近年は在宅ワークを取り入れる企業が増えつつありますが、そこで活躍するのがヘッドセットです。
一台でWeb会議に運用できるため注目を集めているアイテムですが、マイクの性能の低さが欠点です。
ですが、全指向性を取り入れた製品も多く、使用時には雑音が混じってしまうため単一指向性を求める方も多いと思います。
そこで本記事では、単一指向性マイク搭載ヘッドセットを紹介し、メリットデメリット・選び方を解説します。
目次
- 1 単一指向性マイク搭載ヘッドセットを使うメリット
- 2 単一指向性マイク搭載ヘッドセットを使うデメリット
- 3 単一指向性マイク搭載ヘッドセットの選び方
- 4 単一指向性マイク搭載ヘッドセットおすすめ10選
- 4.1 【エレコム】有線 ヘッドセット(HS-HP06SUBK)
- 4.2 【iitrust】Earaku(J065-C-BLK)
- 4.3 【XVV】Bluetooth ヘッドセット(YYK520)
- 4.4 【Callez】ノイズキャンセリング ヘッドセット
- 4.5 【サンワサプライ】有線 軽量ヘッドセット(MM-HSTC02BK)
- 4.6 【サンワサプライ】片耳 ヘッドセット(MM-HSU07BK)
- 4.7 【サンワサプライ】スイッチ付き USBヘッドセット(MM-HSU11BK)
- 4.8 【EKSA】業務用 ワイヤレスヘッドセッド(H16)
- 4.9 【SOUNDWARRIOR】ネックバンド ヘッドセット(SW-NS1)
- 4.10 【Poly】Blackwire C5220(207576-201-A)
- 5 まとめ
単一指向性マイク搭載ヘッドセットを使うメリット
ノイズが混じりにくい
単一指向性以外のヘッドセットマイクの場合、口元に調節しても全方向から音を拾ってしまうのが欠点です。
ですので、周囲の雑音やキーボードのタイプ音等も拾ってしまいますが、単一指向性なら心配はありません。
単一指向性は前方向からしか音を拾わないため、音声以外の不必要な音をカットし、相手に音声を届けられます。
作業の効率化が期待できる
オフィスワークやリモートワークを行う際、取引先との連携やWeb会議でビデオチャットを行う機会もあるでしょう。
その際に一般的な電話端末を使用する場合、手が塞がってしまい作業に支障が出てしまう恐れがあります。
ですが、ヘッドセットは頭に着用してボイスチャットが行えるため、両手で作業を円滑に進めることが可能です。
低コストで導入しやすい
楽曲制作やゲームプレイを前提に設計された製品の場合、音質や機能性にはこだわれますが、高額なコストが掛かるのが欠点です。
ですが、在宅ワークに適した単一指向性ヘッドセットは性能にこだわれないですが、控えめなコストで導入できるのが強みです。
最低限なら千円台から高額でも1万円程度で導入できるため、予算が限られていても豊富な選択肢から選べます。
単一指向性マイク搭載ヘッドセットを使うデメリット
その多用途には不向き
単一指向性ヘッドセットと聞くと必要な情報のみを拾い上げてくれるため、幅広い用途で運用できると思う方もいるでしょう。
しかし、実際はパフォーマンスを発揮できる用途が在宅やオフィスワークに限られてしまいます。
ヘッドセットマイクは本格的なマイクと比べると性能が低いため、歌ってみたや実況等でパフォーマンスを発揮できません。
携帯性に欠ける
単一指向性ヘッドセットは必要な情報のみを拾い上げてくれるため、クリアな音声を相手に届けられるのが強みです。
しかし、一般的なイヤホンと比べると製品サイズが非常に大きく、カバン等に入れてもかさばってしまうのが欠点です。
軽量に設計された製品もありますが、サイズによる圧迫感は変わらないため、持ち運びを想定している方は注意しましょう。
マイクの位置調節が難しい
単一指向性マイクは前方向からしか集音しないため、無駄な雑音をカットできるのが強みです。
しかし、ヘッドセットに内蔵されているマイクの場合、適切な位置への調節が難しく、扱いにくいのが欠点です。
遠すぎると音を拾わなくなりますし、近すぎても吐息等が混じってしまうため、距離感の調節を上手く行う必要があります。
単一指向性マイク搭載ヘッドセットの選び方
接続方式で選ぶ
単一指向性ヘッドセットは有線/無線接続の2種類が存在しており、特徴が大きく異なります。
有線接続はUSBや3.5mm端子で端末に接続可能であり、安定した接続が行えますが、ケーブルの煩わしさが欠点です。
無線接続はBluetooth等で電波を送受信するため、ケーブルによる煩わしさは無いですが、遅延が起きる可能性があります。
