キャンプをする時にテントと同じくらい無くてはならないのがタープです。
しかし、ソロキャンプとなると本当に必要?と考える人も多いのではないでしょうか。
また、これからソロキャンプを始めようと考えている人にとっては様々なメーカーから販売されているので迷ってしまうと思います。
今回は、そんな人のためにソロキャンプでタープが必要な理由・安いタープと高いタープの違い・選び方・格安で買えるおすすめタープ10選を紹介します。
目次
ソロキャンプにタープは必要?不要?
結論から言うと、ソロキャンプでもタープは持っていった方がいいでしょう。
どんな状況においても一人で対応しなくてはいけないのがソロキャンプです。
雨を凌ぐためだけに必要だと思われがちですがタープには他にも様々な役割があります。
風よけ対策
一日中強風にさらされていると気づかないうちにとても体力を消耗します。
また、強風の時にタープ一つあれば物が飛ばされるのを防いだりすることも出来ます。
日よけ対策
夏だけでなく、意外と春や秋も一日中日差しに当たることとなります。
熱中症対策の為にも日陰の確保としてタープは重要な役割を持ちます。
プライベート空間の確保
せっかくのソロキャンプなので出来るだけ周りからの視線は遮りたいところ
そんな、役割としてもタープは有効です。
ソロキャンプ用タープの価格帯!安いの基準は?
一概にタープといっても多くの種類があります。
値段だけ見ても様々な価格帯の製品がありますのでご自身の予算に合わせた製品選びが必要となります。
良くキャンプ場で見かけるようなスノーピークやコールマン、テンマク、DODといった有名メーカーのタープですと1万5千円~2万円くらいの価格帯となりますが頻繁にソロキャンプをしない人やこれからソロキャンプを始めようと考えている人はいきなりこの価格帯のタープを選ぶより5千円~1万円くらいの価格帯の製品を選ぶのが良いでしょう。
この価格帯の製品であれば、安く長く使えるものが多くあります。
物によっては、5千円以下の物をありますがあまり安すぎると簡単に破けてしまったりすぐ雨漏りするようになったりとせっかく買ったのに数回使用しただけで使い物にならなくなったりするので値段だけで選ぶのは注意が必要です。
安いタープと高いタープは何が違う?
安いタープと高いタープの最も大きな違いが耐水圧です。
製品の仕様に記載されている耐水圧ですが、簡単に言うとどのくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表した数値のことです。
一般的なタープは、2000mm~3000mmの物が多く数値の高いもので10000mm、低いもので500mm程度となります。
台風などの大雨や日中ずっと雨が続くような天候でなければ2000mm~3000mmの耐水圧で問題なく対応できます。
また、高いタープになってくると遮光性や断熱性能も良くなってくるためタープの目的とも言える日陰の確保にも十分な力を発揮してくれます。
そして、サイズも気にしてほしい点です。
ファミリーやグループ向けに販売されているタープはサイズが大きく設計されているので値段も高くなっていますがソロキャンプではそこまでの大きさは必要ないので必要に応じた製品を選ぶのが良いでしょう。
ソロキャンプに適したタープの選び方
形状の種類で選ぶ
タープには様々な形状のものがございますが、ソロキャンプで使用するタープはヘキサタープ(六角形)かウィングタープ(ひし形)を選びましょう。
一人でも設営が非常に簡単で、とても軽量で風にも強いのが特徴です。
また、サイトによって張り方を変えられたり、タープ泊やハンモック泊などにも使用できたりと汎用性が高いのもおすすめのポイントです。
しかし、初心者の方は事前に動画などで張り方を予習しておくのが良いでしょう。
出来ることであれば、自宅の庭は許可の取れる公園や空き地などで試し張りをしておきたいところです。
実際に行くキャンプ場のサイトをイメージしながら練習しておくことで当日の設営時間の短縮やポールやガイロープ、ペグの確認をすることが出来ます。
サイズ(大きさ)コンパクトで持ち運びやすいものを選ぶ
ソロキャンプで使用するタープを選ぶ際は、1人用又は2人~3人用の物を選びましょう。
キャンプのスタイルにもよりますが、一人用のタープでも十分に居住スペースを確保することが出来ます。
一人用のタープであれば、バックパックにも収納できるのでバイクや公共交通機関を利用する方であっても持ち運びにすごく便利です。
しかし、タープを設営するには本体だけでなくポールとペグも必要になってくるので付属品も含めてコンパクトに持ち運びやすい物が良いです。
車でキャンプに行かれる方であれば、荷物は多く持ち運ぶことが出来ますが必ずしもサイトに車を横付け出来る場所ばかりではないのでサイトまで運ぶことを考えると2人~3人用くらいの大きさの物が良いでしょう。
また、あまり大きなタープにしてしまうとキャンプ場によっては別途料金がかかって来るところもあるので注意が必要です。
重さ:軽量なものを選ぶ
タープの重さは基本的に素材によって変わってきます。
一般的に多くのタープに使用されている素材がポリエステルになりますがこの素材のタープであれば、約500g~800gほどの物が多く耐水性にも優れており種類も豊富な為おすすめです。
しかし、火の粉や小枝などで簡単に穴が開いてしまうので取り扱いには注意が必要です。
