焚き火台用の網おすすめ10選!メリットやデメリットは?

キャンプと聞くと、どんな光景を思い浮かべますか?

周囲が少しずつ暗くなる中、友人や家族と焚き火を囲み、火のゆらめきを眺めながらバーベキューを楽しむシーンを思い浮かべる方は多いと思います。

そのバーベキューに使用する焚き火台と網ですが、焚き火台にはこだわっていても、網についてはあまり意識したことのない、という方は多いのではないでしょうか。

網は見た目以外の違いが分かりにくく、なにを基準に選べばいいのか難しいギアの一つです。

今回は、焚き火台用の網を使うことのメリット・デメリットをお伝えし、おすすめの網10選を、選び方をふまえてご紹介します。

焚き火台用の網を使うメリット

焼いた食材がおいしく仕上がる

焚き火と網で焼いた肉や魚は、フライパンで焼く場合よりも、外はパリッと中はジューシーに仕上がります。

これは網が余分な水分や油を落とし、炭火が発する遠赤外線が、効率よく食材に火を通してくれるからです。

遠赤外線には物に当たるとそこで熱を発する性質があり、食材の表面を短時間で効率よく加熱できます。

みんなで一緒に焚き火を楽しめる

キャンプで調理をするときに、コンロを使用する方も多いと思います。

しかし、みんなで一緒に調理や焚き火を楽しみたい、という方には焚き火台での調理がおすすめです。

コンロでの調理では、調理をする人が焚き火から離れた場所で調理にかかりきりになってしまい、せっかくのキャンプなのにみんなで楽しむことができない、ということが起こります。

しかし、焚き火台で調理をすれば、談笑しながらみんなで調理できるので、全員で焚き火を囲んで楽しむことができます。

後片付けを簡単に済ませられる

キャンプでは、後片付けをいかに簡単に済ませられるかがひとつのポイントになります。

なべやフライパンを使い、凝った料理を作るのもいいですが、食事のあとに炊事場まで運んで洗うのは想像以上に大変な作業です。

網の手入れも手間がかかると思われがちですが、汚れをしっかりと焼き切ることで落としやすくなり、簡単にきれいにできます。

焚き火台用の網を使うデメリット

慣れるまでは火力の調整がむずかしい

焚き火の火力調整に慣れていないと、火力が強すぎて食材が焦げてしまったり、逆に火力が弱すぎて食材に火が通らない場合があります。

調理には、炎は上がらず薪や炭の芯が真っ赤に燃えている、熾火(おきび)と呼ばれる状態が適しています。

薪や炭を炎を上げて燃焼させた後、炎が落ち着くまで待ち、熾火の状態になってから調理を始めるようにしましょう。

焚き火台用の網の選び方

素材の種類と選び方

焚き火台用の網に使用されている素材は、大きく鉄(スチール)とステンレスの2種類に分かれます。

鉄製の網は、熱伝導率が高いため、焚き火台にのせてからすぐに調理を始めることができます。

また、安価な製品が多いため、気軽に新しいものに交換できる点がメリットです。

一方で、ステンレス製に比べてサビやすいため、洗った後はすぐに水分を拭き取って乾燥させる必要があり、手入れに手間がかかります。

ステンレス製の網は、鉄製に比べてサビにくく丈夫なため、手入れの手間をかけずに長く使用可能です。

鉄製に比べて価格が高いことがデメリットとしてあげられますが、長く使うことを考えるとコイスパは良い素材といえます。

定期的に新しいものに交換したい場合は、安価な鉄製を選び、手入れの手間を省きつつ同じものを長く使用したいという場合は、ステンレス製を選ぶことをおすすめします。

形状の種類と選び方

形状は、シンプルな網のみのタイプ、持ち手つきのタイプ、足つきのタイプの大きく3種類に分かれます。

シンプルな網のみのタイプは、持ち手や足がついていないためかさばらず、コンパクトに収納することができます。

また、様々なメーカーが取り扱っているためサイズ展開が豊富で、求めているサイズを入手しやすい点がメリットです。

一方で持ち手つきのタイプは、フライパンなどと同じ感覚で使用でき、調理後の移動が容易な点で優れています。

比較的小さめのサイズが多いため、ソロやデュオなどの少人数キャンプにおすすめです。

足つきタイプは、足がついている分だけ網を高い位置にセットできるため、コンロなど火元が近い場合に、火からの距離をとるのに向いています。

サイズの選び方

網には大小様々なサイズがありますが、お持ちの焚き火台に合うサイズ、または多少大きいサイズのものを選ぶのがおすすめです。

網のサイズが焚き火台に比べて大きすぎると、手や調理器具などがぶつかりやすく、網や食材が焚き火台の上から落下してしまう原因になります。

また、小さすぎる場合にはそもそも焚き火台に乗せられなかったり、不安定になってしまったりと使い勝手が悪くなります。

焚き火台よりも多少大きいサイズの場合では、網のふち近くに食材をおけば、食材を火から離して休ませることが可能です。

そのため、のんびり食事を楽しみたいときにもおすすめです。

焚き火台用の網おすすめ10選

【ユニフレーム】
ファイアグリル用 焼き網(721711)

