ドライバーと言えばカーボンシャフトが主流ですが、スチールシャフトを使用したドライバーもあることをご存知でしょうか。
スチールシャフトは、アイアンやパターだけではなく、実はドライバーに使用することもできるのです。
では、スチールシャフトドライバーを使うことで、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
今回は、スチールシャフトドライバーの選び方や、おすすめのスチールシャフトドライバーを厳選して紹介します。
スチールシャフトドライバーを使うメリット
安い
一般的なドライバーは、高価なカーボンシャフトを使用していることがほとんどなので、価格も5~7万円と高価になります。
一方、スチールシャフトはカーボンシャフトと比べると、シャフト素材のコストが低いのが特徴です。
ですので、必然的にカーボンシャフトドライバーよりもスチールシャフトドライバーの方が、価格が安くなるメリットがあります。
打点が安定する
スチールシャフトは、カーボンより短く作られていることと、しなりによるヘッドの暴れが少なくなるので打点が安定します。
打点が安定すると、ミート率も上がり方向性も安定するので、OBやラフの心配が少なくなってスコアアップに期待が持てます。
方向性が安定する
スチールシャフトは、カーボンシャフトと比べると「トルク」と呼ばれるねじれが少ないのが特徴です。
トルクが少ないと、インパクト時のフェースのブレを抑えることができるので、まっすぐな強弾道を打つことができます。
そのため、ティーショットの方向が安定しない人にとっては、おすすめのドライバーになります。
目立つ
カーボンシャフトドライバーを使っている人がほとんどの中、スチールシャフトドライバーはかなり個性的な存在となります。
そのため、他の人とクラブが被って取り違える心配もありませんし、使っていて目立つこと間違いなしです。
スチールシャフトドライバーを使うデメリット
重い
ドライバーのスチールシャフトは軽量化されているとはいえ、カーボンシャフトと比べると、どうしても重くはなってしまいます。
ドライバーはクラブの中でも使用頻度の多いクラブなので、シャフトの重さが腕の疲れなどに繋がる場合も。
その場合、無理して使うことはせずに、自分に合ったドライバーを選ぶことが重要です。
合わないケースもある
スチールシャフトはしなりが少ないので、ゆったりしたスイングや力がない人は、力を十分にボールに乗せられない場合があります。
ですので、人によってはカーボンシャフトからスチールシャフトドライバーに変えることで、飛距離が落ちてしまうケースも。
ヘッドスピードや力の強さによっては合わない場合があるので、自分のスペックをよく理解した上で選ぶのがポイントです。
数が少ない
上にも書いた通り、ドライバーはカーボンシャフトが主流なので、スチールシャフトドライバーとなるとかなり数が少なくなります。
限りある中から選ばなくてはならないため、選べる幅がどうしても狭くなるのがデメリットと言えます。
スチールシャフトドライバーの選び方
ヘッド体積
ヘッド体積はヘッドの大きさのことで、ヘッドが大きいほどフェース面も大きくなり、飛距離も伸びると言われています。
そのため、初心者や打点が安定しない人にとっては、ヘッドが大きい方が扱いやすいクラブと言えます。
ですが、大きいヘッドはミスに強い反面、操作性に劣るので、弾道を打ち分けたい人や操作性重視の人には不向きです。
ミスへの寛容性を求めるなら大型ヘッド、操作性を求めるなら小型ヘッドがおすすめです。
ロフト角
フェースの角度のことをロフト角と言い、角度が大きいほど高スピン、高弾道で、小さいほど低スピン、低弾道のボールを打ち出せます。
また、ヘッドスピードに合ったロフト角を選ぶことで、最大飛距離を伸ばすことが可能です。
一般的に、ヘッドスピードが速いほど低ロフト、遅いほど高ロフトのドライバーが合うと言われています。
ですので、自分のヘッドスピードを知った上でロフト角を選ぶと、より飛距離を伸ばせるでしょう。
メーカー
スチールシャフトドライバーは、かなり特殊なクラブの位置付けとなるので、販売しているメーカーも限定されてしまいます。
大手メーカーで販売されているところはほとんどなく、全体を見ても、現在販売しているメーカーは数社です。
