キャンプでの生活・睡眠を快適に行うに欠かせないエアーマット。
しかし、空気で膨らむ形式上、どうしても不慮の事故による穴あき・破損の心配は付き物です。
尖った石の多いサイトや、凹凸が多い地面に敷いたり、飛び跳ねるなど強い負荷をかけたりすることで、マットがパンクするケースは、実は少なくありません。
本記事では、耐久性が高く、長く快適に使えるエアーマットの紹介と、その具体的な選定ポイントについて解説していきます。
目次
- 1 耐久性が高いエアーマットを使うメリット
- 2 耐久性が高いエアーマットを使うデメリット
- 3 耐久性が高いエアーマットの選び方
- 4 耐久性が高いエアーマットおすすめ10選
- 4.1 【コールマン】テントエアーマット300 (170A6608)
- 4.2 【コールマン】エクストラデュラブルエアーベッド(2000032620)
- 4.3 【キャプテンスタッグ】インフレーティングマット(UB-3027)
- 4.4 【シートゥサミット】コンフォートデラックスS.I.マット(9327868139729)
- 4.5 【ロゴス】セルフインフレートベッド(72884160)
- 4.6 【ロゴス】どこでもオートベッド(73853005)
- 4.7 【ロゴス】ラダーベッドSOLO(73802803)
- 4.8 【DOD】ソトネノサソイ(CM1-620-TN)
- 4.9 【DOD】ソトネノキワミ (CM1-649-TN)
- 4.10 【スノーピーク】インフレーターキャンピングマット(TM-193)
- 5 まとめ
耐久性が高いエアーマットを使うメリット
地面の凹凸・石などによりパンクしにくい
もしマットの素材が薄いもので、サイトが石混じりの地面であったりすると、表面が徐々に傷つき、最終的には破断してしまう、といったことが少なくありません。
また凹凸の多い地面や、グランドシートが薄い、もしくはグランドシートを敷かないケースも同様にマットの破損のリスクを高めます。
十分な耐久性あるエアーマットを選定することは、製品を長く使い続けることに繋がります。
キャンプギアによって傷つきにくい
意外にも多いのが、運搬・収納の際にマットを傷つけてしまうケース。
ペグやポール、木材など、先の鋭利なツールや素材はキャンプ道具には多いです。
特に薄手のビニール生地のエアーマットなどは、車のトランクやルーフバッグに入れて揺すられた結果、穴が開いたり傷ついたりする危険があります。
現地でマットの破損に気づき、宿泊できないような事態を避けるためにも、エアーマットの素材は吟味することが肝心です。
寝心地がよく、安定感がある
素材の厚みや耐久性の高さは、マットの耐久性にほぼ比例します。
十分な表面の厚みがあることで、身を横たえた際の安定感には大きな差が生まれます。
逆に薄手の素材を使ったマットはどこか頼りなく、いくら空気を張っていても不安定さを感じ、寝心地が悪く感じてしまうことも。
キャンプの睡眠や生活の質を高めるためにも、耐久性の高いエアーマットを選ぶようにしましょう。
耐久性が高いエアーマットを使うデメリット
分厚いものは収納の際に嵩張る
空気を抜くことでコンパクトに収納できることがエアーマットの特徴です。
一方、厚みのあるマットは、空気を抜いても素材の厚み分嵩張り、収納の際に小さく丸めることが難しくなってきます。
人数が多い場合は収納の大部分をマットが占める可能性も。
車両のキャパシティと相談し、荷物が収まらないことのないよう注意が必要です。
比較的重量がある
素材の厚みは重量に比例するため、しっかりしたエアーマットほど運搬の際の重さがネックとなってきます。
オートサイトであればよいですが、駐車場から徒歩で向かうサイトは、荷物の重量によっては負担に感じることもあるでしょう。
近年では、素材の厚みは薄い分、二層構造とすることで耐久性を高めている製品もありますので、試してみてはいかがでしょうか。
撤収の際に手間がかかる
空気を抜く作業は、物によっては空気を入れる手間と同等以上の労力が必要なものもあります。
物によっては反発力が強く、力をかけないと十分な小ささにならない製品もあります。
撤収時間ギリギリとなると、意外にマットの収納がネックとなり得るので、購入の際は撤収のしやすさも比較対象の上チェックしましょう。
耐久性が高いエアーマットの選び方
寝心地を重視する場合は厚み・安定感のあるものを
キャンプでの睡眠の質を大きく向上させてくれるエアーマット。
その厚みと安定感によって、寝心地は大きく左右されます。
素材の厚みと同様に、エアー部分の厚みもその要素となるため、吟味して選定が必要です。
携帯性をより高めるなら薄型・軽量な製品を
一方で、より軽く運びやすいエアーマット製品もあります。
耐久性と携帯性を両立したバランスの良い製品を選定することで、運搬や設営、収納の際の手間が劇的に改善するでしょう。
その際、草原サイトのような柔らかい形であればよいですが、石や凹凸の有無によってはグランドシート側で十分な保護厚を確保するなどの対策が必要です。
インフレーターマットが便利
