グレ釣りで使用する撒き餌杓は、竿やリールと変わらないほど重要なアイテムの一つです。
各釣具メーカーから様々なタイプがラインナップされており柄杓選びに悩む方も多いのではないでしょうか。
カップサイズ、カップの素材、長さなど自分に合う柄杓を使用する事で釣りの幅が広がり釣果にも影響します。
今回はフカセ釣り歴20年の私が色々なタイプの柄杓を使ってきた経験をもとに柄杓の選び方を詳しく解説いたします。
おすすめ6選をご紹介しますのでその中から好みの柄杓を見つけていただければ幸いです。
この記事で得られる事
柄杓の重要性が分かる
柄杓の選び方が分かる
おすすめの柄杓6選をご紹介
- グレ釣り全国大会の出場経験
- 釣り歴20年
長崎県でフカセ釣りやエギングをメインに様々な釣りを年中しています。 5歳から釣りを始め、サビキ釣りをきっかけに釣りに熱中。 釣具店主催の大会やグレ釣りの全国大会も経験しております。 釣り歴20年で培った経験や知識を多くの方にお伝えしていきたいと思います。
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目次
グレ釣りで柄杓(撒き餌杓)の重要性
ポイント
グレとエサ取りを分離する役割がある
自分に合う柄杓を使う事で理想の釣りが出来る
狙ったポイントに撒き餌を撒く役割がある
グレをターゲットとしたフカセ釣りではエサ取りと本命のグレをマキエワークで分離させる事が大切です。
沖に撒き餌を遠投したり、足元に撒き餌を打ち分けたりと狙ったポイントにしっかり撒く重要な役割があります。
色々なタイプがラインナップされているので自分に合う柄杓を使うことで理想の釣りが展開でき釣果にも影響するでしょう。
グレ釣り柄杓(撒き餌杓)の選び方
シャフトの長さ
ポイント
60cm~80㎝が主流
自分の身長に合わせた長さを選ぶ
操作性重視なら短いシャフト
遠投性重視なら長いシャフト
シャフトの長さは撒き餌の操作性、遠投性に関係します。
基本的にフカセ釣りでは60cm~80㎝を使用し、長いシャフトほど遠投性に優れ沖を狙った釣りが可能です。
対して短めのシャフトは操作性が良くとても扱いやすいメリットがあります。
おすすめする長さの選び方として柄杓を持ち、真っ直ぐ立った状態で腕をおろし自分の足首にカップの先端がくる長さが扱いやすく丁度良いと言えます。
足元や沖も狙える長い柄杓の方が良いように感じますが自分の身長に合っていない長すぎる柄杓を使えば扱いにくいと感じる事や撒き餌をバッカンからすくって撒こうとする際にバッカンのふちに引っかかる事があったりと操作性が低くなります。
まずは、遠投性よりも操作性を重視して自分の身長に合った柄杓を使って慣れてきたら長めの柄杓を試すことをおすすめします。
シャフトの硬さ
シャフトの硬さ次第で人それぞれ扱いやすさが異なります。
柔らかいシャフト、硬いシャフトのメリット・デメリットを解説するので参考にしてください。
ポイント
軽い力で遠投が可能な柔らかいシャフト
操作性、遠投性に優れた硬いシャフト
柔らかいシャフト
メリット
シャフトのしなりを利用して遠投ができるので肩や肘の負担を抑えて軽い力で扱えます。
1日中ストレスなく撒き餌を撒きたい方や女性におすすめです。
デメリット
柄杓を振る力加減や配合エサの組み合わせによってシャフトのしなり具合が変わるため使い慣れるまで時間がかかります。
とは言え、しなりの感覚をつかむことで改善出来ます。
硬いシャフト
メリット
操作性、遠投性に優れており多くの人が好んで使用しています。
狙ったポイントに撒き餌の投入がしやすく、沖に低い弾道で遠投して撒き餌を散らばせるマキエワークが出来たりと操作性抜群です。
綺麗なフォームで力を入れて柄杓を振れば40m~50mは遠投できるでしょう。
デメリット
シャフトは硬いほど肩や肘、手首への負担は大きくなります。
