毎年夏が来るたびに『今年は去年より暑い』と言われます。
日焼け対策に日焼け止めやアンダーシャツを用意し、熱中症対策には血管を冷やし水分・塩分補給することは周知だと思います。
では、足元の体温を適切に調整することでさらに快適にゴルフ楽しむことができるのご存じでしょうか。
夏場の暑さの緩和にも期待できる涼しいゴルフシューズ選びを考えてみませんか。
目次
- 1 涼しいゴルフシューズを使うメリット・デメリット
- 2 涼しいゴルフシューズを選ぶ際のポイント
- 3 涼しいゴルフシューズおすすめ10選
- 3.1 【Adidas Golf】ツアー360XT(F35407)
- 3.2 【Puma Golf】プロアダプト アルファキャット(195695)
- 3.3 【Puma Golf】イグナイト パワーアダプト(192236)
- 3.4 【ミズノ】ウェーブハザード(51GM2170)
- 3.5 【New Blance】FuelCell 1001v3(MGS1001)
- 3.6 【ECCO】BIOM COOL PRO(10210401379)
- 3.7 【Foot Joy】Flex XP(56283J)
- 3.8 【PGM】アンチスキッド防水ゴルフシューズ
- 3.9 【Nike】Air Max 90 G(CU9978 101)
- 3.10 【アシックス】GEL COURSE GLIDE(1111A085)
- 4 まとめ
涼しいゴルフシューズを使うメリット・デメリット
メリット
圧倒的な通気性
涼しいゴルフシューズはメッシュやニット素材のものが多く、シューズ内で熱がこもり蒸れにくいメリットがあります。
手足の末端にはAVA血管と呼ばれる体温を調節する特殊な血管があり、ここを冷やすことが夏の運動中の熱中症の暑熱対策に有効と言われています。
熱が外気に逃げると体温の上昇を防ぎ発汗量を抑える利点もあり、通気性のよいシューズを履くことで過剰に熱を蓄えることもありません。
シューズの軽量化
通常の革素材で作られたゴルフシューズは約400g~500gの重量がありのに対し、涼しい素材であるメッシュやニット素材では約250g~350gであり約1.5倍も重量に差が出ます。
ゴルファーにとって足運びは終盤になるほど疲労が蓄積するためプレーに影響が出てくるものです。
柔らかい素材で足に優しい
スコアを作るにはまず足からという名言があります。
皆様も経験があるかと思いますが、ゴルフの腕前がある程度上達するまではボールのコントロールもままならずコースを右往左往するものです。
ナイスショットが決まれば次の地点までカートに乗って移動もできますが、残念ながら多くの初心者には難しい問題です。
コースにはアップダウンがあり、いわゆるシングルプレイヤーと呼ばれる方で約15,000歩、アベレージゴルファーで約20,000歩、駆け出しのゴルファーではなんと約30,000歩も歩くことになります。
これは約24,000ヤードであり約21kmのハーフマラソンの距離を歩くのと変わりなく、すさまじい運動量と負担を足にかけています。
少しでも足に優しいゴルフシューズでホールアウトまで戦えるスタミナを温存していきましょう。
デメリット
冬場ゴルフに向かない
涼しさを追及したゴルフシューズであるため、冬ゴルフをするには足元の通気性が良すぎて寒さを感じることでしょう。
先ほどAVA血管について少し触れましたが、体温調節は手足末端にある特殊な血管で行われているため、寒いと血管が収縮することでポンプ機能が低下し体が冷え、運動に対するパフォーマンスも落ちます。
防水性
アッパー部分がメッシュやニット素材を使用したゴルフシューズでも防水加工を施されているものは多くあります。
しかしながら通気性を優先して開発されていますので、隙間から雨水がシューズ内に浸透すると足元が濡れてしまいます。
同様にバンカーショットでメッシュの隙間からシューズ内に砂が入る可能性も避けられません。
耐久性の問題
なるべく軽く作られたゴルフシューズは、木の枝や先端が尖った箇所への引っかけに対して耐久性で劣り破損する可能性も考えられます。
素材の柔らかさも気になる方がいるかもしれません。
足をしっかりと覆う感覚が下半身の安定感とメンタルに安心を与え、ショットが成功するイメージをより鮮明に浮かべられると考えるからです。
ゴルフは足に全体重をかけボールを飛ばすスポーツです。
支える土台の強さが飛距離にも比例するため、自分のプレースタイルと相談して購入しましょう。
涼しいゴルフシューズを選ぶ際のポイント
抜け感のあるデザインで選ぶ
昨今はスニーカータイプのゴルフシューズが多く販売されていて、以前の革製品のような重たい印象はないかと思います。
特に有名ブランドからはアッパーにニット素材を取り入れた商品が多くあり力の入れ具合を感じます。
デザインもスタイリッシュになりファッション性も高くなっているので、スパイクレスタイプであれば普段履きとして運用するのもありです。
軽量で履きなれたブランドを選ぶ
ゴルフシューズを軽くするためには革よりも布や化学繊維が使用されます。
伸縮性に富んだ素材は足にほどよいストレッチ性やフィット感を与え、ラウンド時でも靴の重さにストレスを感じることなくプレーできることでしょう。
メーカーによっては日本人向けにシューズを作られてない可能性もあるので、幅や甲の高さが合わないこともあります。
馴染みあるメーカーを選ぶことをオススメします。
ソール部分を確認する
ソール部分はゴルフスイングを支える重要な部分です。
アッパー部分が柔らかな素材で作られている場合、ソール素材も柔らかく作られているシューズもあります。
履き心地はよく通気性もばっちりですが、横ズレに弱い面は注意するとよいでしょう。
抜群のクッション性は歩くことに関しては申し分ありません。
ただしヘッドスピードの早い方や体格が良い方がスイングすると体重移動に耐えられずシューズ内で横ズレしてしまいます。
これにより力を乗せられずボールは思い通りには飛ばない可能性があります。
