自分の子どもやお孫さんを連れての登山は、とても大変です。
2-3時間の登山やハイキングでも、子どもにとっては長時間の山行で、足が疲れて歩くのを止めてしまう子もいます。
また、好奇心旺盛な子どもは、山で走ったり、突然しゃがんだり、濡れた所を歩いたりなど、捻挫や足のケガ、足の濡れに注意が必要です。
そこで、今回はキッズ用の登山靴に注目し、その特徴とおすすめモデルを10個紹介します。
目次
- 1 キッズ用登山靴を使うメリット
- 2 キッズ用登山靴を使うデメリット
- 3 キッズ用登山靴の選び方
- 4 キッズ用登山靴おすすめ10選
- 4.1 【CARAVAN】Caravan JR ( 0010910)
- 4.2 【SALOMON】X RAISE MID GORE-TEX(L47071500)
- 4.3 【Columbia】YOUTH FIRECAM MID 2 WP(BY1201)
- 4.4 【KEEN】リトルキッズ ワンデュロ ミッド ウォータープルーフ 防水スニーカー(1028018)
- 4.5 【KEEN】リトルキッズ ワンデュロ ロー ウォータープルーフ 防水スニーカー(1028012)
- 4.6 【THE NORTH FACE】ファストパック ウォータープルーフ(NFJ02300)
- 4.7 【THE NORTH FACE】ファストパック ミッド ウォータープルーフ(NFJ02301)
- 4.8 【L.L. Bean】キッズ・トレイル・モデル・ハイカー(TC286156)
- 4.9 【L.L. Bean】キッズ・トレイル・モデル・ロー・ハイカー(TC300510)
- 4.10 【ALBATRE】ジュニア トレッキングシューズ(AL-TS120J)
キッズ用登山靴を使うメリット
登山やハイキングで同じ距離を歩いていても、子どもは大人より早く疲弊します。
その大きな原因の一つは、子どもと大人の歩幅の違いです。
小学生の歩幅は45cm前後、大人は50~60cm程度であり、必然的に大人より歩数が増えます。
また、足回りの筋力が未発達のため、捻挫や不意の怪我にも注意が必要です。
加えて、好奇心が強い子どもはぬかるんだ場所に入ったり、あえて足場の悪い場所を歩いたりと、怪我や濡れのリスクが高まります。
こうしたトラブルに対し、キッズ用登山靴は有効なアイテムです。
防水透湿性に優れる登山靴やミドルカットの登山靴、軽い登山靴を選ぶことで、子どもの登山をサポート出来ます。
キッズ用登山靴を使うデメリット
キッズ用登山靴の最大のデメリットは、更新頻度が高く都度コストが掛かることです。
子どもの足は14歳頃まで1年で1cm程度成長するため、キッズ用登山靴を購入しても1年ちょっとでサイズアウトします。
足に合わない登山靴を履き続けると、靴擦れや山行中の怪我につながる危険があるため、適正サイズの登山靴の際購入が必要です。
大人用の登山靴の寿命は、一般的な使用で5年程度と言われ、これと比較して短命である点がデメリットとなります。
使用後はフリマサイトで売却したり、兄弟姉妹で履き廻すなど工夫すると良いでしょう。
キッズ用登山靴の選び方
足のサイズ
購入しようとしている登山靴のサイズが、子どもの足に合っていることをチェックしてください。
子どもの足は成長が早いため、ついつい大き目サイズの靴を買ってしまいがちです。
しかしながら、中で足が大きく動くほど大い登山靴は、靴擦れの原因になます。
山行中の靴擦れは、非常につらい思い出になります。
大き目のサイズでもコンマ数cm程度に止め、まずは子どもと楽しく登山が出来る靴を選んでください。
気に入るデザインを選ぶ
子どもが楽しく登山を続けていくためには、靴のデザインも重要です。
登山が趣味の大人の多くは、自分の登山靴を持っていると思います。
子どもは大人の真似をしたがるため、大人と同じように自分専用の登山靴を用意すると、子どものモチベーションを保ちやすくなります。
子どもの気に入る色や形の登山靴を、一緒に探してみて下さい。
軽めの登山靴を選ぶ
子どもの足の筋力は、大人と比べてまだ未発達のため、靴の重さもチェックするポイントの一つです。
子どもは大人よりも歩幅が小さく、必然的に歩数が増えます。
これにより重たい登山靴を履いた子どもは、同じ距離でも大人より早く体力を消耗します。
一方、軽い登山靴を使うことで体力の消耗を抑え、長く大人と一緒に歩き続ける事が可能です。
シューレースのタイプ
小さい子どもにとって、靴ひもをしっかり結ぶことは困難です。
キッズ用登山靴の中にはシューレースのタイプがマジックテープ式の物や、コードロック式の物が有ります。
こうした登山靴は、小さい子どもでも一人で容易に脱着できるのが大きなメリットです。