その他に、コットン素材の物もありますが、このタープは通気性が良く火の粉に強い特徴があるものの非常に重量が重いのでソロキャンプには不向きです。
また、ポリエステルとコットン素材の両方の良さを兼ね備えたTC素材のタープもあります。
このタープは、ポリエステルに比べると重量が重いので徒歩やバイクの方ではなく、普段車を利用する方であればおすすめです。
設営が簡単なものを選ぶ
ヘキサタープやウィングタープであればポール一本で立てることが出来るので1人でも簡単に設営することが出来ます。
ソロサイトを利用する方であればツードームやスクリーンタイプなどの大型のものだと使用を禁止している場所も多く、そもそもサイトに入りきらないこともあります。
そして、素材はポリエステル素材を選びましょう。
コンパクトで設営が簡単なのはもちろんのこと、速乾性も高いので撤収の際も簡単に片づけることが出来ます。
テントに合わせて選ぶ
タープを選ぶ基準として、テントとの組み合わせも大切なポイントです。
最近では、テントも様々な形や大きさの物があります。
自分がキャンプをするときのテーブルやチェア、焚火台などのレイアウトをテントとともにイメージしてタープを選ぶのも良い方法です。
また、全体の見栄えをよくするには、テントと同じメーカーから出ているタープを選ぶのも一つの手です。
テントとタープを合わせることで見栄えだけでなく、メーカーによってはコンパクトにまとめることが出来ます。
また、セッティングテープを用いて小川張りをすることで狭いサイトでも十分に居住スペースを確保することが出来ます。
安いソロ用タープ10選
【Motomo】
ペンタシールド
少し変わった形をした5角形のタープです。
付属品として、ペグとロープも付いてきます。
ポール1本でタープ泊としても使用することが出来て、コンパクトに収納することが出来ます。
3,000円以下で買えるタープとしてはとても高性能なコスパ最強のタープです。
【icamp】
tarp one
同メーカーのソロ用テント「solo2」のサイズに合わせて作られたタープ。
美しいカーブを活かした形状をしていてテントと合わせることでとてもきれいに設営することが出来ます。
他のメーカーではなかなか見かけない色をしたタープなので個性を出したい方にもおすすめの商品です。
【キャプテンスタッグ】
トレッカーレクタタープ(UA-1084)
ソロキャンプに丁度良いサイズのタープになります。
この価格帯のタープとしては、防水性も高く雨をしっかり防いでくれてUVカット加工もされています。
ポールとロープは付属しておらず、別売りなので注意が必要です。
【BUNDOK】
ミニヘキサゴンタープ(BDK-21B)
付属品としてポール、ペグ、ロープが付いてきてこの価格は非常にコスパの良い製品です。
収納ケースも付いていて片づけも簡単でコンパクトに収まります。
実用性に優れていて、一つ持っているととても便利なタープです。
【FIELDOOR】
ヘキサタープ Mサイズ
生地には、UVカットと高耐水加工がされていて夏場の日差しも遮ることが出来て水捌けも非常に良いです。
サイズはMサイズとLサイズがあり、Mサイズでも少し大きいくらいなのでソロキャンプだけでなくグループキャンプでも活躍の出来るタープです。
生地の裏にシルバーコーティングがされているので夜ランタンの明かりを良く反射してくれます。
【DOD】
いつかのタープ(TT5-631-TN)
初心者の方におすすめのシンプルで非常に使いやすいタープ。
カラーもタン・カーキ・ブラックといろいろなテントにも合わせやすく中央にプリントされたメーカーロゴのウサギもかわいらしいデザインです。
ポール・ペグ・ロープも付属品として全部揃っているので何か買い足す必要もありません。
【ogawa】
システムタープペンタ3×3(3337000080)
ソロ用のテントにとても合わせやすいタープになります。
付属品でセッティングテープも付いてくるので小川張りも行うことが出来ます。
有名メーカーの商品名だけあって耐水加工や撥水性にも優れています。
【DDHAMMMOCKS】
DDTarp 3×3
言わずと知れた、ソロキャンパーに大人気のタープ。
3m×3mの正方形の形をしており、通常のタープとしての張り方だけでなくステルス張りやダイヤモンド張りなどタープ泊としても使うことが出来ます。
また、ハンモック泊の際のタープとしても使うことが出来るので持っていて損のない一枚です。
【スノーピーク】
ライトタープ ペンタシールド (STP-381)
キャンプメーカーとしてはハイブランドに分類されるスノーピーク。
テントやグループ・ファミリー向けのタープはなかなか手の出しにくい価格設定の商品が多いなか、このタープはソロ用としてとてもコスパの良い商品です。
ポール1本と少ないペグで設営が出来るので荷物の軽量化にも役に立ちます。
メーカーサポートもしっかりしているので何年も使うことのできる商品といえるでしょう。
【コールマン】
ヘキサライトⅡ(2000038145)
コールマンから2021年に発売された新商品となります。
付属のポールは6節構造になっていてとてもコンパクトに収納することができ、付属品とは思えないしっかりとしたつくりをしていて耐風性にも優れています。
まとめ
多くのメディアでも取り上げられるほど人気となってきたソロキャンプ。
自分に合ったスタイルやギアを探すのもキャンプの楽しみ方の一つではないでしょうか。
季節やその時々の天候なども考えながら長く使えるタープを見つけてほしいと思います。