オーソドックスな形でありながら耐久性や耐風性に優れ、テント内が広く居住性も高い「ドームテント」。
自分のキャンプサイトを、かっこよくスタイリッシュなギアで揃えたい方には、「黒いテント」がおすすめですよ。
しかし、さまざまなブランドから発売されているブラックテントは、どれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、おしゃれでかっこいい黒いドームテントのメリットやデメリット、おすすめ10選を詳しく紹介します。
黒いドームテントを使うメリット
耐久性に優れる
ドームテントはポールをクロスして設営するため、構造上他のテントより耐久性や耐風性に優れます。
ドーム状になった天井は雨が降っても水が溜まりにくく、雨や風が強い日のキャンプでも安心して使えるでしょう。
テント設営時にガイロープでテントをしっかりと張ることによって、さらに耐風性を高めることができますよ。
テント内の居住性が高い
ドームテントは室内を複数のアーチ状のポールにより作るため、テントの立ち上がり角度が高く、テント内が広々としています。
デッドスペースを感じにくいため、大人数で使用しても窮屈に感じることなく、広々と快適に過ごせるでしょう。
また、前室の付いたテントを購入すれば、就寝時や外出時の荷物置き場としても活躍しますよ。
紫外線カット効果があり日焼けを予防できる
黒いテントには紫外線カット効果があり、日差しの鋭い夏でもテント内にいれば日焼けの心配がありません。
キャンプは好きだけど日焼けが気になるという、女性や小さなお子さんにはぴったりのテントと言えるでしょう。
また、日中でもテント内が薄暗く眩しくないため、キャンプ中にお昼寝をしたい方にも最適ですよ。
汚れが目立たない
ベージュや白などの明るい色のテントは1度泥や雨で汚れてしまうと、かなり目立ちますよね。
黒いテントであれば雨や泥などの多少の汚れは目立ちにくく、あまり気にならずに使えるでしょう。
しかし、汚れを放置したままにすると最悪の場合、カビてしまう可能性もあるため、使用後はしっかりメンテナンスをしてくださいね。
スタイリッシュなデザインで他の人と被りにくい
黒いテントはスタイリッシュなデザインでかっこいいことが、魅力の1つと言えるでしょう。
近年、ソロキャンプやブッシュクラフトの流行とともに、無骨なデザインの黒いテントの人気も高まっています。
しかし、実際に使用しているキャンパーは少なく、キャンプ場でも他の人と被りにくいため、目立つこと間違いなしですよ。
黒いドームテントを使うデメリット
設営に時間がかかる
ドームテントはサイズやポールの本数にもよりますが、ワンポールテントなどと比較すると設営に時間がかかります。
ですが、設営方法自体はシンプルなので、何度か設営し慣れてくれば誰でも簡単に設営できるでしょう。
「エントリーモデル」など初心者向けの商品であれば、設営しやすい機能がついているため、初心者の方におすすめですよ。
リビングスペースが無い
ドームテントには2ルームテントなどにあるような、リビングスペースがありません。
リビングスペースを使用するためには、ドームテントとは別にシェルターやタープなどを設営する必要があります。
しかし、広い前室の付いたテントやキャノピー可能なテントであれば、便利なリビングスペースとして代用も可能ですよ。
テント内の温度が上昇しやすい
黒い生地を使用したテントは太陽光を吸収しやすいため、テント内の気温が上昇しやすいです。
寒い冬キャンプではメリットとなりますが、真夏の暑い時期のキャンプでは心配という方も多いでしょう。
ベンチレーションやメッシュパネルがついていて通気性の良いテントであれば問題なく過ごせるので、チェックしてみてくださいね。
ハチが寄ってきてしまう
ハチは、黒や茶色などの色の濃いものを攻撃対象だと認識しやすいといわれているため、黒いテントにも寄ってきやすいです。
ハチの活動が活発になる7~10月は、安全のためにもなるべく黒いテントの使用を避けることをおすすめします。
また、万が一に備えてハチにも有効な「殺虫スプレー」や毒を吸引する「ポイズンリムーバー」は常備するとよいでしょう。
日中でもテント内が暗い
黒いテントは太陽光を遮断するため、テント内は日中でも昼寝できるほど薄暗く、ライトをつける必要があることも。
テント内で読書をしたい方やちょっとした調理などをしたい方にとっては、不便ですよね。
ですが、テントを閉め切らず、大きなメッシュパネルがついたテントを選べば対策できるため、ぜひチェックしてみてください。
黒いドームテントの選び方
「使用人数+1~2人」のサイズがおすすめ
ドームテントを選ぶ際は、「使用人数+1~2人」のサイズを選ぶとよいでしょう。
前室のないテントや小さいテントであれば、キャンプに持っていく荷物の量に応じて大きいサイズのテントがおすすめです。
テント内のスペースに余裕があれば広々と快適に過ごせるだけではなく、荷物置き場としても活躍します。
しかし、サイズの大きいテントは重量も増え、持ち運びは不便になるため、快適さとのバランスを見て選んでくださいね。
「天井高200cm以上」だと快適に過ごせる
ドームテントは身長にもよりますが、「天井高200cm以上」であれば窮屈に感じることなく、快適に過ごせるでしょう。
天井高が低すぎるとテント内への出入りや移動、着替えの際に腰をかがめる必要があり、腰に負担がかかります。
しかし、天井高の高いテントは外の風の影響を受けやすく設営が大変というデメリットも。
身長やキャンプスタイル、設営のしやすさなどのバランスを見ながら、自分に合う天井高のテントを見つけてくださいね。
