フェアウェイウッドはドライバーほど買い替えないクラブなので、しっくりこないまま使っている人もいるのではないでしょうか。
そんな時は、クラブの買い替えを検討する前に「シャフト交換」をおすすめします。
フェアウェイウッド用シャフトは、数多くの種類があります。
ですので、シャフト交換することで買い替えより低価格で弾道を変えたり、飛距離を伸ばすことができるのです。
今回はフェアウェイウッド用シャフトの選び方や、おすすめのフェアウェイウッド用シャフトを多数紹介していきます。
目次
- 1 フェアウェイウッド用シャフトの重要性
- 2 フェアウェイウッド用シャフトを使うメリット
- 3 フェアウェイウッド用シャフトを使うデメリット
- 4 フェアウェイウッド用シャフトの選び方
- 5 フェアウェイウッド用シャフトおすすめ15選
- 5.1 【グラファイトデザイン】TOUR AD UB
- 5.2 【グラファイトデザイン】TOUR AD CQ
- 5.3 【グラファイトデザイン】TOUR AD F
- 5.4 【グラファイトデザイン】TOUR AD VR
- 5.5 【UST-mamiya】ATTAS 11
- 5.6 【UST-mamiya】ATTAS MB-FW
- 5.7 【UST-mamiya】The ATTAS V2
- 5.8 【UST-mamiya】ATTAS EE 335 FW
- 5.9 【フジクラ】Speeder EVOLUTION VI FW
- 5.10 【フジクラ】Speeder EVOLUTION VII FW60
- 5.11 【フジクラ】Speeder NX
- 5.12 【三菱ケミカル】Diamana BF
- 5.13 【エストリックス】S-TRIXX VALMER VX FW
- 5.14 【日本シャフト】N.S.PRO Regio FW
- 5.15 【フジクラ】MCF
- 6 まとめ
フェアウェイウッド用シャフトの重要性
当然ですが、クラブを買うとシャフトは付いているため、新たにシャフトを買う必要は必ずしもありません。
特に、ドライバーはカスタムシャフトでも、フェアウェイウッドは純正シャフトのまま、という人は多いのではないでしょうか。
純正シャフトは幅広い人が扱いやすく作られている、いわば「オールマイティ」のシャフトです。
誰でもある程度使いやすい反面、個人に深くフィットするシャフトではないことが多いです。
一方、カスタムシャフトは重さや硬さ、キックポイントなど細かい種類があります。
そのため、自分のスイングやヘッドスピードに合わせてシャフトを選ぶことで、自分の長所をより出すことができるのです。
フェアウェイウッド用シャフトを使うメリット
好みのシャフトを選べる
新品のクラブは、純正シャフトや対応しているシャフトが限られている場合がほとんどです。
しかし、フェアウェイウッドシャフトはそれ以上にたくさんの種類があります。
シャフト単品で購入すれば手持ちのクラブに付け替えが可能なので、自分好みのシャフトに交換することができます。
買い替えより安い
手持ちのフェアウェイウッドがいまいちで、他のクラブを試してみたいという時にシャフト交換はとても便利です。
クラブそのものを買い換えるよりリーズナブルに済むため、気軽に試すことができます。
また、クラブ自体は気に入っているが、いまいち飛びが良くないといった時にもシャフト交換はうってつけです。
フェアウェイウッド用シャフトを使うデメリット
バランスが変化する
ウッドは、ヘッドとシャフトの重さのバランスがとても重要になってきます。
そのため、純正シャフトはそのバランスを考慮して作られているのです。
しかし、個性がはっきりしているカスタムシャフトの場合、そのバランスが崩れてしまう場合があります。
ですので、重さや硬さだけじゃなく、ヘッドとのバランスも考えて選ぶ必要があります。
個性が強い
誰にでも合う純正シャフトと比べて、カスタムシャフトは特徴がはっきりしているものが多いです。
そのため、自分のスイングや弾道の癖を把握した状態で選ばないと、かえって弾道が不安定になる可能性があります。
カスタムシャフトを選ぶ際は、自分のスイングや弾道の癖をしっかり把握した上で選ぶことが重要です。
フェアウェイウッド用シャフトの選び方
硬さ
ヘッドスピードによって適した硬さは変わってくるため、ご自身に合うものを選ぶのが重要です。
シャフトには「フレックス」と呼ばれる硬さの種類があり、Xが一番硬くLが一番柔らかいシャフトです。
