タイガーウッズは1996年のプロ転向以来、数々のツアーを制してきた、史上最高の選手とも称されることのある選手です。
その圧倒的な人気から、彼が使用する歴代ドライバーも、どれもが人気を集めてきました。
今回は、そんなカリスマ的存在でもあるタイガーウッズが使用してきた、ドライバーにスポットを当てていきます。
タイガーウッズ使用のドライバーを使用することで、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
合わせて、タイガーウッズ使用の歴代ドライバーも、一挙に紹介していきます。
目次
タイガーウッズ使用のドライバーを使うメリット
気分が上がる
タイガーウッズ使用のドライバーだけに限りませんが、憧れの選手と同じクラブを使用することは、とても気分が上がることです。
「たったそれだけ」とも思われがちですが、ゴルフはメンタルがスコアを大きく左右するスポーツでもあります。
例え、ミスショットをして気分が落ち込んだ時でも、気分の上がるアイテムを持っていれば1日楽しくラウンドできるはずです。
高性能のクラブが使える
プロが使用するドライバーは、方向性と飛距離を両立させた、高いレベルの機能性を必要とします。
そのため、選手は契約メーカーのあらゆるクラブを試打して、自分に合った1本を見つけるのです。
機能的な面としては申し分ないので、同じクラブを選ぶことでアマでも高性能のクラブを使うことができます。
飛距離アップにつながる
タイガーウッズの代名詞となり、彼の持ち球として有名なのが「スティンガーショット」です。
スティンガーショットは、フェース下部で打つことで低弾道となり、風に負けないボールを打つことができます。
タイガーウッズ使用のドライバーは、どれも彼の持ち球を活かす作りなので、飛距離アップにつながると言えるでしょう。
タイガーウッズ使用のドライバーを使うデメリット
自分のスペックと合わない場合も
タイガーウッズは、身長185cmと大柄でパワーもあるので、ドライバーのスペックもハードヒッター向けになっています。
そのため、まったく同じスペックにしてしまうと、飛距離も方向性も安定しない危険があるのです。
モデルは同じドライバーを使うにしても、スペックは自分に合ったものを選ぶことが重要です。
販売されていないモデルもある
タイガーウッズが以前契約していたナイキは、現在ゴルフ事業から撤退してしまったため、新たなクラブ販売はしていません。
そのため、タイガーウッズが使用していたナイキのドライバーを探すのであれば、どうしても中古品のみになってしまうのです。
中古品に抵抗がない人は問題ありませんが、新品のドライバーを使用したい人にとってはデメリットとなってしまいます。
タイガーウッズ使用のドライバーの選び方
ヘッド形状
ドライバーにはさまざまな大きさや形状があり、大きいほどボールが安定しやすく、小さいほど操作性に優れるのが特徴です。
形状には大きく分けて、丸くて厚みのあるディープヘッドと幅広で平べったいシャローヘッドがあります。
ディープヘッドは、浅重心となることで芯が狭くなりますが、低スピンで飛距離を伸ばすことが可能です。
一方、シャローヘッドは深重心で芯が広くなるので、ミスに強いヘッドとなります。
飛距離を追求するならディープヘッド、ミスへの寛容性を求めるならシャローヘッドがおすすめです。
重さ
ドライバーの重量は飛距離を伸ばすためにとても大切な要素で、軽すぎても重すぎても最大距離を伸ばすことはできません。
一般的にドライバーというのは、重いほどインパクトで力がボールに乗って、力強いボールが飛ばせると言われています。
しかし、重すぎるとヘッドスピードが落ちてしまったり、疲れる原因となってしまうので注意が必要です。
全力で振り抜けて、少し重いと感じるくらいが、自分の力を最大限にボールに乗せられるベストバランスとなります。
ロフト角
ロフト角はフェースの角度のことで、ロフト角が大きいほど高弾道で、小さいほど低弾道のボールを打ち出すことができます。
しかし、ヘッドスピードに合わないロフト角を選ぶと飛距離ダウンにつながるため、自分に合ったロフト角を選ぶことが大切です。
例えば、ヘッドスピードが42前後の人は、10度前後のロフト角が適していると言われています。
また、フェードボールは小さいロフト角、ドローボールは大きいロフト角が適しているといった形で、持ち球によっても変わります。
そのため、自分のヘッドスピードや持ち球を理解して選ぶと、飛距離アップにつながるでしょう。
シャフト
シャフトを選ぶ際に重要なポイントとなってくるのが「硬さ」と「長さ」です。
硬いシャフトは、ボールが安定しますが飛距離は伸びず、柔らかいシャフトは飛距離は伸びますが、ミート率が下がります。
さらに、長いほどしなりが良くなるのでヘッドスピードが上がり、短いほどしなりが悪くなるのでヘッドスピードが落ちます。
合わないシャフトは、曲がりやスピンのかかりすぎの原因となってしまうので、自分に合ったシャフトを選ぶことが大切です。
