テントの底が汚れたり、傷ついたりしないよう、テントの底と地面の間に敷いて使うものがグランドシートです。
グランドシートはレジャーシートの代わりを果たしたり、使い方によってはタープとして活用できるものまで様々です。
しかし、たくさんの種類があるため、どのような点を重視して選んだら良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
グランドシートの中でも、比較的大きめとなる300×300サイズのものを、選び方も含めてご紹介します。
目次
300×300のグランドシートを使うメリット
幅広く使える
大きめなサイズであれば、グランドシートとしてだけでなく、レジャーシートとしても使えます。
屋外では荷物を置く場所がありませんが、大きめなレジャーシートがあれば、たくさんの荷物を仮置きすることができます。
また、ポールや紐を使えば、タープの代わりとしても使うことができ、使い道は様々です。
小さいテントにも対応できる
四方が300cmのテントに対応するグランドシートは大きめですが、折り畳んで、小さめなテントの下に敷くことも可能です。
折り畳んで使えば、グランドシートの厚みが増し、よりテントが汚れにくく、傷つきにくくなります。
テントからはみ出さないよう注意が必要ですが、1枚持っておくことで別のサイズのテントに対応できるのはメリットと言えます。
前室にも使える
小さめなテントの角と合わせて、入り口側にグランドシートを広げれば、靴を脱ぐスペースを作ることもできます。
雨天時にはタープなどの屋根が必要となりますが、晴れていれば前室に荷物を置いたり、座ることも出来るので便利です。
夜寝る際、靴が夜露で濡れてしまわないように、出ているグランドシートをかぶせておくことも出来ます。
300×300のグランドシートを使うデメリット
かさばる
サイズが大きい分、折り畳んでもあまり小さくならず、かばんの中などで場所を取ってしまいます。
収納袋が付属するものもありますが、収納袋自体も大きく、小さく畳めても厚みがでて、かさばってしまいます。
また、風が吹くことも多い屋外で、大きいグランドシートを小さく折り畳んで収納するのは大変です。
手入れが大変
表面積が大きいため、収納する際、地面の泥がついた汚れを拭いたり、洗ったりするのは非常に大変です。
いったん持ち帰って掃除する場合にも、自宅で大きなグランドシートを広げるのも簡単ではありません。
サイズが大きいため、掃除したつもりでいても、汚れが残っていて気付かないということもあります。
風に弱い
グランドシートは通常、四隅をペグなどで地面と固定し、風で飛ばされないよう対策します。
しかし、大きいグランドシートは四隅を固定しても、中央付近の隙間が大きく、風に煽られる可能性があります。
上にテントを置くとはいえ、テントも四隅しか固定しない為、中央付近には重い荷物を置くなどの対策が必要です。
300×300のグランドシートの選び方
素材で選ぶ
グランドシートの多くは、ナイロンなどの化学繊維や、ポリエチレンなどの合成樹脂の素材が使われています。
ポリエチレンなどでできたものは、防水性が非常に優れているため、天気の変化しやすい山などでのキャンプに適しています。
ナイロン素材は摩擦に強く、コンパクトに収納が出来るため、荷物を出来るだけコンパクトにまとめたい時などにおすすめです。
素材によって価格も大きく変わってくるため、何を重視するかによって選ぶと良いでしょう。
厚みで選ぶ
グランドシートはテントを汚れや傷から守るものなので、厚ければ厚いほど効果は高いです。
厚みがあることで、地面の凸凹も緩和し、テント内の移動時や、レジャーシートとして使う場合にも快適に過ごすことが出来ます。
しかし、厚みが増せば増すほど、小さく折り畳むことができず、撤去や収納の際はかさばってしまいます。
薄くても、出来るだけ機能性に優れ、コンパクトに収納が出来、持ち運びやすいものを選ぶと良いでしょう。
テントに合わせる
グランドシートを使う場合には、テントのサイズや固定方法に適したものを選ぶ必要があります。
サイズの違うものや、全く固定をせずに使ってしまうと、雨天時にテント内に浸水してきたり、風でずれてしまう可能性があります。
グランドシートを選ぶ際は、事前にテントのサイズや構造を把握しておくと良いでしょう。
同一のメーカーで、専用のグランドシートがあれば、サイズや固定方法が統一されているので安心です。
300×300のグランドシートおすすめ10選
【Lenzai】
防水 グランドシート 耐水圧3000mm
