二次燃焼可能な焚き火台おすすめ10選!メリットやデメリットは?

近年、目にする機会が多くなった二次燃焼可能な焚き火台ですが、気になるけどなかなか購入に踏み切れない、という方も多いことでしょう。

二次燃焼が可能な焚き火台は、一般的な焚き火台に比べ個性的な構造のため、しっかりとその特徴を把握する必要があります。

焚き火台選びに失敗しないためには、メリットだけではなく、デメリットも知ることがとても大切です。

今回は二次燃焼可能な焚き火台の特徴を、メリットやデメリットと共にご紹介します。

二次燃焼可能な焚き火台とは

焚き火をすると白い煙が出て独特の匂いがありますが、この煙は薪の乾燥が不十分だったり、燃焼時に充分な酸素が足りないと発生するガスで、これを一次燃焼といいます。

二次燃焼可能な焚き火台は、この燃え切らないガスである白い煙に、高温の空気を送り込み、再び燃やすことができます。

この二次燃焼により、焚き火独特の白い煙が燃え尽くされ、煙が少なく、燃え残りの少ない美しい炎になります。

二次燃焼可能な焚き火台を使うメリット

燃焼効率が良い

二次燃焼の焚き火台は、送り込まれる空気によって非常に良く燃えます。

焚き火にありがちな、火種にも薪にもなかなか火がつかず、着火に手こずるということがありません。

現地で調達する小枝や松ぼっくりでも、スムーズに火が付き、急いでいる時や、トレッキングやハイキングの途中でも使用しやすい構造です。

煙と匂いが少ない

二次燃焼によって、燃え切らない煙が燃やされるため、一般的な焚き火台と比べ、驚くほど煙が少ないのが特徴です。

煙が少ないということは焚き火の匂いも少なく、女性のキャンパーや、焚き火の匂いが苦手な方には最もおすすめです。

煙のない焚き火は炎がとても澄んでいて、いつもの焚き火とは違った魅力があり、不思議とより自然との一体感も感じられます。

後片付けが楽

一般的な焚き火では、燃え残りや灰が大量に出てしまいますが、二次燃焼の焚き火台は強烈な温度で燃やし尽くしてしまいます。

焚き火台によっては、灰まで燃やす非常に優秀な製品もあり、後片付けもストレスがありません。

焚き火が終わった後の、この爽快感は一度体験すると病みつきになります。

環境に優しい

自然に返るのが容易なほど、サラサラの気持ち良い灰になるまで燃やすので、環境への負担が少ないのもポイントです。

わざわざ薪を買わなくとも、現地調達でその場の枝を燃やせるのも楽しく、身軽でいても何とかなるという、強い自信すら湧いてくるでしょう。

より自然を満喫したいハードなキャンパーに、是非使って欲しい焚き火台です。

災害時や非常時に役立つ

どこでもタダで手に入る、小枝や落ち葉を燃料にするため、災害や非常用に大いに役に立ちます。

場合によってはガスも灯油も使えないことがありますが、リュックの中に小さな焚き火台がひとつあるだけで、火を起こすことができ、煮炊きもできるのです。

普段は一般的な焚き火台を愛用していても、非常時のために用意しておくのは、とても安心できます。

二次燃焼可能な焚き火台を使うデメリット

薪の消費が早い

効率良く酸素を取り込み燃やしていくので、薪の消費が非常に早く、通常の2〜3倍の量の薪が必要な場合もあります。

特に冬は焚き火の時間も増えるため、1束では到底足りず、最低でも2束の薪が必要になるのが最大のデメリットです。

二次燃焼可能な焚き火台を使用するときは、充分な薪を用意しておことをおすすめします。

本格的な調理には不向き

二次燃焼の焚き火台は、薪をくべると自動的にどんどん燃えていくので、火力の調整が難しく、本格的な調理にはあまり向いていません。

簡単な湯沸かしや、汁物程度なら問題ありませんが、炊飯や火力調整が必要な調理には、バーナーや一般的な焚き火台を使う方が無難です。

ただ、炭起こしとしてはとても便利なので、バーベキューには比較的向いていますが、やはり炭の消費が早いので、特徴を理解して使用する必要があります。

焚き火を育てる楽しみがない

現在主流となる焚き火の楽しみ方は、小さな火起こしから徐々に大きな炎に育て、最後に熾火にしてゆっくり堪能することだと思います。