硬いシャフトはボールをしっかりと当てられる反面、しなりが少ない分ヘッドスピードが低いと飛距離が出ません。
また、柔らかいシャフトはしなりでボールを飛ばせる反面、ボールの回転がかかりやすく大きく曲がりやすいデメリットがあります。
ヘッドスピードは、ゴルフ用品店などの試打コーナーで気軽に測れるので、それを参考にして硬さを選ぶといいでしょう。
長さ
ドライバー用シャフトと同様に、フェアウェイウッド用シャフトも長さがさまざまです。
シャフトが長いとヘッドスピードが速くなる反面、ミート率が下がってしまう難点があります。
そのため、ミート率が上がる打ち方でもある、スイングスピードがゆっくりな人と相性が良いです。
また、シャフトが短いとヘッドスピードが落ちる反面ミート率は上がるので、スイングスピードが速い人向きと言われます。
スイングスピードによって合う長さがあるので、それを考慮して選ぶのがおすすめです。
重量
シャフトは同じモデルでもいくつか重さがあるので、自分に合った重さを選ぶことが大切です。
クラブは、本来力強くスイングできるギリギリの重さが、最も飛距離を伸ばせると言われています。
それは、重すぎるとパワーが十分に出せず、軽すぎるとヘッドやスイングがブレるためです。
そのため、自分のヘッドスピードを参考にしてシャフトを選ぶといいでしょう。
一般的にはヘッドスピードが速い人は重めのシャフト、遅めの人は軽いシャフトがおすすめです。
キックポイント
キックポイントとは、シャフトのしなる場所のことで「調子」とも呼びます。
ヘッドに近い「先調子」中央部分の「中調子」グリップに近い「元調子」の3種類です。
先調子は高弾道でヘッドが走りやすいので初心者向き、元調子はボールがつかまりすぎず低弾道となるので、上級者向きと言われます。
中調子はその中間で、バランスの取れた弾道です。
キックポイントによって弾道が大きく変わるので、ご自分のスイングを考慮して選ぶことをおすすめします。
メーカー
数あるメーカーの中でも有名なのは「グラファイトデザイン」「フジクラ」「三菱ケミカル」です。
グラファイトデザインのツアーADは、男子プロ使用率ナンバー1シャフトの人気シャフトです。
また、フジクラはスピーダー757を筆頭に、名器と呼ばれるシャフトを数多く販売しています。
「赤」「青」「白」のディアマナが有名な三菱ケミカルは、見た目もスタイリッシュでファンが多いシャフトメーカーです。
他にも多数メーカーがあるので、プロが使用するメーカーを選んだり、ドライバーと揃えるのもおすすめです。
フェアウェイウッド用シャフトおすすめ15選
メーカー・製品名 | 硬さ | 長さ | 重量 | キックポイント |
---|---|---|---|---|
TOUR AD UB | SR~X | 1168ミリ | 63~66g | 中調子 |
TOUR AD CQ | SR~TX | 1168ミリ | 62~67g | 先中調子 |
TOUR AD F | SR~X | 1120ミリ | 68~70g | 中調子 |
TOUR AD VR | SR~X | 1168ミリ | 63~66g | 中調子 |
ATTAS 11 | SR~X | 1168ミリ | 65~69g | 中調子 |
ATTAS MB-FW | SR~X | 1118ミリ | 64~67g | 中調子 |
The ATTAS V2 | SR~X | 1168ミリ | 64~69g | 中調子 |
ATTAS EE 335 FW | SR~X | 1117ミリ | 61~66g | 中調子 |
Speeder EVOLUTION VI FW | SR~X | 1120ミリ | 60~69g | 中調子 |
Speeder EVOLUTION VII FW60 | SR~X | 44インチ | 66.5~69.5g | 先中調子 |
Speeder NX | SR~X | 46インチ | 62~65g | 中調子 |
Diamana BF | SR~X | 1168ミリ | 63.5~69g | 中元調子 |
S-TRIXX VALMER VX FW | SR~X | 1092ミリ | 64.5~69.5g | 中調子 |
N.S.PRO Regio FW | R2~S | 43インチ | 58~63.5g | 中調子 |
MCF | R~X | 44インチ | 65.5~69g | 中調子 |
【グラファイトデザイン】
TOUR AD UB
ツアーADの中でも大型ヘッドに合うように作られたシャフトで、フェード系のボールを打ち出せるのが特徴です。
