煮る、焼く、蒸すなど、いろいろな料理ができるダッチオーブンですが、いかにも重そうで、キャンプに持っていくのも大変そうですよね。
しかも、定期的にメンテナンスしないとサビが発生するなど、「使ってみたいけど二の足を踏んでいる」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、鋳鉄製でもサイズを小さくすれば比較的軽くなりますし、最近は錆びにくいステンレス製も多くなってきていますね。
今回は、鋳鉄製でも軽いダッチオーブン、軽量なステンレス製などのダッチオーブンの選び方をお伝えしていきます。
目次
- 1 軽量ダッチオーブンを使うメリット
- 2 軽量ダッチオーブンを使うデメリット
- 3 軽量ダッチオーブンの選び方
- 4 軽量ダッチオーブンおすすめ10選
- 4.1 【TSBBQ】 ライトステンレス ダッチオーブン 8インチ (TSBBQ-006)
- 4.2 【キャプテンスタッグ】 ダッチオーブン 鉄鋳物 シーズニング不要
- 4.3 【ベルモント】ダッチインダッチオーブン 深型
- 4.4 【スノーピーク】コロダッチ ポット
- 4.5 【スノーピーク】コロダッチ カプセル
- 4.6 【ユニフレーム】UFダッチオーブン 8インチ 黒皮鉄板(660935)
- 4.7 【GSI】アルミダッチオーブン 12インチ (#40712)
- 4.8 【鋳物屋さんのダッチオーブン】10インチ ダクタイル鋳鉄品 IH対応
- 4.9 【LODGE】 LOGIC サービングポット8インチ (L2SP3)
- 4.10 【キャプテンスタッグ】ダッチオーブン 鉄鋳物 角型 (UG-3062)
- 5 まとめ
軽量ダッチオーブンを使うメリット
軽いは正義
キャンプはとにかく荷物が多くなりがちですが、いくら車での移動だとしても、なるべく重くなるものは避けたいところです。
サイトに横付けできる場所ならともかく、駐車場とサイトが離れていると、荷物を運ぶのも一苦労ですよね。
キャンプ道具は重すぎると、タンスの肥やしになるのがオチですので、やはりなるべく軽量の道具を揃えたいものです。
ダッチオーブンの材質次第では手入れが楽
鋳鉄製が主な材質のダッチオーブンですが、比較的軽いステンレス製も人気があります。
鋳鉄製はシーズニングが必要なものや、使用後に適切な対処をしないとサビまみれになったりと、かなりのメンテナンスが必要です。
ステンレス製のダッチオーブンは、使用後も洗剤を使ってゴシゴシ洗えますし、サビに強いので、そこまで神経質になる必要もありません。
軽量ダッチオーブンを使うデメリット
鋳鉄製を選ぶなら小型のものになる
ステンレスを選べば幾分重量は軽くなるんですが、ダッチオーブンは絶対鋳鉄派という方もおられるかと思います。
鋳鉄製は材質上どうしても重くなりますので、軽いものを選ぶとなると、サイズが小さめのものを選ぶことになるかと思います。
その場合、とても家族分の料理は賄えませんので、一人分、もしくは二人分の料理しか用意することができません。
ステンレスは鋳鉄製に比べて割高になる
鋳鉄製のものよりステンレス製の方が重量は軽くなりますが、ステンレス製は鋳鉄製のものより価格が高くなります。
もちろん商品によりますが、その差はざっと5〜7倍ほどです。
正直、軽さを求めて何倍も高いものを購入するのかというところはありますし、数キロしか違わないなら鋳鉄製を購入するのが賢い選択かもしれません。
軽量ダッチオーブンの選び方
ダッチオーブンの仕様
ダッチオーブンは蓋の上に炭を乗せて調理する方法もありますので、蓋の縁が高く、炭が落ちないか?などは気を付けるポイントです。
また、ダッチオーブンを家庭のコンロで使いたいと思っている方もおられるかと思います。
その際、脚がついたタイプだと上手くコンロに乗せられなかったり、無理をして乗せようとすると、思わぬ事故に繋がる可能性があります。
キャンプだけで使うのか?家庭でも使いたいのか?などを考慮して、購入する前にダッチオーブンの仕様を確認しておかなければなりません。
材質
鋳鉄製やステンレス製などがあるダッチオーブンですが、中にはダクタイル鋳鉄というものも存在します。
取り扱っているメーカーが少ないのでいろいろ選べるという訳ではありませんが、軽い・強靭という特徴を持っていて、選択肢の一つになってきます。
ステンレス製はシーズニングや使用後の手入れも必要無く、洗剤を使って洗えるということで、気楽に使いたいという方におすすめです。
いちばん一般的な鋳鉄製ですが、シーズニングや後処理の必要性、また、熱い時に水を入れたりしての割れに注意が必要になってきます。
しかし、鋳鉄製には使い込んでいくうちに「ブラックポット」と言われる、食材がくっつかなくなる状態にまで育てるという楽しみもあります。
軽量ダッチオーブンおすすめ10選
【TSBBQ】
ライトステンレス ダッチオーブン 8インチ (TSBBQ-006)
三層鋼という作り方を採用することで、非常に軽く仕上がっており、扱いやすさ抜群のダッチオーブンです。
