近年、ゲームの画質やクオリティが上がっていくにつれて、BGMなども音質や厚みが増しています。
また、FPSなどのゲームでは音から得られる情報が非常に多い為、より綺麗に聴こえるゲーミングヘッドホンを探している人も多いでしょう。
そこで今回は、7.1chを搭載したゲーミングヘッドホンについて解説しながら、後半ではおすすめの商品も紹介します。
併せて、PS4等のコンシューマー機でも使えるおすすめの7.1chゲーミングヘッドセットもございますので、パソコンでゲームをする人以外にもピッタリです。
- PCゲーム歴15年
- 中古PC組立・販売会社に勤務
幼少期からゲームが大好きで、10代後半に初めてゲーミングPCを購入し、そこからPCゲームにのめりこんでいきました。 遊ぶゲームのジャンルは多岐に渡り、流行りのゲームは遊んでみるタイプです。
目次
- 1 7.1chのゲーミングヘッドホンとは
- 2 7.1ch対応ゲーミングヘッドホンを使うメリット・デメリット
- 3 7.1ch対応ゲーミングヘッドホンを選ぶ際のポイント
- 4 7.1ch対応ゲーミングヘッドホンおすすめ10選
- 4.1 【ROCCAT】Elo 7.1 ゲーミングヘッドセット ROC-14-130-02 ブラック
- 4.2 【HyperX】Cloud II ゲーミングヘッドセット 7.1バーチャルサラウンドサウンド対応 KHX-HSCP-RD
- 4.3 【Razer】BlackShark V2 X ゲーミングヘッドセット RZ04-03240100-R3M1
- 4.4 【MSI】ゲーミングヘッドセット Immerse GH50 仮想7.1ch サラウンド SP891
- 4.5 【Logicool G】ゲーミングヘッドセット G435 LIGHTSPEED & Bluetooth G435WH
- 4.6 【JBL】QUANTUM 400 ゲーミングヘッドセット 7.1chサラウンド JBLQUANTUM400BLK
- 4.7 【HyperX】Cloud Revolver + 7.1 ゲーミングヘッドセット HHSR1-AH-GM/G ( 4P5K5AA )
- 4.8 【SteelSeries】ゲーミングヘッドセット 7.1chサラウンド Arctis 5 61504
- 4.9 【Logicool G】ゲーミングヘッドセット G733-BK LIGHTSPEED ワイヤレス 7.1ch
- 4.10 【Logicool G】PRO X ゲーミングヘッドセット G-PHS-004WL
- 5 まとめ
7.1chのゲーミングヘッドホンとは
そもそも「7.1ch」とは、どのようなものかご存知でしょうか?
これは、「スピーカーが7つ・サブウーファーが1つ」搭載されていることを指しており、音が鳴った位置と方向が把握しやすいです。
本来は、7つのスピーカーで自分を囲うように設置することで臨場感を味わうことができるのですが、ヘッドホンに関しては少し違います。
ヘッドホンの場合は、「バーチャルサラウンド」というシステム7.1chを再現し、全方向から音が聴こえるように作られています。
つまり、物理的なサラウンドではなく、錯覚を利用したソフトウェアサラウンドと言い換えられるでしょう。
ヘッドホン以外にも、イヤホンやサウンドカード・ミックスアンプ等でも採用されていることもあります。
7.1ch対応ゲーミングヘッドホンを使うメリット・デメリット
7.1chのゲーミングヘッドホンについて理解したうえで、使用するメリットやデメリットについても紹介します。
購入する前に、ご自身の使用用途に合っているかを確認しておくといいでしょう。
メリット
まずはメリットですが、考えられるのは下記の通りです。
- ゲームや映画・音楽への没入感が増す
- サラウンドシステムを再現する為のデバイスを必要としない
- 費用が抑えられる
ゲームや映画・音楽への没入感が増す
先述しましたが7.1chサラウンドシステムのお陰で、音に厚みが出ることや方向・奥行きが把握しやすくなっており、ゲームや映画・音楽への没入感が非常に増します。
どんなゲームのジャンルでも効果的ですし、特にRPGの場合はBGMを最高の状態で楽しめるのでおすすめです。
サラウンドシステムを再現する為のデバイスを必要としない
7.1chを始めとするサラウンドシステムは、サウンドカードやミックスアンプ等の外付けデバイスを使用することで、普通のヘッドホンでも再現が可能です。
ですが、初めから7.1ch対応のゲーミングヘッドホンを使用すれば、手軽にサラウンドシステムを体験できます。
その為、PS4等のコンシューマー機でも対応していれば使用可能です。
また、複雑な設定や接続方法を必要としないので、機械が苦手な人でも問題ありません。
費用が抑えられる
