名器と呼ばれるフェアウェイウッドは、発売当初から人気があり、現在でも高く評価されています。
「ドライバーより飛ぶ」と話題の飛距離に魅せられて、なかなか手放せたかった人もいたのではないでしょうか?
この記事では名器フェアウェイウッドを持つメリット・デメリット、購入するさいの注意点について解説していきます。
おすすめのクラブも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
- 1 名器フェアウェイウッドを使うメリット
- 2 名器フェアウェイウッドを使うデメリット
- 3 名器フェアウェイウッドの選び方
- 4 名器フェアウェイウッドおすすめ12選
- 4.1 【テーラーメイド】RBZ ロケットボールズ
- 4.2 【テーラーメイド】M2 フェアウェイウッド(B1881809)
- 4.3 【キャロウェイ】X HOT
- 4.4 【キャロウェイ】EPIC FLASH STAR(4B010507E300)
- 4.5 【ブリジストン】X-FW フェアウェイウッド
- 4.6 【ピン】G25 フェアウェイウッド
- 4.7 【ナイキ】ヴェイパー スピード(GY0905-001)
- 4.8 【プロギア】NEW egg SPOON(HDI5016)
- 4.9 【本間ゴルフ】TW727
- 4.10 【タイトリスト】913F
- 4.11 【ダンロップ】ゼクシオ7
- 4.12 【ムジーク】オンザスクリュー DF(2005993701)
- 5 まとめ
名器フェアウェイウッドを使うメリット
今でも十分飛ぶ
名器と呼ばれるフェアウェイウッドは、現在でも使用できるほど飛距離性に優れています。
ロケットボールズに代表されるように、ひと昔前は飛距離重視のクラブが数多く売られていました。
基本的には低スピン・中弾道の球筋がでますが、低重心も兼ね備えているので球も上がりやすくなっています。
ライナー性の強弾道で飛距離を稼ぐことができます。
安く手に入る
名器と呼ばれたフェアウェイウッドも、年数が経てば金額も安くなります。
特に生産数が多かったテーラーメイド社のクラブは、中古市場ではそこまで高くありません。
流通数が少ない地クラブは別ですが、探せば状態の良いクラブはまだたくさん売られています。
人気のあったクラブは販売数も多いため、安い金額で見つけることができます。
使い勝手がよい
ドライバーは飛距離を追求するクラブなので、メーカーもその点を重視して開発しています。
一方フェアウェイウッドは、飛距離のほかに、ラフやバンカーなどの悪いライからも打てるよう操作性も考えなければなりません。
名器と呼ばれるフェアウェイウッドは、操作性をふくめた仕様になっているため、使い勝手がよいクラブといえるでしょう。
プロゴルファーが同じモデルを使い続けるなど、馴染めばお気に入りのクラブになる可能性があります。
名器フェアウェイウッドを使うデメリット
難しく感じるクラブもある
名器と呼ばれるフェアウェイウッドは、飛距離を追求するためにヘッド重量が重い傾向にあります。
中弾道で低スピンが特徴なため、弾道もあまり高く上がりません。
また、キャリーを出すにはパワーや技術が必要となってくるので、軽量クラブに慣れた人だと使いづらく感じるでしょう。
ヘッドも小さめなので、上手くヒットできないと、なおさら難しく感じてしまいます。
劣化に注意
年数が経過すると、クラブの劣化が目立ってきます。
保管方法にもよりますが、傷や摩耗といった劣化は仕方がないといえるでしょう。
ただ、ヒビなどの損傷には気をつけてください。
ロフト角の調節機能が搭載されたモデルだと、ネック部分の劣化によりヘッドが飛んでしまう可能性があります。
危険なため、使用するときは毎回チェックをしましょう。
代替えがきかない
名器と呼ばれるフェアウェイウッドは生産終了品が多いので、すぐには手に入りません。
欲しいクラブがあっても中古市場で探すことになり、見つかるまでに時間がかかってしまいます。
もし見つからなければ、諦める覚悟をしておいたほうがいいかもしれません。
お気に入りのクラブで諦めたくなければ、壊れた場合に備えてもう1本クラブを用意しておくなど、対策が必要になります。
名器フェアウェイウッドの選び方
ロフト角の確認
基本的には、自分のクラブに不足しているロフト角を加えるようにしてください。
フェアウェイウッドの番手は、多いモデルになると2番から13番まで発売されています。
ロフト角の設定も各メーカーで変わるため、自分のクラブとバランスが取れるよう、ロフト角をそろえる必要があります。
本数に余裕がある、またはユーティリティやアイアンと打ちわけるといった使用方法であれば、同じロフト角でも問題ありません。
重量に気をつける
現在のクラブは軽量化が進んでおり、名器と呼ばれるフェアウェイウッドが加わると、全体のバランスが崩れるかもしれません。
バランスが悪くなると、スイングが乱れる原因にもなります。
もし、他のクラブとバランスが合わないようであれば、シャフト交換を検討しましょう。
所持しているクラブに影響がない重量なのか、事前に確認することをおすすめします。
シャフトの種類
欲しいクラブがあるときは、シャフトスペックの確認をしてください。
注目すべき点は、純正のシャフトが装着されているか、それと硬さにも注意が必要です。
中古で発売されているクラブのなかには、特注シャフトが装着されているモデルがあります。
購入後に、硬くて使えないといった後悔をしないよう事前に確認しておきましょう。
発売時期を確認する
同じモデル名でも年代により発売時期が異なるため、クラブの発売時期を確認しておきましょう
