テントを設営するときに重要なアイテムの1つに、グランドシートがあります。
ですが、使ったことがないと、どのような効果があるのか分かりづらいですよね？
特にキャンプでは、不意の雨などにも対応しなければなりませんが、そんな時に防水グランドシートが大活躍します。
本記事では、ご自身のキャンプスタイルにあったグランドシートの選び方、耐水圧の高いグランドシートおすすめの10アイテムをご紹介します。
防水グランドシートを使うメリット
テント内への水の侵入を防ぐ
グランドシートを利用すると、テント内へ雨水の侵入を防ぐことができます。
雨の日はキャンプはしないと言う方もいらっしゃるかもしれません。
ですがキャンプでは雨だけでなく、夜露や朝露でも地面がぬれてしまうことがあるので、グランドシートは必須アイテムです。
耐水圧の高いグランドシートを使うことで、安心してテント内で過ごせます。
テント本体が汚れるのを防ぐ
水の侵入だけではなく、テント本体が汚れたり、ぬれたりするのを防ぐ役割もあります。
テント本体が汚ると、水洗いして、干して、乾かしてと、とても重労働です。
ぬれたまま長時間放置すると、カビが発生したり見た目が悪いだけでなく、臭いも気になってしまいます。
テントを綺麗に保ち、テント内で快適に過ごすためにもグランドシートを利用しましょう。
テントの劣化を防ぐ
グランドシートを利用し、テントと地面との接触を減らすことでテントの劣化を防ぐ効果があります。
グランドシートがないと、テント本体の床面に穴が開いたり、擦れて傷がついたりして、テントの寿命が短くなってしまいます。
グランドシートを利用して劣化を防ぎ、お気に入りのテントを長く愛用しましょう。
テント内で快適に過ごせるようになる
グランドシートを利用すると、テント内の快適さがグッと高まります。
地面が小石などでゴツゴツしている場合は、凸凹が緩和されたり、地面からの冷気を和らげたりする役割もあります。
グランドシートはテントを守るだけでなく、利用者にとってのメリットも多いアイテムです。
防水グランドシートを使うデメリット
荷物が増えて重くなる
グランドシート1つではありますが、荷物を軽量にしたい方は、その1つでも煩わしく感じるかもしれません。
荷物が大きくならないように、収納時の大きさもしっかり確認しましょう。
荷物をできるだけ増やしたくない方は、シリコン加工されたグランドシートがコンパクトになるのでおすすめです。
費用がかかる
グランドシートは安ければ1,000円前後、高いと1万円前後と値段はさまざまです。
100円ショップのレジャーシートでも代用できますが、とても薄いのでテントを守る効果は低くなってしまいます。
1,000円前後でも、耐水圧が十分なグランドシートはたくさん販売されています。
テントを選ぶ時は、グランドシートの値段も視野に入れて選びましょう。
サイズ選びが難しい
グランドシートはテントとは別売りが多いため、ちょうどいい大きさのグランドシートを探すのに一苦労します。
サイズの合ったグランドシートが見つからない場合は、折り曲げるなどのひと手間がかかります。
ぴったりのグランドシートを購入したい場合は、グランドシートがセットになっているもの、同じメーカーのものを選びましょう。
防水グランドシートの選び方
大きさで選ぶ
まず、グランドシートを選ぶときに一番大切なことは、大きさです。
グランドシートはインナーテント部分の下に敷きますが、床面より小さいものを選びましょう。
それぞれの辺が5cm〜10cm小さいのが理想的です。
小さめを選ぶのが基本ですが、神経質になりすぎずインナーテントと同じくらいのサイズでも大丈夫です。
注意するのは、大きすぎる場合です。
グランドシートが大きすぎると、グランドシートとインナーテントの間に雨水が入ってしまうことがあるので、大きすぎるものはNGです。
耐水圧で選ぶ
グランドシートを選ぶ時は、耐水圧も重要です。
一般的に、耐水圧1500mm以上であれば雨が降っても十分対応できます。
雨の日のキャンプにチャレンジしたい、雪の上にテントを張りたい、となればさらに高耐水圧のグランドシートを選ぶと安心です。
高耐水圧になると、生地も厚く丈夫になるため耐久性が高くなりますが、コンパクトさがなくなってしまうデメリットもあります。
やみくもに高耐水圧のアイテムを選ぶのではなく、必要な耐水圧と収納サイズのバランスも大切です。
同じメーカーで選ぶ
ぴったりのグランドシートを選ぶ一番簡単な方法は、テントと同じメーカーのアイテムを選ぶことです。
セット販売はなくても、同じメーカーが「〇〇用グランドシート」とジャストサイズのグランドシートを販売しています。
ノーブランドのグランドシートに比べると少々割高ではありますが、探す手間も省けて、雰囲気が統一されたサイトに仕上がります。
グランドシートを購入するときには、まず同じメーカーの商品をチェックしてみましょう。
素材や加工方法で選ぶ
グランドシートは主に、ポリエステルでできています。
ポリエステルはしなやかで柔らかく、コンパクトに収納できるのが特徴です。
また、ポリエステルに加工を加えたグランドシートもあります。