一つ前の項目にも関係してくるのですが、別のデバイスを用意しなくて良い為、費用が抑えられる点もメリットと言えます。
言い換えると、他のデバイスに充てる分の予算をゲーミングヘッドホンに全て投資できるので、その分スペックの高いゲーミングヘッドホンを購入できるでしょう。
デメリット
一方で、7.1ch対応ゲーミングヘッドホンのデメリットは下記の2点です。
- FPSやTPSゲームでは不利になることもある
- 商品によっては専用ソフトが必要な場合もある
FPSやTPSゲームでは不利になることもある
バーチャルサラウンドであれば問題ありませんが、物理的なリアルサラウンドの場合はFPSやTPSゲームで不利になることがあります。
理由は、音の方向がバーチャルサラウンドより把握しづらいことが挙げられますので、購入の際にバーチャルサラウンドかリアルサラウンドなのかを確認しましょう。
商品によっては専用ソフトが必要な場合もある
一方でバーチャルサラウンドの場合、専用ソフトが付属していることもあります。
この専用ソフトを上手く使いこなすことで更に聴き取りやすくなりますが、設定が大変なことがあり、初めて使う人には難しいこともあるでしょう。
しかしこのデメリットに関しては、ネットで設定方法を検索すれば詳しく解説しているサイトがあったりするので、心配ありません。
7.1ch対応ゲーミングヘッドホンを選ぶ際のポイント
メリットやデメリットについて把握したうえで、実際に7.1ch対応ゲーミングヘッドホンを選ぶ際に気を付けたいポイントをまとめておきましょう。
- バーチャルサラウンド対応か
- 接続方法(有線か無線)
- マイクの有無と性能
バーチャルサラウンド対応か
先述しましたが、バーチャルサラウンドの方がゲームに於いては便利ですので、この項目をチェックしましょう。
ただし、ゲームやコンシューマー機によっては対応していなかったり、別途ヘッドホンアンプやサウンドカードが必要なこともありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、初歩的ではありますが、商品タイトルに「バーチャルサラウンド対応」などと記載があっても、実際は7.1chではなく5.1chや2.1chのこともありますので、商品説明も隅々まで確認しておきましょう。
接続方法(有線か無線)
接続方法には有線と無線の2種類がありますが、これらは完全に好みになります。
有線接続の良いところは、接続が安定しており不意に聴こえなくなったりすることが少ない点です。
一方で無線接続の良いところは、ケーブルの煩わしさが無い点が挙げられます。
一昔前は、無線接続は大きな遅延が発生する為、音ゲーやFPS等には不向きとされていましたが、近年は遅延が限りなく少ないので問題ありません。
使用環境や用途で選ぶといいですが、遅延が気になる場合は有線接続がおすすめです。
マイクの有無と性能
ヘッドホン単体か、マイク付きを選ぶかで悩むところですが、こちらも用途や環境に合わせて選ぶといいでしょう。
例えば、パソコンでゲームをしながら通話する場合はヘッドホンでもヘッドセットでも問題ありません。
しかし、コンシューマー機の場合はマイク付きヘッドセットが使いやすいのでおすすめです。
また、パソコンで使用する場合でも、別途マイクを用意した方が音質が良いことがありますし、少しでも重量を軽くしたいのであればヘッドホン単体がいいでしょう。
7.1ch対応ゲーミングヘッドホンおすすめ10選
【ROCCAT】
Elo 7.1 ゲーミングヘッドセット ROC-14-130-02 ブラック
安価で7.1chを体験できるゲーミングヘッドセットで、大口径ドライバーを搭載している為、音質にも期待できます。
また、専用のソフトがありゲームに合わせて様々なセッティングが可能です。
クッション部分はメガネを付けた状態でも痛みを感じづらくなっており、長時間のフィッティングでも問題ありません。
【HyperX】
Cloud II ゲーミングヘッドセット 7.1バーチャルサラウンドサウンド対応 KHX-HSCP-RD
取り外し可能なノイズキャンセリングマイクを搭載しており、ヘッドホン単体としても使えるゲーミングヘッドセットです。
手元にオーディオコントローラーが付いているので、マイクミュートや音量調整が素早く直感的に操作できます。
気を付ける点を挙げるならば、オーディオコントローラーがUSB接続のみに対応しているので、USB接続が出来ない機器には使えません。
【Razer】
BlackShark V2 X ゲーミングヘッドセット RZ04-03240100-R3M1
折り曲げ可能なマイクが付いたゲーミングヘッドセットで、声の入力調整がしやすくなっています。
厚みがあるヘッドバンドクッションとイヤーパッドを搭載しておりながら軽量で、疲れや痛みを感じづらい設計です。
