ゲームの映像や音声をパソコンに出力し、プレイの録画やゲーム実況に使えるようにするキャプチャーボード。
格闘ゲームやレースゲームなどでは、自分のモーションやレーシングラインの分析なんかに使われているとも聞きます。
とはいえ、キャプチャーボードには様々なタイプや商品がありますので、どれを選べばよいかわかりにくいですよね。
そこで今回は、mac対応のキャプチャーボードに注目し、メリットやデメリットを含めておすすめの商品を10点ご紹介します。
目次
- 1 mac対応キャプチャーボードを使うメリット
- 2 mac対応キャプチャーボードを使うデメリット
- 3 mac対応キャプチャーボードの選び方
- 4 mac対応キャプチャーボードおすすめ10選
- 4.1 【IODATA】GV-USB3HDS/E
- 4.2 【Mirabox】HSV321
- 4.3 【AVerMedia】Live Streamer CAP 4K(BU113)
- 4.4 【AVerMedia】Live Gamer Extreme 3(GC551G2)
- 4.5 【AVerMeda】Live Gamer BOLT(GC555)
- 4.6 【AVerMedia】Live Gamer Portable 2 PLUS(AVT-C878)
- 4.7 【Elgato】Game Capture HD60 X(10GBE9901-AMZ)
- 4.8 【ASUS】TUF GAMING CAPTURE BOX-FHD120
- 4.9 【C.AMOUR】4K HDMI パススルー キャプチャーボード(JH-819)
- 4.10 【GO!GRM】キャプチャーボード
mac対応キャプチャーボードを使うメリット
キャプチャーボードはゲーム配信やゲーム動画の編集を行う上で必須のデバイスで、そのメリットは様々あります。
例えば、キャプチャーボードはゲーム機での録画機能よりも録画の画質が高く、4Kや降るHDといった高画質での録画が可能です。
また、フレームレートも高い物が多く、特に60fps対応のキャプチャーボードはとても滑らかな映像が録画できます。
ゲーム機本体にも録画・録音機能がありますが、例えばNintendo Switchでは1回の録画は30秒までといった制限があります。
しかし、キャプチャーボードではそういった制限がないため、動画用に長時間の録画をしたり、耐久配信をしたりすることも可能です。
mac対応キャプチャーボードを使うデメリット
非常に便利なキャプチャーボードですが、その反面デメリットもあることを忘れてはなりません。
まず覚えておきたいことは、キャプチャーボードを経由してパソコンに画面を映す場合、若干ながらラグが生じるということです。
これは、キャプチャーボードで映像や音声を一度処理しているのが原因で、ユーザー側からできることはあまりありません。
対策としては、モニターへのパススルー出力に対応しているキャプチャーボードを買うのが良いでしょう。
その他のデメリットとしては、録画禁止区間も気にせずゲームの録画ができてしまうということがあります。
録画禁止区間はメーカー側で設定されており、該当するシーンの配信を行うと著作権等の問題が発生するため、注意が必要です。
mac対応キャプチャーボードの選び方
解像度
キャプチャーボードにおける解像度とは、テレビやスマホなどの解像度と同じ意味で、映像のきめ細かさを表します。
最近のキャプチャーボードはほとんどがフルHDに対応しており、安いモデルがほしい場合はこのモデルを選ぶと良いでしょう。
一方、もっと高解像度なものを追求したい場合には4K対応のキャプチャーボードを探すことをおすすめします。
フレームレート
フレームレートとは、1秒間に画面が更新される回数のことを表し、数字が大きいほどなめらかな映像になります。
安価なモデルの多くは30fpsのものが多いですが、シーンの移り変わりの少ないゲームでしたらそこまで問題にはなりません。
ただ、格闘ゲームなどのシーンの移り変わりの激しいゲームの場合は60fps以上のモデルを選ぶと良いでしょう。
ハイスペックなキャプチャーボードになると、120fpsでの出力に対応しているというモデルもあります。
エンコードのタイプ
キャプチャーボードから出力された映像は、信号の圧縮、変換を行うエンコードという過程を経て使えるようになります。
エンコードのやり方は、大きく分けてハードウェアエンコードとソフトウェアエンコードの2種類があります。
ハードウェアエンコードはキャプチャーボード側でエンコードをするタイプで、パソコンへの負担を軽減することが可能です。
ソフトウェアエンコードはパソコンでエンコードをするタイプで、設定の自由度が非常に高いことが特徴です。
パススルー出力機能の有無
パススルー出力とは、ゲーム機からキャプチャーボードに入った映像や音声の信号をそのまま別のモニターに送るという機能です。
信号に何か処理をするということはないため、モニターに表示される映像にはラグがほとんどないというのが特徴です。
ゲームの録画や配信をしながらプレイしたいと考えている方は、ぜひパススルー出力機能のあるモデルを選びましょう。
メーカー
mac対応のキャプチャーボードを販売しているメーカーは数多くありますが、ここではメジャーなメーカーをいくつかご紹介します。
Miraboxは安価なキャプチャーボードを多く販売しているメーカーで、価格に見合わないスペックの高さが特徴的です。
AVerMediaはゲーム配信用のデバイスで有名な台湾のメーカーで、ゲームメーカーとのコラボも盛んに行っています。
ASUSは複数のゲーミングブランドを有するメーカーで、ROGやTUF GAMINGという名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
価格帯
mac対応のキャプチャーボードの価格帯は、そのキャプチャーボードに求める機能によって大きく異なります。
とにかく安く、最低限の機能でよいという場合には、8,000円前後の商品を選ぶことをおすすめします。
4K出力や2K 120fpsなどのハイスペックなモデルが欲しいという場合には、最低でも予算として20,000円は必要です。
購入前に一度、自分が欲しいスペックや予算を十分にチェックするようにしましょう。
mac対応キャプチャーボードおすすめ10選
【IODATA】
GV-USB3HDS/E
2K解像度で120fpsという高フレームレートでの出力に対応している、USB接続で使えるmac対応キャプチャーボードです。
様々なサードパーティ製ソフトウェアでの動作確認が取れており、汎用性の高いモデルとなっています。
録画用の専用ソフトI-O DATA HD Mix Captureが付属しており、専用ソフトならではの高い操作性も魅力的です。
解像度・フレームレート | 4K 30fps 2K 120fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【Mirabox】
