくしてくれるデッキパッド。
サイズや厚さ、溝のパターン、カラーなど、選ぶポイントは多くあります。
サーフィンで重要な足裏の感覚に直接影響するものだからこそ、自分に合ったものを選びましょう。
ロングボード用デッキパッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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