例えば、210Dポリエステルオックスは、Dはデニールの訳で糸の太さ、オックスは布の折り方を表しています。
Dは数字が大きいほど糸が太くなるので耐水圧が高くなり、オックスは縦糸と横糸2本ずつで織られていて引き裂きに強い加工です。
グランドシートの代用品として使われるブルーシート（レジャーシート）はポリウレタンです。
耐水圧は高く安価ですが、ゴワゴワしていて音が気になる、かさばってしまうと言う特徴があります。
防水グランドシートおすすめ10選
【DOD】
グランドシート 3人用 （GS3-565-GY）
うさぎのマークがかわいいグランドシートです。
耐水圧は5000mm、厚手でPUコーティングされているので耐久性も十分です。
3人用以外にも1人用、2人用、5人用、6人用とサイズ展開が豊富で、DOD以外のテントでもぴったりのサイズが見つかります。
キャリーバッグが付属されているので、持ち運びに便利です。
【Coleman】
マルチグランドシート（2000038134）
ソロキャンプで人気の、ColemanツーリングドームST、LXどちらにも使用できるマルチグランドシートです。
LXで利用したい場合は広げた状態、STで利用したい場合は折り曲げて使用します。
ツーリングドームシリーズで利用すれば当然ジャストフィット。
薄手でコンパクトに収まりますが、耐水圧は2000mmあるで安心して利用できます。
【Himimi】
防水軽量グランドシート
軽量で、カラー展開が豊富な防水グランドシートです。
グレー、アーミーグリーン、カーキ、ブラックの4色があり、テントの色に合わせると違和感のないサイトに仕上がります。
最大のXXLサイズは240cm×210cmですが、520gととても軽量です。
荷物の多くなるファミリーキャンプでも、520gなら負担も軽減されます。
【GEERTOP】
防水グランドシート
両面がシリコン処理されているため、8000mmもの耐水圧があります。
また、これだけの高耐水圧ですが、Mサイズ（90cm×210cm）はたったの160gと、とても軽量です。
ツーリングキャンプや荷物をコンパクトにしたい方へおすすめのアイテムです。
【BUNDOK】
グランドシート（BD-529）
中央に穴が開いているので、ワンポールテントにおすすめです。
5000mmの高耐水圧と、PUコーティングでテント内への浸水を防ぎます。
ゴム製のショックコードが8カ所に付いているので、もたつかずピンと張ることができます。
【JIMENCE】
グランドシート
自然の景観を崩さない、落ち着いたベージュとオリーブのグランドシートです。
素材は1000Dポリエステルオックスフォードで、少々重さはありますが、分厚く丈夫な作りになっています。
テントの下に敷くだけでなく、地べたスタイルにもおすすめです。
裏面はPUコーティングされていて、水をかければ汚れがするんと落ちるので簡単に片付けができます。
【Azarxis】
グランドシート（AZ-OS0108）
グランドシートだけでなく、タープとして利用できる1枚2役のアイテムです。
生地は420Dオックスフォード、表面はPUコーティングで水の侵入を防ぎます。
またタープとして利用するときは、UV（紫外線）カット加工されているのでアウトドアでの強い日差しから守ってくれます。
オックスフォード生地で速乾性にも優れています。
【Farfly】
テントシート
耐水圧は3000mmあり、210Dオックスフォード素材が採用されている耐久性の高いグランドシートです。
縫い目はダブル裁縫に加え、シームレステープで補強されているため湿気や雨の浸水をしっかり防止します。
裏面は、UV（紫外線）カット加工で簡易的なタープとしても使用可能。
固定部分には、ベルト、ハトメ、ショックコード付きでしっかりと固定できます。
【DOD】
ワンポールテント用グランドシート（GS3-561-GY）
五角形などのワンポールテントのグランドシートは、レジャーシートでは代用がむずかしいため専用のグランドシートを使いましょう。
耐水圧は5000mm、生地は210Dポリエステルが採用されています。
厚手で丈夫ですが、しなやかで、ブルーシートのようにガサガサしません。
ショックコードをテントのペグに引っかけるだけで簡単に設営ができます。
【Trekker’s Design】
ペンタゴン グランドシート
グランドシートの淵に立ち上がりがあるため、雨水だけでなく虫の侵入も防げます。
PUコーティングされているため2000mmの耐水圧があり、生地は210Tオックスフォードで、繊維の密度が高く防水性に優れています。
人気のテンマクデザインのサーカスTCのグランドシートとして使用できます。
まとめ
グランドシートは地味なアイテムに思われがちですが、テントを設営、撤収するときや、テント内で過ごすときに大切な役割をします。
テントにぴったりのグランドシートを利用して、キャンプを楽しみましょう。
防水グランドシートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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