メーカー
タイガーウッズが使用しているクラブと言えば「ナイキ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ナイキのドライバーは、インパクトのあるヘッドとタイガーウッズが使用しているということで、一時期人気を博しました。
しかし2016年、ナイキがクラブ事業から撤退することが決まり、タイガーウッズはテーラーメイドと契約を交わしました。
テーラーメイドは、初心者から上級者まで幅広い層に向けてクラブを開発している人気メーカーです。
中でも、タイガーウッズが使用したMシリーズやステルスシリーズは、メーカーの技術を注ぎ込んだ高性能のクラブとなっています。
価格帯
例えば、現在タイガーウッズが使用しているクラブのほとんどは現行モデルなので、価格も5~10万円ほどと高い傾向にあります。
そのため、リーズナブルな商品を求めるのなら、型落ちの旧モデルや中古品がおすすめです。
旧モデルの場合、多くは5万円以下で購入できますし、中古品となると1万円以下で手に入るクラブも。
ナイキと契約していた時期のクラブとなると、安い価格で手に入るものも多いので、状態が良ければおすすめです。
タイガーウッズ使用のドライバーおすすめ10選
メーカー・製品名 | ヘッド体積 | フレックス | ロフト角 | シャフト長さ |
---|---|---|---|---|
テーラーメイド ステルス プラス ドライバー | 460cc | R~S | 9、10.5度 | 45.25、45.75インチ |
テーラーメイド SIM ドライバー | 460cc | R~S | 9、10.5度 | 45.25、45.75インチ |
テーラーメイド M5 ドライバー | 460cc | R~X | 9~12度 | 45.75インチ |
テーラーメイド M3 460 ドライバー | 460cc | SR、S | 9.5、10.5度 | 45.25、45.5インチ |
テーラーメイド M2 ドライバー | 460cc | R~S | 9~12度 | 45.75インチ |
ナイキ ヴェイパースピードTW | 420cc | S、X | 10.5度 | 45インチ |
ナイキ VR Sコバート2.0ツアー ドライバー | 460cc | R~S | 8.5~12.5度 | 45.5インチ |
ナイキ VR ツアー ドライバー | 400cc | R~S | 9.5、10.5度 | 45.75インチ |
ナイキ サスクワッチ DYMO ドライバー | 460cc | R~S | 9.5~11.5度 | 45.75インチ |
ナイキ サスクワッチ ツアー460 ドライバー | 460cc | 不明 | 9.5、10.5度 | 45、45.25インチ |
【テーラーメイド】
ステルス プラス ドライバー(DW-CCU83)
3種類あるステルスシリーズの中でも上級者向けのモデルで、シリーズで唯一、ウェイト調整機能付きとなっています。
60層のカーボンシートで構成されたフェースにより、思い切り叩ける高強度とボール初速アップ、軽量化を実現しました。
貫通型スピードポケットにより、フェースの下部分で打ってしまった時もスピン量を抑えて飛ばせるドライバーとなっています。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 9、10.5度 |
シャフト長さ | 45.25、45.75インチ |
【テーラーメイド】
SIM ドライバー
Mシリーズの後継モデルで、Mシリーズの技術はそのままに、「イナーシャ ジェネレーター」と呼ばれる突起を新たに搭載しました。
ヘッド後方に突起をつけることにより、慣性モーメントを高めながら低スピンも実現。
ヘッドを流線形にすることで、ヘッドスピードを上げ、快適な振り心地ができる設計となっています。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 9、10.5度 |
シャフト長さ | 45.25、45.75インチ |
【テーラーメイド】
M5 ドライバー(DW-JJI01)
「スピードインジェクション」と呼ばれる新技術で、反発係数を最大限まで追求した作りになっています。
スクエアのフェースで左に向きづらい形状となっているので、つかまりすぎず、ウェイト調整によって弾道も変えることが可能です。
操作性の高さとミスへの寛容さを兼ね備えており、上級者だけでなく初心者にもおすすめのドライバーとなります。
ヘッド体積 | 460cc |
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フレックス | R~X |
ロフト角 | 9~12度 |
シャフト長さ | 45.75インチ |
【テーラーメイド】
M3 460 ドライバー(BP323108)
