プロゲーマー・配信者が使用しているデバイスが気になり、ゲーミングチェアをはじめ、デバイスを導入される方もいるでしょう。
しかし、自分のデスクではキーボードが置けなかったり、上手く環境を構築できず、どうしようかと迷うこともあると思います。
そこで活躍するのがデスク・ゲーミングチェアに取り付けることで、スペースを有効活用できるキーボードアームです。
本記事では、ゲーミングチェアと相性が良いキーボードアームのおすすめを紹介し、メリットデメリット選び方を解説します。
目次
ゲーミングチェア向けキーボードアームとは
ゲーミングチェアは長時間座り続けることを前提に設計されており、姿勢を改善し、疲労・負担を軽減できます。
ただ、これはあくまでも正しい姿勢で座り続けた場合であり、座り方次第では負担が掛かってしまいます。
これは限られたデスクスペースにデバイスを配置し、圧迫感のある状態でキーボード操作を行うのが原因です。
これらを改善できるのがゲーミングチェアの性能を活かし、スペースを有効活用できるキーボードアームです。
ゲーミングチェア向けキーボードアームを使うメリット
デスクスペースを広く確保できる
キーボードは本来、デスクに設置して使用しますが、限られたデスクスペースしかない場合、圧迫感を感じてしまいます。
ですが、キーボードアームをゲーミングチェア・デスクに取り付けることにより、デスクスペースを広く確保できます。
デスク上に設置する必要が無いため、その他デバイスを設置できるようになり、スペースを有効活用できるのは大きなメリットです。
キーボード収納にも便利
デスクにキーボードを設置する場合、キーボードを使用しないタイミングでもデスク上に放置しがちです。
キーボードはサイズも大きく、場所を選ぶ傾向があるため、収納にも苦労しますが、キーボードアームはこれも改善できます。
取り付けたキーボードアームを収納スペースとして有効活用できますし、使用時にすぐに取り出すことも可能です。
有線コードをスッキリさせられる
有線接続キーボードをデスク上に設置する場合、有線コードがデスク周りで散らばってしまい、煩わしさを感じてしまいます。
ですが、キーボードアームには有線コード用の配線口が設けられた製品もあり、ケーブル管理もラクに行えます。
有線コードは埃も溜まりやすく、断線による故障のリスクもありますが、キーボードアームでこれらのデメリットも回避可能です。
操作しやすいポジションを確保できる
キーボードをデスク上で操作する際、タイピングしやすい姿勢は人によって異なりますが、身体に負担が掛かることも多いです。
デスクの高さ・奥行が合わないこともありますし、デスクスペースに関してはデスクを買い直す以外に選択肢がありません。
ですが、キーボードアームを活用することにより、身体に負担が掛からず、それでいて操作しやすいポジションをキープできます。
ゲーミングチェア向けキーボードアームを使うデメリット
耐荷重には注意が必要
キーボードアームはデスクのように接地面が安定しているわけではなく、クランプ等で支えているのが特徴です。
キーボード程度なら問題ないですが、その他デバイスを設置したり、腕を置いて体重を掛けると、耐荷重限界を超える可能性があります。
あくまでもキーボードのみを対象に設計されているため、無駄な力を加えたりしないように注意が必要です。
奥行・高さ制限には注意が必要
キーボードアームはデスク・チェアに固定し、キーボードを自由な位置に配置できるのがメリットです。
ただ、使用時にはデスクとは別で奥行スペースが必要になるため、室内にゆとりが無いと窮屈になってしまいます。
加えて、高さ調節が行えたとして、デスク・チェアとの相性次第では理想を追求できないため、奥行き・高さ調節は要チェックです。
コストが掛かる
キーボードアームは適応力に優れていますし、スペース有効活用に打ってつけですが、導入費用が掛かります。
微々たる出費なら良いですが、どれだけ安くても4~5千円はコストが掛かり、自由度も求めるならば1万円を軽く超えてきます。
ある程度の出費は想定しておく必要がありますし、想定以上のコストが掛かる可能性もあるため、要注意です。
ゲーミングチェア向けキーボードアームの選び方
アームの調節幅で選ぶ
キーボードアームの調節幅は製品によって差があり、前後方のみ・前後左右調節可能と様々です。
調節可能な角度も異なってきますが、まずは動かしたい方向に動かせるのか、チェックしておくのが大切です。
ゲームをプレイする際、ハの字型にキーボードを設置したいのであれば、左右の調節が可能な製品を選びましょう。
シンプルな横置きで使用するのであれば、手首等に負担が掛からないように、前後の調節角度をチェックするのがおすすめです。
耐荷重で選ぶ
キーボードアームの耐荷重ですが、5kg以下の製品もありますし、20kℊ以上に耐える製品もあります。
