ゴルフボールのスピン量が気になりだしたのはいつからでしょうか。
気づけば飛距離を求めつつもスピンを気にするようになっていました。
100ヤード以内ではボールをより近くピンに寄せられるかがゴルフのスコアを作るには欠かせないようになり、ボールもスピン系のコントロール重視となっていきます。
ディスタンス系のボールを使うことはコスパのよさや直進性の高さもあるため個人的にはありと思いますが、スピン系の止める楽しさを体感してみませんか。
目次
- 1 スピン系ゴルフボールを使うメリット
- 2 スピン系ゴルフボールを使うデメリット
- 3 スピン系ゴルフボールの選び方
- 4 スピン系ゴルフボールおすすめ10選
- 4.1 【HOMMA】TW-S(BTQ2103)
- 4.2 【HOMMA】X4(BT1906)
- 4.3 【Titleist】Tour Soft
- 4.4 【Titleist】Pro V1(T2027S-J)
- 4.5 【BRIDGESTONE】Tour B XS(S2GXJ)
- 4.6 【Callaway】E・R・C soft(6427258128044)
- 4.7 【SRIXON】Z-star(10242069)
- 4.8 【RZN】HS-TOUR(RZN-HS-TOUR-BOX)
- 4.9 【TaylorMade】TP5(N0802601)
- 4.10 【TaylorMade】Tour Response(M7177101)
- 5 まとめ
スピン系ゴルフボールを使うメリット
コントロールしやすい
ゴルフボールのコントロールは落としどころをイメージして、打ちたい弾道をイメージ、スイングを合わせていくものです。
クラブとボールが接触したときには弾道は決まっていますので、そこからはどれくらいボールを押しこむかがスピン量や飛距離を決めます。
スピン系ゴルフボールの打感は柔らかいものが多いので繊細なコントロールに向いているわけです。
飛距離が計算しやすい
いわゆるディスタンス系ボールを使ったことがある方はご存じかと思いますが、稀に予想より飛びすぎてしまうことがあります。
その点スピン系ゴルフボールはフライヤー等特殊な状況以外では飛距離がコントロールしやすく、適正な番手でショットした場合にランが出すぎてグリーンオーバーすることを防げます。
正確にピンを狙うことが自信にもつながるので、異なるタイプのボールを打ち比べて自分に合っているボールを見つけてください。
スピンを楽しむ
ボールを遠くに飛ばせる嬉しさや芯を食った快感、カップにコトンと落ちる達成感など、ゴルフには魅力が多くあります。
ある程度上達するとクラブを上手に使うことができるようになるので、スピンをかけてボールを曲げる楽しさが芽生えてきます。
スピン系のボールではそれを助長してくれますので、グリーンでバックスピンをかける自身に感動してください。
スピン系ゴルフボールを使うデメリット
飛距離が落ちる
飛びを選ぶか、グリーンで止まるを選ぶかはゴルファーにとって一つの選択です。
飛距離を出すにはボールのスピン量と曲がりを減らし、なるべくストレートに近い球で運ぶのが良いと考えられています。
スピン系ボールは名前に負けずスピンがよく入りますので、直進性の高い弾道を打つには技術が必要となり難しくなります。
曲がり幅が大きい
スピンを売りにするボールですので、クラブの当たり所が悪く曲がり幅が大きくなることは避けては通れない道です。
回転を制するものがゴルフを制するという言葉がありますように、曲がることは悪いことではありませんし、自然なことです。
曲がり幅は大きくてもいいのですが、曲がり幅に許容範囲を決めて目的の場所に運べる技術がゴルフの楽しさとならず、上達の妨げとなることもあります。
スピンボールの良さがわかりにくい
長年ゴルフに携わると少しずつクラブやボールの特性は理解できるようになってきます。
しかし、スコアが100を切るまではそれよりもなるべく前に飛ばすことや大たたきをしないことが大事とつい考えがちです。
余裕ができはじめるとコースマネジメントについて考えられるようになり、繊細な打感の違いがわかるようになってきます。
初心者から一貫してスピン系のボールに慣れておくのも将来的に良いかとは思いますが、何が違うのかを体験しておくとよいでしょう。
スピン系ゴルフボールの選び方
ヘッドスピードで選ぶ
ヘッドスピード35m/sと50m/sでは曲がり幅がサイドで15ヤード以上違ってきます。
ドライバーの飛距離にしても、ヘッドスピードが速いほどボールが潰れるためにスピン量が増えすぎて、高弾道ではあるもののキャリーが伸びない現象が起きます。
もちろん好きなボールを選んでいただくことは大切ですが、アンダースペックになってしまうとロスも大きくなるため適正なボールを選びましょう。
ボールの硬さで選ぶ
硬さはコンプレッション(compression)と表記され、この数値が高いほどコアが硬いゴルフボールとされています。
ボールを押し潰すのに必要な力のことで、ヘッドスピードが速い人ほどボールを押し潰す力があると考えていいでしょう。
ボールは適度に潰れる程度が一番効率よくエネルギーを発揮できるためボールの硬さで調整する必要があります。
グリーンの硬さもコンプレッションと表示されていて、グリーンの締り具合がどの程度かの参考にされます。
価格で選ぶ
スピン系のボールは多層構造でコストがかかるために2ピースのディスタンス系ボールに比べて価格が高くなることが多いです。
比較的求めやすいスピン系ボールも出てきているものの、ロストボールを利用するのも一つの手でしょう。
