楽しいキャンプの醍醐味の一つは、テントで寝泊まりすることではないでしょうか。
ですがいざ寝てみると、シュラフ(寝袋)だけでは背中や腰が痛くなったり、特に冬場であれば地面から伝わる冷気で体が冷えて寝られないということも。
そんな悩みを解消するのが、エアーマットと呼ばれる空気で膨らむクッション性のあるマットで、シュラフの下に敷いて使います。
今回は、その中でも特に自動で膨らんで手間要らずな、自動膨張タイプのエアーマットをご紹介します。
目次
- 1 自動膨張タイプのキャンプエアーマットとは
- 2 自動膨張タイプのキャンプエアーマットを使うメリット
- 3 自動膨張タイプのキャンプエアーマットを使うデメリット
- 4 自動膨張タイプのキャンプエアーマットの選び方
- 5 自動膨張タイプのキャンプエアーマットおすすめ10選
- 5.1 【Naturehike】エアーマット インフレーターマット
- 5.2 【KingCamp】ダブル R値9.5インフレーターマット
- 5.3 【WAQ】キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm
- 5.4 【Coleman】キャンパーインフレーターマット シングルIII (2000032354)
- 5.5 【IFORREST】インフレーターマット 超軽量
- 5.6 【LUXCOL】インフレーターマット 8cm 枕付き
- 5.7 【Clostnature】インフレーターマット 厚さ3.8cm
- 5.8 【KingCamp】エアーマット 自動膨張 枕一体式
- 5.9 【DOD】ソトネノキワミ S M L (CM2-650-TN)
- 5.10 【VENTLAX】キャンプマット エアーマット
- 6 まとめ
自動膨張タイプのキャンプエアーマットとは
エアークッションには、手動で空気を注入するタイプと、栓を緩めると自動で空気が入って膨張するタイプの2種類があります。
自動で膨らむタイプのものは「インフレーターマット」とも呼ばれ、空気を吹き込む労力も、エアポンプ等の道具も必要ないのが魅力。
なぜ自動で膨らむのかというと、マットに内蔵されているウレタンが元の形に戻ろうとする原理を利用しているからです。
使用後は空気を抜くように小さく丸めて収納袋に入れるだけなので、時間をあまりかけたくない撤収が素早くできるのも嬉しいですね。
自動膨張タイプのキャンプエアーマットを使うメリット
手間がかからない
キャンプの設営とは、テントの他にも設置するものが多く初心者であればあるほど時間がかかるものです。
そんな中でも、自動膨張タイプのエアーマットであればバルブを緩めるだけで自動で膨らみ、完了したらバルブを締めるだけで使用可能。
膨らんだエアーマットの上にシュラフを広げれば寝床が完成するので、初心者からギアの多い上級者まで、幅広い方におすすめです。
電池や充電不要
エアーを手動で入れる商品の場合、便利に使えるのが電動のエアーポンプ。
これはバルブに差し込んでからスイッチを入れるだけなので、負担は少なく済みます。
しかし、あらかじめ充電しておくタイプや、乾電池で動くタイプのものが多く、もし忘れて現地に行ってしまうと慌てることになります。
その点、電池も充電も不要な自動膨張タイプであれば忘れる心配はありません。
寝心地抜群
通常のエアーマットは浮き輪のようなイメージで中はエアーのみですが、自動膨張タイプは中にウレタンクッションが入っているため、横になった時の体へのフィット感は圧倒的に良いです。
さらに、エアーのみのタイプは、体が沈みこむ感じがあり寝返りが打ちにくく、浮いた感じが苦手な方は快適に寝られない可能性も。
寝心地にこだわりたい方には自動膨張タイプがおすすめです。
自動膨張タイプのキャンプエアーマットを使うデメリット
収納時のコンパクトさは少し劣る
中にウレタンが入っている分、収納時もある程度の体積があります。
これは商品の厚みにもよるので、自宅の収納や車のサイズも考慮して選ぶと良いでしょう。
一概には言えませんがマット厚さが8センチを超えるものは、収納時のサイズも大きくなる傾向があります。
自動膨張タイプのキャンプエアーマットの選び方
R値
R値とは、断熱力のレベルを示す数値です。
R値が高いほど断熱性が高く、地面からの冷気を遮断してくれるので底冷えに悩まされることがありません。
大まかな目安としては、R1〜R2が夏場、R2〜R4が冬以外の3シーズン、R4〜R6がオールシーズン、R6を超えると極寒の雪中キャンプも対応可となります。
使用する季節に応じて、商品説明に記載されているR値をチェックしましょう。
マットの厚み
さまざまな厚みのものが販売されていますが、特に4cm〜10cm程度のものが多いです。
厚みがあればあるほどクッション性が増し寝心地が快適になりますが、重量感とサイズも大きくなる分、持ち運びが不便になる傾向があります。
厚みの薄いものでも、寝心地が良くなるよう工夫が凝らされた商品も登場しているので、商品説明やレビューを参考に選ぶと良いでしょう。
サイズ