接続方式に関しては一長一短となるため、ご自身の好みや環境を考慮し、選択するのがおすすめです。
タイプで選ぶ
単一指向性ヘッドセットは両耳タイプだけでなく、片耳や耳掛けと様々なタイプが展開されています。
両耳タイプは頭を覆うように着用するため密着感が強くノイズを徹底的にカットできますが、負担が掛かりやすいタイプです。
片耳や耳掛けタイプは負担が掛かりにくいですが密着感が薄いため、無駄な雑音が聞こえてしまう可能性があります。
長時間使用されるなら負担が掛かりにくい片耳や耳掛けタイプ、ノイズカットを優先するなら両耳タイプがおすすめです。
重量で選ぶ
ヘッドセットは1台でイヤホンとマイク両方の役割を担えますが、サイズが大きいため、負担が掛かりやすいのが欠点です。
在宅やオフィスワークで使用するのであれば長時間着用されると思いますが、負担を軽減するためには重量が重要になります。
300g以上だと3~5時間程度で頭や耳に痛みを伴う恐れもあるため、200g以下の製品を選択するのがベストです。
100g以下に抑えられた製品も登場しているため、極限まで負担を抑えたい場合は100g以下を選択しましょう。
メーカーで選ぶ
単一指向性マイクを搭載したヘッドセットは豊富なラインナップが展開されており、多くのメーカーが扱っています。
しかし、同じ価格帯でもメーカーによって品質の差が生じることも珍しくは無く、メーカー選びは非常に重要です。
メーカー選びで失敗しないためのポイントですが、製品詳細と製品に対するレビュー評価のチェックです。
エレコムやサンワサプライは国内でも知名度があり、多数のレビュー評価を獲得しているため、ぜひチェックしてみましょう。
価格帯で選ぶ
単一指向性マイクを搭載したヘッドセットは製品数が多く、千円台~1万円越えと幅広い価格帯で登場しています。
千円台の製品はコストこそ抑えられますが、マイクやサウンド品質が最低限に限られてしまうのが欠点です。
そのため、音質や機能にこだわりつつ、実用性を求めるなら最低でも3千円程度の予算確保が必須です。
ご自身の予算を加味しつつ製品詳細をチェックし、理想の製品を選択しましょう。
単一指向性マイク搭載ヘッドセットおすすめ10選
メーカー・製品名 | タイプ | 重量 | 接続方式 |
---|---|---|---|
エレコム 有線 ヘッドセット | 両耳 | 70g | 有線 |
iitrust Earaku | オープンイヤー | 27g | 無線 |
XVV Bluetooth ヘッドセット | 片耳 | 120g | 無線 |
Callez ノイズキャンセリング ヘッドセット | 片耳 | 200g | 有線 |
サンワサプライ 有線 軽量ヘッドセット | 両耳 | 80g | 有線 |
サンワサプライ 片耳 ヘッドセット | 片耳 | 113g | 有線 |
サンワサプライ スイッチ付き USBヘッドセット | 両耳 | 200g | 有線 |
EKSA 業務用 ワイヤレスヘッドセッド | 両耳 | 150g | 無線 |
SOUNDWARRIOR ネックバンド ヘッドセット | ネックバンド | 110g | 有線 |
Poly Blackwire C5220 | 両耳 | 300g | 有線 |
【エレコム】
有線 ヘッドセット(HS-HP06SUBK)
USB Type-Aを端子を採用しており、ケーブル部分にコントロールスイッチを配置したヘッドセットです。
ノイズキャンセリング付きマイクにより周囲の雑音をカットしつつ、正確な音声を届けられます。
マイクの位置やヘッドバンドを自在に調節できるため、使用時に掛かる負担を抑えられる点も魅力です。
タイプ | 両耳 |
---|---|
重量 | 70g |
接続方式 | 有線 |
【iitrust】
Earaku(J065-C-BLK)
耳を塞がずに着用できるオープンイヤーデザインを採用し、シリコン素材で付け心地を実現したヘッドセットです。
最長11時間連続で稼働できるバッテリーを採用しており、こまめなバッテリー管理を行う必要がありません。
マルチポイント機能にも対応しており、2台の端末へ同時に接続し、必要に応じて切り替えられる点もおすすめです。
タイプ | オープンイヤー |
---|---|
重量 | 27g |
接続方式 | 無線 |
【XVV】
Bluetooth ヘッドセット(YYK520)
人間工学に基づいた超軽量デザインで設計されており、ワンボタンで直感的に操作できるヘッドセットです。