硬いシャフトを使っていて痛める方も多くいるため、腕への負担を抑えたしっかりとしたフォームで撒けるようになってから使用することをおすすめします。
カップサイズ(大きさ)
ポイント
15㏄~20㏄がおすすめ
小さいカップは撒き餌を固めやすい
カップサイズはメーカーによって異なりますが15㏄~30㏄がラインナップされている
グレ釣りの場合、エサ取り用の撒き餌を数ヶ所に分けて大量に撒き、本命ポイントの撒き餌は少なめに撒く方がエサ取り対策になり効果的なので小さい15㏄~20㏄がベストでしょう。
また、小さいカップは撒き餌を固めやすくバラけさせずに撒くことが出来ますし、撒き餌の使用量も少なく済むためおすすめです。
カップの素材
カップの素材はプラスチック、ステンレス、チタンの3種類があります。
それぞれの特徴を解説いたします。
ポイント
価格重視ならプラスチック
遠投性重視ならステンレス
操作性、遠投性を兼ね備えたチタン
チタンカップがおすすめ
プラスチック
低価格ですのでフカセ釣りを始めたばかりの初心者の方におすすめです。
柄杓としての役割は十分に果たしますが欠点としてマキエ離れが悪いことがあげられます。
とは言え、ヒシャク立てを使用し海水につけておく事で多少改善出来ます。
また、豆知識として身近にある車用のワックスを塗ることにより撥水加工されマキエ離れが良くなりますので覚えておいてください。
ステンレス
ステンレスのカップはマキエ離れがよく遠投性が高い特徴があります。
とは言え、ステンレスカップは自重があり持ち重り感を感じるので操作性は低くなります。
また、プラスチックと比べて多少値段も高くなります。
チタン
軽量でマキエ離れも良く操作性、遠投性抜群です。
値段は高めですが柄杓は頻繫に買い替える道具ではないので本格的にフカセ釣りを始めるのであればチタンカップを購入することをおすすめします。
一日中振っても疲れませんし撒き餌がカップにこべりつくストレスなく釣りが出来ます。
グリップの形状・素材
形状
ポイント
様々な種類がある
扱いやすい形状を選ぶ
丸くて細長いグリップや手にフィットするようにくぼみが作られているグリップなど様々な形状があります。
自分が扱いやすい形状を選ぶといいでしょう。
素材
ポイント
コルク、プラスチック、ABS樹脂、EVA樹脂など様々
好みの素材を選ぶ
コルクやプラスチックは耐久性が弱い
コルク、プラスチック、ABS樹脂、EVA樹脂などグリップ素材は様々です。
自分の好みで選んでいただいて良いのですが注意事項としてコルクやプラスチックは耐久性が弱く落とした衝撃や使い続ける内に一部欠けたりヒビが入ったりしますのでそのような事も踏まえて選ぶようにしましょう。
値段
ポイント
千円以下の物から一万円を超える物まである
高ければ良いのではない
値段で選ばず扱いやすさで選ぶ
柄杓の値段は幅広く千円以下の物から一万円を超える物まであります。
高ければ良いのではなく自分が使いやすい柄杓が良いと言えますので実際に見て、手に取って決めることをおすすめします。
グレ釣り柄杓(撒き餌杓)おすすめ6選
【釣研】
マックフロートマスターⅢチタン(75Sハード)
シャフトはカーボン表面に織クロスが使用されており、カップの素材はチタンですので驚くほどの軽さを実現しています。
操作性、遠投性共にハイクラスの柄杓です。
カップサイズはSサイズ(15㏄)と小さく撒き餌のまとまりやすさ抜群です。
硬さはハード(硬調)ですのでテンポ良くマキエワークが出来るでしょう。
【シマノ】
ファイアブラッド コンペエディション遠投ヒシャク(SY-323R)
遠投性能に重視して開発されたファイアブラッド コンペエディション遠投ヒシャク。
最大の特徴はチタンSカップに9°の角度をつけて撒き餌の超遠投性を実現した設計になっている所です。
カップの形状は、深く丸みを帯びた形になっているので撒き餌がボールのようにまとまり散らばることなくピンポイントに撒くことが可能です。