肘から指先までをデスクに乗せて操作する場合、体重もかなり掛かってしまうため、ある程度の耐荷重値が必要です。
逆に手首から指先だけをデスクに乗せる場合、デスク・キーボードに体重は掛かりにくいため、耐荷重が低くても問題はありません。
耐荷重値のオーバーは変形・落下の要因となるため、ご自身のプレイスタイルを考慮し、適切な耐荷重値を選ぶのが大切です。
メーカーで選ぶ
キーボードアームはデバイス・家具メーカーなど、あらゆるメーカーから製品化されています。
数あるメーカーの中から失敗を防ぐためには、ユーザー人気・レビューが多いメーカーを選ぶのがおすすめです。
レビュー数は実体験が記載されているため、現物のイメージを掴みやすいので、第一に参考しましょう。
ただ、過去に製品を使用し、感触が良かったメーカーであれば、失敗する確率も低いのでアリです。
価格帯で選ぶ
キーボードアームはあらゆるメーカーから製品化されており、価格帯でも4千円~2万円以上と様々です。
ただ、価格帯で可動域・耐荷重等は違ってくるため、自由度を求めるのであれば、高価格帯から選択しなければいけません。
自由度を求めず、デスクスペースの確保を最優先にするのであれば、低価格帯から選択するのがおすすめです。
製品詳細をチェックし、ご自身の予算も考慮しつつ、手が届く範囲内で選択しましょう。
ゲーミングチェア向けキーボードアームおすすめ10選
メーカー・製品名 | サイズ/重量 | 可動域 | 耐荷重 |
---|---|---|---|
GOKEI デスクエクステンダー | 65×25×15cm/3.05kg | 90°折りたたみ | 25kℊ |
ロボロビン キーボードアーム | 63.7×29.1×20.2cm/4.27kg | 高さ20.8cm/角度180° | 10kg |
Kleralook キーボードアーム | 62.1×26.3×15cm/3.21kg | トレイ部のみ360° | 15kg |
FLEXISPOT キーボードアーム | 69.6×28.4×18cm/5.06kg | 高さ11.5cm/角度36° | 1kg |
StarTech.com キーボードアーム | 78.2×67.1×21.6cm/5kg | 高さ17cm/前後15°/左右20° | 2kℊ |
Bauhutte キーボードスライダー | 84.1×40.6×11.4cm/4.55kg | 負荷 | 8kg |
MagicHold キーボード・マウスアーム | 50×24×13cm/3.43kg | 関節×5/前方90°/後方20° | 20kg |
Esright キーボードアーム | 49.8×26×12.8cm/3.83kg | 前方85°/後方20°/左右45° | 20kg |
サンワサプライ デュアルシステムアーム | 64.9×25.8×13.1cm/7.5kg | 各アーム関節×1 | 8kg |
エルゴトロン キーボードアーム | 86.3×33×27.9cm/4.6kg | 高さ6~15.2cm/前方15° | 1.4kg |
【GOKEI】
デスクエクステンダー(Desk-05)
デスク正面にネジで固定し、クランプ折り畳み式で開閉も自由に行えるキーボードアームです。
耐湿・耐摩耗・強度に優れた木材を使用しており、耐荷重約25kℊで力を乗せても壊れることもありません。
90℃折り畳み式なので不要な際も邪魔になることが無く、使用時には快適な操作環境を構築できる点が魅力です。
サイズ/重量 | 65×25×15cm/3.05kg |
---|---|
調節幅 | 90°折りたたみ |
耐荷重 | 25kℊ |
【ロボロビン】
キーボードアーム
デスクにボルトで固定するだけの簡単作業で設置可能であり、リストレストが付属されたキーボードアームです。
高さ・角度調節の幅が広く、目線・椅子・デスクの高さに合わせてポジションを自由に決めることができます。
リストレストで手首の負担も軽減できますし、小物収納スペースも搭載されており、利便性に優れている点も魅力です。
サイズ/重量 | 63.7×29.1×20.2cm/4.27kg |
---|---|
調節幅 | 高さ20.8cm/角度180° |
耐荷重 | 10kg |
【Klearlook】
キーボードアーム
デスクに挟み固定するクランプタイプで簡単に取り付けられ、使用時の安定性も確保されたキーボードアームです。
天板は質感が良い革素材を使用しているので、使用時の感触が良く、デバイスが滑り落ちるようなこともありません。
360℃回転可能なので収納スペースとしても運用できますし、多彩な運用方法で快適な環境を構築できます。
サイズ/重量 | 62.1×26.3×15cm/3.21kg |
---|---|
調節幅 | トレイ360° |
