近年のアウトドアブームにより、冬でもキャンプをする人が増えてきています。
そんなキャンパーたちにとって、「薪ストーブ」は憧れのキャンプギアの1つ。
「薪ストーブは、キャンプ初心者にはハードルが高い・・・」
そう思う方も多いかもしれません。
しかし、各ブランドから持ち運びしやすい、煙突などがすべてセットになった商品など、初心者向けのモデルも販売されています。
この記事では、そんな多くのキャンパーたちが注目している「薪ストーブ」に関して、メリットや選び方、おすすめ10選までご紹介します。
目次
- 1 初心者向けキャンプ薪ストーブを使うメリット
- 2 初心者向けキャンプ薪ストーブを使うデメリット
- 3 初心者向けキャンプ薪ストーブの選び方
- 4 初心者向けキャンプ薪ストーブおすすめ10選
- 4.1 【ホンマ製作所】 ステンレス ストーブコンロセット(APS-480DX)
- 4.2 【ホンマ製作所】クッキングストーブ(RS4-1A)
- 4.3 【キャプテンスタッグ】KAMADO 煙突ガラス窓付角型ストーブ(UG-75)
- 4.4 【ペトロマックス】LOKI2(13380)
- 4.5 【テンマクデザイン】ウッドストーブS
- 4.6 【ogawa】ちびストーブⅢ(4115)
- 4.7 【Mt.SUMI】WoodStove AURA (SG2110A)
- 4.8 【Mt.SUMI】EMO(SG2110EM)
- 4.9 【TOMOUNT】チタン薪ストーブ(Mini TST)
- 4.10 【S’more】Magic Stove
- 5 まとめ
初心者向けキャンプ薪ストーブを使うメリット
圧倒的な暖かさ
薪に使用される乾燥させた木材は、1kgあたり約4,000Whの熱を生み出します。
この4,000wは、エアコンや石油ストーブと比較しても最大級の熱出力であるといえます。
また、薪を燃やすことにより、ストーブ本体が温まり輻射熱という赤外線を放出し、テント全体を温めることができます。
そのため、灯油ストーブや電気ストーブなどの他の暖房機器に比べて、圧倒的に暖かいのです。
テントにいながら炎を見ることができる
冬のキャンプ場、場所によっては気温がマイナスを大きく下回ることもあります。
そのため冬のキャンプでは、なかなか外で焚火をすることは億劫です。
しかしそんな時でも薪ストーブがあれば、暖かいテントの中で薪ストーブの炎に癒されることができるのです。
薪ストーブによって炎の見え方も変わってくるので、炎の見え方を基準に薪ストーブを選ぶことも楽しいでしょう。
調理器具として使うことができる
薪ストーブは暖房としての機能だけではなく、薪ストーブが発生させる熱を利用して調理器具としても使うことができます。
一般的な煮炊きや焼き物の使用はもちろん、専用の道具を使用すれば本格的なピザを焼くことも可能です。
また、テント内で暖房を使うことによって乾燥が気になる方には、お鍋に水を入れて薪ストーブの上にのせておけば、加湿器の代わりにもなります。
初心者向けキャンプ薪ストーブを使うデメリット
荷物の場所をとる
ただでさえ、冬のキャンプは夏のキャンプに比べると道具が増えてしまう傾向にあります。
そして、薪ストーブは本体のみではなく、煙突や燃料となる薪など必要な道具が多いです。
そのため、車の積載の際などに荷物を圧迫してしまいキャンパーの負担となってしまいます。
薪ストーブを購入する際は、現在の車に積載スペースに余裕があるか確認する必要があります。
ランニングコストがかかる
薪ストーブで使用する薪は、1泊2日でだいたい2~3束使用します。
そのため、1度のキャンプで薪代が数千円かかってしまいますが、灯油ストーブであれば、コストがもう少し抑えられます。
薪の値段も店舗によってさまざまなので、薪を安く購入できる店舗を探してみるととよいでしょう。
手間や時間がかかる
灯油や電気のストーブならば、運んでスイッチを入れれば使用可能なものが多いです。
