ニシンは厳寒期の北国でも、釣り人を釣り場にいざなう食べておいしい魚です。
主にサビキ釣りで釣る魚でしたが、近年ルアーで釣れることも知られ、ニシングとしてアングラーのターゲットにもなっています。
まだまだ発展途上のジャンルですが、ワームや小型のジグなど、気軽なルアーで釣ることもでき、挑戦しやすい釣りです。
そこで今回は、ニシングの釣り方やルアーの選び方についての解説と、おすすめルアーもご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
ニシングとは
ニシングとは、主に北海道で釣れるニシンをルアーで狙うスタイルの釣りのことです。
ニシンは冬後半から雪解けに掛けて釣れる魚で、産卵のために岸寄りし海を濁らせる群来(くき)を起こすことでも知られています。
主にサビキ釣りで狙う魚ですが、2000年代後半ごろから徐々にルアーで釣れることが知られ始め、ニシングとして親しまれています。
北海道ではアジングが盛んではありませんが、アジングに代わるライトゲームの代表格となりえるのがニシングと言えるでしょう。
ニシンをルアーで釣る方法!釣り方コツ!
ニシングのタックルは、基本的にはアジングと同じもので問題ありません。
6~7ft程度でUL前後のロッド、1000~2000番のスピニングリールに、PE0.5号程度を50m以上巻いたものに、リーダーを結束します。
ニシンがルアーで釣れる時期は産卵のために接岸した時期で、主に冬の後半から雪解けにかけてがハイシーズンです。
ニシンは夜に活発に活動するので夜釣りがおすすめですが、非常に寒い時期なので、防寒対策もしっかりしておきましょう。
攻め方としてはタナを探るのが第一で、カウントしながらフォールし、反応があったタナを中心に攻めることが重要です。
ニシンが釣れるルアーの選び方
ニシングは地域が限定的で、まだ発展途上の釣りでもあるため、ニシン専用ルアーはありません。
では具体的にどのようなルアーならニシンが釣れるのか、選び方のポイントを解説します。
2インチ以下のワームとジグヘッド
ニシンはオキアミや小魚などを捕食する魚なので、それらを模したワームでの釣りが効果的です。
ニシンはそこまで口が大きい魚ではなく、吸い込み型の捕食なので、大きくても2インチ以下の小型のワームが適しています。
基本的には、小型なものが選びやすく、吸い込んで捕食する魚にも適しているピンテールタイプのものがいいでしょう。
合わせるジグヘッドも、吸い込みやすくレンジキープしやすいよう、なるべく小型で軽量なものが適しています。
具体的な重さは0.4~5gまで、風の影響なども踏まえながら使い分けられるよう幅広く用意しておくのがおすすめです。
ワーム、ジグヘッドどちらもアジング用を流用するといいでしょう。
5g以下のマイクロジグ
ジグ単では釣るのが難しいシチュエーションでおすすめなのが、マイクロジグです。
ジグ単よりも比重が大きいのでフォールが早く、風がある状況にも適しています。
SULなどのロッドを持っていない場合も、マイクロジグであれば比較的投げやすいのもメリットです。
大きすぎるものはニシンのベイトにならないので、マイクロジグの中でも小型のものを選びましょう。
大きいものでも5g程度まで、可能であればアジング用の2gなども用意しておくのがおすすめです。
トレブルフックが付いている場合はシングルフックに交換し、アシストフックも付けておくとヒット率が上がります。
釣果重視ならジグサビキも
昨今様々な魚が釣れることで人気のジグサビキ(ジギングサビキ)は、ニシンにも非常に有効な仕掛けです。
群れに当たれば連掛けすることも可能なので、ルアーフィッシングのゲーム性と、釣果を両立させることができます。
基本的には、SサイズやSSサイズのアジ対応のジギングサビキセットであれば、ニシンにも流用できます。
メタルジグは5g以下であればメタルジグへのヒットも期待できますが、オモリとして使用するために少し重めでも問題ありません。
このためULなどライトなロッドを持っていない場合も、ややパワーのあるロッドで使うことも可能です。
ニシンが釣れるルアーおすすめ5選
ニシングにおすすめのワームやメタルジグ、ジグサビキをご紹介します。
筆者も実際に使用した実績の高いものも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
【バークレイ】
ガルプ! SW ベビーサーディン 2インチ(1455610)
匂いと動きのダブルアピール!ピンテールワームの定番商品
アジングやメバリングをはじめとしたライトソルトゲームではおなじみのベビーサーディンですが、ニシングにもおすすめです。
ニシンに対してガルプ特有の匂いの効果は不明ですが、ニシンもよく釣れてくれるワームです。
ニシンの口に対してやや大き目ですが、柔らかいフォーミュラなので問題なく釣れますし、不安な場合は1.5インチもあります。
ライトソルトゲームでピンテールワームを使用する場合は、まず用意してほしいワームと言えます。
【エコギア】
アジ職人 アジマスト 1.6インチ
ハイコスパでよく釣れる!キレのある泳ぎでニシンにアピール
低価格ながらこだわりの作りでよく釣れる、アジング用ピンテールワームです。
ハリがあるマテリアルなのでテールの動きはハイピッチで、扁平ボディがスライドフォールでも魚を誘います。
ニシン狙いでもタナを探るのが重要なので、フォールでもアピールできる強みが存分に発揮できるでしょう。
手ごろな価格でラインナップも豊富なので、カラーやサイズの手数を増やしたい場合にもおすすめの商品です。
【メジャークラフト】
ジグパラ マイクロ 1.5g
スローフォールで魅了!ニシンも一口サイズのマイクロジグ
フォールも活かして釣ることができ、口の小さな魚も楽に捕食できる超マイクロサイズのメタルジグです。
ワイド形状なのでフォール時に水を受け揺れながら落ちるので、フォール中もニシンの目の前を通れば捕食させることができます。
筆者もかなり信頼を置いているモデルで、ニシンに限らずメタルジグを使う釣りでは必ず用意しています。
価格も手ごろですし、扱いやすくてよく釣れる文句のないおすすめのマイクロジグです。
【アブガルシア】
マイクロジグフラット 3g
ひとつでなんでもこなせる万能型!アクションと飛距離を両立
ニシンも狙えるコンパクトなボディに、様々なこだわりを詰め込み万能にこなせるマイクロジグです。
ワイドボディでフォールも活かせますし、リトリーブでもしっかりアピールして魚を誘います。
メタルジグは飛距離を稼げるルアーですが、マイクロジグフラットは重心のバランスもよく、投げやすさが向上しています。
初心者の方でも釣果を期待でき、ルアーを使いこなしたい玄人の方も納得のマイクロジグと言えるでしょう。
【メジャークラフト】
ショアジギさびき S
コスパも釣果も文句なし!外道も安心の高強度ジグサビキ
コスパも最高ですが、非常に釣果もいいおすすめのジグサビキ用サビキ仕掛けです。
筆者もよく使用していて、大き目の装飾の効果か類似品より釣果もよく、今のところボウズはなく満足しています。
ハリスと幹糸が太目なので重めのジグが必要ですが、ニシンの外道になりえるアイナメなどの大型の根魚が掛かっても安心でしょう。
メタルジグは別売りですが、それを踏まえてもコスパがいいので、メタルジグを買うときには合わせて購入するのがおすすめです。
ニシンが釣れるルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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