例としてテーラーメイドのM2をあげると、2016年、2017年、2019年と3つの時期に発売されています。
また、古すぎるモデルにも注意が必要で、2008年のルール改正で高反発モデルは競技において使用禁止になりました。
プライベートのみの使用であれば問題ありませんが、競技に出場するさいは、セッティングから外すことをおすすめします。
メーカー
テーラーメイドやナイキといったメーカーは、変わった形状や目立つ配色のモデルを数多く発売してきました。
現在は昔ほど目立つクラブはありませんが、Vスチールソールなどの技術は、今でも継承されています。
気になる形状のクラブがあるなら、メーカーから選択するのもひとつの方法です。
価格帯
安いモデルだと1万円以内、高くても2〜3万円台で売られています。
状態が悪く、発売年数が経過しているモデルほど安く買えるでしょう。
生産数が少なく、保存状態が良いクラブは希少性が高く、金額も高額になります。
名器フェアウェイウッドおすすめ12選
メーカー・製品名 | 番手 | ロフト角 | ライ角 |
---|---|---|---|
テーラーメイド ロケットボールズ | #3~#9 | 15°~24° | 59°~60° |
テーラーメイド M2 | 3W~7W | 15°~23° | 58°~59° |
キャロウェイ X HOT | W#3~W#11 | 15.0°~25.0° | 57.0°~59.0° |
キャロウェイ EPIC FLASH STAR | W#3~W#7 | 15.0°~21.0° | 58.0°~59.0° |
ブリジストン X-FW | 3+~7 | 13.5°~21° | 58°~59° |
ピン G25 | 3W~7W | 15°~21° | 56°~57° |
ナイキ ヴェイパースピード | 3W、5W | 13°、17° | 57°、57.5° |
プロギア NEW egg SPOON | #3、#3 | 15°、16.5° | 60°、60° |
本間ゴルフ TW727 | #3、#3、#5、#7 | 13°、15°、18°、21° | 58.0°、58.0°、58.5°、59.0° |
タイトリスト 913F | 13.5°~21° | 57°~58.5° | |
ダンロップ ゼクシオ7 | #3~#9 | 15°~23° | 58°~60° |
ムジーク オンザスクリューDF | #3~#7 | 15°~21° | 57°~58.5° |
【テーラーメイド】
RBZ ロケットボールズ
白いヘッドが特徴の飛び系フェアウェイウッドです。
ドライバー並みの飛距離がでると話題になり、多くのプロゴルファーが使用していました。
フェース裏にある「スピードポケット構造」により、インパクト時の打ちだし初速を向上させ、高反発で飛距離がでる仕様になっています。
またソールウェイトの搭載により低重心化を実現し、中弾道の強い球が打てるのも特徴です。
番手 | #3 | #5 | #7 | #9 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 19° | 21° | 24° |
ライ角 | 59° | 59.5° | 60° | 60° |
【テーラーメイド】
M2 フェアウェイウッド(B1881809)
テーラーメイドではお馴染みの「スピードポケット構造」が搭載されています。
カーボンクラウンで軽量化と低重心化を実現し、ミスにも強い寛容性を兼ね備えたフェアウェイウッドです。
インパクト時も高反発で、中弾道の強い球が打てます。
フェースアングルがストレートなので、まっすぐのイメージがだしやすく、左に飛ばしたくない人におすすめのクラブです。
番手 | 3W | 5W | 7W |
---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 19° | 23° |
ライ角 | 58° | 58.5° | 59° |
【キャロウェイ】
X HOT
ヘッドの厚みが薄い「シャローヘッド」が特徴のフェアウェイウッドです。
ロケットボールズとならび、飛び系を代表するクラブとして話題になりました。
ソール面の溝と、独自のフェース構造で高初速と高反発を生みだすため、非常に飛距離性が優れたクラブです。
シャローヘッドの特徴である、左右のミスにも強い寛容性を備えています。
番手 | W#3 | W#4 | W#5 | W#7 | W#9 | W#11 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15.0° | 17.0° | 19.0° | 21.0° | 23.0° | 25.0° |
ライ角 | 57.0° | 57.5° | 58.0° | 58.5° | 59.0° | 59.0° |
【キャロウェイ】
EPIC FLASH STAR(4B010507E300)
キャロウェイ独自のAIフラッシュフェースを搭載したフェアウェイウッドです。
ソール後方のウェイトにより低深重心を実現し、球の打ちだし角度を高くすることに成功しました。
インパクト時の弾きが強く、低スピンで高弾道の球も打てるため、ビッグキャリーが期待できるクラブです。
番手 | W#3 | W#5 | W#7 |
---|---|---|---|
ロフト角 | 15.0° | 18.0° | 21.0° |
ライ角 | 58.0° | 58.5° | 59.0° |
【ブリジストン】
X-FW フェアウェイウッド
直進性に優れたフェアウェイウッドです。
ヒール側の形状を工夫することで、振りぬきやすい、小ぶりなヘッドを実現しました。