しかし、薪ストーブはそうはいかなく、本体を組み立てて煙突ガードをつけて煙突を組み立てと、準備に時間がかかります。
そして片付けの際は、残った灰を綺麗に取り除き灰捨て場で捨て、パーツを拭きながら分解して収納する必要があります。
また、薪ストーブは燃焼中も目を離したすきに火が消えてしまうこともあるので、定期的な管理が必要です。
初心者向けキャンプ薪ストーブの選び方
サイズ
まず薪ストーブを購入する際に気を付けて欲しいポイントは、薪ストーブのサイズになります。
先ほどデメリットの項目で説明した、収納した状態で車に乗るかどうかも大事ですが、意外と大事なのは「重さ」です。
重いものですと、15kgを超えるものもあります。
車やテント内への移動時はどうしても自分で持つ必要があるため、重さがあるとその分移動が大変です。
しかしあまり小さいものを選んでしまうと、一般的に売られている薪が30~40cmと言われているので、その薪を小さく割る必要が出てきます。
人数やテントの大きなどのキャンプスタイルによって、必要なサイズを検討していくとよいでしょう。
機能性
薪ストーブは「ステンレス製」と「鉄製」の2つの材質のものがあります。
ステンレス製
ステンレス製の薪ストーブの特徴は、お手入れが簡単で錆びにくいです。
そのため、薪ストーブのメンテナンスすら楽しみたいという方にはおすすめです。
しかし価格が高い傾向にあり、鉄製のストーブよりも熱伝導性が低いため、暖まるまでに時間がかかってしまう難点があります。
鉄製
鉄製の薪ストーブの特徴は、ステンレスと比較しても耐久性や熱伝導性が高く、熱しやすく冷めやすく、片付けなどには便利といえます。
しかし鉄は錆びやすいため、定期的な錆び対策が必要であり、日ごろのメンテナンスがとても重要になります。
そしてメリットの項目で説明しましたが、薪ストーブは調理することも可能です。
薪ストーブの種類によっては、天板を取り外して直火で焼き芋などの直火料理ができるものや、オーブンとしてピザを焼けるものもあります。
薪ストーブで料理を楽しみたい方は、ぜひ注目してほしいポイントになります。
デザイン
薪ストーブは、テントに置いてあるだけでおしゃれになるものです。
しかし、せっかく購入するならばデザインには、ぜひこだわってみてください。
ステンレス製だとかっこいいイメージ、鉄製だと割とアンティークなイメージがあります。
形も四角いものから時計のような形まで、さまざまなものがあります。
また、薪ストーブにガラスがついていて中の炎が見えるデザインであるかも注意して、確認するとよいでしょう。
薪ストーブ自体の形によって、大きくダイナミックな炎であったり、ゆったりとした優しい炎であることもあります。
初心者向けキャンプ薪ストーブおすすめ10選
【ホンマ製作所】
ステンレス ストーブコンロセット(APS-480DX)
メンテナンスのしやすいステンレス製で、煙突などがすべてセットになっているので初心者におすすめです。
コンパクトな見た目ですが、薪は最大40cmまで使用することができます。
また、3方向にガラス窓があるため、さまざまな方向から炎を楽しむことができます。
【ホンマ製作所】
クッキングストーブ(RS4-1A)
無骨なダークカラーで、キャンプギアにも溶け込みやすい見た目がかっこいいです。
薪ストーブの脚が高くなっているので、地面に熱が伝わりにくくなり傷みにくくなるため、自然に優しい薪ストーブです。
そして、キャンプでチェアを使用する方にとっては、薪ストーブに高さがあることによって、薪の投入がしやすくなります。
また、350mmの組窯がついており、さまざまな料理を楽しむことができます。
【キャプテンスタッグ】
KAMADO 煙突ガラス窓付角型ストーブ(UG-75)
コンパクトで携帯性がある見た目で、なんといってもお値段がリーズナブルです。
性能も薪ストーブとしての使用はもちろん、焚火台やバーベキューコンロ、かまどとしても使用できます。