Razerの中でもエントリーモデルに位置づけされていますが、確かな性能が体験できます。
【MSI】
ゲーミングヘッドセット Immerse GH50 仮想7.1ch サラウンド SP891
取り外し可能なマイク・折り畳み可能であることから、持ち運びや収納に困らないゲーミングヘッドセットです。
肉厚なイヤーパッドは物理的に周囲のノイズを遮ってくれるので、より一層ゲームへの没入感が高まります。
また、低音域に強いドライバーを採用している為、FPSゲームで足音が聴き取りやすくなっていることもおすすめポイントです。
【Logicool G】
ゲーミングヘッドセット G435 LIGHTSPEED & Bluetooth G435WH
わずか165gという非常に軽量で、マイクも内蔵型になっており邪魔になりにくく、更にワイヤレス接続ということで、ロジクールの中でも人気の高いゲーミングヘッドセットです。
ワイヤレス接続ですが、ロジクール独自のLIGHTSPEEDという機能を搭載しており、遅延が殆どありません。
Bluetooth接続が可能なデバイスであれば使用できますし、パソコンとはUSBドングルで接続できるので、複数のデバイスで使いまわしたい人におすすめです。
【JBL】
QUANTUM 400 ゲーミングヘッドセット 7.1chサラウンド JBLQUANTUM400BLK
元々スピーカーなどのサウンドデバイスで有名なJBLから販売されているゲーミングヘッドセットです。
高い技術を応用しており、独自のサラウンドシステムである「JBL QuantumSURROUND」採用。
また、パソコン限定にはなってしまいますが、更にポテンシャルを発揮させてくれるPC専用ソフトウェアの「JBL QuantumENGINE」も用意しています。
これにより、ゲームで発生する僅かな音まで逃さず拾ってくれるので、音質にこだわる人におすすめです。
【HyperX】
Cloud Revolver + 7.1 ゲーミングヘッドセット HHSR1-AH-GM/G ( 4P5K5AA )
先述した同メーカーの上位モデルにあたる商品で、ゲーマーによるテストを経て更に強化されたゲーミングヘッドセットです。
USB接続と3.5mmプラグに対応している為、殆どのデバイスに対応している点もコスパ最強と言えるでしょう。
また、PS4で使える数少ない7.1chゲーミングヘッドセットということもあり、人気があります。
【SteelSeries】
ゲーミングヘッドセット 7.1chサラウンド Arctis 5 61504
収納可能なマイクが搭載されており、ヘッドホンとしても使えるゲーミングヘッドセットです。
ケーブルが3mと長く、有線接続ながら余裕を持って装着でき、邪魔になりにくくなっています。
また、さり気ないRGBライティングにより、他のゲーミングデバイスと馴染みやすい点も特徴と言えるでしょう。
音質は、クリアでありながら低音もしっかり聴き取れるバランスの良いドライバーを採用しているので、様々なゲームに対応してくれます。
【Logicool G】
ゲーミングヘッドセット G733-BK LIGHTSPEED ワイヤレス 7.1ch
先述した同メーカーの上位モデルにあたり、更に使い勝手が増したゲーミングヘッドセットです。
このヘッドセットは、最大29時間稼働可能なバッテリーを搭載しており、半径20m以内であれば接続が切れない安定したワイヤレス接続がおすすめポイント。
マイクには「Blue VO!CE テクノロジー」を採用している為、声を聴こえやすくしたりエフェクトをかけることも出来ます。
配信向けではありますが面白い機能ですので、別のモデルやメーカーとの差別化を図れるでしょう。
【Logicool G】
PRO X ゲーミングヘッドセット G-PHS-004WL
ロジクールのハイエンドモデルに位置付けされるゲーミングヘッドセットです。
スペックが上がっており、大口径のPRO-G50mmドライバーを搭載しており、同メーカーの別モデルと比べて音質が向上しています。
その為、先述したモデルと比べてバッテリー持ちが悪くなっていたり、接続範囲が若干狭くなっていますが、そこまで気にならないでしょう。
まとめ
音質や聴き取りやすさにこだわると、何を選べば良いか分からなくなるゲーミングヘッドセット。
今回は一つの選択肢である7.1ch対応ゲーミングヘッドセットについて解説しました。
場合によっては7.1chは必要ではないので、ご自身の用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
7.1ch対応ゲーミングヘッドホンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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