ワイヤレスで接続でき、ケーブル不要でデスク周りをスッキリと見せてくれるBluetoothキーボード。
Bluetooth自体も、普及当初に比べたら安定性はかなり向上しましたが、やはり有線の安定性には及びません。
そのため、PCとは有線でつなぎたいけどスマホやタブレットにはワイヤレスで接続したい、という方も多いのではないでしょうか?
そのような方におすすめなのが、USB接続とBluetooth接続の両方に対応したキーボードです。
そこで今回は、パンタグラフ式からメカニカルまで、さまざまなUSB/Bluetooth両対応のキーボードをご紹介します。
目次
- 1 USB接続とBluetooth接続両対応キーボードを使うメリット
- 2 USB接続とBluetooth接続両対応キーボードを使うデメリット
- 3 USB接続とBluetooth接続両対応キーボードの選び方
- 4 USB接続とBluetooth接続両対応キーボードおすすめ10選
- 4.1 【Keychron】K5 SE ワイヤレスメカニカルキーボード
- 4.2 【Keychron】K8 ワイヤレスメカニカルキーボード
- 4.3 【FILCO】Majestouch MINILA-R Convertible(FFBTR66MRL/NMB-AKP)
- 4.4 【ARCHISS】INTRO Mini BT(AS-PKMD85J-BKA)
- 4.5 【MOBO】MOBO Keyboard2(AM-K2TF83J/SLW)
- 4.6 【Logicool】G913 TKL(G913-TKL-TCBK)
- 4.7 【Razer】 BlackWidow V3 Mini HyperSpeed(RZ03-03891700-R3J1)
- 4.8 【ASUS】ROG Strix Scope RX TKL
- 4.9 【CORSAIR】K57 RGB WIRELESS
- 4.10 【CoolerMaster】CK721(CK-721-GKTM1-US)
- 5 まとめ
USB接続とBluetooth接続両対応キーボードを使うメリット
シチュエーションに応じて使い分けができる
USB/Bluetooth両対応であれば、仕事ではワイヤレスで使用し、遅延が許されないゲームプレイの時は有線へと切り替えて使用できます。
また、電波の混在が気になるような環境であれば有線接続に切り替えたりと、使うシチュエーションによって使い分けが可能です。
電池切れを気にする必要がない
電池やバッテリーの残量に気づかず、突然キーボードが使えなくなって慌てた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合でも、USB接続可能なキーボードであれば、PCに接続し、充電しながら作業ができるので安心です。
多くのデバイスと接続できる
Bluetooth対応のキーボードは2~4台のデバイスの接続が可能ですが、USBによりプラス1台の接続が可能となります。
スマホを複数台所有している方や、Windows、Macの2台使いをされている方などは、毎回ペアリングをする必要がなく便利です。
USB接続とBluetooth接続両対応キーボードを使うデメリット
商品数が少ない
USB/Bluetooth両対応のキーボードは、過去に国内周辺機器メーカーからも発売されていましたが、ほとんどが販売終了となっています。
現時点で取り扱っているのは主にゲーミングデバイスメーカーで、なかでもメカニカルキーボードがメインとなっています。
価格が高い
先述の通り、USB/Bluetooth両対応のキーボードのほとんどはメカニカルゲーミングキーボードになるため、1万円以上と高額です。
安いパンタグラフタイプの商品もありますが、ミニタイプになるため、モバイル用途などに使用が限定されてしまいます。
USB接続とBluetooth接続両対応キーボードの選び方
スペックの確認
メーカーホームページやECサイトの商品説明欄を見て、「有線・Bluetooth両対応」と記載のあるものを選ぶようにしましょう。
両対応の商品でなければ、キーボードにUSBポートがあっても、それは充電用のもので、USBデバイスとして認識するものではないからです。
技適認証の確認
Bluetooth接続をしたければ、技適認証を取得したものでなければ、国内での使用は違法になってしまうので確認が必要です。
海外製品でも大手メーカーであったり、国内正規代理店が輸入販売しているものであれば、認証を受けているものが多いので安心です。
製品レビューの確認
USB/Bluetooth両対応のキーボードは種類が少なく高額な商品が多いため、製品レビューのチェックは慎重に行うようにしましょう。
両対応であることに注目してしまい、肝心の使用感や打鍵感が好みのものでなかった、ということにならないようにしたいものです。
メーカーについて
USB/Bluetooth両対応のキーボードは、ゲーミングデバイスメーカーから多くリリースされています。
その中でも、大手メーカー(Logicool、Razer、ASUSなど)をチェックすると品質的にも間違いがなく安心です。
ゲーミングメーカー以外でも、ダイヤテック(FILCO)など、メカニカルキーボードのメーカーにも存在するのでチェックしてみましょう。
価格帯
パンタグラフ製のキーボードであれば5千円台のものもありますが、ほとんどのモデルは1万円以上の商品になります。
