「練習場ではドライバーで200ydしか飛ばないのに、コースでは220ydも飛んだ!!」といった経験はないでしょうか?
実はゴルフボールにも種類があり、大きくは、練習場で一般的に使われている「レンジボール」と、みなさんがコースで使用する「コースボール」に分類されます。
この記事では、まずレンジボールの特徴をコースボールと比較しつつ紹介します。
次に「練習場なんて行く暇がない!」「家でボールを打つ練習をしたいけど危ないからできない!」と思っている人におすすめの、家でショット練習が可能な練習用ボールについて、おすすめ10選を紹介します。
目次
練習用ゴルフボール(レンジボール)は何が違う?
レンジボールとはみなさんが行かれる「練習場(打ちっぱなし)」で一般的に使用されているボールのことを言います。
レンジボールはコースで使用するコースボールとは全く違います。
コースボールとの大きな違いは、コースボールより軽く、打ち手に負担がかかりにくい点です。
また、コースボールに比べ衝撃に強く、耐久性が高い魅力があります。
ですが、コースボールに比べ約10%ほど飛距離が落ちると言われています。
練習場で200ヤード飛ぶなら、コースでは220ヤード飛ぶという計算です。
コースボールよりも多くスピンがかかるため、その分、ミスショットしたときは左右に大きく曲がります。
次に、家で練習する場合に使用する「練習用ボール」について、メリットとデメリットを紹介します。
練習用ゴルフボールを使うメリット
家を傷つけない点が1番大きなメリットかと思います。
練習用ボールの素材はプラスチックやウレタン素材のものが多いので、家でも気にすることなくフルスイングでのショット練習をすることができます。
プラスチック素材は少し痛いかもしれませんが、ウレタン素材のボールは柔らかいので、万一、人に当たっても大きな怪我をすることはありません。
とは言え、ボールを使ってショット練習するときは必ず周りを見て、安全性を確保してから行うようにしましょう。
ほかにも、軽くて素材も柔らかいために繰り返し練習(アプローチやドリル練習など)にはうってつけな点もメリットといえます。
練習用ゴルフボールを使うデメリット
そもそもコースボールとは全く違う素材のボールなので、打感の違いが気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。
また、初心者でとりあえずフルショットでボールに当てるという意味での練習には良いかもしれませんが、中上級者のフルショットの練習には向いていません。
なぜなら、打感、インパクト音、球筋、フォローがコースボールを打つ場合と変わり、実戦的ではないからです。
練習用ボールはアプローチなどの短い距離のショット練習に向いたボールであると言えます。
練習用ゴルフボールの選び方
練習用ボールには大きく分けて、「プラスチックボール」「ウレタンボール」「PUフォームボール」がありますが、練習の目的によって打つボールを分けるといいでしょう。
曲がりを治したいならプラスチックボール
プラスチックボールを思いっきり打ってもせいぜい30ヤードほどしか飛ばず、また、ミスショットをしたときは大きく曲がるといった特徴があります。
これらの特徴を活かし、「フルショットで真っ直ぐ飛ばす」ことを目的にした練習をすることがおすすめです。
ただ、プラスチックボールは後に出てくるウレタンボールやPUファームボールに比べ、音が大きいのでそこには注意が必要です。
フルショットで完璧なインパクトをした時の、インパクト音と球筋は非常に良いので、一度使うとクセになります。
安全性を重視するならウレタンボール
ウレタンボールは手に取ったら分かると思いますが、とにかく軽く、そして柔らかい素材のボールです。
とにかく家の中を傷つけたくないという方や、騒音を気にすると言う方は、ウレタンボールの使用がおすすめです。
他にも、子供へゴルフをさせるためのきっかけとして、またレクリエーションとしてのゴルフをするときに使用するのもおすすめです。
ハイブリッドなPUフォームボール
PUフォームボールを一言で表すと、プラスチックボールとウレタンボールのデメリットを改善しつつ、それぞれのメリットだけを取り入れたボールです。
上記2つのボール比べて、打感が強く、飛距離が出ます。
さらに、ウレタンボールのように柔らかい素材を残しつつも、音を抑えているのでデメリットはほとんどありません。
しいてデメリットを挙げるなら、ほんの少し費用が高いと言う点です。
より実戦的な練習をしたいと言う方におすすめのボールです。
練習用ゴルフボールおすすめ10選
【LANODO】
ゴルフ練習ボール
こちらのボールはウレタン素材でできており、ボールにラインが入っているのが特徴です。
そのため、回転を意識した練習にはぴったりのボールといえます。
特に、アプローチのスピンを意識した練習や自分のスピンのクセを意識した練習には使いやすいボールです。
また、ウレタン素材でできているため、家のことや騒音を気にせずにショットができますし、クラブフェースを傷つけることがないのも魅力的です。
初心者はインパクトの練習に、中上級者は回転を意識した練習にと、どのステージのレベルの方にも満足ができるおすすめのボールです。
【Tabata】
アイアン上達ボール(GV0310)
こちらのボールはPE素材でできており、いわゆるプラスチックボールです。