ヘッドは薄肉化と重量のバランスを最適にすることで、ライナー性の強い弾道が打てます。
フェースアングルはストレートのため構えやすく、左に曲がりにくいのが特徴といえます。
スライスがでやすいので、中級者以上におすすめのクラブです。
番手 | 3+ | 3 | 5 | 7 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 13.5° | 15° | 18° | 21° |
ライ角 | 58° | 58° | 58.5° | 59° |
【ピン】
G25 フェアウェイウッド
マットブラックのヘッドが特徴のフェアウェイウッドです。
シャロー形状であるため球も上がりやすく、フェアウェイからのショットが苦手な人でも安心して打てます。
ヘッド後方に配置されたウェイト効果により、慣性モーメントが働くため、安定性も抜群です。
番手 | 3W | 4W | 5W | 7W |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 16.5° | 18° | 21° |
ライ角 | 56° | 56° | 56.5° | 57° |
【ナイキ】
ヴェイパー スピード(GY0905-001)
ナイキ独特の斬新なデザインと色合いが話題になったフェアウェイウッドです。
ソール部分の溝により、インパクト時に高反発を生む仕様になっています。
ストレートアングルからくる構えやすさと、安定した弾道が魅力のクラブです。
ロフト角を調節できる機能が搭載されているので、好みの弾道に調整できます。
番手 | 3W | 5W |
---|---|---|
ロフト角 | 13° | 17° |
ライ角 | 57° | 57.5° |
【プロギア】
NEW egg SPOON(HDI5016)
ヘッド後方のクラウン部がへこんでいる、変わった形状のフェアウェイウッドです。
ディープフェースと空力を考えたフェースデザインにより、球の上がりやすさと高初速を実現しました。
ヘッド形状から想像できる打音の悪さも、設計段階で快適な音へと改善されています。
飛距離を追求したい人におすすめのクラブです。
番手 | #3 | #3 |
---|---|---|
ロフト角 | 15° | 16.5° |
ライ角 | 60° | 60° |
【本間ゴルフ】
TW727
操作性の優れたフェアウェイウッドです。
フェースアングルがストレートで構えやすいこと、加えて打感の良さも好評なことから、多くのプロゴルファーが使用してきました。
浅重心・低スピンで強弾道を打て、球のコントロールも比較的簡単にできます。
中・上級者向けにおすすめのクラブです。
番手 | #3 | #3 | #5 | #7 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 13° | 15° | 18° | 21° |
ライ角 | 58.0° | 58.0° | 58.5° | 59.0° |
【タイトリスト】
913F
バランスの取れた形状のフェアウェイウッドです。
海外では、ローリー・マキロイ選手も一時期使用していました。
ソール部分のウェイト交換やロフト角・ライ角を16ポジションに調整可能で、自分好みの最適弾道を設定できます。
球が上がりやすく、打感や操作性も悪くないため、上級者以外のゴルファーも扱えるクラブです。
番手・ロフト角 | 13.5° | 15° | 17° | 19° | 21° |
---|---|---|---|---|---|
ライ角 | 57° | 57° | 57.7° | 58° | 58.5° |
【ダンロップ】
ゼクシオ7
ゼクシオシリーズの中でも1,2を争うほど評価が高いフェアウェイウッドです。
番手別に肉厚を設計することで、ヘッドの低重心化を実現しました。
球も上がりやすいうえに、重量も以前のモデルより重くしたため、高打ち出し・低スピンで十分な飛距離が期待できます。
スイートスポットが広いので、ミスにも強いクラブです。
番手 | #3 | #4 | #5 | #7 | #9 |
---|---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 16.5° | 18° | 20° | 23° |
ライ角 | 58° | 58.5° | 59° | 59.5° | 60° |
【ムジーク】
オンザスクリュー DF(2005993701)
地クラブの中でも名器と評価の高いクラブです。
チタンヘッドとソールプレートの重量により、低重心・低スピン化を実現しました。
インパクト時の球離れが早く、強い弾道が出るので、他のメーカーより飛ぶクラブといわれています。
金額は少し高価ですが、飛ばしたい人にはおすすめのクラブです。
番手 | #3 | #4 | #5 | #7 |
---|---|---|---|---|
ロフト角 | 15° | 17° | 19° | 21° |
ライ角 | 57° | 57° | 58° | 58.5° |
まとめ
各メーカーは、低スピンと中弾道を特徴とした、飛距離重視のクラブを発売してきました。
そのため重量があるクラブも多く、ヘッドスピードが低いと球が上がりづらいといったデメリットもあります。
購入する際はシャフトやヘッドの重量など、所持しているクラブとバランスを合わせたクラブセッティングを検討してください。
名器フェアウェイウッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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