キャンプといえば、ダッチオーブンを使ったおしゃれな料理に憧れますよね。
ダッチオーブンは万能鍋とも呼ばれ、色々な調理法で使用可能です。
しかし、重量がある商品が多いので、どうやって使えばいいか悩む人も多いと思います。
今回は、軽量で取り回ししやすいアルミ製のダッチオーブンのメリット・デメリットをお伝えします。
選び方をふまえてアルミ製ダッチオーブン5選をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アルミ製ダッチオーブンを使うメリット
持ち運びに便利
アルミは比重が鉄やステンレスの3分の1程度なので、同じサイズでも軽量に作ることができます。
そのため重量のあるダッチオーブンが多いなか、アルミ製のものは軽くて持ち運びしやすい点がメリットです。
ソロキャンプやファミリーキャンプなど荷物をできるだけ軽くしたい場合、アルミ製ダッチオーブンは最適といえます。
サビにくく手入れが楽
アルミは鉄に比べてサビにくく、手入れが楽な特徴があります。
鉄製ダッチオーブンは使用前に、塗られているサビ止めを落とすシーズニングと呼ばれる処理が必要です。
また、使用後には丁寧に洗ってよく乾燥しなければサビの原因になります。
アルミはこれらの手間がかからないので、手入れを楽に済ませられます。
熱伝導に優れる
アルミは、熱伝導率が鉄やステンレスと比較しても非常に高い素材です。
そのため、ダッチオーブン自体がすぐに温まり、食材にも火を通しやすいというメリットがあります。
火力による温度調整がしやすいため、煮込み料理や一度にたくさん作る料理などに向いています。
また、すぐにお湯を沸かしたいときなどにもおすすめです。
アルミ製ダッチオーブンを使うデメリット
軽いのでフタが浮きやすい
アルミは軽い点がメリットですが、軽いために煮込み料理などではフタが浮きやすくなる点はデメリットといえます。
しっかりと圧をかけて調理したい場合には、フタの上に重りを乗せてフタが浮かないように調整が必要です。
重りと一緒に炭を乗せることでフタの上からも加熱でき、効率的に食材に火を通すことができます。
柔らかいので傷や変形に気を使う
アルミは衝撃に弱い特徴があり、傷が付きやすく変形しやすい素材といえます。
通常の使用では心配する必要はありませんが、ぶつけたり落としたりすると変形する恐れがあるので、持ち運びには注意が必要です。
多少雑にでも積極的に使用したいという人は、鉄製やステンレス製のダッチオーブンを選んだほうがいいでしょう。
耐熱性が低い
鉄やステンレスは融点が1000℃以上と高く、これらの素材のダッチオーブンを空焚きしても穴が開く心配はありません。
一方でアルミの融点は600℃前後と低く、アルミ製のダッチオーブンを空焚きすると穴が空いてしまう恐れがあります。
アルミ製のダッチオーブンは、高温になりすぎる使い方は避けなければいけません。
アルミ製ダッチオーブンの選び方
サイズの選び方
ダッチオーブンは、8インチ、10インチ、12インチのサイズが一般的です。
サイズの目安として、8インチは2人、10インチは3〜4人、12インチは5人以上での使用におすすめとされています。
10インチ以上なら、丸鶏の調理など豪快な料理にも使用可能なサイズなので、色々な料理に使いやすいです。
一方で、ダッチオーブンはコンパクトに収納するのが難しくかさばるので、積載や収納スペースを考慮して選ぶと失敗しにくいです。
ソロキャンプに使用する場合は、コンパクトに持ち運ぶことができる6インチで十分といえます。
鍋底の脚の有無
ダッチオーブンは鍋底に脚があるタイプと、脚がなくて平らなタイプがあります。
脚があるタイプは、炭火に直接ダッチオーブンを乗せる場合に、炭からの距離を取れるので火力調整がしやすい利点があります。
また、ダッチオーブンを重ねて使用したい場合に、安定して積み重ねることが可能です。
一方で、脚がついていると自宅のコンロでは使いにくいため、自宅でも使いたいという人は平らなタイプを選ぶのがおすすめです。
アルミ製ダッチオーブンおすすめ5選
【tent-Mark DESIGNS】
アルミダッチオーブン6インチ
軽量コンパクトで、ソロキャンプに最適なアルミ製ダッチオーブンです。
本体とフタ、収納ケースを合わせて約740gという、持ち運びに便利な軽さがおすすめのポイントです。
コンパクトなので、ソロ用の焚き火台やシングルバーナーで簡単に調理を行えます。
ステンレス製のハンドルがついているので引っ掛けて使用することもでき、使いやすい作りになっています。
【GSI】
アルミダッチオーブン(40712)
12インチの大容量で、使いやすいアルミ製ダッチオーブンです。
鍋底に脚がついているタイプなので、焚き火の中でも傾かずに安定して使用可能です。
フタは平らなのでフタの上に炭を置きやすく、上下からの加熱がしやすいデザインになっています。
ハンドルもついているので、持ち運びも楽に行うことができ、初めてのダッチオーブンにもおすすめです。
【GSI】
Outdoors Anodized Dutch Oven(50410)
表面がハードアルマイト加工され、重厚な印象のアルミ製ダッチオーブンです。
アルマイト加工により耐食性が高いため、普段のお手入れを洗うだけで簡単に済ませられます。
2本のハンドルがついているので、食材が入っていても安定して持ち運べる点もおすすめのポイントです。
鍋底は脚が無い平らなタイプなので、自宅のガスコンロでも使うことができます。
【FORE WINDS】
ミニダッチオーブン(FW-MDO)
スクエア型が特徴的な、ソロ向けのアルミ製ダッチオーブンです。
鉄製ダッチオーブンのような重厚な見た目ですが、アルミ製なので約1,210gと軽量で持ち運びしやすい点がポイントです。
フタは外してスキレットとしても使用でき、炒め物や焼き物など調理の幅が広がります。
ヘラとしても使える取っ手は鍋と独立しているので、収納がコンパクトにまとまります。
【TSBBQ】
ライト ステンレス ダッチオーブン(TSBBQ-005)
ステンレスでアルミを挟み込んだ三層構造により、アルミとステンレスの利点をいいとこ取りしたダッチオーブンです。
ステンレス製は熱伝導が低く加熱に時間がかかる点がデメリットですが、アルミの熱伝導の高さにより加熱しやすくなっています。
アルミの弱点である耐久性の低さはステンレスによってカバーされているので、より積極的に持ち出しやすい点が魅力です。
まとめ
アルミ製ダッチオーブンを使うことによって、キャンプでの料理が一層楽しくなります。
今回ご紹介した選び方を参考に、用途に合うアルミ製ダッチオーブンをお選びいただき、楽しいキャンプライフをお送りください。
アルミ製ダッチオーブンの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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