キーボードを操作している際、確かな感触は味わえますが、「応答速度が遅い」「疲れてしまう」と感じた経験もあると思います。
そんな悩みを解決するのが、浅いキースイッチを採用し、応答速度を速めつつ、疲労も軽減できるロープロファイルキーボードです。
近年では有線接続だけでなく、無線接続対応品も登場し、製品数も増加していることから、注目を集めています。
今回はロープロファイルキーボードおすすめ紹介をはじめ、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
- 1 ロープロファイルキーボードを使うメリット
- 2 ロープロファイルキーボードを使うデメリット
- 3 ロープロファイルキーボードの選び方
- 4 ロープロファイルキーボードおすすめ10選
- 4.1 【FILCO】Majestouch Stingray(FKBS87XMRL/EB)
- 4.2 【Pulsar Gaming Gears】PCMK
- 4.3 【Archiss】Maestro TKL(AS-KBM91/LGBAWP)
- 4.4 【Keychron】K1 Version 5
- 4.5 【Logicool】G913 TKL(G913-TKL-TCWH)
- 4.6 【RACCAT】Vulcan TKL(ROC-12-285)
- 4.7 【Logicool】MX MECHANICAL(KX850FT)
- 4.8 【Razer】DeathStalker V2 Pro(RZ03-04361400-R3J1)
- 4.9 【CORSAIR】K100 AIR(CH-913A01U-JP)
- 4.10 【Dell】ALIENWARE AW510K(AW510K-L)
- 5 まとめ
ロープロファイルキーボードを使うメリット
応答速度が速い
従来のキーボードの場合、3mm程度までキーを押し下げないと反応しませんが、ロープロファイルの場合は別です。
製品で個体差はありますが、アクチュエーションポイント(反応点)が1mm~2mmなので、軽く押すだけで入力できます。
必然的に入力に対する応答速度も速くなり、対応力も上がるため、状況が素早く切り替わるゲームでパフォーマンスを発揮できます。
連続押しも素早く行える
同じキー入力を連続で行う場合、1度押した後にある程度の高さまで戻し、再度押し込む必要があります。
ロープロファイルの場合、アクチュエーションポイント・ストロークが浅いので「押し込む→戻す→押し込む」が素早く行えます。
PCでゲームをプレイする際、特定のキーを連続押しする機会も多いですが、これらを正確且つスピーディに入力可能です。
疲労・負担が少ない
メンブレン・通常メカニカルキーボードの場合、打鍵感は味わえますが、入力するためにある程度の力を加える必要があります。
ロープロファイルキーボードはキーストロークが浅いため、力を込めて押し込む必要が無く、軽い力で入力可能です。
これにより、長時間操作を行っていても疲労を感じにくく、疲れによるパフォーマンスの低下が起きる心配もありません。
ロープロファイルキーボードを使うデメリット
メカニカル特有の心地良さが薄い
一般的なメカニカルキーボードの場合、軸によって違いはありますが、タイピング時の感触・打鍵音の心地良さが特徴です。
ですが、ロープロファイルキーボードはキーストロークが浅く、軽いタッチで入力できるので、心地良さが薄れてしまいます。
打鍵感・音にこだわりが無ければ、問題は無いですが、心地良さも求めている場合、満足できない可能性もあります。
高額な製品が多い
ロープロファイルキーボードは徐々に浸透してきてはいますが、まだまだ発展途上の段階にあり、製品数も少なめです。
ゲーミングデバイスとして製品化されている物が多く、導入するためには想定以上のコストが掛かる可能性もあります。
5千円以下で導入できる製品は極端に少なく、品質を求める場合、最低でも1万円前後の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。
キーの打ち間違いをする可能性がある
ロープロファイルキーボードは従来のキーボードと比較し、キーキャップ・スイッチが低く設計されているのが特徴です。
これにより、複雑な連続押しも瞬時に行えますが、軽いタッチで反応してしまうため、入力ミスが起きやすくなります。
軽やかに入力できるのが仇となり、文書作成時に修正が増えたり、ゲームで意図せぬプレイが起きやすくなる点には要注意です。
ロープロファイルキーボードの選び方
軸タイプで選ぶ
ロープロファイルスイッチにも軸タイプが存在しており、特徴も異なるため、好みに適したタイプを選ぶのが重要になります。
メカニカル特有の打鍵感をロープロファイルで求めるなら、青軸(クリッキー)を採用した製品がおすすめです。
スムーズな入力と静音性を重視するなら赤軸(リニア)、総合的なバランスを重視するなら茶軸(タクタイル)を選びましょう。
ゲームプレイでパフォーマンスを求めるなら、応答速度が速く、複雑な操作をスピーディに行える銀軸(スピード)がベストです。