「ツイストフェース」と「ハンマーヘッド」により、フェースのどこに当たってもまっすぐ飛ばせる安定性を実現しました。
また、Y字型の2つのウェイト調整機能により、弾道だけでなくスピン量も調整できる作りになっています。
状況に応じて弾道やスピン量を変えることができるので、自分で弾道を細かくカスタムしたい人におすすめです。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | SR、S |
ロフト角 | 9.5、10.5度 |
シャフト長さ | 45.25、45.5インチ |
【テーラーメイド】
M2 ドライバー(DW-CCB22)
M2の2016年モデルで、ソールの溝とカーボンのクラウンにより、高弾道、低スピンで飛ばせるドライバーとなっています。
大きめのヘッドと、フェース上部に幅広の白いラインを入れることで、構えやすさと打ちやすさを向上しました。
振り抜きやすさによるボール初速向上と低スピンボールにより、飛距離を追求できる1本です。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 9~12度 |
シャフト長さ | 45.75インチ |
【ナイキ】
ヴェイパースピードTW
「新コンプレッションチャネル」と呼ばれるソールの溝により、スイートスポットを拡大しました。
小型ヘッドと独自のキャビティバック構造、ロフト調整機能を付けないことで深重心、低スピンの打ち出しを可能に。
打点の位置を変えることで、弾道の打ち分けができる操作性の高さもあり、上級者向けのドライバーとなっています。
ヘッド体積 | 420cc |
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フレックス | S、X |
ロフト角 | 10.5度 |
シャフト長さ | 45インチ |
【ナイキ】
VR_Sコバート2.0ツアー
コバートシリーズの2作目となり、インパクトのある真っ赤なクラウンが特徴のドライバーです。
ソール後方部がへこんでいるキャビティバック構造に加えて、キャビティの壁を斜めに配置することで、初速アップを実現しました。
洋ナシ型のオープンフェースということで、引っかけが出やすい人におすすめの1本となっています。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 8.5~12.5度 |
シャフト長さ | 45.5インチ |
【ナイキ】
VRツアー ドライバー
VRシリーズ初のドライバーで、400ccという小ぶりのヘッドにより、操作性の高いドライバーとなっています。
タイガーウッズの持ち球である、スティンガーショットに対応できる「ヒール下部の反発力アップ」の要望を受けて作られました。
さらに、ソールに「コンプレッションチャネル」と呼ばれる溝により、インパクト時にソールがたわんで反発力を高める作りです。
ヘッド体積 | 400cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 9.5、10.5度 |
シャフト長さ | 45.75インチ |
【ナイキ】
サスクワッチ DYMO ドライバー
歴代のSQシリーズの中でも、特に慣性モーメントの拡大にこだわったドライバーとなっています。
当時は革新的だった可変スリーブの搭載により、8通りのヘッドポジションに変えて自分好みの弾道を作り出すことを可能に。
各ロフト角に合ったライ角、重心位置、フェースの高さ設計により、どのロフト角でも最大飛距離を追求できます。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | R~S |
ロフト角 | 9.5~11.5度 |
シャフト長さ | 45.75インチ |
【ナイキ】
サスクワッチ ツアー460 ドライバー
SQシリーズの特徴である、平たい円盤型のヘッド形状で、つかまりを抑えた低スピン、高弾道のボールが特徴になります。
同シリーズの中でも上級者向けのモデルで、大きめのシャローフェースによる深重心により、操作性に優れた作りです。
サスクワッチの象徴ともいえるイエローがインパクト抜群で、人とは違うドライバーを探している人にもおすすめです。
ヘッド体積 | 460cc |
---|---|
フレックス | 不明 |
ロフト角 | 9.5、10.5度 |
シャフト長さ | 45.25、45インチ |
まとめ
タイガーウッズ使用のドライバーは、どのモデルも高性能のドライバーばかりです。
ナイキの旧モデルのように、かなり安値で販売されているものもあるので、タイガーウッズファンはぜひ1度お試しください。
タイガーウッズ使用のドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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