直火禁止のキャンプ場が増えてきた近年においては、焚き火を楽しみたい人にとって、焚き火台は必須アイテムの一つとなってきました。
とはいえ荷物の準備から器具の設営、撤収作業など、何かとやることの多いのがキャンプ。
焚き火台もコンパクトで使いやすい物にして、器具に対しての時間と労力を減らしたいという方も多いと思います。
そんな方に向けて今回は、持ち運びしやすいコンパクトで使いやすい、焚き火台を10選ご紹介します。
持ち運びやすい焚き火台を使うメリット
移動手段を選ばない
複数人向けの焚き火台の場合、収納サイズが大きく重量もあるため、移動手段が車などに限られてしまいます。
一方で持ち運びしやすい焚き火台は、軽量かつコンパクトな物が多いので、バイクや徒歩でのキャンプでも持っていくことが可能です。
移動手段を気にせず気軽に持ち運びできるので、荷造りで悩む必要もなくなります。
使い勝手が良い
重量が軽くサイズもコンパクトなおかげで、荷造りや積み込み作業が複数人向けの焚き火台と比べて楽です。
また、持ち運びしやすい焚き火台は、簡単に組み立てできるよう設計されている物が多く、初心者でも安心して使用できます。
サイズが小さく洗う箇所が少ないため、短い時間で器具の掃除が済ませられるのも嬉しいポイント。
安価で手に入る
持ち運びしやすい焚き火台はサイズが小さく、複数人向けの焚き火台よりも安価な価格になっている物が多いです。
そのため、焚き火初心者の方でも手軽に始めることができます。
また、他の焚き火台を試してみたい場合も、安価なため手が出しやすいです。
もし焚き火台選びに失敗した場合でも、財布へのダメージも少なく済みます。
持ち運びやすい焚き火台を使うデメリット
複数人のキャンプには向いていない
焚き火台のサイズが小さく、薪を入れるスペースが狭いため、複数人の場合は暖を取るにも火力が足りません。
また、調理向けの焚き火台の場合、五徳や網の大きさが小さいため、複数人向けの調理器具に対応しきれないデメリットもあります。
耐荷重性についても高くないので、ダッチオーブンなどの重い器具の使用には注意が必要です。
薪を細かく切る必要がある
キャンプ場の薪の長さは30cmから40cmの物が多く、持ち運びしやすい焚き火台の場合、薪が入らない可能性があります。
そのため、斧やナイフなどで薪を焚き火台に合わせて切る必要があり、薪の量によってはかなりの時間と労力を有します。
薪を切る作業をしたくない場合は、焚き火台の幅が30cm以上ある物を選ぶようにしましょう。
強風だと焚き火台が倒れる
重量が軽いため、強風だと焚き火台が簡単に倒れてしまいがちです。
そのため、悪天候の場合は注意が必要になります。
特に焚き火中に倒れてしまうと、火の粉がテントに付いて火災が起きる可能性もあり大変危険です。
強風時は焚き火台が飛ばないように工夫する、もしくは焚き火自体を行わないようにするなど、対策をするようにしましょう。
持ち運びやすい焚き火台の選び方
重量とサイズを確認する
持ち運びしやすい焚き火台とはいえ、重量やサイズの幅は商品によって大きく変わってきます。
自分のキャンプスタイルに合う焚き火台を選ぶためにも、許容できる重量とサイズを確認しておきましょう。
車やバイク移動の場合、重量はそこまで気になりませんが、徒歩や電車移動では、
多少の重さの違いでも負担が変わってきます。
特に登山の場合は、より重さが顕著に感じるため、なるべく軽い焚き火台が良いです。
徒歩や電車移動なら1kg以下の焚き火台がオススメ。
また、薪を切る手間を省きたい場合は、組み立てた時の幅が30cm以上ある焚き火台を選ぶようにしましょう。
調理も可能か確認する
焚き火台を使って調理も行う場合、薪を補給しやすいか、風防や五徳があるかなどが重要になります。
持ち運びしやすい焚き火台は、コンパクトさを重視する関係で、焚き火のみに特化した商品も多いです。
焚き火のみに特化している場合、五徳がなかったり、風防が浅く火が安定しなかったりするため、調理にあまり適しません。
調理も可能な焚き火台は、五徳があるのはもちろん、薪の補給がしやすい設計にもなっているので、その辺りも購入する際はチェックしておきましょう。
また、持ち運びしやすい焚き火台は、耐荷重性が低い傾向にあります。
重い調理器具を乗せる場合などは、耐荷重も踏まえて選ぶようにしましょう。
予算を確認する
焚き火台は使用されている素材によって、値段が大きく変わってきます。
そのため、焚火台にどれだけの予算を出せるか確認することが非常に大切。
軽くて丈夫でサビにくい焚き火台が欲しい場合は、チタン製の物を選ぶ必要があり、値段も高価になりやすいです。
ステンレス製の焚き火台は、チタン製より安価なうえサビにくいですが、重量が重いといったデメリットがあります。
それぞれのメリット、デメリットを踏まえて、自分の予算内に収まる理想の焚き火台を選びましょう。