接続方式で選ぶ
ロープロファイルキーボードの主な接続方式ですが、大きく分けると有線・無線の2種類が存在します。
有線タイプは安定した接続・充電不要といった魅力がありますが、ケーブルが邪魔になるというのがデメリットです。
無線タイプは場所を選ばすに使用しやすいですが、バッテリー管理が必要になりますし、入力遅延が起きる可能性もあります。
ご自身の使用環境・用途をはじめ、メリットデメリットを加味し、適した接続タイプを選ぶと良いでしょう。
メーカーで選ぶ
ロープロファイルキーボードは、デバイスメーカーとして人気と支持を獲得し、実績を挙げているメーカーから発売されています。
実際に使用し、感触が良かったメーカーを選んだり、メーカーに対するレビュー・高評価などを参考にし、選びましょう。
ゲーミングデバイスメーカーから発売されている製品が多いため、プロゲーマーの使用率が高いメーカーを選ぶのもおすすめです。
価格帯で選ぶ
ロープロファイルキーボードはゲーミング製品が多く、品質も高いですが、キーボードの中では高額な部類です。
ロープロファイルキーボードの場合、安くても5千円、高額なキーボードだと4万円に迫る製品もあります。
ただ、5千円程度だと選択肢が無いに等しいため、最低でも1万円前後~4万円の範囲内で選ぶことになります。
1万円~3万円の範囲内で予算と相談しつつ、気に入ったキーボードを選ぶのがベストです。
ロープロファイルキーボードおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | サイズ/重量 | 接続 | 軸 |
---|---|---|---|---|
FILCO Majestouch Stingray | テンキーレス | 31.7×358×138mm/900g | 有線 | 赤 |
Pulsar Gaming Gears PCMK | テンキーレス | 22×355×127mm/498g | 有線 | 茶 |
Archiss Maestro TKL | テンキーレス | 36×360×140mm/975g | 有線 | 黒 |
Keychron K1 Version5 | テンキーレス | 22×355×122mm/550g | 無線 | 青 |
Logicool G913 TKL | テンキーレス | 22×368×150mm/810g | 無線 | 茶 |
ROCCAT Vulcan TKL | テンキーレス | 34×360×133.3mm/660g | 有線 | 赤 |
Logicool MX MECHANICAL | フルサイズ | 26.1×312.6×131.55mm/612g | 無線 | 茶 |
Razer DeathStalker V2 Pro | フルサイズ | 26×431×140mm/767g | 無線 | 赤 |
CORSAIR K100 AIR | フルサイズ | 17×437×156mm/780g | 両対応 | 赤 |
Dell ALIENWARE AW510K | フルサイズ | 29.4×467×156mm/910g | 有線 | 赤 |
【FILCO】
Majestouch Stingray(FKBS87XMRL/EB)
ロープロファイル赤軸スイッチを採用し、従来の銀軸と遜色の無いパフォーマンスを発揮するキーボードです。
湾曲したなだらかな形状に仕上げているので、疲労・負担を軽減しつつ、スピーディな入力が行えます。
Windowsキーロック機能も搭載されているので、ゲーム中に誤ってデスクトップ画面に戻ることもありません。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 31.7×358×138mm/900g |
接続 | 有線 |
軸 | 赤軸 |
【Pulsar Gaming Gears】
PCMK
MXスイッチのホットスワップ機能に対応しており、自分好みのタイピングを追求できるキーボードです。
高密度ポリマー素材を基盤内部に設置し、静音性を高めつつ、専用ソフトウェアを活用し、細かいカスタマイズも行えます。
着脱式USBケーブルを採用し、コンパクトサイズに仕上げているので、あらゆるシーンで活躍できる点も魅力です。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 22×355×127mm/498g |
接続 | 有線 |
軸 | 茶軸 |
【Archiss】
Maestro TKL(AS-KBM91/LGBAWP)
Mac/Windows用配列の即時切り替えが行えるスイッチを搭載し、適応力を高めたキーボードです。
ロープロファイルながらも肉厚キャップを採用しているので、メカニカル特有の心地良い打鍵感も楽しめます。
ロールオーバー・キーロックなど、ゲームプレイに最適な機能も搭載されており、幅広く活躍できる点が好評です。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 36×360×140mm/975g |