エアーマットの中には、内部に反発するバネが仕込まれていて、弁を開放すると自動で空気が充填される製品もあります。
床に広げて一定時間放置するだけで設置が完了するので、設営時間を大きく短縮することが可能です。
ただし、逆に撤収の際に空気を抜く手間は、通常のマットよりも反発する分労力がかかることには注意しましょう。
耐久性が高いエアーマットおすすめ10選
【コールマン】
テントエアーマット300 (170A6608)
格子状の凹凸面により耐圧を分散するので、快適な寝心地となります。
バルブ部分の構造は、簡単に開閉でき、空気の充填・脱気がいずれもしやすいダブルロックとなっています。
表面は手触り良く、快適なフロック仕上げを採用し、家族3−4人の使用にも十分なサイズも魅力です。
【コールマン】
エクストラデュラブルエアーベッド(2000032620)
ダブルレイヤー構造を採用しているので、荒れた地面でも破損に強く、破れにくいのが大きな特徴。
一方、素材の軽量化にも成功しており、耐久力と形態性を両立した製品となっています。
厚みも20cmと十分あるので、床下の状態に関わらず快適に過ごすことができるでしょう。
【キャプテンスタッグ】
インフレーティングマット(UB-3027)
自動で空気の充填が完了するインフレーティングタイプ。
素材は厚さ5cmのウレタンフォームになっており、空気を入れた状態での快適さは十分です。
裏面にノンスリップ加工が施されているので、並べた際に就寝時のズレがなく、ベッドを安定させることができます。
【シートゥサミット】
コンフォートデラックスS.I.マット(9327868139729)
ハードなキャンプ場でも最高の環境で寝ることを実現する、ラグジュアリーなエアーマットです。
厚みは10㎝、断熱性を示すR値は6.5と、厳寒期においても十分対応できるレベルのハイスペック。
裏面は75Dファブリックにより耐久性を重視した作りで、地面に直接おいても問題ないほどの丈夫さです。
表面は手触りのよい35Dストレッチニットを採用しており、寝心地と暖かさを優先する方にはこれ以上ない製品といえるでしょう。
【ロゴス】
セルフインフレートベッド(72884160)
厚さ9㎝と十分な厚みを持ちながら、収納した際には直径22×80㎝と極めてコンパクトに収納可能な製品です。
表面の肌ざわりよいソフトタッチ素材や、リバーシブルで両面づかいが可能な部分など、使い勝手に配慮したデザインとなっています。
サイド部分が丸くならず、マチによって形状を四角く保つので、寝転がった際に安定するのが重宝します。
【ロゴス】
どこでもオートベッド(73853005)
単一電池で動作する電動ポンプを内臓した、自動空気注入型エアマットです。
厚みは21cmと十分すぎる安定感を誇りながら、スイッチ一つでわずか3分で空気注入完了する手軽さとなっています。
手動ポンプも付属しているので、電池がなくてもふかふかのマットを準備することができ安心です。
【ロゴス】
ラダーベッドSOLO(73802803)
コスパに優れて丈夫、かつコンパクトな収納が可能と、ミニマルで必要十分な条件を満たした製品です。
表面のベルベット仕上げにより、高級感ある寝心地を実現しています。
はしご状のマット部分や、枕状の端部の作りが体にフィットしやすいのもポイントです。
【DOD】
ソトネノサソイ(CM1-620-TN)
4.5cmという快適性と携帯性をバランスよく兼ね備えた厚みで、非常に機能のバランスがよい製品です。
清潔に使いたい方に嬉しい丸洗い可能なシーツ、複数枚連結可能など、キャンパーの望みを網羅しています。
肌触りに優れたポリコットン生地や、肉厚のスポンジにより、もちろん寝心地は抜群です。
【DOD】
ソトネノキワミ (CM1-649-TN)
同じメーカーの「ソトネノサソイ」で備えるポイントを引き継ぎながら、10㎝の厚みにより、極上の寝心地を実現しています。
またインフレーター形式のため、膨らめるための手間が不要です。
設置をより簡単に、より包み込むような寝心地を求める方にお勧めの製品です。
【スノーピーク】
インフレーターキャンピングマット(TM-193)
自動で空気が注入されるインフレーター形式ですが、追加吹込みでさらに好みの固さに調節することができます。
収納ケースはマットのバルブに接続することで、空気を注入するための手動ポンプになる工夫がされており、別途ポンプを持参する必要がありません。
収納バッグはシーム加工により水の侵入を防いでくれるので、雨天でも水濡れの心配なく運搬が可能です。
まとめ
軽くて丈夫、運搬性に優れた製品から、冬場でも暖かく眠れる製品、厚手で寝心地に特化した製品など、キャンプスタイルによってベストな選択は変わります。
ぜひ好みのエアーマット製品を見つけた上で、キャンプでの生活・睡眠のクオリティをアップさせましょう。
耐久性が高いエアーマットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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