いわゆる高級ゲーミングキーボードの位置づけとなるため、Bluetoothのみの接続モデルと比べて割高になってしまいます。
USB接続とBluetooth接続両対応キーボードおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | サイズ/重量 | 配列 | 接続 |
---|---|---|---|---|
Keychron・K5 SE | メカニカル | 435 x 120 x 17(フロント)・22(リア)mm /673g | 日本語104キー | USB/Bluetooth |
Keychron・K8 | メカニカル | 359 x 127 x 35(フロント)・42(リア)mm /887g | 日本語91キー | USB/Bluetooth |
FILCO・Majestouch MINILA-R Convertible | メカニカル | 297 x 124 x 40mm/680g | 日本語66キー | USB/Bluetooth |
ARCHISS・INTRO Mini BT | パンタグラフ | 293 x 115 x 20mm/300g | 日本語85キー | USB/Bluetooth |
MOBO・ Keyboard2 | パンタグラフ | 291 x 120 x 13mm/286g | 日本語83キー | USB/Bluetooth |
Logicool・G913 TKL | メカニカル | 368 x 150 x 22mm/810g | 日本語87キー | USB/Bluetooth |
Razer・ BlackWidow V3 Mini HyperSpeed | メカニカル | 318.5 x 130 x 40.5mm/718g | 日本語73キー | USB/Bluetooth/2.4GHz |
ASUS・ROG Strix Scope RX TKL | メカニカル | 356 x 136 x 39mm/854g | 英語76キー | USB/Bluetooth/2.4GHz |
CORSAIR・K57 RGB WIRELESS | メンブレン | 480 x 166 x 35mm/950g | 日本語108キー | USB/Bluetooth/2.4GHz |
CoolerMaster・CK72 | メカニカル | 334 x 118 x 37mm/764g | 英語67キー | USB/Bluetooth/2.4GHz |
【Keychron】
K5 SE ワイヤレスメカニカルキーボード
メカニカルキーボードになりますが、薄型キースイッチ採用のため打ちやすく、テンキー付きで数字の入力が多いユーザーに向いています。
背の低いキースイッチを使用しているためタイピングがしやすく、メカニカル初心者の方にもとっても使いやすいモデルです
国内正規代理店が販売しているモデルであれば技適認証を取得しているため、有線だけでなくBluetoothでの使用も可能です。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 435 x 120 x 17(フロント)・22(リア)mm /673g |
配列 | 日本語104キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【Keychron】
K8 ワイヤレスメカニカルキーボード
こちらは80%のテンキーレスモデルですが、ファンクションキーやカーソルキーも独立しておりとても使いやすいモデルです。
Keychronキーボードは、CommandキーなどMac対応のキーキャップも付属しているため、Macユーザーからも支持されています。
シンプルな見た目ですが、RGBライティング機能も充実しているため、仕事にもゲームにもマルチに使えるキーボードです。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 359 x 127 x 35(フロント)・42(リア)mm /887g |
配列 | 日本語91キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【FILCO】
Majestouch MINILA-R Convertible(FFBTR66MRL/NMB-AKP)
Bluetooth5.1対応で4台のデバイスと、さらにUSBとの切り替えで最大5台のデバイスとの接続が可能なメカニカルキーボードです。
PCとUSB接続をした場合はUSBハブの機能が使えるため、PCのUSBポートを使うことなくマウスなどの接続が可能。
コンパクトな60%サイズのためキー配列が独特ですが、DIPスイッチでキーコードを変更し、使いやすい配列にカスタマイズできます。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 297 x 124 x 40mm/680g |
配列 | 日本語66キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【ARCHISS】
INTRO Mini BT(AS-PKMD85J-BKA)
アーキサイトが手がけるオリジナルブランド、ARCHISSキーボードのエントリーモデルです。
パンタグラフ式で価格も安いため、メカニカルキーボードほどの機能は求めていないユーザーにとっては、この商品一択になるでしょう。