しかし、二次燃焼が起こると、最初から最後まで一定の強く大きな炎が続き、炎を育てるという楽しみがありません。

薪をくべる速度も早く、一般的な焚き火台に慣れていると、二次燃焼の焚き火台はかなり忙しく感じてしまうでしょう。

重量がありがさばる

二次燃焼焚き火台は、基本的に本体が二重構造になっており、コンパクトな製品でも一般的な焚き火台に比べて重量が出てしまいます。

なかには分解可能の製品もありますが、ほとんどは分解ができず、持ち運びに不便を感じてしまうのは否めません。

UL志向の方ほど、二次燃焼の焚き火台への興味が強い傾向にありますが、反比例して重量級のものが多いのは残念ではあります。

二次燃焼可能な焚き火台の選び方

使用人数で選ぶ

バックパックにさっと入れられるとてもコンパクトなものから、大人数で楽しめる、大きくダイナミックなものまで、様々なサイズが展開しています。

キャンプ場でゆっくりと楽しみたい場合は、グループキャンプなら人数に見合ったサイズを、ソロの場合でも2〜3人用の、少し大きめの製品がおすすめです。

これは一般的な焚き火台と違い、燃焼効率が非常に良いため、そこそこの大きさがないと焚き火自体を楽しむことが出来ないためです。

ソロ用のものはトレッキングやハイキングなどで、短時間で効率よく湯沸かしをしたいときには非常に便利ですが、焚き火メインの用途としては不向きです。

二次燃焼の焚き火台はこのようにとても個性的なため、この特徴を念頭におき、用途によって適切に選ぶことが大切になります。

機能で選ぶ

二次燃焼ができる、ということ最大の特徴により、余計な機能は付かないシンプル設計の焚き火台が多い印象ですが、なかには例外もあります。

本格的な調理を想定し、グリルスタンドや焼き網付属のものや、ダッチオーブンの使用にも向いている、安定性の良い製品も存在します。

もちろん、二次燃焼の性能を高めることに力を注いだ、硬派な製品も素晴らしいものです。

二次燃焼の焚き火台にどんな機能を求めるのか、用途にぴったりの焚き火台を探してみてください。

デザインで選ぶ

1〜3人用の焚き火台は丸い筒状のデザインが多く、大人数用には箱型の調理もしやすいデザインの製品がメインのようです。

二次燃焼の焚き火台は、構造上エキセントリックなデザインにするのは難しく、どちらかというと機能美の部類になります。

しかし、その潔いシンプルなデザインが非常に玄人好みで、魅力的でもあるので、一般的な焚き火台と同じように、デザインで選ぶのも楽しめることでしょう。

二次燃焼可能な焚き火台おすすめ10選

【Solo Stove】
ソロストーブ キャンプファイヤー

引用:Amazon

二次燃焼のネイチャーストーブといえばこちらの焚き火台を思い浮かべるほど定番の製品です。

様々なサイズ展開がありますが、キャンプファイヤーは2〜3人での使用にピッタリ。

シンプルなワンピース構造で、継ぎ目がないので耐久性に非常に優れています。

ダイナミックなキャンプスタイルが好きなら特におすすめです。

【Solo Stove】
ソロストーブライト+ポット900

引用:Amazon

こちらは900mlのポットがセットになった、ツーリングやハイキングなどにピッタリのソロ用焚き火台。

ポットと焚き火台がスタッキング可能で、非常にコンパクトに持ち運べます。

キャンプ場で薪を燃やしても良いですが、こちらのタイプの醍醐味は落ちている小枝や松ぼっくりなどを現地で拾って燃やすこと。

二次燃焼で、サラサラの灰になるまで燃やし尽くし、後片付けも楽ちんです。

【Rigalle Mercury】
焚き火台 2次燃焼

引用:Amazon

1〜2人での使用にピッタリの、日本のブランドのシンプルな焚き火台です。

飾り気のない硬派なデザインで、無骨なキャンプスタイルにとてもよく合います。

軽量コンパクトなのでツーリングなどにもおすすめ。

丸い筒形の焚き火台は炭起こしにも向いていて、専用の五徳や網をセットすれば、すぐにバーベキューを楽しむことができ、とても便利です。

【huanbush】
焚き火台 コンパクト

引用:Amazon

