近年のキャンプにおいては、グランピングに代表されるように、快適性を重視される方が増えてきています。
普段過ごす空間の居心地を高めるアイテムであるエアーマットは必須のキャンプギアとなりつつある中、素早くマットを展開し、かつ撤収の際にはすぐに空気を抜ける、エアーポンプに焦点が当てられるようになってきました。
空気入れの性能も年々進化しており、中でも電動のタイプが主流になっています。
本記事では、便利なエアーポンプの選び方や留意点の説明と、おすすめしたい空気入れ10選を紹介しています。
キャンプ向けエアーマット空気入れを使うメリット
設営のスピードが向上
キャンプの居住空間を快適にし、睡眠の質を向上させるのに必須のエアーマット。
テント設営で、実は意外と時間と労力を費やすのがエアーマットの展開です。
空気ポンプにより、口で吹き込むのにかかる時間を削減し、また空気圧をパンパンに高めることができるので、さらに快適性を増すことが可能になります。
体力的に負担を軽減できる
エアーマットの敷設には、時間だけでなく、多大な体力を費やすことが多いです。
空気を送り込んでくれるエアーポンプを使えば、サクサク膨らませて次の設営に取り掛かれるので、体力を温存できます。
また電動のポンプを用いることで、スイッチ一つで自動で空気を入れてくれるので、もはやほとんど疲れを感じることはないでしょう。
空気を抜く時にも使えるタイプもある
意外と知られていないのが、エアーマットの空気抜きも意外に重労働ということです。
端から順に折りたたんでいき、常に体重をかけて空気を抜いていくので、慣れた方でも10分少々かかることも少なくありません。
また製品によっては、十分に空気が抜けていないと収納カバーに入らず、初めから空気を抜きなおすことになってしまうことも。
今回紹介する空気入れの中には、脱気するための機能を持っているものもあるので、利用することでさらに撤収時間も削減できるのです。
キャンプ向けエアーマット空気入れを使うデメリット
動作音が大きいものもある
電動のポンプを使う場合は、その動作音が響くものもあるので、周囲の状況に注意しながら使用するようにしてください。
例えば夜間に追加でマットが必要となった局面など、隣のキャンパーが寝静まっている時間帯などは、使用を避けた方が良いでしょう。
そのような場合は、動作音の少ない手動のポンプを合わせて持参しておくと安心です。
電源の確保が必要
ポンプによって電池式・充電式とタイプが異なります。
電池式の場合は予備電池の持参、充電式の場合は事前の充電を行う必要があり、それを怠ると夜の寝床を作れなくなってしまいます。
コンセントのあるサイトや、ポータブル充電器からの給電が可能なタイプなら、電源確保の心配がなくより安心です。
手動ポンプを使う場合は動力は自分の体のみなので、万が一使えなくなることはポンプの破損の除き、ほとんどありません。
部品の収納・管理が大変
ポンプのほとんどは、給気ノズルの細さを変えられるようになっており、複数の部品が同梱となっていることが多いです。
意外にものが小さく、キャンプサイトなどで紛失しやすいので、かならずセットで管理できるよう事前に準備しましょう。
専用のケースを準備しまとめて管理したり、本体にノズルを格納できるタイプもおすすめです。
電動式の場合は、電池やアダプターがないと動作しないので、それらも合わせて収納・管理するようにしてください。
キャンプ向けエアーマット空気入れおすすめ10選
【クイックキャンプ】
マイクロエアポンプ(QC-MAP)
カラビナでカバンに常につけていても気にならない、コンパクトさとおしゃれさがポイントの製品。
その重量は89gと圧倒的に軽量で、毎分180Lと十分なポンプ能力を備えています。
ノズルは6種類と豊富で、ビーチボールからエアベッドまで多くの用途に汎用的に使用できます。
【FLEXTAILGEAR】
TINY PUMP
65gと更にコンパクトサイズな電動空気入れで、重量も軽く運搬が容易なのが魅力です。
充電式となっており、満充電で約20分間の使用が可能です。
給気ノズルは全部で5種類同梱しているので、幅広いタイプのエアーマットに対し使用が可能です。
【FLEXTAILGEAR】
Tiny Pump 2X
電動空気入れのみならず、サイトで活躍するライトの機能も併せ持った、多機能なキャンプギアです。
照明自体は、満充電で、約10時間程度の連続点灯が可能なため、一晩付けていても朝まで明るさを維持する容量となっています。
上から吊るす事などを考慮してマグネットリングが付けられているなど、痒い所に手が届くおすすめの製品です。
【FLEXTAILGEAR】
エアーポンプ (MP2PRO-W-J)
上記で紹介しているFLEXTAILGEARのラインナップにおいて、給気の連続時間とスピードに特化した製品。
もちろん、重量と持ち運びやすさはコンパクトなまま維持しています。
その連続動作時間は30−60分と、一度のキャンプであれば撤収も含めて十分足りる電源容量となっているのが安心なポイントです。
【フィールドア】
電動エアーポンプ
120gと極めて軽量、かつほぼストラップレベルのコンパクトさを誇り、キャンプ用品に常に持ち歩いていても負担になりません。
つい紛失しやすいノズル類をキャップ部分に収納できるので、無くす心配がなく大変重宝します。
明るさを調節できるLEDライトも付属しており、コスパとバランスに優れた製品といえるでしょう。
【innhom】
エアーポンプ
2x2000Ahという巨大なリチウムイオン電池により、給気・排気のパワーに並外れて優れた製品。
その力は、毎分390Lと、かなり大きめのエアーマットでもあっという間に設営・撤収が可能になってしまうほど。
充電はType-C端子を介して市販の充電池やパソコンなども使えるため、万が一の充電切れの際にも対応可能です。
【XIAZIR】
電動エアーポンプ(AP300-A)
電源容量が4000mAhと群を抜いており、毎分450Lの強力なパワーを誇ります。
残り電気容量が少なくなるとお知らせランプが点灯し、充電し忘れも防止してくれます。
エアーマットのみならず、浮き輪やボムボートまで幅広い大きさのノズルが同梱されているので、キャンプ以外にも多くのアウトドアレジャーに活用出来そうです。
【Imikoko】
小型携帯式電動ポンプ
ナチュラル系キャンプギアを好まれる方におすすめの、木目を活かしたデザインの空気入れです。
見た目だけでなく機能も充実していて、毎分300Lの強力なポンプ能力を秘めています。
連続稼働は40分と十分な電源容量を持っており、途中で電池切れの心配も少ないでしょう。
【HAC】
電池式エアーポンプ(HAC1342)
こちらは電池式の製品になっており、万一の充電切れの際にも、キャンプ場の売店やコンビニエンスストアで電池を購入できます。
電源は単一電池計4本と強力で、ポンプ能力に不足はありません。
電源の確保に困りがちな非常時・災害時対応としても活躍してくれるでしょう。
【ロゴス】
エアポンプ ベローポンプ(69927615)
最後に基本中の基本、足踏み空気入れを紹介します。
アウトドアではあらゆる電気製品が故障したり、電源が不足したりというアクシデントはつきものです。
ですが、これがあれば必ずエアーマットを準備し寝床に着けるという安心感を得られます。
体重を利用して空気を入れられるので、腕が疲れたりという心配なく、誰でも楽に空気が入れられます。
まとめ
キャンプ用空気入れの傾向として、小型・軽量であることを重視した製品と、強力かつ大容量であることを追求した製品に分かれます。
皆様のキャンプのスタイルに応じて、お気に入りの製品を選んでみてください。
キャンプ向けエアーマット空気入れの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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