CtrlキーとFnキーが逆の配置になっているため使いづらいとのレビューが多くあり、この点は慣れが必要となります。
タイプ | パンタグラフ |
---|---|
サイズ/重量 | 293 x 115 x 20mm/300g |
配列 | 日本語85キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【MOBO】
MOBO Keyboard2(AM-K2TF83J/SLW)
こちらもアーキサイトが展開する折りたたみ式キーボードで、スマホやタブレットPCをメインで使いたいユーザーにおすすめです。
たたむと文庫本ほどのサイズですが、広げるとノートパソコンのキーボードと同じようなサイズになり、タイピングも快適です。
2台のデバイスをBluetoothで接続でき、充電が切れた時はUSBの有線接続に切り替えもできるため慌てることがありません。
タイプ | パンタグラフ |
---|---|
サイズ/重量 | 291 x 120 x 13mm/286g |
配列 | 日本語83キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【Logicool】
G913 TKL(G913-TKL-TCBK)
Bluetoothの安定性に不安を感じている方であれば、ロジクール製品を選んでおけばまず間違いはないのではないでしょうか。
そのロジクールでUSB、Bluetooth両対応のモデルは現時点でこの商品のみで、最高峰モデルのためお値段は結構します。
ただし、有線/無線の切り替えの速さ、LEDを消灯した状態でのバッテリーの持ちが1100時間と、他にはない性能の高さを誇ります。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 368 x 150 x 22mm/810g |
配列 | 日本語87キー |
接続 | USB/Bluetooth |
【Razer】
BlackWidow V3 Mini HyperSpeed(RZ03-03891700-R3J1)
ゲーミングブランドであるRazerの65%コンパクトキーボードで、日本語配列のため光らせなければ仕事でも使えます。
こちらの商品の最大の特徴は、USB、Bluetooth、2.4GHz無線の3つの接続に対応していること。
使用用途や環境によって、接続を切り替えて使用することができ便利です。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 318.5 x 130 x 40.5mm/718g |
配列 | 日本語73キー |
接続 | USB/Bluetooth/2.4GHz |
【ASUS】
ROG Strix Scope RX TKL
こちらもUSB、Bluetooth、2.4GHz無線の3つの接続に対応しており、環境に応じた接続に変えられるところが魅力の商品です。
日本語配列に対応していないため、ゲーム用途に限られるかも知れませんが、英語配列に慣れた方であれば問題なくご使用いただけます。
キーだけでなくキーボード右上のROGロゴも光り、ロゴの光り方によってバッテリー残量がわかる仕組みなっているのも面白いですね。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 356 x 136 x 39mm/854g |
配列 | 英語76キー |
接続 | USB/Bluetooth/2.4GHz |
【CORSAIR】
K57 RGB WIRELESS
メンブレン式で打鍵音が静か、かつ日本語配列(ひらがな印字あり)のテンキー付きと、仕事でも使いやすいキーボードです。
ボリューム、マルチメディアコントロールも独立しており直感的に操作できますが、フルサイズのためかなりスペースを取ります。
そのため、デスクスペースに余裕があり、マウス操作よりもキーボード操作をメインとするようなユーザーに向いているでしょう。
タイプ | メンブレン |
---|---|
サイズ/重量 | 480 x 166 x 35mm/950g |
配列 | 日本語108キー |
接続 | USB/Bluetooth/2.4GHz |
【CoolerMaster】
CK721(CK-721-GKTM1-US)
CoolerMasterは、1992年に台湾で設立されたPCパーツメーカーで、PCケースをはじめ幅広い製品をリリースしています。
そのCoolerMasterが手がけるゲーミングキーボードで、有線、Bluetooth、2.4GHz無線の3つの接続に対応している商品です。
Fnキーを使ったショートカット機能が多いというメリットもありますが、タイプ時の金属音が気になるというデメリットもあります。
タイプ | メカニカル |
---|---|
サイズ/重量 | 334 x 118 x 37mm/764g |
配列 | 英語67キー |
接続 | USB/Bluetooth/2.4GHz |
まとめ
安定性と手軽さの両方を兼ね備えたUSB/Bluetooth両対応のキーボードにも、さまざまな商品が存在します。
この記事を参考に、あなたにとって使い勝手のよい商品に出会っていただければ幸いです。
USB接続とBluetooth接続両対応キーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方