持ち運びやすい焚き火台おすすめ10選
【YOLER】
焚き火台(YR-FS003)
折りたたみ式の支柱とメッシュを組み合わせた焚き火台で、組み立てから片付けまでストレスなく行えます。
素材が高品質のステンレスのためサビにくく、耐熱性も高いため腐食もしにくいです。
メッシュ部分も広いため、そのまま薪を燃やすことができます。
重量も640gと軽量なうえ、値段も安価で手が出しやすいのもポイントです。
【CARBABY】
ファイアスタンド
フレームを広げてメッシュの台を付けるだけで設置ができるため、組み立てが非常に簡単。
トライポッドを立てて鍋を吊るせば、調理することも可能です。
耐荷重についても5kgあり、安定性もあるため重い薪でも問題ありません。
値段も安価なうえ、軽量かつコンパクトなサイズなので、気軽に持っていくことができます。
【RmeteGlobal】
焚火コンロ 折りたたみ(CS-01)
折りたたみ式の四角形の焚き火台で、五徳や網を取り付けることができるため、焚き火だけでなく調理も可能です。
収納時の大きさはB5サイズとコンパクトなサイズ。
薪の補給は網をずらさず行えるため、手間なく調理をすることができます。
幅は200mmと少し狭いため、薪割りから楽しみたい方や小枝などで焚き火をする方にオススメです。
【TOMSHOO】
チタン ウッドストーブ
本体の大きさがわずか16cmと、ポケットにも入るほどのコンパクトさ。
重量もわずか200g程度と非常に軽量で、体力を使う登山でも気軽に持ち運べます。
また、コンパクトながら五徳もついているため、お湯を沸かしたり調理することも可能。
素材はチタンを採用しており、耐久性も抜群のため、長く使っていくことができます。
【Coleman】
ファイアーディスクソロ(2000037404)
取り出してからわずか3秒で設置できるほど、設営が簡単に行えるディスク型の焚き火台。
幅が30cmと広めの設計になっているため、大きい薪もそのまま入れられます。
さらに網も設置することができるため、調理用としても使用可能。
耐荷重も25kgまで対応しており、ダッチオーブンなどの重い調理器具にも対応できます。
【CAMPING MOON】
B4型 ソログリル(SOLO-202)
薪を乗せる場所が広く深いため、キャンプ場の薪でもそのまま載せることができます。
メッシュのおかげで風通しがよく、しっかり燃焼することが可能。
また、五徳が付いているおかげで、焚き火だけでなく調理にも使用することができ、機能面でも優れています。
灰の片付けもしやすく、片付けが手間なく行えるところも魅力的なところ。
【TokyoCamp】
焚火台
横に広い焚き火台で安定性も抜群のため、太い薪でも安定して燃やすことができます。
薪を一方向に置く形状のおかげで、空気の通りが良く火のつきが良いのもポイント。
収納時の大きさはA4サイズなうえ、重量も985gと持ち運びしやすい重さに収まっています。
オプションで網なども豊富に用意されているため、調理に使うことも可能です。
【DOD】
ライダーズファイアクレードル(FT1-477)
バイクツーリング向けに開発された焚き火台で、手のひらサイズのコンパクトさと軽量さを備えており、携帯性が抜群です。
三脚にはフックが付いており、鍋などを吊せば調理することも可能。
縦長のつくりなので、バイク用のキャンプサイトでも省スペースで焚き火が行えます。
見た目もカッコよく、キャンプの雰囲気をより高めてくれる焚火台です。
【KVASS】
バーベキューコンロ(81063112)
組み立てと収納が瞬時でできるため、設営の手間を大幅に減らすことができます。
メンテナンス性が高く、本体も分解も可能なので掃除やお手入れも非常にやりやすいです。
風防もしっかりとしているうえ燃焼効率も高いため、安定して火力を出せます。
ただし、1.9kgと重量があるので、重さが気にならない車でのキャンプにオススメです。
【DOD】
ぷちもえファイヤー
二次燃焼を起こす設計となっており、煙が少ないところが特徴。
燃焼効率が良いため燃えカスも少なく済みます。
サイズも国語辞典程の大きさとコンパクトなため、ソロキャンプやバイクでのキャンプにも持っていきやすいです。
また、小さいですが五徳もついており、お湯などを沸かすことも可能。
焚き火の炎をしっかりと楽しみたい方にオススメです。
まとめ
持ち運びしやすい焚き火台は、安価で使い勝手の良い物が多いため、気軽に焚き火を楽しみことができます。
ただ反面、複数人でのキャンプに対してはあまり向いていないため、人数に応じて使い分けるようにしましょう。
持ち運びやすい焚き火台の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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