また、脚をハイ・ローと調節することができ、キャンプスタイルに合わせて高さを調節可能となっております。
【ペトロマックス】
LOKI2(13380)
使いやすさと、コンパクトに設計されているため携帯性を兼ね備えた薪ストーブです。
背面には灰受けトレイがついているため、使用後のお手入れが簡単にできます。
ランタンで有名なペトロマックスですが、このロキ2も無骨な無駄のないデザインであり、見た目もかなりかっこいいです。
また、コンパクトな分扉も小さいですが、ガラス窓があり炎を見ることができます。
【テンマクデザイン】
ウッドストーブS
メカニカルなデザインで、ソロキャンプをされる方におすすめの薪ストーブになります。
コンパクトな見た目ですが、一般的に売られている30cmの薪まで使用可能です。
また、バタフライ型のステンレス棚付きで、料理中の熱い鍋を置いたり、キッチンツールを吊り下げておくことも可能です。
正面にはガラス窓がついており、火力のコントロールが簡単にできます。
【ogawa】
ちびストーブⅢ(4115)
こちらの薪ストーブも、ソロキャンプで使用される方で、なおかつ安全な日本製が良いという方におすすめです。
すべてのパーツが薪ストーブ本体内に収納可能で、キャリーバックがついているため持ち運びやすいです。
また、5.2kgと軽く、女性でも無理なく持つことができます。
そして、薪ストーブ内には中籠があり、木炭をいれてコンロとして使用することもできます。
【Mt.SUMI】
WoodStove AURA (SG2110A)
1番の特徴は、前面・側方の3面に大きなガラス窓があることです。
そして側面の大きなガラス窓によって、薪の投入が簡単にできます。
さらに、ストーブ自体が横に広い形状であるため、ゆったりと燃える炎を見ることができます。
別売りのピザストーンや、ウォータータンクを使用することで、自分好みのスタイルにカスタマイズすることも可能です。
【Mt.SUMI】
EMO(SG2110EM)
燃焼力抜群の、ファミリー向け縦型二次燃焼薪ストーブになります。
縦型ですが、40cm程度の薪は問題なく使用することができます。
また、大きい縦型のガラス窓が正面についており、縦長の形のため大迫力の炎を見ることができます。
ストーブ内には3段のピザレールがついており、別売りのピザストーンを購入することで、気軽にピザ作りを楽しむこともできます。
【TOMOUNT】
チタン薪ストーブ(Mini TST)
厚さ1mmのチタンで作られているため、耐食性、耐錆性、優れた可塑性と強靭性を兼ね備えた薪ストーブです。
ソロキャンプに適したサイズとなっていて、強靭なつくりであるにもかかわらず、なんと重量は2.0kgです。
そのため徒歩や、電車などの公共交通機関を使用するキャンパーにおすすめとなっています。
【S’more】
Magic Stove
コンパクトな見た目ながら、市販の薪40cm程度なら問題なく入る作りです。
パーツもすべてセットとなっており、収納袋も付属しているため、携帯性もあります。
また、特徴的なのは側面のガラス窓に付属フレームがついており、かわいいリスの絵が描かれています。
別売りで付属プレートのセットも販売しているので、揃えてみるのも楽しいかと思います。
まとめ
圧倒的な暖かさを放ち、テント内にいながら見ている者を炎で癒す効果もある薪ストーブ。
使用するには手間や時間がかかりますが、それ以上の実用性とインテリア性を兼ね備えたキャンプギアであるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、自分のキャンプスタイルに合った薪ストーブを選んでみてくださいね。
初心者向けキャンプ薪ストーブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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