フル充電時には最大12時間連続で稼働できるため、こまめなバッテリー管理の必要が無く、安定して使用できます。
片耳タイプのため、クリアな通話を行いつつ周囲の情報を拾いやすく、トラブルに遭う危険もありません。
タイプ | 片耳 |
---|---|
重量 | 120g |
接続方式 | 無線 |
【Callez】
ノイズキャンセリング ヘッドセット
柔らかい人口皮革パッドを採用し、調節可能なヘッドバンドで快適な付け心地を実現したヘッドセットです。
ノイズキャンセリング機能を備えたマイクにより雑音が混じる心配が無く、クリアなボイスチャットが行えます。
マイクは柔軟な位置調節が行えるため単一指向性の良さを活かしやすく、携帯端末へ運用できる点も魅力です。
タイプ | 片耳 |
---|---|
重量 | 200g |
接続方式 | 有線 |
【サンワサプライ】
有線 軽量ヘッドセット(MM-HSTC02BK)
USB Type-C端子を搭載しており、端末のType-Aポートを消費せずに運用できるヘッドセットです。
ヘッドフォン部分をフラットに折りたためるため、使用時以外の収納場所にも困りません。
コントロールスイッチによる直感的な操作性をはじめ、軽量設計で長時間使用しても負担が掛からない点も好評です。
タイプ | 両耳 |
---|---|
重量 | 80g |
接続方式 | 有線 |
【サンワサプライ】
片耳 ヘッドセット(MM-HSU07BK)
28mm大口径ドライバーを搭載しており、ダイナミック且つクリアなサウンドを実現したヘッドセットです。
ケーブル中心部にミュートや音量調節ボタンが配置されており、使用中でも直感的にコントロールできます。
単一指向性マイクを搭載しているため周囲の雑音を拾い上げる心配が無く、ボイスチャットの品質を大きく引き上げてくれます。
タイプ | 片耳 |
---|---|
重量 | 113g |
接続方式 | 有線 |
【サンワサプライ】
スイッチ付き USBヘッドセット(MM-HSU11BK)
周囲の雑音をカットできる単一指向性マイクを搭載し、クリアなボイスチャットを可能にできるヘッドセットです。
軽量なデザインで設計されているため長時間使用しても疲れにくく、快適な付け心地で使用できます。
タイプ | 両耳 |
---|---|
重量 | 200g |
接続方式 | 有線 |
【EKSA】
業務用 ワイヤレスヘッドセッド(H16)
2.4GBluetooth接続を採用し、マルチポイントで必要に応じて接続先を切り替えられるヘッドセットです。
2つのマイク+DSP技術をミックスしたノイズキャンセリングにより、クリアな音声を歪みなく伝えられます。
フル充電時には最大35時間連続で通話が行えるため、こまめなバッテリー管理を行う必要もありません。
タイプ | 両耳 |
---|---|
重量 | 150g |
接続方式 | 無線 |
【SOUNDWARRIOR】
ネックバンド ヘッドセット(SW-NS1)
軽量+ネックバンド型で設計されており、髪型を乱すことなく使用できるヘッドセットです。
単一指向性を採用しており、周囲の雑音を徹底的にカットしてくれるため、クリアなボイスチャットが行えます。
コントロールスイッチは搭載されていないため操作性には欠けますが、3.5mm端子で幅広い端末に運用できる点が魅力です。
タイプ | ネックバンド |
---|---|
重量 | 110g |
接続方式 | 有線 |
【Poly】
Blackwire C5220(207576-201-A)
USB Type-A/3.5mm端子両方に対応しており、端末に合わせて端子を切り替えられるヘッドセットです。
通話用・音楽鑑賞用ステレオを自在に切り替えられるため、用途に合わせて直感的に最適化できます。
ソフトレザークッション+クッションバンドにより、長期間快適な付け心地を維持できる点もおすすめです。
タイプ | 両耳 |
---|---|
重量 | 300g |
接続方式 | 有線 |
まとめ
単一指向性マイク搭載ヘッドセットは在宅ワーク等でパフォーマンスを発揮できますが、掛かる負担を考慮する必要があります。
豊富なラインナップが展開されているため、製品選びで迷うこともあると思いますが、本記事を参考にしていただければ幸いです。
単一指向性マイク搭載ヘッドセットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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