一方、靴紐タイプは、細かいサイズ調整や部分的なサイズ調整が可能で、足の成長著しい子どもにとって、大きなメリットとなります。
メーカー
大人用登山靴と異なり、キッズ用登山靴は一部のメーカーでのみ取り扱いが有ります。
具体的には、CARAVANやTHE NORTH FACE、KEENなどが挙げられます。
CARAVANは国産登山靴を手掛けている信頼性の高いメーカーです。
一方、THE NORTH FACEやKEENは子ども向けのアパレルにも力を入れており、デザイン性が高いのが特徴です。
価格帯
キッズ用登山靴は概ね1万円前後で、大人の夏用登山靴の価格3~5万円程度と比較すると低コストです。
しかし、成長期の子どもの場合は、1年程度で買い替えが必要であることを考慮する必要があります。
大人の登山靴の平均寿命5年間で比較すると概ね同程度のコストですが、フリマサイトの活用などでコストを低減することが可能です。
キッズ用登山靴おすすめ10選
【CARAVAN】
Caravan JR ( 0010910)
子どもの歩きやすさ、使いやすさに配慮したモデルです。
シューレースはコードロックとマジックテープで靴紐に慣れていない子どもでも容易に脱着が出来ます。
また、アウトソールに剛性を持たせ、不安定な登山道も安心して歩けます。
子どもの足に合わせてサイズ調整が可能なアジャスタブル・フルインソールも大きなメリットです。
サイズ | 19.0cm~23.0cm |
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片足重量 | 約290g(19cm) |
シューレースのタイプ | コードロック+マジックテープ |
ライニング | エアリファイン |
【SALOMON】
X RAISE MID GORE-TEX(L47071500)
高い機能性とデザイン性を兼ね備えたモデルです。
大きな特徴の一つは、防水性の GORE-TEX 素材を採用している点です。
これにより、ぬかるんだ道や濡れた草むら、水たまりなどに足を踏み入れても、足の濡れを防げます。
また、クッション性の高いミッドソールは、脚力が未発達な子どもの山行をサポートします。
サイズ | 19.0cm~23.5cm |
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片足重量 | 約278g |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | GORE-TEX |
【Columbia】
YOUTH FIRECAM MID 2 WP(BY1201)
タウンユースからキャンプ、ハイキングまでマルチに使えるシューズです。
ローカットシューズ+コードロック仕様となっており、使い勝が良く、用途を限定せず使用できます。
クッション性の高いテックライトミッドソールやウォータープルーフファブリックにより、アウトドアでの使用も十分対応可能です。
サイズ | 19.0cm~24.0cm |
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片足重量 | 223g(19.0cm) |
シューレースのタイプ | コードロック |
ライニング | ポリエステルメッシュ |
【KEEN】
リトルキッズ ワンデュロ ミッド ウォータープルーフ 防水スニーカー(1028018)
一般的なキッズ用登山靴のサイズは19、20cm~であり、年齢では7,8歳ごろからとなります。
一方、このモデルは足サイズ15cmから対応しており、約3歳から使えるのが大きなメリットです。
コードロック+マジックテープで、靴を履き始めたばかりの子どもでも一人で脱ぎ履きやすいのも大きな特徴です。
サイズ | 15.0cm~19.5cm |
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片足重量 | 約304g |
シューレースのタイプ | コードロック+マジックテープ |
ライニング | KEEN.DRY |
【KEEN】
リトルキッズ ワンデュロ ロー ウォータープルーフ 防水スニーカー(1028012)
リトルキッズ ワンデュロのローカットモデルです。
小さい子どもは、ミドルカットの履き心地に慣れず、履くのを嫌がる場合が有ります。
そんな時はこのローカットモデルを試してみて下さい。
基本仕様はミドルカットそのままに、ローカットの履きやすさと軽さを獲得しています。
小さいうちから、親子で楽しく山に行くための登山靴です。
サイズ | 15.0cm~19.5cm |