フルショットをしても最大飛距離が約30メートルほどなので、ドライバーやアイアンで球筋を確認したいときに使用すると効果的です。
また、芯に当たったときは「パチンッ」とした音が鳴り、ミスショットしたときの音と全くちがうので、インパクトの練習にもなります。
【Go Sports】
フォームゴルフ練習ボール(GOLF-BC-BALLS-16)
こちらはフォーム素材でできたボールで、フルショットをするとかなり飛距離が出ますので、室内で練習するときはネットに向かって打つ必要があります。
ボールの色が4色あるので、家族や友人とゴルフに関するミニゲームをするときも重宝するボールです。
また、ボールケースも付いているので、収納場所に困ったり、新たに収納ケースを買う必要がないのも嬉しいところです。
【Tabata】
アプローチ上達ボール(GV0304)
こちらはPE素材でできたボールで、スポンジのような感覚のフォームボールです。
商品パッケージにも記載の通り、フルショットをしても最大飛距離は約10mまでしか飛びません。
ただ口コミを見てみると、軽すぎるというコメントが多くみられるので、中上級者には少し物足りないかもしれません。
ただ、ボールのサイズがコースボールよりも約2.5ミリ小さいので、フェースにシールを貼り、スイートスポットでショットをする練習などには使いやすいと思います。
【SHANGUP】
練習用ゴルフボール
こちらのボールは、全体的にスポンジのような素材でできたボールです。
ボールの質はほどほどで、とにかく安いものがいいという方向けのボールです。
調査をしたところ、ボール品質が均一的でないようなので、質の高い練習をしたいという方は他の練習用ボールを購入することをおすすめします。
レクリエーションとしてのゴルフのため、とにかく音を出さず思いっきり打ちたい、と言う方には良いボールだと思います。
【パターマット工房】
HIYOKOボール
こちらは、ポリウレタン製のボールです。
特徴は一般的な練習用ボールよりも重量があるため、より実践的な球筋に似た動きをすることです。
重量があり、飛距離も50メートルほど出るので、フルショットの練習をしたいところですが、公式サイトで「フルショットすると球が吹き上がるため、ハーフスイングやクォーターショットの練習がおすすめです」と紹介されています。
室内でネットに向けて打つときは気にならないですが、室外で練習するときに、球の吹き上がりが気になる方は注意が必要です。
【Tabata】
アプローチ上達ボール(GV0302)
こちらは、PE素材でできたスポンジのような素材のフォームボールです。
商品パッケージにも記載の通り、最大飛距離は約5メートルです。
このボールを使ったおすすめの練習方法は、アプローチ練習での回転確認です。
商品を見ていただければ分かると思いますが、ボールのデザインが特徴的で、ショットの回転が非常に分かりやすいデザインとなっています。
グリーン周りのスピンを意識した、チップショットやピッチショットの練習をしたい方にはおすすめのボールです。
【SKLZ】
インパクトゴルフボール
こちらは、プラスチック素材のボールです。
そのため、インパクト音がよく、飛距離も出やすく、少し広い場所で練習する際には特に球の軌道を意識した練習をすることができます。
デザインもボールの半分で色が区分けされているため、回転も非常に分かりやすいです。
プラスチックボールですが、耐久性も結構いいので、プラスチックボールを使ったスピン意識の練習をしたい方にはおすすめです。
【Golf Style】
PUゴルフボール練習用(02-09-06-08-60)
こちらはウレタン素材のボールです。
とにかくコスパを重視したい方におすすめで、なんと60個も入っています。
ウレタン素材なので耐久性にも優れており、何度も繰り返す練習には最適です。
特に初心者の方で、まずはインパクトをしっかりするためのハーフスイング練習で使う分には、身体への負担も少ないのでおすすめです。
【Tabata】
室内専用トレーニングボール(GV0306)
こちらはPS素材でできたボールで、PSはスチロールを意味します。
飛距離でいうとマックスでも約7mしか飛ばず、スチロール素材で軽いため、安全性を重視する方にはおすすめです。
気をつけたいのが、庭での練習で使うときに、ボールが軽いために風の影響を非常に受けることです。
また、何度も打っていると素材の関係で少しヘコミが生じて、ボールの形状が変わってしまうことも注意が必要です。
まとめ
練習用ボール10選を紹介しましたが、ボール選びで押さえておきたいポイントは、どのような練習をしたいのかということです。
初心者の方で、繰り返しインパクトの練習をする場合は、身体の負担が少なく価格の安いウレタンボールを選ぶのがおすすめです。
一方中上級者の方は、球の回転や球筋を意識する練習をすることが多くなると思うので、球筋がはっきりわかるプラスチックボールや、球の回転が分かりやすく、コースボールに近い打感であるPUフォームボールを選ぶことをおすすめします。
さまざまな練習用ボールがあり、コースボールに比べるとどれも価格は低いので、とにかく片っ端から試してみるのもいいですよ。
ゴルフボール 練習用の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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