その面では堅いソールであれば体重をしっかり支えられるため横ズレは最小限で済ませられますので、ご自身の技量をご確認の上購入することオススメします。
涼しいゴルフシューズおすすめ10選
ここからはおすすめのシューズを紹介します。
【Adidas Golf】
ツアー360XT(F35407)
ソフトスパイクタイプ。
アッパー部分にプライムニット素材を使うことで通気性がよく高いストレッチ性能が快適さをもたらします。
ミドルソールは高反発のクッション性を備え大きな体重移動にも大きなブレを出すことなくハイパフォーマンスを発揮できます。
ソール部分に8つクリートがありしっかりとした安定感でスイング可能に。
疎水性のあるプライムニットは水を弾き高い撥水性で雨の日も安心して履けます。
【Puma Golf】
プロアダプト アルファキャット(195695)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分を柔らかめの素材で多層構造にすることで適度なフィット感と防水機能を備えています。
ミッドソールにはやや柔らかめでクッション性高めの素材を使用。
柔らかくもほどよい反発力をもっています。
ソール部分はTPUとラバーの複合素材を使用。
高いグリップ力とTPU素材のしっかりとしたホールド感を持ち合わせて安定感もばっちりです。
【Puma Golf】
イグナイト パワーアダプト(192236)
ソフトスパイクタイプ。
アッパー部分にメッシュ素材を使用し、サイド部分をTPU素材で補強、シューズ内での横ブレに強い構造に仕上げています。
また、防水フィルムがアッパー部分に挟まれているため、雨の日も気にせずゴルフができます。
ソール部分のクリーツをアウトソール内に埋め込むことにより土台が全方向へ自在に動き、どのようなライでもしっかりグリップし快適で力強いスイングができます。
【ミズノ】
ウェーブハザード(51GM2170)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分に合成繊維を使用することで足の形に合わせて柔軟に調整可能。
ミッドソールには固めの高反発ソールを用いることで柔らかい踏み心地ながらしっかりとした反発力も感じられます。
ソール部分は外周部分をより強固にすることで体重の横ズレ防止、様々なライでしっかりとしたグリップ力を感じられることでしょう。
しっかりとした防水性は雨の日利用にももってこいです。
【New Blance】
FuelCell 1001v3(MGS1001)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分に合成樹脂を使用し柔らかい質感に。
ミドルソールにはFuel Cellという機能を備え、高いクッション性としっかりとした踏み感と反発力を得られアップダウンにも強い味方に。
ソール部分にはTPUを使用し柔らかさを感じつつも独自の三角構造が足の裏にかかる重さを分圧、グリップ力もしっかりと発揮し足に疲れを残しにくい仕上がりとなっています。
こちらは耐水性能がありませんので雨の日利用はお控えください。
【ECCO】
BIOM COOL PRO(10210401379)
スパイクレスタイプ。
抜群の履き心地を誇り、値段こそ高いもののコスパは最高に良いゴルフシューズです。
アッパー部分に動物繊維を使用しているものの抜群の撥水性、通気性を誇り、天候に関係なくオールシーズン利用可能です。
ソール部分は厚みがあり柔軟性にも優れ、適度なクッション性とサポートによりライを問わず活躍することでしょう。
【Foot Joy】
Flex XP(56283J)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分に全天候対応のニット素材を使用。
優れた防水性を誇りつつ通気性もしっかり確保。
ミドルソールには柔らかいEVAインソールを使用し、あらゆるライに対してしっかりとしたグリップ力を発揮します。
ソール部分も柔らかめであるため普段使いにも使えるシューズです。
しっかりと体重を支えるソールではないため、飛ばすことを目的とされる方以外にオススメです。
【PGM】
アンチスキッド防水ゴルフシューズ
スパイクレスタイプ。
アッパー部分はマイクロファーバーレザーを使用することで柔らかいです。
ミッドソールはEVA素材を使用し、柔らかくもやや反発力があります。
ねじれに強い構造で、スイング時に足が外側に引っ張られる力に対してガッチリとホールドします。
通気性、防水性にすぐれたコスパの良いゴルフシューズです。
【Nike】
Air Max 90 G(CU9978 101)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分は防水性のあるメッシュ素材で通気性にも優れ、薄くオーバーレイ処理されているため汚れにも強いです。
また、全天候型であり季節を問わず利用できます。
ソールのヒール部分にはAirシリーズ独自のシグネチャー・バブルが搭載され、クッション性はもちろん強い反発力を持ち合わせているため踏み心地もしっかりしています。
普段履きとしてもデザインが良いためおすすめできます。
【アシックス】
GEL COURSE GLIDE(1111A085)
スパイクレスタイプ。
アッパー部分はメッシュ素材を使用することで柔らかさと通気性は抜群です。
シームレスな素材を利用することで摩擦が気にならずゆったりと履くことができます。
ミッドソールは柔らかい素材でできており、踏んでもしっかりと反発力があります。
ソール部分のスパイクはしっかりとグリップがあり、スイング時の安定感が向上します。
防水性はございません。
まとめ
ゴルファーの足元を支えるゴルフシューズは、目的別に上手に使い分けることがスコアメイクの鍵かと思います。
日焼け、熱中症対策に続き第三の予防として足元の体温を適切に調整することで、猛暑の日でも快適で楽しいゴルフライフを送りましょう。
涼しいゴルフシューズの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方