キャンプや登山などのアウトドアシーンにおける調理の際に、欠かせないアイテムである「クッカー」。
焚き火や炭火を使って調理をする方には、チタン製やステンレス製などの直火可能なクッカーがおすすめです。
しかし、素材や形状などさまざまなクッカーが発売されているので、どれを購入すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、焚き火調理もできる直火対応クッカーを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
目次
- 1 直火対応クッカーを使うメリット
- 2 直火対応クッカーを使うデメリット
- 3 直火対応クッカーの選び方
- 4 直火対応クッカーおすすめ10選
- 4.1 【LOGOS】ステンメスキットクッカー(88230248)
- 4.2 【trangia】メスティン(TR-210)
- 4.3 【CAPTAINSTAG】ステンレス角型クッカー(UH-4202)
- 4.4 【CAPTAINSTAG】ラグナステンレスクッカー(M-5504)
- 4.5 【SOTO】ステンレス 鍋 セット(ST-950)
- 4.6 【mont-bell】チタンボールディッシュセット(1124512)
- 4.7 【snow peak】パーソナルクッカーセット(SCS-020T)
- 4.8 【snow peak】ソロセット 極(SCS-004TR)
- 4.9 【EVERNEW】チタンウルトラライトクッカー2(ECA252R)
- 4.10 【UNIFLAME】fan5duo(660256)
- 5 まとめ
直火対応クッカーを使うメリット
耐久性が高い
直火にかけられるクッカーの素材は「ステンレス」と「チタン」の2つが挙げられます。
どちらの素材も耐久性が高いので、キャンプや登山などのアウトドアシーンでも安心して使用できるでしょう。
また、焚き火などの直火で使用すればするほど、クッカー本体に味が出てくるので経年変化を楽しむこともできます。
コンパクトに収納できる
キャンプや登山などで使用するクッカーは、複数の商品を重ねてコンパクトに収納できる「スタッキング」が可能です。
そのため、移動手段に徒歩やバイク・公共交通機関を使用する人や、荷物をなるべく減らしたいという方におすすめの商品です。
また、商品によってはクッカー内部にガス缶を収納できる商品もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
容量など種類が豊富にある
直火可能なステンレス素材を使用したクッカーは種類が多いので、自分の使用用途に合った容量を選べます。
また、フタやケトル、ハンドルなどがセットになった商品もあるので、購入後すぐに使い始められるでしょう。
アイテムによってさまざまな使用用途があるので、自分のキャンプスタイルに適したクッカーを選んでください。
お手入れが簡単
キャンプや登山などのアウトドアでは、準備や片付けが大変でなかなか腰が重いという方も多いのではないでしょうか。
しかし、直火可能なステンレスやチタン素材のクッカーであれば、サビに強いので使用後のお手入れも簡単にできるでしょう。
なるべく使用後のお手入れを簡単に済ませたいという方に、特におすすめできる商品です。
直火対応クッカーを使うデメリット
やや重さがある
焚き火などの直火でも使用できるステンレス素材のクッカーは、アルミ素材と比較するとやや重さがあります。
そのため、荷物の軽量化を重視してアウトドアギアを集めている方には、あまりおすすめできません。
ただし、軽量なアルミ素材は焚き火などを使用する直火調理はできないので、購入する際は注意が必要です。
チタン製は価格が高い
耐久性が高く使い勝手の良いチタン製のクッカーですが、その他の素材と比較するとやや価格が高い傾向にあります。
そのため、購入する必要があるギアが多いキャンプ初心者の方は、なかなか手を出しにくい商品と言えるでしょう。
ただし、同じく直火調理可能なステンレス素材は比較的安価で購入できるので、価格を抑えたい方におすすめです。
熱伝導性が低いので焼きムラが気になることも
直火可能なチタンやステンレス素材のクッカーは熱伝導率が低いので、料理中に焼きムラが気になる場合もあります。
せっかくのキャンプ料理に焼きムラが生じないよう、料理に適した形状のクッカーを選ぶ必要があるでしょう。
また、表面に加工が施されていない場合、クッカーに食材がくっつきやすいこともあるので、ぜひ購入前に確認してください。
直火対応クッカーの選び方
使用用途に合った素材を選ぼう
直火対応可能な素材は「ステンレス」と「チタン」の2種類です。
特徴を理解して、自分の使用用途に合った素材を選びましょう
ステンレス
耐久性が高く、保温性の高さや価格の安さが魅力です。
ただし、重さのある商品が多いので、荷物を軽くしたい方にはおすすめできません。
チタン
耐久性が高く、サビにくいのでお手入れが簡単です。
使い勝手はよい商品ですが、価格はやや高い傾向にあります。
使用人数にあった容量とは?