中間~先端部分にかけて剛性を強めることにより、ヘッドが暴れず強い弾道を打ち出せます。
また、全体的にねじれを抑制した作りで、インパクト時のパワーがダイレクトにボールに伝わるような設計になっています。
硬さ(6) | SR~X |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 63~66g |
キックポイント | 中調子 |
【グラファイトデザイン】
TOUR AD CQ
ツアーADの中でもしなりが大きく、ボールがつかまりやすく、上がりやすいのが特徴です。
手元はシャフトの強さを残しつつ、中間と先端部分はしなりを活かしてムチのような挙動で高弾道でボールを飛ばします。
力が弱くても振りぬきやすい作りになっているので、女性やシニア世代にもおすすめです。
硬さ(6) | SR~TX |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 62~67g |
キックポイント | 先中調子 |
【グラファイトデザイン】
TOUR AD F
ツアーADの、フェアウェイウッド専用シャフトになります。
シャフト全体でしなりが戻りやすくなっているので、癖がなく扱いやすい作りになっています。
また、重めに作られているので、力強い弾道で飛ばすことが可能です。
ドライバーを考慮した作りにもなっているので、ツアーADのドライバーシャフトと合わせて使うのがおすすめです。
硬さ(65) | SR~X |
長さ | 1120ミリ |
重量 | 68~70g |
キックポイント | 中調子 |
【グラファイトデザイン】
TOUR AD VR
ドロー系のシャフトとなっており、「どのヘッドでも最大限に活かせるようなシャフトを」という目的で作られました。
手元にしっかりと強さを持たせることで、切り返しが強くてもまっすぐしっかりと振りぬくことができます。
そして、先端部分にもある程度の強さがあることにより、ヘッドが動きすぎず強い弾道を打つことが可能です。
硬さ(6) | SR~X |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 63~66g |
キックポイント | 中調子 |
【UST-mamiya】
ATTAS 11
アッタスジャックは、アッタスシャフトの中でも特に高弾道のボールが打てるのが特徴です。
新素材のカーボン繊維とメーカー独自システムにより、シャフトの先と元部分のねじれを抑制。
それにより、中調子がねじれにくく先元部分がねじれやすくなり、インパクト時にヘッドが上を向くことで高弾道を実現しました。
ブラックとレッドを基調としたインパクトな見た目で、デザインにもこだわっている1本です。
硬さ(6) | SR~X |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 65~69g |
キックポイント | 中調子 |
【UST-mamiya】
ATTAS MB-FW
先端部分にメーカー新素材を使うことにより、適正なロフト角で高弾道の打ち出しを実現しました。
また、操作性を重視した全体的なしなりで、振り抜きやすくコントロール性が高いシャフトとなっています。
アッタスシリーズとしては初のマット仕上げとゴールドのロゴで、高級感がありつつも落ち着いたデザインです。
硬さ(65) | SR~X |
長さ | 1118ミリ |
重量 | 64~67g |
キックポイント | 中調子 |
【UST-mamiya】
The ATTAS V2
先代のジ・アッタスと同様で、こちらも「くせのないしなり」を最大の特徴としています。
誰が打っても高くまっすぐ飛ばせる作りで、幅広いスイングに対応できるマルチなシャフトです。
また、高弾性のシートを全体に施すことでねじれを抑制して、余計な癖を出さずにシャープに振れるシャフトとなっています。
硬さ(6) | SR~X |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 64~69g |
キックポイント | 中調子 |
【UST-mamiya】
ATTAS EE 335 FW
アッタスのフェアウェイウッド専用シャフトです。
ゴルフシャフトとしては世界初の、「四軸」という織物技術を手元部分に施すことで、手元のねじれやしなりを抑制しました。
それにより、手元は安定してしなりすぎず、ヘッドをコントロールしやすい作りに。