本体内部にアルミが挟まれているので、ステンレス製の弱点である熱伝導を補っており、ユーザーの不満を見事に解消しています。
もちろんステンレス製と同じように、シーズニング不要、洗剤で丸洗い可能と、ダッチオーブンをストレスなく使うことができます。
【キャプテンスタッグ】
ダッチオーブン 鉄鋳物 シーズニング不要
20cm仕様で3kgという、この規格の中では割と軽い部類に入る、鋳鉄製のダッチオーブンです。
鋳鉄製ですが、使い始めに不可欠なシーズニングも不要、家庭でのコンロやIHにも対応している仕様となっています。
蓋の縁に高さがなく、蓋に炭を置いて料理をする時には少々不安がありますが、その他の料理は問題なく楽しむことができるでしょう。
【ベルモント】
ダッチインダッチオーブン 深型
蓋付きのクッカーにも見えるステンレス製のダッチオーブンですが、蓋は裏返して、その上に炭を置ける仕様になっています。
また、蓋はフライパンとしてそのまま使用できるほか、10インチ以上のダッチオーブンにインストールしてパンを焼くこともできます。
レシピブックや底網、専用の収納ケースが付属し、軽量ですので持ち運びもスムーズです。
【スノーピーク】
コロダッチ ポット
手の平サイズの可愛らしいフォルムをしたダッチオーブンで、ちょっとしたおつまみを作るのに適しています。
コロダッチで料理をした後は、お皿に取らずとも、そのままテーブルに置いて熱々のまま料理を楽しめるのが魅力です。
あえてコロダッチを複数用意して、いろいろな料理を楽しむということもできる、ありそうで無かったダッチオーブンです。
【スノーピーク】
コロダッチ カプセル
細長い形をしたダッチオーブンで、とうもろこしがピッタリ収まるサイズです。
キャンプに気軽に持っていけるサイズなので、ダッチオーブンを使用するのに抵抗があった方も、使ってみようという気にしてくれます。
少ない量の料理しかできないですが、その分お手入れも短時間で済みますし、何よりかさばらないというのが大きな強みといえます。
【ユニフレーム】
UFダッチオーブン 8インチ 黒皮鉄板(660935)
黒皮鉄板は、耐衝撃性や耐錆性に優れており、お手入れもしやすいなど、万能性のある加工方法です。
鋳鉄製は頑丈そうに見えて、落下させると割れてしまうなどのトラブルがありますが、黒皮鉄板は割れてしまうという心配がありません。
熱伝導率も非常に高く、本体と蓋との剛性感にもこだわった作りが施されており、炊飯といったこともクオリティ高くできるでしょう。
【GSI】
アルミダッチオーブン 12インチ (#40712)
12インチという大きさながら、アルミという素材のおかげで非常に軽量になっているダッチオーブンです。
アルミは熱伝導率が高い一方、食材がこびりつきやすいなどのデメリットがありますが、とにかく軽いギアを求めている方にはおすすめです。
他にも、へこみやすい、高温に弱いなどのデメリットが挙げられますが、ご自分のスタイルに合うかどうかで判断するといいでしょう。
【鋳物屋さんのダッチオーブン】
10インチ ダクタイル鋳鉄品 IH対応
ダクタイル鋳鉄という加工方法により、とても重い鋳鉄製が軽く、薄く、使いやすくなっています。
一般の鋳鉄製ダッチオーブンと同じように、蓄熱性も併せ持っていますので、料理が冷めにくく、温かい料理を長時間楽しめます。
鋳鉄製のメリット部分を活かし、デメリット部分を省いたダクタイル鋳鉄製は、今後も注目の加工方法になっていくでしょう。
【LODGE】
LOGIC サービングポット8インチ (L2SP3)
8インチの扱いやすいサイズで、三人分程度の料理を作ることができます。
最近は、初めのシーズニングは不要という製品も増えてきましたが、このサービングポットも例に漏れず、シーズニング不要となっています。
使用後の基本的なお手入れは必要ですが、「育てる」という魅力があるのもダッチオーブンを所有する楽しみの一つです。
【キャプテンスタッグ】
ダッチオーブン 鉄鋳物 角型 (UG-3062)
バイクキャンプやソロキャンプに最適なサイズのダッチオーブンで、小さいながらも本格的な料理を楽しめます。
蓋には鹿の模様があしらわれており、裏面には焼き肉ができるようにでこぼこのスリットが入っていて、脂が落ちるようになっています。
同社のB5型スマートグリルにピッタリ収まるサイズなので、コンパクトに料理を楽しみたい方におすすめのダッチオーブンです。
まとめ
キャンプで使用するには、少々敷居が高いと思われがちなダッチオーブンですが、軽量なものを選べば持ち運びも楽になります。
キャンプ料理のバリエーションも広がりますので、キャンプギアの一つに加えて、新たな分野にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
軽量ダッチオーブンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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