こちらのグランドシートは、地面に固定するためのハトメが四隅だけでなく、中央付近にもあることで、より強力に固定が出来ます。
大きめなグランドシートは隙間が多くできてしまい、風に弱いのが特徴なので、8か所固定できるのは嬉しいポイントです。
レジャーシートやタープとしても利用することができ、収納袋も付属するため、持ち運びにも便利です。
【ロゴス】
ぴったりグランドシート(84960103)
ぴったりグランドシートは、四隅にひもが出ており、テントの端に結んで固定することが出来ます。
同じメーカーが出すテントにはもちろんぴったりですが、サイズに気を付ければどんなテントにも対応可能です。
少し厚めな素材で、テントを汚れにくくするだけでなく、地面からの浸水を防ぎ、快適に過ごすことが出来ます。
【Sheng yuan】
テントシート
こちらのシートはペグが4本付属しており、四隅の穴からペグを地面に刺して固定することが出来ます。
ファスナー付きの収納袋も付属するため、小さく畳んで収納しておけば持ち運びにも便利です。
シートには紫外線をカットするための加工が施されているので、ポールなどを用意してタープとして使うことも出来ます。
【CARBABY】
グランドシート
コンパクトに収納が出来る収納袋と、地面に固定するためのアルミペグが4本付属したグランドシートです。
片面だけでなく、表裏ともに撥水の加工が施されているため、少し湿気のある地面でも安心してテントを設営することが出来ます。
耐久性にも優れており、キャンプだけでなくビーチなど、様々なシーンでレジャーシートとして使うことも可能です。
【KoiHouse】
グランドシート
一見シンプルに見えますが、持ち運びに便利な収納袋と、四隅を固定するためのペグが4本セットとなっている便利な商品です。
地面からの浸水を防ぐため、しっかりと防水加工が施され、雨天時のテント泊でも安心して過ごせます。
シート単体で、レジャーシートとして使うこともでき、付属のペグを使えば風が吹いても飛んでしまう心配はありません。
【Farfly】
グランドシート
8か所の留め具が付いたこちらのグランドシートは、小さく折り畳んでコンパクトに持ち運ぶことが可能です。
耐久性が強く、強度が高いため、砂利が転がっているような硬い地面でも、テントの底をしっかり守ってくれます。
防水加工によって浸水を防いでくれるだけでなく、紫外線もカット出来るため、タープとしても活躍します。
【TRIWONDER】
グランドシート/タープ(OS1603GR-L)
主にタープとして使うことが出来るこちらのグランドシートは、防水性に優れ、日よけにも適しています。
防水加工で、地面からの湿気を抑え、湿った地面でもテント内への浸水を防ぐことが出来ます。
軽量かつコンパクトに持ち運びができ、水洗いなどのお手入れもスムーズに行うことが可能です。
【Kadahis】
テント用リビングシート
テント用リビングシートの一番の特徴は、シートの端が上に上がっており、サイドからの浸水を防いでくれる点です。
平らなシートでは、真下からの浸水を防げますが、横から流れてくる水は防ぐことが出来ません。
このシートなら流れてくる水を抑えることも出来、レジャーシートとしても役に立ちます。
【コールマン】
テントシートセット 300(2000023539)
テントシートセットは、外側に敷くグランドシートと、テント内で使うインナーシートがセットになっており大変便利です。
両方のシートを合わせて使う事で、テントの防水効果が高まり、より快適に過ごすことが出来ます。
収納サイズはやや大きくなりますが、どちらも収納ケースが付属するため、車などで持ち運ぶ場合には特に問題ありません。
【Anlik】
ウォールアップ グランドシート
横からの浸水も防ぐことが出来るこのシートは、グランドシートとしてだけでなく様々な用途で使用することが出来ます。
端に縁があることで、タープとして利用したときも、多少の雨であれば防ぐことが可能です。
収納用の袋が付属し、小さく折り畳んで持ち運ぶことができるため、キャンプだけでなくレジャー全般で使うことが出来ます。
まとめ
グランドシートを使わずにテントを使っていると、いつの間にかテントが傷んでいたり、浸水してしまうことも少なくありません。
今回ご紹介したグランドシートをご参考に、用途に応じて最適なグランドシートを探してみてください。
300×300のグランドシートの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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