アウトドアでの調理に欠かせないシングルバーナーは、火起こしが不要で気軽に使えるアイテムのひとつです。
ところが使用する調理器具によっては安定感に欠け、せっかく作った料理がひっくり返ってしまうことも。
そこで便利なのがクッカースタンドで、シングルバーナーを複数並べて調理することも、焚き火の上で調理することもできます。
本記事では、アウトドアで活躍すること間違いなしのクッカースタンドを、おすすめ商品も含めてご紹介していきます。
目次
- 1 クッカースタンドとは
- 2 クッカースタンドを使うメリット
- 3 クッカースタンドを使うデメリット
- 4 クッカースタンドの選び方
- 5 クッカースタンドおすすめ12選
- 5.1 【YAMAZEN】キャンパーズコレクション】シングルバーナースタンド(SBS-16)
- 5.2 【UNIFLAME】クッカースタンド 350(610848)
- 5.3 【CAPTAIN STAG】グリルスタンド テーブル 風防付き(UG-30)
- 5.4 【Belmont】ワイド五徳(BM-180)
- 5.5 【NANGOGEAR】グリルスタンド トリプル 450mm (11204/MS-1013)
- 5.6 【Bitty Big Q】4 in 1グリル
- 5.7 【UJACK】マルチクッカースタンド 風防付き(4589654911031)
- 5.8 【ZAFIELD】風防板付き クッカースタンド
- 5.9 【VARGO】チタニウムバイフォールドグリル(T-488)
- 5.10 【Boundless Voyage】チタン 焼き網 グリルスタンド(Ti2024C)
- 5.11 【CAMPING MOON】焚き火グリル ステンレス φ6丸棒(MTG-TLA)
- 5.12 【IRON CRAFT】IZANAMI half
- 6 まとめ
クッカースタンドとは
クッカースタンドとは、バーナーや焚き火の上に置くことにより調理器具を安定して使うことができるスタンドです。
調理で使用しない時はテーブルにしたり、地べたに荷物を置きたくない時のラックにしたりと、色々な使い方ができます。
素材や形、サイズも色々あり、後ほど選び方やおすすめ商品をご紹介しますので最後までチェックして下さい。
クッカースタンドを使うメリット
安定して調理ができる
シングルバーナーの上にコッヘルやフライパンを置いた時、バランスを崩して倒してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
熱い料理やお湯が入った鍋を倒してしまったら、やけどをする危険性もあります。
その点、クッカースタンドを使えば調理器具を安定して使うことができるため、せっかく作った料理が無駄になったりケガをする心配がありません。
ツーバーナーとして使える
いちどに複数の調理をする時はツーバーナーが役に立ちますが、購入しようにも意外と高くてためらっている方も多いかと思います。
そこでシングルバーナーを2つ用意してクッカースタンドを購入すれば、コスパよく簡易的なツーバーナーとして使うことができます。
コンパクトに収納できる
クッカースタンドのほとんどはコンパクトに折りたたんで収納できるため、持ち運びや収納場所に困るようなことがありません。
なかには手のひらサイズに収納できるものや、超軽量なモデルもあるため、登山のテント泊やバックパックキャンプにも最適です。
使いみちいろいろ
クッカースタンドは、火を使った調理はもちろん、火を使わない時はテーブルにしたりラックにしたりと使いみちいろいろです。
熱に強いというメリットを活かして、熱い鍋を置いたり、コーヒーのドリップスタンドとして使用したりとアレンジも自由自在です。
クッカースタンドを使うデメリット
サイズ選びが難しい
クッカースタンドはサイズ選びが難しく、使用するバーナーの高さによって、スタンドが低すぎたり高すぎたりすることがあります。
メーカーサイトには、対応できるバーナーの型番が書いてあることもあるので、そういった情報や購入レビューを参考に選ぶようにしましょう。
手入れが必要
クッカースタンドは金属でできているため、使ったあとそのままにしておくと錆びてしまうので注意が必要です。
また、焚き火で使用する際は真っ黒になるので、水洗いをして汚れを落としたりと何かと手入れが必要になってきます。
熱で変形することも
熱に強い金属を使っているとは言っても、焚き火の熱を受けるとどうしても変形し、スタンドがガタついてしまうことがあります。
熱による変形・ガタつきを減らすために、網の形状を工夫しているモデルもあるのでチェックしてみて下さい。
クッカースタンドの選び方
バーナーのサイズに合わせて選ぶ
クッカースタンドは、使用するバーナーや焚き火台の高さによって、スタンドの高さを選ぶ必要があります。
Amazonのレビューには、SOTOのST-330で使用、ベルモントの焚き火台で使用、などのコメントが書いてあるのでチェックしてみましょう。
なかには高さ調節ができるモデルもあるので、そういった汎用性の高い商品を選ぶのもポイントのひとつです。
調理器具に合わせて選ぶ
使用する調理器具によっても合うスタンドが変わってきますので、調理器具のサイズや重量も事前にチェックするようにしましょう。
特に大きめのダッチオーブンやマルチグリドルは、サイズが合わずに安定しない可能性もあるので注意が必要です。