また、手にフィットする形状に設計され太めのEVAグリップは柄杓の操作がしやすく濡れた手で触っても滑りません。
遠投釣りを得意とする方には是非使っていただきたい柄杓です。
【ベルモント】
スーパーロングターゲット[チタン]SS-690(MR-009)
低価格でありながらチタンカップが採用されておりカップの角度も5°と遠投性に優れています。
シャフトの硬さはレベル4と柔らかめで軽い力で遠投が可能です。
グリップ素材はEVAになっており高性能なコストパフォーマンスに優れた柄杓ですので柔らかいチタンカップの柄杓をお探しの方におすすめです。
【ダイワ】
ロングキャスターステンⅢ(40-750)
シャフトは操作性に優れたカーボンを採用し、カップにはフッ素加工が施されているのでマキエ離れが良く遠投性能抜群です。
また、カップは5°の角度が付いておりバッカンに撒き餌を押しつけて固める動作がしやすく、柄杓の振り込みも手首や肘の負担を抑えて行えます。
フローティングタイプとなっており海に落としても安心です。
【がまかつ】
まきーな4(GM834)
手首や肘に負担をかけない、ほど良いしなやかさで快適なマキエワークが可能です。
マキエ離れ抜群のマット加工を採用し、カップの角度は7°と遠投釣りに特化した柄杓に仕上がっております。
グリップ素材は手にフィットするEVAを採用。
カップサイズは20㏄でグレ釣りはもちろんのことボイルオキアミを使用する釣りや、粒が大きな撒き餌を使用するチヌ釣りも難なくこなるオールラウンダータイプです。
【マルキュー】
パワーヒシャク(TR-01)
低価格の柄杓をお求めの方やフカセ釣り入門者におすすめなのがマルキューがプロデュースしたパワーヒシャクです。
使いやすさを重視して開発されており操作性がとても良く初心者の方に最初の一本として使っていただきたい柄杓です。
硬すぎず、柔すぎないカーボンテーパー仕様のシャフトは狙ったポイントに軽い力で撒き餌をうち込めます。
とても軽量なので一日中振っても疲れません。
また、カップ内面はボコボコとしたオリジナルディンプルカップが採用されておりマキエ離れが良く遠投も効きます。
2000円台の価格とは思わせないほど高性能ですので柄杓選びに迷ったらパワーヒシャクを購入すれば間違いありません。
尻手ロープ(エンドロープ)で紛失予防
ポイント
エンドロープで紛失予防
落下防止になる
柄杓の可動域が狭くなるデメリットがある
柄杓にエンドロープを取り付けることで落下防止になります。
磯やテトラのような足場が悪い釣り場では狭い隙間に落ちる事や誤って海に落としてしまう事がありますがエンドロープをつけていれば安心です。
とは言え、エンドロープをつけている事により柄杓の可動域が狭くなるので操作がやりにくいと感じる人もいるでしょう。
【シマノ】エンドロープ[柄杓用](RP-001K)
グレ釣り柄杓を自作・カスタムは可能?
ポイント
自作、カスタムは可能
カラーグリップに交換してカスタマイズ
シャフト、グリップ、カップが単体で販売されており自分に合う柄杓に自作、カスタムする事が可能です。
特にシャフトは変えず好みのカップサイズ、素材に変更している方が多くいます。
また、グリップは熱収縮ラバーグリップや滑り止めグリップを使用する事でグリップを好みの太さに変更したりカラーも様々ラインナップされているのでカッコ良くカスタム出来ます。
まとめ
自分の使いやすい柄杓を使用する事で思い通りのマキエワークができ理想とする釣りを展開できます。
特に柄杓の硬さやカップのサイズは人それぞれ好みが違いますのでまずは自分に合う柄杓を見つけてください。
今回、ご紹介したおすすめの柄杓6選からお気に入りの一本と出会っていただければ幸いです。
グレ釣りの柄杓の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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