コンデンサーマイクと言えば、一般的にはファンタム電源・XLR接続が必要不可欠という印象を持つ方も多いでしょう。
ですが、近年ではスマホによる動画撮影・配信文化が広まりつつあり、スマホ接続対応のコンデンサーマイク需要が拡大中です。
中にはスマホによる動画・配信を始めようとコンデンサーマイクを検討しつつ、どれが良いのか、判断できない方もいるでしょう。
そこでスマホ接続に対応したコンデンサーマイクおすすめ10選をはじめ、メリットデメリットや選び方を紹介します。
目次
スマホ接続対応コンデンサーマイクとは
スマホ端末に接続するためには、Lightning・Type-C・3.5mmプラグ等に対応している必要があります。
音楽環境やPC配信用マイク等の場合、スマホに対応した接続方式は採用されておらず、スマホでの運用ができません。
ですが、近年ではLightning・Type-C接続に対応した、スマホで運用可能なコンデンサーマイクが発売されています。
専用機材やケーブルを必要としない、スマホ接続方式に対応しているのがスマホ接続対応コンデンサーマイクです。
スマホ接続対応コンデンサーマイクを使うメリット
スマホ搭載マイクより音質が良い
コンデンサーマイクは幅広い帯域の音を的確に拾いつつ、音の強弱も正確に拾い上げるのが特徴です。
抑揚や音の強弱が激しい環境でも活躍可能であり、複数人の声も漏らすことなく拾い上げてくれます。
ボーカル・動画撮影・実況配信など、あらゆる環境下において、高い音質を収録できるのがメリットです。
専用機材が必要ない
コンデンサーマイクを音楽環境・PC環境下で運用する場合、XLR接続を必要とするファンタム電源を用意しなければいけません。
ですが、スマホ接続を考慮して設計されたコンデンサーマイクの場合、接続も簡単に行えるように設計されています。
コンデンサーマイクとスマホの直接接続で運用できる製品が多いので、機材を揃える必要が無い点もメリットです。
コストが掛からない
スマホに接続できるコンデンサーマイクは、専用機材を必要とせず、簡単接続で運用可能な設計です。
専用機材を必要としない分、完璧とまではいかないまでも高い音質を実現しつつ、コストを削減しています。
本格的なマイクに必要なコストと比較すると、導入するためのコストを大きく抑えることが可能です。
スマホ接続対応コンデンサーマイクを使うデメリット
実現できる音質に限界がある
スマホ接続に対応したコンデンサーマイクは、直接接続で運用できるように設計されています。
ファンタム電源等を必要としませんが、専門的なマイクと比較すると、実現できる音質には限界があります。
とりあえず多少音質を良くしたいだけなら問題はありませんが、ノイズを抑制し、クリアな音質を目指すには不向きです。
場合によっては変換器が必要
スマホの接続方式は、3.5mmプラグ・Lightning・Type-Cと様々ですが、全てに対応している訳ではありません。
例えば、近年のiPhone端末では3.5mm端子が備わっていないので、変換器を介さなければ接続できません。
このように使用している端末次第では、直接接続するための変換器の導入が必要となる可能性があります。
スマホ接続対応コンデンサーマイクの選び方
接続方法で選ぶ
スマホに対応した接続方式にはUSB・Lightning・Bluetoothなど、様々な接続方法が存在します。
各製品で接続方式が設定されているので、スマホ端末が対応している接続方式の製品を選ばなければいけません。
iPhoneの場合はLitghning方式ですし、スマホの場合は3.5mmプラグに対応しているケースもあります。
変換器を導入すれば解決はできますが、直接接続するならば対応方式はしっかり確認しましょう。
マイクタイプで選ぶ
コンデンサーマイクには、ピンマイク・卓上マイク・ヘッドセット・差し込みタイプと、あらゆる製品が発売されています。
差し込み型はケーブルレス設計となっているので、ケーブルを煩わしく感じる方には最適です。
環境音や複数人の音声を収録したいのであれば、卓上マイクがおすすめですし、実況配信を考えるならヘッドセットタイプが最適です。
マイクタイプによって使い勝手は大きく変わるため、ご自身の使用用途や環境を考慮し、マイクタイプから選ぶと良いでしょう。
指向性で選ぶ
コンデンサーマイクには、単一指向性・全指向性・双指向性と、音を拾い上げる方向が製品で異なります。
単一指向性は一方向からの音に強く、双指向性は正面・背面の二方向に強く、全指向性は360℃で高い感度が発揮可能です。
歌動画等の場合は単一指向性が最適ですし、2人での動画撮影の場合は双指向性が適しています。