素材で選ぶ
クッカースタンドはおもに鉄、スチール、ステンレス、チタンなどの熱に強い金属素材でできています。
焚き火でもガンガン使えるものがよければ鉄がおすすめですが、重くて錆びやすいというデメリットがあります。
いっぽう軽量で錆びにくいチタンやステンレスのものは、軽いため安定しにくかったり、価格が高かったりと一長一短です。
それぞれの素材のメリット、デメリットを理解したうえで、あなたの用途にあったベストな商品を選ぶようにしましょう。
メーカー
焚き火台で有名なユニフレームやベルモント、アウトドアブランドのキャプテンスタッグなどからリリースされています。
また、クラウドファンディングで募集しているようなガレージブランドからも、面白い商品が出ているので要チェックです。
価格帯
安い商品は千円以内のものもありますが、素材はスチールが多いため手入れを怠るとすぐに錆びてしまいます。
チタン製品になるとかなり割高で、一般的なオールステンレスのものは、おおかた3〜4千円もあれば購入可能です。
クッカースタンドおすすめ12選
メーカー・製品名 | サイズ | 重量 | 素材 |
---|---|---|---|
YAMAZEN キャンパーズコレクション シングルバーナースタンド | 17.5×23.5×H12.5cm | 500g | スチール |
UNIFLAME クッカースタンド 350 | 44.5×16.5×H13.5cm | 595g | ステンレス |
CAPTAIN STAG グリルスタンド テーブル 風防付き | 48×17.5×H19.5cm | 1.08 kg | 天板:ステンレス、五徳:鉄 |
Belmont ワイド五徳 | 44.5×17×H19cm | 590g | ステンレス |
NANGOGEAR グリルスタンド トリプル | 55×20×H19cm | 1.16kg | ステンレス |
Bitty Big Q 4 in 1グリル | 24×40×H22cm | 920g | ステンレス |
UJACK マルチクッカースタンド 風防付き | 26.3×24.2×H15.5cm | 1.3kg | ステンレス |
ZAFIELD 風防板付き クッカースタンド | 26.3×24.2×H18.1cm | 1.3kg | ステンレス |
VARGO チタニウムバイフォールドグリル | 19.5×20.2×H11.2cm | 125g | チタン |
Boundless Voyage チタン 焼き網 グリルスタンド | 33×24.5×H18cm | 435g | 天板:チタン、足:スチール |
CAMPING MOON 焚き火グリル ステンレス φ6丸棒 | 80×13×H42cm | 2.05kg | ステンレス |
IRON CRAFT IZANAMI half | 86×30×H39cm | 7kg | 鉄 |
【YAMAZEN】キャンパーズコレクション】
シングルバーナースタンド(SBS-16)
16×16cmのコンパクトサイズで、CB缶または分離型バーナーでの使用に向いているシングルバーナースタンドです。
メスティン料理やシュラカップでお湯を沸かすような用途はもちろん、小型サイズのマルチグリドルにも使えます。
小さい割には少し重量はありますが、その分しっかりとした作りで安定感のある商品と言えるでしょう。
サイズ | 17.5×23.5×H12.5cm |
---|---|
重量 | 500g |
素材 | スチール |
【UNIFLAME】
クッカースタンド 350(610848)
ファイヤグリルで有名なユニフレームのクッカースタンドは、とてもシンプルで軽量コンパクトな作りとなっています。
こちらの350サイズは、2バーナーコンロとして使えて、お湯を沸かしながら簡単な朝ごはんをサッとつくるのにも最適。
小さいのに20kgの重量にも耐えうるので、調理以外にもクーラーボックスやコンテナのスタンドとしても使えます。
サイズ | 44.5×16.5×H13.5cm |
---|---|
重量 | 595g |
素材 | ステンレス |
【CAPTAIN STAG】
グリルスタンド テーブル 風防付き(UG-30)
メーカーサイトではシングルバーナーにぴったりとの記載ですが、2バーナーで使用しているユーザーも多いグリルスタンドです。
付属の風防は、天板の上に乗せてテーブルとしても利用できるというアイディア商品で、荷物を減らしたいミニマルキャンプにも最適。
195mmの高さは調節ができないので、CB缶よりも高さのあるOD缶での使用に向いてます。
サイズ | 48×17.5×H19.5cm |
---|---|
重量 | 1.08 kg |
素材 | 天板:ステンレス、五徳:鉄 |
【Belmont】
ワイド五徳(BM-180)
オールステンレスの頑丈な作りで高さがあるため、特に同ベルモント製の焚き火台tabiとの相性がよく焚き火調理にも向いています。
OD缶にスタビライザーを付けたままでも調理可能で、大鍋を使う時はシングルで、小鍋の時は2バーナー使いもできます。
余計な装飾のないシンプルな作りで、足の取り外しも簡単にできるため、水洗いなどのメンテナンスがしやすいところもポイントです。
サイズ | 44.5×17×H19cm |
---|---|
重量 | 590g |
素材 | ステンレス |