反対に、中間と先端部分にしなりを持たせることで飛距離アップも実現しました。
硬さ(65) | SR~X |
長さ | 1117ミリ |
重量 | 61~66g |
キックポイント | 中調子 |
【フジクラ】
Speeder EVOLUTION VI FW
6のフェアウェイウッド専用シャフトということで、6のドライバーシャフトと同様に打ち込めるシャフトとなっています。
先端部分に剛性があるので、つかまりすぎず強い弾道を打ち出すことが可能です。
また、コントロール性にもすぐれているので、しっかりと打ち込みたい人や操作性を求める人に最適です。
硬さ(6) | SR~X |
長さ | 1120ミリ |
重量 | 60~69g |
キックポイント | 中調子 |
【フジクラ】
Speeder EVOLUTION VII FW60
7の特徴である、つかまりやすさと高弾道をフェアウェイウッドでも味わえる1本です。
特殊素材のカーボンシートを使うことで、ヘッドのブレを抑えて安定した高弾道を打ち出すことができます。
低弾道で悩んでいる人や、ドライバーのように飛ばしたいといった人におすすめです。
硬さ(60) | SR~X |
長さ | 44インチ |
重量 | 66.5~69.5g |
キックポイント | 先中調子 |
【フジクラ】
Speeder NX
新技術「TVC」で、手元、先端部分のねじれは抑制し中間部分をゆるめることで、メリハリのあるシャフトに仕上がっています。
また、ヘッドが返しやすい作りになっているので、つかまりやすく上がりやすい高弾道を打ち出すことが可能です。
右にボールが飛びやすい人や、低弾道で悩んでいる人におすすめの1本になっています。
硬さ(60) | SR~X |
長さ | 46インチ |
重量 | 62~65g |
キックポイント | 中調子 |
【三菱ケミカル】
Diamana BF
キックポイントが中元調子で、しなりによってシャフトが暴れすぎることがない扱いやすいシャフトとなっています。
飛距離を伸ばしつつボールのコントロールもできるので、操作性重視の人にもおすすめです。
通称「青マナ」とも呼ばれるブルーのデザインで、見た目にも爽やかな1本になっています。
硬さ(60) | SR~X |
長さ | 1168ミリ |
重量 | 63.5~69g |
キックポイント | 中調子 |
【エストリックス】
S-TRIXX VALMER VX FW
ディアマナで有名な、現在の三菱ケミカルと共同開発したフェアウェイウッド専用シャフトです。
安定した方向性と飛距離を伸ばせるので、初心者から上級者まで幅広い層に人気のシャフトとなっています。
同シリーズのドライバーシャフトを元に作られたので、ドライバーと揃えるのもおすすめです。
硬さ(65) | SR~X |
長さ | 1092ミリ |
重量 | 64.5~69.5g |
キックポイント | 中調子 |
【日本シャフト】
N.S.PRO Regio FW
レジオフォーミュラのフェアウェイウッド専用シャフトで、飛距離が伸ばせるシャフトです。
中間部分にしなりをしっかり持たせることで、インパクト時にヘッドがアッパーになり高弾道で飛ばすことができます。
全体的に重量が重めなので、重さを利用した力強いスイングで、ブレない安定した振り抜きが可能です。
硬さ(60) | R2~S |
長さ | 43インチ |
重量 | 58~63.5g |
キックポイント | 中調子 |
【フジクラ】
MCF
カーボンと金属を複合させた、メーカー独自技術「MCT」を使ったフェアウェイウッド専用シャフトとなります。
これにより、インパクト時に「ため」を作るのと同時に、手元が浮いてしまうのを防いでブレない安定した弾道を打ち出せます。
同じ技術を使ったユーティリティ用やアイアン用のシャフトもあるので、揃えるのもおすすめです。
硬さ(6) | R~X |
長さ | 44インチ |
重量 | 65.5~69g |
キックポイント | 中調子 |
まとめ
シャフト交換は、気軽にクラブの変化を試せるものなので、おすすめです。
クラブ以上に種類が豊富で個性がはっきりしているので、悩んでいる点を考慮して選べば、きっと運命の1本に出会えるでしょう。
フェアウェイウッド用シャフトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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