耐荷重 | 15kg |
【FLEXISPOT】
キーボードアーム(KT1W)
デスク下に取り付けるタイプであり、使用時は自由に調節し、キーボードの収納スペースとしても運用できるキーボードアームです。
リストレスト付きでゲームプレイの際にも負担が掛かりにくく、パフォーマンスを長時間維持できます。
幅広い調節幅でポジションを維持しやすく、ブラック・ホワイトカラーでデスクと相性が良い点もおすすめです。
サイズ/重量 | 69.6×28.4×18cm/5.06kg |
---|---|
調節幅 | 高さ11.5cm/角度36° |
耐荷重 | 1kg |
【StarTech.com】
キーボードアーム(KBTRAYADJ)
デスク下にネジで固定して取り付けるタイプであり、収納スペースとしても活躍できるキーボードアームです。
リストレスト付き調整可能なトレイにより、キーボード操作時の疲労・負担を大きく軽減してくれます。
前後左右の調整をはじめ、高さの調整にも対応しており、理想の環境を追求できる点も好評です。
サイズ/重量 | 78.2×67.1×21.6cm/5kg |
---|---|
調節幅 | 高さ17cm/前後15°/左右20° |
耐荷重 | 2kg |
【Bauhutte】
キーボードスライダー(BHP-K70-BK)
4か所クランプ固定式を採用しており、激しいタイピング時の安定性をしっかり確保したキーボードアームです。
デスクを傷付けずに簡単に設置できますし、落下防止バーが設置されているので、デバイスの落下も防止できます。
ゆったりサイズのトレイでキーボード+マウスを配置できますし、デスクの奥行に合わせて自在に調節できます。
サイズ/重量 | 84.1×40.6×11.4cm/4.55kg |
---|---|
調節幅 | 不可 |
耐荷重 | 8kg |
【MagicHold】
キーボード・マウスアーム
椅子のポール部分にネジで固定するタイプであり、頑丈なステンレス素材で耐久力を高めたキーボードアームです。
ポール部分には調節可能な関節・キーボードトレイには角度調節が備わっており、自身のプレイスタイルに合う角度に調節できます。
ラクな姿勢を維持できるだけでなく、モニターとの距離感もコントロールできるため、目の負担が少ない点もポイントです。
サイズ/重量 | 50×24×13cm/3.43kg |
---|---|
調節幅 | 関節×5/前方90°/後方20° |
耐荷重 | 20kg |
【Esright】
キーボードアーム
椅子のポール部分にネジで設置できるタイプであり、アームレスト付きで疲労を大きく軽減できるキーボードアームです。
キーボードトレイは前後左右の可動域が広く、自在に調節できますし、椅子やデスクに合わせてアームの長さも合わせられます。
モニターとの距離感もコントロールできるので、総合的な負担を軽減し、長時間のゲームプレイをサポートしてくれます。
サイズ/重量 | 49.8×26×12.8cm/3.83kg |
---|---|
調節幅 | 前方85°/後方20°/左右45° |
耐荷重 | 20kℊ |
【サンワサプライ】
デュアルシステムアーム(CR-LA601)
キーボード・モニターのデュアルアームを採用しており、クランプタイプで取り付けも簡単なキーボードアームです。
キーボード・モニターアームの関節部を活用し、目線・キーボードの位置を調節できるので、ラクな姿勢をキープできます。
ケーブルフックが付属されているので、有線キーボードをケーブルをスッキリまとめられる点もポイントです。
サイズ/重量 | 64.9×25.8×13.1cm/7.5kg |
---|---|
調節幅 | 各アーム関節×1 |
耐荷重 | 8kg |
【エルゴトロン】
キーボードアーム(ERG97582009)
デスクに挟み込むクランプ設置式を採用しており、デバイス収納スペースとしても機能できるキーボードアームです。
耐久性に優れた素材を使用し、マットな質感を再現しており、使用時に違和感を覚えることもありません。
高さをはじめ、前方への傾斜角度も調節可能であり、安定した快適な環境をサポートしてくれる点が好評です。
サイズ/重量 | 86.3×33×27.9cm/4.6kg |
---|---|
調節幅 | 高さ6~15.2cm/前方15° |
耐荷重 | 1.4kg |
まとめ
ゲーミングチェア+キーボードアームを組み合わせることにより、理想の環境を追求できますが、コスト面には注意しましょう。
自身のデスクにどれが合っているのか、迷うこともあると思いますが、本記事を参考にし、見つけていただければ幸いです。
ゲーミングチェア向けキーボードアームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方