通気性をチェック
黒いドームテントは、太陽光を吸収しやすくテント内の温度が上昇しやすいため、通気性の良い商品を購入する必要があります。
前後に大きなドアにメッシュパネルがついていれば、テント内への虫の侵入を気にすることなく換気できますよ。
また、ベンチレーションというテントの換気口が複数ついていれば、空気の通り道を確保でき、換気に役立つでしょう。
広い前室があれば安心
ドームテントにはリビングスペースが無いため、広い前室があると安心です。
ドアパネルをキャノピーとして使用できれば、さらに便利な広々としたリビングスペースとして活躍するでしょう。
また、就寝時や外出時には前室部分に大事なキャンプギアを片づけることもできます。
キツネやカラスなど野生動物の被害から身を守ることや、盗難などの防犯対策としても役立ちますよ。
「耐水圧1,500~2,000mm」がおすすめ
キャンプ場では天気予報が晴れであっても、急に雨が降ってくることもありますよね。
急な雨にも耐えられるよう、テントを購入する際は防水性に優れたテントの購入がおすすめです。
「耐水圧1,500~2,000mm」のテントであれば、強い雨が降っても問題ないでしょう。
しかし、防水性能の高すぎるテントは通気性が悪くなるというデメリットもあるため、テント購入の際は注意が必要です。
キャンパーに人気の高いおすすめメーカー
キャンパーに人気のおすすめのメーカーを3つ紹介します。
DOD
大阪に本社がある「ウサギ」のマークが目印のアウトドアメーカーです。
必要な機能は残しつつ価格を抑えた、コスパのよいテントを多く発売しています。
muraco
埼玉県を拠点とする金属加工工場から生まれたアウトドアメーカーです。
機能性や耐久性に優れ、スタイリッシュなデザインのテントを発売しています。
MINIMAL WORKS
2013年に韓国で誕生した新鋭アウトドアメーカーです。
個性的なデザインとおしゃれなカラーのテントを多く発売しています。
価格帯をチェック
黒いドームテントの価格は2万円台から30万円に近いものまで、価格帯に大きな幅があります。
テントの価格は使用する生地や機能性、メーカーのブランド力によって大きく左右されます。
価格の高いテントは機能性や耐久性に優れますが、必ずしも自分に合うとは限りません。
テントを購入する際はあまり価格を気にせず、自分のキャンプスタイルに合ったお気に入りのデザインの商品を見つけてくださいね。
黒いドームテントおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 耐水圧 |
---|---|---|---|---|
TARAS BOULBA ツーリングテント ALRP | 2.6kg | 250×210×90cm | ポリエステル | 3,000mm |
DOD ライダーズタンデムテント | 6.8kg | 230×375×140cm | ポリエステル | 3,000mm |
MINIMAL WORKS Glamour Shelter | 2.3kg | 300x140x205cm | ポリウレタン | 2,000mm |
MURACO NORM 2P | 3.2kg | 140×330×111cm | ポリエステル | 1,500mm |
POLeR 2 MAN TENT BLACKHOLE | 3.5kg | 152x216x101cm | ポリエステル | 不明 |
DOD ファイヤーベース | 15.1kg | 330×500×240cm | TC | 350mm |
TOMOUNT ドームテント | 14.7kg | 390×390×200cm | ポリエステル | 3,000mm |
MINIMAL WORKS PAPRIKA | 2.2kg | 230x140x120cm | ナイロン | 3,000mm |
MURACO
Gustav 6P | 11.5kg | 335×510×195cm | ポリエステル | 2,000mm |
wiwo YAKDOME550 | 19.5kg | 550×550×230cm | ナイロン | 2,000mm |
【TARAS BOULBA】
ツーリングテント ALRP
重量2.6kgと超軽量で持ち運びしやすく、ソロ~デュオキャンプにおすすめのサイズのドームテントです。
テントの前後に前室スペースがあるため、ちょっとした荷物や靴なども雨に濡れることなく収納できますよ。
インナーテントはオールメッシュパネルで、テント側面には大きなベンチレーションも配置しているため涼しく快適に過ごせます。
重さ | 2.6kg |
---|---|
サイズ | 250×210×90cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【DOD】
ライダーズタンデムテント(T3-485)
広々とした寝室と前室を持ちながら、コンパクトに収納できるデュオキャンプにおすすめのドームテントです。
広い前室とキャノピーを使用すれば、2人でもリビングスペースとして快適にキャンプを楽しめるでしょう。
また、テントはワンタッチで誰でも簡単に設営可能なため、初めてテントを購入する方でも安心ですよ。
重さ | 6.8kg |
---|---|
サイズ | 230×375×140cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【MINIMAL WORKS】
Glamour Shelter(MGSH-GS200-GO0BK)
キャンプのみではなく、公園や海水浴などさまざまなアウトドアシーンで簡単に設営できるドームテントです。