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片足重量 | 約201g |
シューレースのタイプ | コードロック+マジックテープ |
ライニング | KEEN.DRY |
【THE NORTH FACE】
ファストパック ウォータープルーフ(NFJ02300)
機能性の高い、ローカットキッズ用登山靴です。
透湿性素材のHydroSealとクッション性の高いEVAミッドソール、グリップ性の優れるラギッドラバーソールを採用しています。
これにより、雨天や岩場などあらゆる環境に対応可能です。
子どもにも、快適で安全に登山を楽しんで欲しいと考えている方に最適なモデルです。
サイズ | 20.0cm~23.5cm |
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片足重量 | 約278g(20cm) |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | HydroSeal 防水メンブレン、100%リサイクルポリエステルライニング |
【THE NORTH FACE】
ファストパック ミッド ウォータープルーフ(NFJ02301)
ファストパック ウォータープルーフのミドルカットモデルです。
機能性の高さはそのままに、ミドルカット化しており、防水性の向上や砂、砂利の侵入を防げるモデルとなっています。
家族で富士山を目指されている方や、夏の登山、トレッキングを楽しまれる方に最適なモデルです。
サイズ | 20.0cm~23.5cm |
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片足重量 | 約300g(20cm) |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | HydroSeal 防水メンブレン、100%リサイクルポリエステルライニング |
【L.L. Bean】
キッズ・トレイル・モデル・ハイカー(TC286156)
広いサイズ幅と機能性が特徴のキッズ用登山靴です。
対応サイズが16.5cm~24.0cmと広く、3歳頃から小学生まで幅広い年代で使用できます。
また、アッパーは耐水性のあるスウェード、ライニングには独自の防水透湿性素材のTEK2.5を採用しており、機能性も確保されています。
ミドルカットタイプで初めての登山靴に最適です。
サイズ | 16.5cm~24.0cm |
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片足重量 | 約383g |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | TEK2.5 |
【L.L. Bean】
キッズ・トレイル・モデル・ロー・ハイカー(TC300510)
アッパーの耐水性スウェードはそのままですが、ライニングがポリエステル製ナイレックスに変更されています。
ローカット化され、片足重量が約241gに軽量化されている点が大きなメリットです。
タウンユースからライトハイキングまで、汎用性の高い登山靴を探している方におすすめです。
サイズ | 16.5cm~24.0cm |
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片足重量 | 約383g |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | TEK2.5 |
【ALBATRE】
ジュニア トレッキングシューズ(AL-TS120J)
とにかくコスパ重視で探されている方に、おすすめのモデルです。
踵の反射材やクッション性の高いミッドソールなど、子どもが歩きやすい工夫がされている登山靴となっています。
また、靴のサイズは1cm刻みでラインナップされていますが、インソールで0.5cmの調整が可能となっています。
よく整備された遊歩道のトレッキング等に最適なモデルです。
サイズ | 18.0cm~25.0cm |
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片足重量 | – |
シューレースのタイプ | 靴紐 |
ライニング | 防水、透湿素材(完全防水ではありません) |
キッズ用登山靴の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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