使用する人数に合わせて、適切な容量のクッカーを選ぶことが重要です。
500mL前後のクッカーであれば、1人分の炊飯や調理に適しています。
そのため、ソロキャンプの方は「500ml前後」のクッカーがおすすめです。
2人以上で使用する場合は「人数×700mL程度」を基準に選ぶとよいでしょう。
また、クッカー本体にOD缶を収納したい場合は「直径12.5cm以上」であれば、コンパクトにOD缶を持ち運べます。
深型?浅型?料理に合ったものをチェック
クッカーには「深型」と「浅型」の2つのタイプがあります。
調理方法に合わせて、適切なタイプを選びましょう。
深型
煮物や麺類などの煮込み料理や、お湯を沸かす際に最適です。
ただし、深さがある分食材に焼きムラが生じる場合があるので、炒め調理には向いていません。
浅型
熱が均等に伝わるので、炒め物やお肉を焼く調理に最適です。
開口部が広いので調理がしやすく、使用後のお手入れも簡単にできます。
しかし、深型と比べると場所をとってしまうので、収納性は劣ります。
スタッキングできると持ち運びに便利
持ち運びの機会が多いアウトドアでは、スタッキングしてコンパクトに持ち運びができるクッカーを選びましょう。
とくに、ハンドルが折りたためるものや、クッカー内にOD缶や食材などを収納できる商品がおすすめです。
先述した通り「直径12.5cm以上」のクッカーであれば、OD缶が収納できるので目安に選んでみてください。
ソロキャンプやデュオキャンプなど、持ち運べる荷物が限られるシーンで活躍します。
大人数で使用するならセット商品がおすすめ
ファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数で料理を楽しむ場合はクッカーセットがおすすめです。
発売されているクッカーによってセット内容は様々ですが、クッカーやフライパン、フタなどのセットが一般的。
形状やサイズ、タイプの異なるクッカーがセットになっていることで、さまざまな調理方法を楽しむことができます。
また、セットアイテムはスタッキング可能な商品が多いので、コンパクトに持ち運びたい方にも適しているでしょう。
人気の高いおすすめメーカーは?
人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
エバニュー
1950年に設立された日本のスポーツ器具メーカーです。
軽量で高性能なチタン製のアイテムを多く発売しています。
スノーピーク
新潟県三条市に本社がある、高品質が魅力のアウトドアメーカーです。
容量や形状の種類が豊富で、セット商品も販売されています。
キャプテンスタッグ
1947年に新潟県三条市で設立したアウトドアメーカーです。
価格が安くコスパが高いので、キャンプ初心者の方にもおすすめです。
気になる価格帯をチェック
直火対応可能なクッカーは安い商品で2,000円程度から20,000円を上回る商品まで、価格帯にやや幅があります。
チタン素材を使用した商品や、セット商品は価格の高い傾向にあります。
そのため、使用する人によっては高価な商品でもオーバースペックとなる可能性も。
クッカーを購入する際は、価格はあまり気にせずに自分の使用用途に合った適切な商品を選びましょう。
直火対応クッカーおすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 付属品 |
---|---|---|---|---|
LOGOS ステンメスキットクッカー | 480g | 16×20×6.3cm | ステンレス | フタ |
trangia メスティン | 167.83g | 16.5×9×6.5cm | アルミ | フタ |
CAPTAINSTAG ステンレス角型クッカー | 305g | 17.3×16×8.51cm | ステンレス | フタ |
CAPTAINSTAG ラグナステンレスクッカー | 1,400g | 20×13cm | ステンレス | フタ、ケトル、収納袋 |
SOTO ステンレス 鍋 セット | 3,500g | 22×24×10cm | ステンレス | ポット、リフト、リフター、収納袋 |
mont-bell チタンボールディッシュセット | 281g | 15.6×15×7.4cm | チタン | 収納袋 |
snow peak パーソナルクッカーセット | 328.85g | 14.91×14.91×10.8cm | チタン | 収納袋 |
snow peak ソロセット 極 | 181.44g | 10.92×10.92×12.95 cm | チタン | 収納袋 |
EVERNEW チタンウルトラライトクッカー2 | 130.41g | 9.4×15.6×16cm | チタン | 収納袋 |
UNIFLAME fan5duo | 2,400g | 21.5×17.5cm | ステンレス | 収納袋 |
【LOGOS】
ステンメスキットクッカー(88230248)
直火調理可能でフライパンや鍋としての使用はもちろん、フタを仕切り付きのお皿としても使用できるクッカーです。
クッカーの持ち手には長さがあるので、焚き火を使用した調理も熱くなることがなく安心して使用できます。
また、本体とフタにはロック機能がついているので、使用しないときはカトラリーを入れて持ち運ぶこともできます。
重さ | 480g |
---|---|
サイズ | 16×20×6.3cm |
素材 | ステンレス |
付属品 | フタ |
【trangia】
メスティン(TR-210)
キッチンツールやアルコールストーブを入れて持ち運ぶこともできる、便利なクッカーです。