重量2.3kgと超軽量で自立式であるため、太陽の位置に合わせて簡単に移動でき、テント内の温度上昇を防げるでしょう。
また、オプション商品も数多く販売されているので、使用用途に合わせてさまざまなテントアレンジを楽しめますよ。
重さ | 2.3kg |
---|---|
サイズ | 300x140x205cm |
素材 | ポリウレタン |
耐水圧 | 2,000mm |
【MURACO】
NORM 2P
居住性や耐久性だけではなく、軽量さや設営のしやすさを兼ね備えたバランスの良い2人用サイズのドームテントです。
吊り下げ式のインナーテントは取り外し可能のため、外せばシェルターテントとしても活躍しますよ。
前後方に前室スペースがあるため荷物置き場として使用可能で、広々としており出入りもしやすいでしょう。
重さ | 3.2kg |
---|---|
サイズ | 140×330×111cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 1,500mm |
【POLeR】
2 MAN TENT BLACKHOLE
誰でも簡単に設営可能な、ソロ~デュオキャンプにおすすのサイズであるコンパクトなドームテントです。
インナーテントはフルメッシュ仕様となっているので、蒸し暑い夏でも虫を気にすることなくテント内で快適に過ごせるでしょう。
また、重量3.5kgと超軽量で持ち運びしやすいため、徒歩やバイクでキャンプに行く方にも向いていますよ。
重さ | 3.5kg |
---|---|
サイズ | 152x216x101cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 不明 |
【DOD】
ファイヤーベース(T8-524-BG)
焚き火の火の粉にも強い耐熱性に優れたTC素材を使用した、ファミリーキャンプなどの大人数で使用可能なドームテントです。
セットのフロアシートは簡単に取り外すことができ、フロアレスシェルターとしても使用できる汎用性の高い商品です。
また、全面メッシュとなっており、ベンチレーションも複数ついているため風通しが良く、暑い時期も快適に過ごせるでしょう。
重さ | 15.1kg |
---|---|
サイズ | 330×500×240cm |
素材 | TC |
耐水圧 | 350mm |
【TOMOUNT】
ドームテント
テント生地にコーティングを施すことで、優れた遮光性や防水性を持つ日焼け効果の高い5人用サイズのドームテントです。
テントの天井高は200cmと高く、さまざまなテントアレンジを楽しみながらファミリーキャンプでも使用できるでしょう。
また、5つの窓と3つのドアすべてメッシュパネルとなっているため、蒸し暑い夏でも涼しく快適に過ごせますよ。
重さ | 14.7kg |
---|---|
サイズ | 390×390×200cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
【MINIMAL WORKS】
PAPRIKA
MINIMAL WORKSから発売されているテントの中でも人気が高く、軽量で持ち運びしやすい2~3人用サイズのドームテントです。
クロスポールとリッジポールを使用することで、設営しやすいだけではなく、テント内に広々とした空間を実現しています。
また、両サイドについたベンチレーションにより通気性が良く、気温差のある日でも結露が起こりにくいでしょう。
重さ | 2.2kg |
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サイズ | 230x140x120cm |
素材 | ナイロン |
耐水圧 | 3,000mm |
【MURACO】
Gustav 6P
グスタフは高所登山で使用することを想定して作られた、耐久性に優れた4~5人用サイズの大型ドームテントです。
メインとなるポール6本をクロスさせて作られたテント内の空間は、窮屈に感じることなく広々と快適に過ごせるでしょう。
また、ベンチレーションも複数ついているため通気性が良く、インナーテントは白い生地で日中は明るい状態で過ごせますよ。
重さ | 11.5kg |
---|---|
サイズ | 335×510×195cm |
素材 | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
【wiwo】
YAKDOME550
特徴的なデザインでありながら耐久性に優れる、大人12人が寝られるサイズの大型ドームテントです。
9本のポールから作られるテント内は、天井高230cmととても広々しており、大人数でも窮屈に感じることなく過ごせるでしょう。
また、テントには8つのメッシュパネルがついており、蒸し暑い夏でも換気をしながら涼しくキャンプを楽しめますよ。
重さ | 19.5kg |
---|---|
サイズ | 550×550×230cm |
素材 | ナイロン |
耐水圧 | 2,000mm |
まとめ
今回は、おしゃれでかっこいい黒いドームテントのメリットやデメリット、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合ったお気に入りのデザインのテントを見つけて、キャンプを楽しんでくださいね。
黒いドームテントの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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