全指向性は外出撮影時に環境音も拾い上げたい時に最適です。
こちらも使用用途・使用環境を考慮しつつ、適した指向性が備わっているマイクを選ぶと良いでしょう。
スマホ接続対応コンデンサーマイクおすすめ10選
【FIFINE】
クリップマイク(C2A)
クリップで襟や服に挟んで使用できるマイクであり、約130gと軽量なので持ち運びも容易です。
3.5mmプラグ接続で簡単に運用可能であり、風防措置を施すことで環境音を適度に抑制した全指向性マイクとなります。
通常3.5mmプラグですが、変換ケーブルを用いてあらゆる接続方式にも対応できるおすすめマイクです。
【イーサプライ】
ピンマイク
クリップで口元付近に挟むことで使用可能であり、バッテリーで稼働するマイクです。
通常3.5mmプラグ接続をはじめ、変換器を介することであらゆる接続方式に対応できます。
ピンマイクなので両手をフリーにして録音できますし、コスパの良さも実現したおすすめマイクです。
【KOLEMO】
スタンドマイク(DC003)
スタンドにマイクを設置して運用可能であり、360℃でクリアな音質を集音できるマイクです。
通常3.5mmプラグに対応しており、変換器を活用すればあらゆる接続方式でも使用できます。
ポップフィルターも付属されているので、製品自体のクリアな音質をさらに向上させることも可能です。
【Moyo】
スタンドマイク
通常3.5mmプラグに加えて、変換器を活用することでLightning接続にも対応しているのが特徴です。
単一指向性でクリアな音質を実現しているだけでなく、270℃角度を変更して使用もできます。
実況配信・オンライン会議・音楽環境と、あらゆるシーンで活躍できるコスパの良いおすすめマイクです。
【Moman】
スタンドマイク
USBケーブルとType-Cケーブルが標準付属された、スタンドタイプのマイクです。
マイク本体とイヤホン・ヘッドフォンを35mmプラグで繋ぐことで、自身の音声を確認することができます。
180℃角度変更できる単一指向性マイクなので、クリアな音質を実現しつつ、あらゆるシーンに適応可能です。
【ZealSound】
スタンドマイク(K66)
USBケーブルとType-Cケーブルが標準付属された、スタンドタイプの単一指向性マイクです。
マイク本体にはミュート・音量・エコーの操作機能が備わっており、本体の3.5mmプラグを使用し、音声の確認もできます。
よりクリアな音質を実現するためのポップフィルターも付属し、コスパの良さも実現したおすすめ製品です。
【Saramonic】
フレキシブルマイク(GEAR-SmartMic-JP)
3.5mmプラグでスマホに直接差し込んで使用できる、全指向性フレキシブルマイクです。
使いやすいように角度変更も可能ですし、マイクにはフィルターが備え付けられているので、ノイズも気になりません。
コード等が省かれた軽量設計なので、外での撮影時に優れたパフォーマンスが期待できるおすすめマイクです。
【Boya】
ピンマイク
Type-Cケーブルが標準で備わっており、6mケーブルを活用することで環境に適応しやすいデュアルマイクです。
マイクにポップフィルターを搭載することで、全指向性ながらもクリアな音質を実現しています。
デュアルタイプなので、インタビューや2人での動画撮影時に活躍することは間違いありません。
【Donner】
スタンドマイク
USB接続にもXLR接続にも対応できる柔軟性が特徴であり、あらゆるシーンに適応できるマイクです。
Lightning・Type-C変換器も付属されており、単一指向・双指向・全指向・ステレオと切り替え運用もできます。
マイク本体に調節機能が搭載されているので、使い勝手も良い万能型のおすすめ製品です。
【Boya】
スタンドマイク
耐久性に優れたメタル構造が特徴であり、あらゆる角度に調節できるマイクスタンドが付属されたマイクです。
Type-C・Lightning・USB変換器付属と充実しており、状況に応じて指向性を切り替えて運用できます。
マイク本体には調節機能・音声出力端子も備わっているので、利便性にも優れたおすすめ製品です。
まとめ
スマホ端末を活用した配信・動画撮影も本格化しつつあり、スマホに接続できるコンデンサーマイク製品も増えてきています。
どのマイクを選ぶか迷っている方はぜひ、紹介した内容を参考にし、最適なコンデンサーマイクを選び出してくださいね。
スマホ接続対応コンデンサーマイクの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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