店舗販売もほとんどないので、購入するとなるとネット販売が主流になるでしょう。
価格帯
シャフトにかかわらず、大手メーカーのドライバーの価格帯は、5~7万円程度が主流となります。
その中でもスチールシャフトドライバーは、カーボンシャフトよりコストが低いので、クラブ自体の価格も安い傾向にあります。
試しにスチールシャフトドライバーを使ってみたいと思っている人や、サブドライバーとして気軽に購入が可能です。
スチールシャフトドライバーおすすめ4選
メーカー・製品名 | ロフト角 | ヘッド体積 | クラブ重量 | シャフト長さ |
---|---|---|---|---|
アナライズ ゴルフ バンパードライバー スチールシャフトシリーズ | 12.5度 | 不明 | 360g | 43.5インチ |
Ram golf SGS 460cc ドライバー スチールシャフト | 10.5度 | 460cc | 不明 | 44インチ |
TTYGJ TTYGJドライバー | 10.5度 | 460cc | 不明 | 45インチ |
Kasco UFO by POWER TORNAD(パワートルネード)DD ATTAS EZ 370 スチール シャフト | 10.5度 | 330cc | 323g | 43インチ |
【アナライズ ゴルフ】
バンパードライバー スチールシャフトシリーズ(sf00038_dr_bumper)
「世界一やさしいドライバー」がキャッチコピーの「バンパードライバー」のスチールシャフトシリーズとなります。
センターシャフトによる構えやすさと短尺の振りやすさで、初心者でも芯に当てやすい親切設計です。
ルール不適合クラブとなっているので、プライベートで楽しむ用のドライバーとなっています。
ロフト角 | 12.5度 |
---|---|
ヘッド体積 | 不明 |
クラブ重量 | 360g |
シャフト長さ | 43.5インチ |
【Ram golf】
SGS 460cc ドライバー スチールシャフト
かつてトム・ワトソンのスポンサーも務めた、ラムゴルフのスチールシャフトドライバーです。
大型ヘッドと短めの44インチシャフトにより、コントロールのしやすさとミスの寛容性を兼ね備えました。
2万円台で、全天候型のグリップとヘッドカバーも付いているので、スチールシャフトドライバーを試してみたい人におすすめです。
ロフト角 | 10.5度 |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
クラブ重量 | 不明 |
シャフト長さ | 44インチ |
【TTYGJ】
TTYGJドライバー
アルミ合金を使用したヘッドによる軽い振り抜きと、低、深重心設計により、高弾道で飛ばせるドライバーとなっています。
新品で1万円を切る価格の安さでありながら、ブルーとシルバーのデザインで、見た目にもこだわった1本です。
その安さから、ドライバーの買い替えだけではなく、サブドライバーとしてもおすすめです。
ロフト角 | 10.5度 |
---|---|
ヘッド体積 | 460cc |
クラブ重量 | 不明 |
シャフト長さ | 45インチ |
【kasco】
UFO by POWER TORNADO DD
アッタスのユーティリティシャフトを使用した、キャスコのスチールシャフトドライバーです。
330ccの小型ヘッドでありながら、構えた時の投影面積を大きくすることで、振りやすさと構えた時の安心感を両立させました。
短尺シャフトでミート率を上げ、重めのヘッドで打ちおろした力をそのままボールに乗せられる仕組みになっています。
ロフト角 | 10.5度 |
---|---|
ヘッド体積 | 330cc |
クラブ重量 | 323g |
シャフト長さ | 43インチ |
まとめ
使っている人の少ないスチールシャフトドライバーですが、ミート率と方向性に悩む人には力強い味方となってくれるはずです。
手ごろな価格で手に入る商品も多いので、サブドライバーとしてや、お試しで一度購入してみるのもおすすめです。
スチールシャフトドライバーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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