接続 | 有線 |
軸 | 黒軸 |
【Keychron】
K1 Version 5
パンタグラフのように洗練されたスリム形状に仕上げつつ、有線・Bluetoothの両方に対応したキーボードです。
携帯性も抜群に高く、3台マルチペアリング機能にも対応しているので、あらゆるシーンで生産性を底上げしてくれます。
幅広いOSへの互換性もあるので、ゲーム・作業・仕事など、オールラウンドに活躍できる点もおすすめです。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 22×355×122mm/550g |
接続 | 無線 |
軸 | 青軸 |
【Logicool】
G913 TKL(G913-TKL-TCWH)
LIGHTSPEEDワイヤレス接続に対応しており、無線ながらも有線同様の安定接続を実現したキーボードです。
メディアコントロールによる直感的な操作に加えて、専用ソフトウェアを活用し、高度なカスタマイズも細かく行えます。
テンキーレスサイズで携帯性に優れていますし、耐久力も高く、あらゆるシーンで運用しやすい点も魅力です。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 22×368×150mm/810g |
接続 | 無線 |
軸 | 茶軸 |
【RACCAT】
Vulcan TKL(ROC-12-285)
テンキーレス且つスリムに仕上げつつ、頑丈なアルミニウム素材を使用し、耐久力を高めたキーボードです。
高低差を抑えているので、操作時の疲労・負担軽減が期待できますし、キースタビライザー技術で安定性も確保されています。
充実したメディアコントロール機能を搭載しつつ、多彩なカスタマイズが行える点も魅力です。
タイプ | テンキーレス |
---|---|
サイズ/重量 | 34×360×133.3mm/660g |
接続 | 有線 |
軸 | 赤軸 |
【Logicool】
MX MECHANICAL(KX850FT)
キー同士の間隔を狭めつつ、不要なスペースをカットし、フルサイズながらもコンパクトに仕上げたキーボードです。
Windows/MacOSへの互換性を持ち、携帯性にも優れているので、あらゆる用途・場面で活躍してくれます。
周囲に合わせて変化するバックライト機能で彩りも楽しめますし、専用ソフトウェアでカスタマイズ性を高めている点も好評です。
タイプ | フルサイズ |
---|---|
サイズ/重量 | 26.1×312.6×131.55mm/612g |
接続 | 無線 |
軸 | 茶軸 |
【Razer】
DeathStalker V2 Pro(RZ03-04361400-R3J1)
独自高速無線・Bluetooth接続に対応しており、3台のマルチペアリングも行えるキーボードです。
メディアコントロールキー・ノブを搭載し、直感的な操作を可能にしつつ、バックライトで視認性も高めてくれます。
指先にフィットするキーキャップを採用し、自然な傾斜角度も付けているので、疲労・負担軽減も期待できます。
タイプ | フルサイズ |
---|---|
サイズ/重量 | 26×431×140mm/767g |
接続 | 無線 |
軸 | 赤軸 |
【CORSAIR】
K100 AIR(CH-913A01U-JP)
パンタグラフと遜色の無いスリムな形状に仕上げており、超高速な応答速度を実現したキーボードです。
有線をはじめ、独自高速無線・Bluetooth接続にも対応しており、あらゆる用途・状況にも適応できます。
充実したメディアコントロールキーをはじめ、専用ソフトウェアによる高度なカスタマイズ性も好評です。
タイプ | フルサイズ |
---|---|
サイズ/重量 | 17×437×156mm/780g |
接続 | 両対応 |
軸 | 茶軸 |
【Dell】
ALIENWARE AW510K(AW510K-L)
Cherry MX 赤軸を使用しており、軽いタッチで素早い操作を可能にし、ユニークに仕上げたキーボードです。
マクロ設定可能なキー+メディアコントロールノブを設置することで、操作性を向上させています。
角度調節スタンドを活用しつつ、なだらかなキー形状で整えており、操作時の疲労・負担も軽減してくれます。
タイプ | フルサイズ |
---|---|
サイズ/重量 | 29.4×467×156mm/910g |
接続 | 有線 |
軸 | 赤軸 |
まとめ
ロープロファイルキーボードは携帯性も高く、多彩な機能を持っているのが特徴ですが、高額製品が多い点には要注意です。
製品数も少なく、選択肢は限られていますが、本記事を参考にし、お気に入りを見つけてみてくださいね。
ロープロファイルキーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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