大きいサイズの方がゆったり寝られて快適ではありますが、テントの寝室内に収まるサイズであるのが大前提です。
ご自身のテントのサイズをチェックしておきましょう。
また、2人用サイズのものや、複数のマットを連結できる商品もあります。
連結できるものであれば、家族構成が変わったとしても対応可能なので長期間使用できます。
収納性
広げた時の大きさだけでなく、収納時の大きさもチェックしておきましょう。
移動手段がバイクの場合、また登山等に使用する場合は特にコンパクト性を重視した方が失敗が少ないです。
バックパックに入るサイズ感のものや、軽量のものも販売されていますので状況に合わせて選んでみてください。
自動膨張タイプのキャンプエアーマットおすすめ10選
【Naturehike】
エアーマット インフレーターマット
5,000円台の高コスパ商品ながら、マットは5cmの厚みでしっかりと地面の凸凹感を軽減。
収納時はコンパクトになるので携帯性にも優れています。
サイドについたスナップボタンで複数のマットを連結することもでき、ファミリーでのキャンプにもおすすめです。
【KingCamp】
ダブル R値9.5インフレーターマット
ダブルサイズで面積広々、厚みは7.5㎝と、ベッド並みの寝心地を実現します。
最大の特徴は、断熱力を示すR値が9.5と最高水準であること。
真冬や雪中のキャンプでも、底冷えを感じずに寝られる心強い味方となってくれます。
【WAQ】
キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm
特大バルブを2個採用し、バルブを開いてからなんと3分で設営が完了するお手軽さが魅力。
ミニバンのフルフラットに合わせたサイズ感になっているので、2枚連結させればテント内だけでなく車中泊にも大活躍してくれます。
就寝時の快適性と収納時の持ち運びやすさの両立を叶える、8㎝の厚みがポイントです。
【Coleman】
キャンパーインフレーターマット シングルIII (2000032354)
言わずと知れた老舗のアウトドアメーカー、コールマンの製品だけあって、品質の良さには定評があります。
付属の収納ケースで追加の空気を注入することができ、その時の気温や気分によって硬さの調節が可能。
収納サイズは大きめなので(長さ70cm)、車移動のキャンパーの方におすすめです。
【IFORREST】
インフレーターマット 超軽量
枕とサイドの立ち上がり(アームレスト)が一体型になっているのが特徴。
包み込まれるような寝心地は、ユーザーからも高評価。
アームレストがあることにより、コットやハンモックと組み合わせた時でも寝返りによる落下を防ぎやすく、安定感が生まれます。
【LUXCOL】
インフレーターマット 8cm 枕付き
枕が一体型になっており、楽な体勢で眠ることができます。
寝返りの際にゴワゴワとした音の出にくいピーチスキン加工の素材を使用。
また、マット収納の際に空気が逆戻りするのを防ぐ「OUT」バルブ付きで収納作業をサポートします。
【Clostnature】
インフレーターマット 厚さ3.8cm
3,000円台で手に入る高コスパ商品。
マット厚さ3.8センチで携帯性に優れており、バックパックに入れることも可能なほどコンパクトになります。
コスパ重視の方、またバイクキャンパーの方にもおすすめの商品です。
【KingCamp】
エアーマット 自動膨張 枕一体式
こちらも携帯性重視の方におすすめな商品です。
マットの厚さ3cmと薄めではありますが、人工工学に基づいた設計により体圧を分散し、体への負担を軽減。
重量1.2kgと軽量かつコンパクトなタイプなので、車に載せておいていざという時に使用するのもおすすめです。
【DOD】
ソトネノキワミ S M L (CM2-650-TN)
お値段は20,000円を超えますが、その寝心地は抜群。
“外寝の極み”というだけあって、テント泊ということを忘れるほどの極上な寝心地を実現します。
丸洗い可能なシーツが付属しており、お手入れ簡単でいつでも清潔に使えるのも嬉しいポイント。
【VENTLAX】
キャンプマット エアーマット
特徴的なのは、外生地に高耐久生地(75Dポリエステル)を使用していることです。
この生地は、なんと自衛隊の野営テントにも使用されているとあって、アウトドアでのタフな使用にも耐えうる頑丈さが嬉しいですね。
360日のメーカー保証が付いているので、万が一の時でも安心です。
まとめ
膨らますのに手間のいらない、自動膨張タイプのエアーマットをご紹介しました。
テント泊が格段に快適になって、一度使うと手放せなくなること間違いなしです。
寝心地の良さはもちろん、使用する状況に合わせて断熱性、携帯性なども考慮して選んでみてくださいね。
自動膨張タイプのキャンプエアーマットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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