わずか270gの超軽量コンパクトで、フラットなA4サイズに収納できる、携帯に非常に便利な焚き火台です。

組み立ても簡単で、バックパックでのキャンプやツーリングなど、体力を消耗後の設営でもストレスがありません。

デザインも洗練されていてとてもおしゃれなので、スタイルにこだわる方にもおすすめです。

【ignstek】
キャンプストーブ 小型

引用:Amazon

コスパ抜群のソロ用焚き火台で、登山やハイキングなどでお湯を沸かすのに重宝する小型サイズです。

何より、お手頃価格で手に取りやすいので、二次燃焼の焚き火台に興味がある方や、災害用に用意しておきたい時に助かります。

燃焼効率が良いのでほとんど燃やし尽くしますが、わずかに残った灰は自然に返るので、環境問題に関心がある方にもおすすめです。

【mont-bell】
フォールディング ファイヤーピット

引用:Amazon

登山用品の老舗、モンベルの大人数用の焚き火台は、箱型の長方形で大きな薪もすっぽり入り、薪割りの必要がありません。

独自の二重深型構造で、火力が最後まで持続し灰や燃え残りが非常に少ないので、後片付けも楽ちんです。

煙がとても少ないので、焚き火の匂いが苦手な方にもおすすめ。

【Winnerwell】
ウィンナーウェル 二次燃焼型焚き火台

引用:Amazon

スタイリッシュで高品質な薪ストーブが有名なウィンナーウェルの本格的な焚き火台。

正方形に近い箱型の形で、高さの調節ができるグリルフレームと二種類の網が付属し、調理もしやすいデザインです。

2〜4人での使用にピッタリで、おしゃれなキャンプサイトにとてもよく映えます。

重量があるので、車での移動が可能な方におすすめです。

【Solotour】
焚火台 二次燃焼

引用:Amazon

45×45cmとかなり大型で、大人数のグループキャンプやファミリーキャンプにおすすめ。

大きな薪をそのままくべることができ、広い五徳が付属しているので、料理にも使いやすい製品です。

耐荷重20kgと非常に頑丈で安定性もよく、ダッチオーブン調理にも向いています。

【shinmond】
焚き火台 ウッドストーブ(RBHW0002fhtTY)

引用:Amazon

焼き網はもちろん、トングやファイヤフック、防火シートに手袋までセットになった、コスパの良い焚き火台。

2〜4人用のちょうど良いサイズで、透かし彫りから覗く炎がとても美しくおしゃれです。

熱変形にも強く、耐荷重40kgと安定感は超抜群で、ダッチオーブン料理にも安心して使用できます。

設営は組み立て式で、ステンレス板を五角形に組み立てるので、収納時にはコンパクトに持ち運ぶことができます。

【DOD】
ぷちもえファイヤー(Q1-760-SL)

引用:Amazon

コスパがよくユニークな製品を展開するDODのかわいらしい製品で、国語辞典と同じサイズで非常にコンパクトなので、持ち運びもにも向いています。

専用の五徳が付属しているので、フライパンや鍋での簡単な調理も可能。

お馴染みのウサギマークがポイントの、女子キャンパーにもおすすめの焚き火台です。

まとめ

通好みの二次燃焼可能な焚き火台ですが、製品の個性や特徴を知り、使いこなせるようになると、これほど魅力的な焚き火台は無いと感じることと思います。

是非、今回の記事を二次燃焼可能な焚き火台選びの、参考にしてみてくださいね。

紹介アイテム一覧

二次燃焼可能な焚き火台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

Solo Stove
ソロストーブ キャンプファイヤー
Solo Stove
ソロストーブライト+ポット900
Rigalle Mercury
焚き火台 2次燃焼
huanbush
焚き火台 コンパクト
ignstek
キャンプストーブ 小型
mont-bell
フォールディング ファイヤーピット
Winnerwell
ウィンナーウェル 二次燃焼型焚き火台
Solotour
焚火台 二次燃焼
shinmond
焚き火台 ウッドストーブ(RBHW0002fhtTY)
DOD
ぷちもえファイヤー(Q1-760-SL)