HSV321
低価格ながら4K解像度でのパススルー出力に対応している、コスパに優れるmac対応キャプチャーボードです。
USB3.0でmacなどと接続するため転送速度が非常に速く安定しており、高解像度の映像も問題なく出力できます。
USB接続の際はプラグアンドプレイに対応しているため面倒なセットアップは不要で、初心者でも扱いやすい仕様となっています。
解像度・フレームレート | フルHD 60fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【AVerMedia】
Live Streamer CAP 4K(BU113)
手持ちのカメラで簡単にストリーム配信を可能にする、ストリーマーやWeb会議などに最適なmac対応キャプチャーボードです。
パソコンへ出力する際の遅延が非常に少ないため、音声と映像がズレにくいため音声を後から同期させる必要がありません。
専用アプリ「CamEngine」では、自分の動きに合わせてフレーミングをAIが行うAIフレーミング機能などを使うことができます。
解像度・フレームレート | 4K 30fps フルHD 120fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 非対応 |
【AVerMedia】
Live Gamer Extreme 3(GC551G2)
コンパクトなサイズ感ながらゲーマーやクリエイターに嬉しい機能が盛りだくさんの、mac対応キャプチャーボードです。
入力される映像に合わせてリフレッシュレートを自動調整するVRRに対応しており、ゲーム画面を非常にスムーズに出力できます。
LINE IN/OUTコネクターが搭載されているため、音声の同時ミックスや同時配信もこの1台で簡単にできます。
解像度・フレームレート | 4K 30fps WQHD 60fos フルHD 60fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【AVerMeda】
Live Gamer BOLT(GC555)
4K 60fpsでの録画に対応する数少ないmac対応キャプチャーボードで、さらにはHDRにも対応しているハイパフォーマンスなモデルです。
フルHDでは240fpsという超高フレームレートでの録画が可能で、格闘ゲームの分析などに非常に有効です。
ただし、キャプチャーボードとの接続にはUSB-Type Cケーブルを使っているため、購入前に一度コネクターの有無をチェックしましょう。
解像度・フレームレート | 4K 60fps フルHD 240fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【AVerMedia】
Live Gamer Portable 2 PLUS(AVT-C878)
キャプチャーボード本体で映像が録画できるハードウェアエンコードに対応している、ユニークなmac対応キャプチャーボードです。
PS4でのパーティーチャット録音が可能で、実況音声が同時に録音できるため動画制作などにとても便利です。
なお、ハードウェアエンコードを使用する場合には、UHS-I UHS スピードクラス1以上で128GBまでのmicroSDカードが必要になります。
解像度・フレームレート | フルHD 60fps |
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エンコードのタイプ | ハードウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【Elgato】
Game Capture HD60 X(10GBE9901-AMZ)
4KHDRでの画面キャプチャーに対応し、どんなゲーム機にもしっかり対応できる万能なmac対応キャプチャーボードです。
パススルー出力では1440p 120fpsまたはフルHD 120fpsでの映像出力が可能で、なめらかな映像とともにゲームを楽しめます。
OBSやTwitch Studioなどの主要ストリームアプリに全て対応しているだけでなく、ZoomやMicrosoft Teamsなどでも使うことができます。
解像度・フレームレート | 4K 30fps フルHD 60fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【ASUS】
TUF GAMING CAPTURE BOX-FHD120
タフネスさを押し出すアグレッシブなデザインにTUF GAMINGらしさが光るmac対応キャプチャーボードです。
天板のTUF GAMINGのロゴはRGBライトが埋め込まれており、接続状態や異常時のアラートなどのインジケーターとして機能します。
ストリーミング解像度と入力解像度が自動で調節されるオンボードスケーリングに対応しており、セットアップも簡単です。
解像度・フレームレート | フルHD 120fps |
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エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【C.AMOUR】
4K HDMI パススルー キャプチャーボード(JH-819)
4KパススルーとフルHDでのキャプチャーに対応している、コスパに優れるmac対応キャプチャーボードです。
3.5mmステレオミニプラグを2つ搭載しているため、マイク音声と映像のミックスも簡単に行えます。
Mac OS以外にもWindowsやAndroid等に対応しているため、タブレットでのゲーム配信をすることも可能です。
解像度・フレームレート | フルHD 60fps |
---|---|
エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
【GO!GRM】
キャプチャーボード
まるでモバイルバッテリーのようなシンプルな外装デザインでデスクにひっそりと収まる、mac対応キャプチャーボードです。
独自開発した高性能チップを6つ搭載しており、高負荷条件で稼働させても表示の遅延や録画ミスが起きにくくなっています。
また、ゲーム配信だけでなくカメラとの接続によりWeb会議にも使えるため、汎用性の高さも魅力的です。
解像度・フレームレート | フルHD 60fps |
---|---|
エンコードのタイプ | ソフトウェアエンコード |
パススルー出力の有無 | 対応 |
mac対応キャプチャーボードの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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