炊飯は約1.8合までであれば問題なく可能で、熱伝導性に優れるので美味しくご飯が炊けます。
また、同ブランドのラージサイズメスティンを購入すればスタッキングでき、コンパクトに持ち運べるでしょう。
重さ | 167.83g |
---|---|
サイズ | 16.5×9×6.5cm |
素材 | アルミ |
付属品 | フタ |
【CAPTAINSTAG】
ステンレス角型クッカー(UH-4202)
金物のまち「燕三条」で生産された、1~2人での使用に適したコンパクトな角形クッカーです。
クッカーの容量は1.3Lで、インスタントラーメンを2つ入れて持ち運ぶこともできます。
また、煮込み調理で活躍するフタつきで、湯切り穴がついているのでラーメンなどの麺類の調理に適しています。
重さ | 305g |
---|---|
サイズ | 17.3×16×8.51cm |
素材 | ステンレス |
付属品 | フタ |
【CAPTAINSTAG】
ラグナステンレスクッカー(M-5504)
20cmのフライパンやケトル、大小2つの鍋がセットになった、ファミリーキャンプにおすすめのクッカーセットです。
フライパンで使用する取っ手も取り外してコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利でしょう。
また、浅型から深型までさまざまな形状や容量のクッカーがセットになっているので、料理好きな方におすすめです。
重さ | 1,400g |
---|---|
サイズ | 20×13cm |
素材 | ステンレス |
付属品 | フタ、ケトル、収納袋 |
【SOTO】
ステンレス 鍋 セット(ST-950)
耐久性の高いステンレス製の小・中・大3つのサイズの鍋とそれぞれに合うフタ、リフターのセット商品です。
3種類の鍋を3つ重ねてコンパクトにスタッキングができるので、キャンプでの持ち運びに便利でしょう。
また、焚き火などの直火だけではなくIH電磁調理器も使用でき、フタはお皿や鍋敷きとしても活躍します。
重さ | 3,500g |
---|---|
サイズ | 22×24×10cm |
素材 | ステンレス |
付属品 | ポット、リフト、リフター、収納袋 |
【mont-bell】
チタンボールディッシュセット(1124512)
耐久性や防サビ性に加えて、軽量さも兼ね備えたアウトドアでの使用に適したクッカーセットです。
大小2つのサイズのクッカーはスタッキングして収納でき、使い勝手の良い折り畳み式のハンドルとなっています。
また、メッシュ仕様の収納ケースがついているので、洗った後に収納ケースに入れて吊り下げることで乾燥に使用できます。
重さ | 281g |
---|---|
サイズ | 15.6×15×7.4cm |
素材 | チタン |
付属品 | 収納袋 |
【snow peak】
パーソナルクッカーセット(SCS-020T)
煮込み料理や焼き料理に適しており、使用後のお手入れも簡単にできる開口部が広い浅型クッカーです。
浅型で底面が近い仕様となっているのでカトラリーを使って料理を食べやすく、食器としても活躍するでしょう。
また、容量は780・1,000mLで2~3人用となっているので、小さなお子さんをつれたファミリーキャンプにもおすすめです。
重さ | 328.85g |
---|---|
サイズ | 14.91×14.91×10.8cm |
素材 | チタン |
付属品 | 収納袋 |
【snow peak】
ソロセット 極(SCS-004TR)
軽量で耐久性に優れたチタン素材を使用した、ポット内にガス缶とストーブをコンパクトに収納できるクッカーセットです。
縦に長い形状となっているので、ガス缶だけではなく、他の深型クッカーやカトラリーをスタッキングすることもできます。
フタはシリコン製のつまみがついているので火傷の心配もなく、ソロキャンプを楽しむ方におすすめです。
重さ | 181.44g |
---|---|
サイズ | 10.92×10.92×12.95 cm |
素材 | チタン |
付属品 | 収納袋 |
【EVERNEW】
チタンウルトラライトクッカー2(ECA252R)
重さ130gと超軽量でソロキャンプはもちろん、登山などで荷物の軽量化を図る際に活躍するクッカーです。
煮込み調理やインスタントラーメンの調理に最適なサイズで、使用しないときはガス缶の収納もできます。
また、折りたたみ可能なハンドルには、素手で扱えるよう断熱グリップがついているので火傷のリスクも軽減できます。
重さ | 130.41g |
---|---|
サイズ | 9.4×15.6×16cm |
素材 | チタン |
付属品 | 収納袋 |
【UNIFLAME】
fan5duo(660256)
3つのサイズの鍋とフライパン、調理の際に活躍するザルがコンパクトにスタッキングできるクッカーセットです。
長時間火にかける鍋にはステンレス、ライスクッカーにはアルミなど、それぞれ使用用途に合った素材を使用しています。
また、ハンドル部分は取り外し可能で、取り付けるネジ部分にはゴムを装着することで、鍋に傷がつくことを防げます。
重さ | 2,400g |
---|---|
サイズ | 21.5×17.5cm |
素材 | ステンレス |
付属品 | 収納袋 |
まとめ
今回は、焚き火調理もできる直火対応クッカーを使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の使用用途に合ったクッカーを選んで、アウトドアを快適に楽しんでください。
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