【NANGOGEAR】
グリルスタンド トリプル 450mm (11204/MS-1013)
南湖ギアのグリルスタンドは横幅、高さ調節の有無から選べて、こちらの450mmサイズはトリプルバーナーとしても使えます。
熱による変形を防止するために五徳がSの字になっていますが、この形状を活かしてコーヒードリッパーにすることも可能です。
高さ調節によりさまざまなシングルバーナーで使用できますが、足の部分が硬いため、調節の際は怪我のないよう注意が必要です。
サイズ | 55×20×H19cm |
---|---|
重量 | 1.16kg |
素材 | ステンレス |
【Bitty Big Q】
4 in 1グリル
カナダ発のBitty Big Qは、収納時の手のひらサイズからワイドなグリルにトランスフォームするギミックが面白い商品です。
グリル面は2段階、高さは3段階調節ができ、変形次第でさまざまな使い方を楽しむことができます。
焼き網の汚れを落とすスクレーパーが付属していますが、構造上、部分的に汚れを落としにくいというデメリットもあります。
サイズ | 24×40×H22cm |
---|---|
重量 | 920g |
素材 | ステンレス |
【UJACK】
マルチクッカースタンド 風防付き(4589654911031)
4段階の高さ調節ができ、シングルバーナーから焚き火まで、幅広いシチュエーションで使うことのできるクッカースタンドです。
天板の部分はSUS304という高耐久ステンレスを、風防部分はコストの安いSUS430を使用することでコストダウンを実現しています。
耐重量30kgのしっかりとした作りで足の部分が硬いため、高さ調節をする際は軍手などをしたほうが安心です。
サイズ | 26.3×24.2×H15.5cm |
---|---|
重量 | 1.3kg |
素材 | ステンレス |
【ZAFIELD】
風防板付き クッカースタンド
耐重量はなんと40kgという頑丈な作りのため、ダッチオーブンを置いても安定感があり、焚き火調理でも活躍します。
両サイドに付いた風防は、風を避けるのはもちろん、焚き火の火力を上げるのにもひと役買ってくれます。
耐久性が高いため重量は1.3kgとそれなりにありますが、便利なキャリーバッグ付属で持ち運びにも便利です。
サイズ | 26.3×24.2×H18.1cm |
---|---|
重量 | 1.3kg |
素材 | ステンレス |
【VARGO】
チタニウムバイフォールドグリル(T-488)
ストーブ、マグカップ、カトラリーなどのチタンギアで有名な米バーゴ社の、コンパクトに折りたたみができて超軽量なグリルです。
その重量は驚きの125gでザックにも入る大きさのため、登山のテント泊用やバックパックキャンプにも最適です。
軽量ゆえの不安定さは否めませんが、とにかく軽くてテーブルにもなるギアをお探しであれば選択肢のひとつとなるでしょう。
サイズ | 19.5×20.2×H11.2cm |
---|---|
重量 | 125g |
素材 | チタン |
【Boundless Voyage】
チタン 焼き網 グリルスタンド(Ti2024C)
数多くのチタン製品をリリースしている中華ブランドのグリルスタンドで、チタン製品を集めているキャンパーは要チェックの商品です。
天板は網状になっているため焼き網としても使えて、火を使わない時はローテーブルとしても使用できるため、ロースタイルのソロキャンに最適です。
いっぽう、足の部分が固定されない、安定しないとのレビューがあるため、重いものを乗せて固定させるなどの工夫が必要となるでしょう。
サイズ | 33×24.5×H18cm |
---|---|
重量 | 435g |
素材 | 天板:チタン、足:スチール |
【CAMPING MOON】
焚き火グリル ステンレス φ6丸棒(MTG-TLA)
SUS304を使用しているため耐久性に優れた、スノーピークの焚き火台Mに合わせるとちょうどよい高さの焚き火グリルです。
足のみを五徳として使用することも可能で、炭を使う時は五徳のみにしたりとアレンジも自由自在。
重量は2kgと若干ありますが、足と五徳をバラせばスリムに収納できるため、コンテナの隅に入れて持ち運ぶのにも便利です。
サイズ | 80×13×H42cm |
---|---|
重量 | 2.05kg |
素材 | ステンレス |
【IRON CRAFT】
IZANAMI half
無骨なアイアンのキャンプギアをリリースするアイアンクラフトは、SNSで人気に火がついた静岡発のガレージブランドです。
特に焚火周りのギアが充実しており、このIZANAMI halfはスノーピークやユニフレームの焚き火台にもフィットする作りです。
ネジを一切使っていないので組み立ても簡単で、ロストル(網)単体で使ったり、クーラーボックスのラックにしたりと幅広く使えます。
サイズ | 86×30×H39cm |
---|---|
重量 | 7kg |
素材 | 鉄 |
まとめ
クッカースタンドにもシンプルなものから、ギミックのある面白い商品まで、さまざまな商品が存在します。
この記事を参考に、あなたのアウトドアライフを快適にしてくれる、ベストなクッカースタンドを探してみて下さい。
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