リールを使う釣りではラインを守るドラグ機能が重要ですが、使用するラインに合わせて適切に設定しなければいけません。
感覚で調整する方も多いですが、より正確に設定したい場合は、ドラグチェッカーが便利です。
数値的に設定したドラグ力をチェックできるので、大物狙いはもちろん、エリアトラウトやアジングなどのライトラインでも重宝するアイテムです。
そこで今回はドラグチェッカーについて、選び方や使い方、代用品も含めておすすめ商品もご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
ドラグチェッカーとは
ドラグチェッカーは、使用しているリールのドラグ設定が何キロになっているかチェックしてくれるアイテムです。
アナログメーター、もしくはデジタルメーターにより、ドラグが何キロで作動しているか確認できます。
ドラグは素材の特性などに応じて、1/3や1/4など細かく設定するのが適切なので、数値で確認できれば微調整がしやすくなりますね。
各商品の計測可能重量にもよりますが、メインラインとショックリーダーの結束強度を測れるものもあります。
ドラグチェッカーを使うメリット
ドラグ設定をするアングラーは多いですが、ほとんどの方が感覚で調整しているかと思います。
それでもトラブルが起きていない場合でも、ドラグチェッカーを使うことで以下のようなメリットがあります。
適切なドラグテンションの目安になる
これまで手感覚で設定し、一度もドラグテンションを測ったことがないと、それが正しいのかどうかがわからないですよね。
ドラグチェッカーで一度正しいドラグテンションを測っておくことで、感覚的にも正しいドラグテンションを確認できます。
ドラグチェッカーで計測しながら設定し、慣れてきたらその感覚で設定するのもいいでしょう。
本来必要なラインの太さが分かる
ドラグ設定があいまいで、もし普段から強めに設定してしまっていると、ラインブレイクのリスクが高い状態になってしまいます。
このため、本来ドラグを活かせば必要がないほど太いラインを使ってしまうことになります。
適切な設定でドラグを活かせば細いラインでも切れにくくなり、ラインが細くなればリールの選択肢も変わってきますね。
ドラグ性能の劣化が分かりやすい
ドラグ性能は、ドラグワッシャーの経年劣化やメンテナンス状況によって変化していきます。
手感覚だと変化が分かりにくいですが、数値として把握しておくことで、ドラグ性能の劣化に気付きやすくなります。
ドラグはどれだけのテンションで滑るかだけでなく、動作し続けた時の滑らかさも重要なので、劣化したら早目にメンテナンスしたいですね。
ドラグチェッカーの選び方
ドラグチェッカーは使い勝手や対応するラインに応じて、適切なものを選ぶ必要があります。
場合によっては、自分の釣りのスタイルに合わずに使えないものもあるので、以下のような点を確認して購入しましょう。
計測可能重量
ドラグチェッカーは、計測できる範囲が製品ごとに決まっているため、使用するラインに合わせて選ばなければいけません。
メモリが足りないと計測できませんし、最大計測可能重量が大きくなるとメモリも大きくなるため、細いラインの設定は難しくなります。
基本的にはキログラムでの表記になっており、最大15㎏、最大5㎏、1㎏など設定が決まっています。
ラインは通常ポンドで表記されているので、使用するラインのポンド数をkgに変換し、どの計測可能重量が適しているか知らべましょう。
ドラグテンションは主に1/3から1/4で設定するので、例えば4lb(1.8kg)のラインの場合は、計測可能重量1kgのチェッカーがあれば対応できます。
デジタル/アナログ
現在発売されているドラグチェッカーは、アナログタイプとデジタルタイプの2種類があります。
見やすさはもちろんですが、計測の精度や使い勝手にも影響するので、総合的に考えて選ぶようにしましょう。
測定範囲が広く、数値で細かく表記してくれるので、デジタルタイプのほうが見やすさは勝ります。
一方で、電源が不要な点や、測定値の安定性ではアナログタイプにもメリットがあります。
また、デジタルタイプは電池を使う関係で塩害に弱く、塩水が掛かる船上での釣りやウェーディングする場合には使用しにくいです。
このため、釣り場で頻繁に使用する場合はアナログタイプ、自宅や釣り始める前に確認するならデジタルタイプがおすすめです。
専用/代用
ドラグチェッカーの仕組みは、簡単に言えばラインがどれだけ引っ張られたかを重さとして表記しています。
このため、専用のドラグチェッカーでなくても、引っ張った時の重さが量れるもので代用も可能です。
例えば吊るし秤は、対象物を吊るして重さを量るので、ラインをひっかけて引っ張れば、ドラグチェッカーとして使用できます。
測定値がマックスで止まってくれないことや、ラインをひっかける構造になっていないのが難点ですが、価格は安いものが多いです。
なお、現状ではシマノ、ダイワなどからはドラグチェッカーは発売されていないので、専用品であっても他社の製品を選ぶことになります。
ドラグチェッカーおすすめ5選
現在販売されているアイテムの中から、おすすめのドラグチェッカーをご紹介します。
計測可能重量はそれぞれ違うので、使用するラインに合わせて選んでくださいね。
【プロックス】
ドラグチェッカーデジタルスケール28(PX9052OK)
デジタルタイプのスケールで、この1台でドラグチェックと、簡易的な獲物のウエイトチェックが行える商品です。
最大28㎏まで計測可能なので、国内で楽しめる釣りに使うリールのドラグ設定なら、ほとんどに対応可能でしょう。
なおこの商品は防水ではないので、雨天時や水辺での使用は注意しましょう。
商品コード | 規格 | サイズ(mm) | 計測単位 | 使用電池 | 税抜希望小売価格 |
---|---|---|---|---|---|
PX9052BG | イーグルブルーグレー | 65×175×41 | kg/lb | 単4×2本(別売) | 4980円 |
PX9052OK | オリーブカーキ | 65×175×41 | kg/lb | 単4×2本(別売) | 4980円 |
PX9052DY | ディープイエロー | 65×175×41 | kg/lb | 単4×2本(別売) | 4980円 |
ドラグチェッカーに代用可能なものはある?
やはり、設定したドラグを数値的に確認したい場合、使い勝手で言うとドラグチェッカーが最も便利です。
おおよそ設定したドラグテンションを確認したい場合には、ドラグチェッカー以外も使用できます。
例えば吊るし秤も引っ張る力を計測することができるので、構造上誤差はありますが、おおよそのドラグテンションを確認することが可能です。
また、オモリを吊るすことでも、おおよそ何キロでドラグが効いているか確認することもできます。
身近なものだと、500mlペットボトルを吊るせば、おおよそ1lb前後を測ることができるので、筆者もライトな釣りでは使うことがあります。
ドラグチェッカー代用品おすすめ5選
ドラグチェッカーの代用品として使えるアイテムをピックアップしてご紹介します。
コスパに優れたものから、ドラグチェック以外にも便利グッズとして使えるものまで紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
まとめ
ドラグは釣りにおいて非常に重要な機能で、しっかり設定して生かすには、ドラグチェッカーは便利なアイテムです。
使いやすい専用品はもちろん、代用品を工夫して使うこともできるので、ぜひ活用してドラグにもこだわって釣りを楽しんでみてくださいね。
ドラグチェッカーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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