注意点としてロストボールは基本的に劣化していると思い、価格と性能をトレードオフするのだと考えてください。
スピン系ゴルフボールおすすめ10選
【HOMMA】
TW-S(BTQ2103)
3ピースウレタンカバーボール。
コストを抑えつつスピン性能を向上させ、他のスピンボールにも劣らないオススメボールです。
ヘッドスピードが速い人がドライバーで打つとスピン過剰になる可能性はあります。
その代わり、アプローチでのスピン量は確実に稼げるためにグリーン上ではバックスピンがかかりよく止まります。
スピン系ボールを初めて購入される場合はこちらのボールから入門されるのもありです。
【HOMMA】
X4(BT1906)
4ピースウレタンカバーボール。
ボール全体が柔らかい造りになっていますので、打感も柔らかく、ドライバーでボールを潰す感覚がはっきりとわかるかと思います。
ボールを十分に潰すことで反発力とスピンを出し、特にヘッドスピード40m/s付近の方に試して実感してもらいたいオススメボールです。
ウレタンカバーボールでは圧倒的な安さで、性能も折り紙付きということもありぜひ一度は試しに打ってみてください。
【Titleist】
Tour Soft
2ピースアイオノマーカバーボール。
2ピースながらもスピン性能もしっかりあり、薄いカバーに大きなコアで高反発を実現し飛距離性能も申し分ないレベルです。
打感は非常に柔らかく、スピン量は多すぎない程度です。
ソフトな打感が際立つためにショートゲームで繊細なタッチを出したい方にオススメします。
【Titleist】
Pro V1(T2027S-J)
3ピースウレタンカバーボール。
柔らかくフェースに乗っかりスピンが抜群にかかるスピンボールです。
カバーも柔らかいためにインパクトの衝撃は小さく、特にアプローチショットは心地よい押し出す感覚を体感できるかと思います。
長い番手になるほど低スピンのボールが飛び出し、適度なスピン量で遠くまで飛ばせます。
【BRIDGESTONE】
Tour B XS(S2GXJ)
3ピースウレタンカバーボール。
非常に柔らかく吸い付くような打感が特徴のボールです。
高いスピン性能をもち、フェースに乗るという感覚は他のボールの追随を許さないほどに完成度が高く仕上がっています。
ドライバー時には低スピンの飛びをする一方で、アプローチでは高スピンの特性が働くので思い通りの弾道を打ち出すことができるでしょう。
【Callaway】
E・R・C soft(6427258128044)
3ピースアイオノマーカバーボール。
ボールが全体的に柔らかいためスピンがかかりやすい特徴があります。
柔らかい特性を生かし反発力で高初速、飛距離をアップする特性をもち、もちろんスピンも問題なく入るためにグリーン上でも止まるボールです。
ボールに書かれたトリプルトラックがパッティング時のピン方向にマークを合わすのに役立ち、視覚的により明確なラインのイメージをサポートしてくれます。
【SRIXON】
Z-star(10242069)
3ピースウレタンカバーボール。
ボールを潰す柔らかい打感とスピンを活かしたアプローチショットで高いコントロール性能を可能とします。
ドライバーでも飛距離のロスを気にすることなく叩きにいけ、耐久性の高いカバーのおかげで傷にも強い仕様です。
ヘッドスピードが速い方にも問題なく使える良いボールと言えるでしょう。
【RZN】
HS-TOUR(RZN-HS-TOUR-BOX)
4ピースRZNカバーボール。
飛ばしたいときに飛んで止めたいときに止まるを可能とするRZNゴルフ独自技術のボールです。
レジンをアウターカバーやコアに使うことによりスピンコントロールを損なうことなく高初速のドライバーショットを可能としています。
ボールがフェースに乗りやすく、雨の日で濡れた状況でもしっかりとカバーが食いつきます。
【TaylorMade】
TP5(N0802601)
5ピースウレタンカバーボール。
5層構造はそれぞれの内部カバーが番手ごとに最適な飛びを提供してくれます。
打感は非常に柔らかく、スピンもよくかかりグリーン周りでもコントロールに長けた特徴をもっています。
ドライバーショットにおいても、風の影響を受けにくくコントロール性の高い球筋が低スピンで飛んでいくため飛距離ロスになりにくいです。
【TaylorMade】
Tour Response(M7177101)
3ピースウレタンカバーボール。
柔らかい打感で、フェース面をしっかりとつかみボールにバックスピンを加えられます。
スピン量は確保しつつも飛距離を落とさない作りとなっており、ドライバーで思いっきり叩きに行けるスピン系のボールです。
耐久面ではやや難ありですが通常使用には問題ありません。
まとめ
上達するとロストボールが減り自分に合うボールをずっと使い続けることが多いです。
新素材によりコストが落とされゴルファーには優しいボールも増えてきていますが、有名ブランドのボールに比べて性能が劣るものがほとんどです。
そしてスピン系ボールは価格が高く大事に使っていても消耗するものです。
ボールに傷が入ると本来のスピン量を発揮できなくなりますので、いいスコアを出すためにもできるならば惜しむことなく投入していきましょう。
スピン系ゴルフボールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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