ファミリーキャンパーの間で愛用者が多い人気の焚き火台で、ファイアグリルの専用焼き網になります。

素材は鉄ですが、表面にクロームメッキを施されているためサビに強く、また線が太いため耐久性にも優れていて、長く使用することができます。

サイズは約35×35cmと3〜4人で使いやすい大きさなので、ファミリーで囲んで使用する際におすすめです。

【ユニフレーム】
薪グリル ブリッジ(682913)

引用:Amazon

こちらのアイテムは耐久性に優れたオールステンレス製なので、多少重みのある鍋なども乗せることができます。

さらに、別売りのユニセラ鉄板を乗せることで、網焼きと鉄板焼きを同時に楽しむことが可能になります。

約45×18.2cmの細長いデザインなので、多少はみ出す恐れはありますが他の焚き火台にも乗せることができます。

焚き火台の上に乗せた状態でも横から薪の調整が可能なため、火の調整のために網を動かすのが面倒だと感じる方にもおすすめです。

【キャプテンスタッグ】
BBQ アメリカングリル ストレートアミ(UG-2024)

引用:Amazon

直径約41cmと大きめな作りのため、他メーカーの円形の焚き火台にも合わせやすく、複数人でも囲みやすいデザインになっています。

また、網の一部が開けられるため、網を乗せたままでも薪や炭の補充を行うことができ、わざわざ網を持ち上げる必要がありません。

素材は鉄ですが、ストレートアミなので洗いやすく手入れがしやすい点もおすすめのポイントです。

【キャプテンスタッグ】
グレービー バーベキューアミ(M-6597)

引用:Amazon

安価で豊富なサイズが展開されている点が魅力の商品です。

最も小さい9号で約26.5×20.5cm、最も大きい1号は約90×60cmと、少人数から大人数まで幅広く対応しています。

また、四角だけでなく丸型もあり、自身の焚き火台に合うサイズを選びやすくなっています。

鉄製のため手入れには多少手間がかかりますが、求めやすい価格のため定期的に買い替えたい方、色々なサイズを試してみたい方におすすめです。

【キャプテンスタッグ】
炭焼一番(M-6577)

引用:Amazon

鉄製の焼き網が10枚セットになっていて、安価に購入することが可能です。

耐久性は高くありませんが、焼き網の手入れが面倒で、使うたびに新しいものに交換したいという方におすすめです。

正方形のタイプも扱われているため、焚き火台の形状に合わせてお選びいただけます。

【遠藤商事】
業務用焼物網・タフロス(DTH-04)

引用:Amazon

持ち手が付いているのと、波型の縦線・横線を交互にハメ合わせた作りのため、ズレにくく強度が高くなっている点がメリットです。

鉄素材のため熱の通りがよく、使い勝手の良さで選びたい方におすすめの逸品になります。

また、サイズ展開は約24×21cmの小ぶりなものから約70×40cmの大型まで豊富に用意されています。

【遠藤商事】
角焼網・タフカク(DTH-07)

引用:Amazon

サイズ展開は、ソロキャンプで使いやすい小さめサイズから、ファミリーキャンプにおすすめのサイズまで、5つのサイズから選択できます。

網目が10mmと細かく、すき間から食材が落ちにくいため、小さい食材にも使用可能です。

また、タフマルという円形タイプもラインナップされているため、焚き火台の形状によって、適したものを選ぶことができます。

【エムテートリマツ】
ステンレス極太線丸焼網(036409-030)

引用:Amazon

やや重量はありますが、その分頑丈な作りになっているため、多少雑に使用しても変形の心配がありません。

洗いやすく、使用後の手入れもしやすいため、買い替えずに長く使いたいという方におすすめしたいアイテムです。

【ロゴス】
ピラミッドSPネット(81064007)

引用:Amazon

長方形の網が2枚セットになっていて、2枚合わせると正方形になるデザインです。

1枚使用の場合、半面で調理しながらもう半面で薪の継ぎ足しなどの火力調整を行うことができます。

2枚使えば全面で調理できるため、場面に合わせて使い分けることができるのが魅力です。

Mサイズ、Lサイズ、XLサイズの3サイズから焚き火台にあったサイズを選択できます。

【キャンピングムーン】
ピラミッド型グリル FDステンレスネット(FD-35W)

引用:Amazon

両サイドについた足が、調理に合わせて2段階で高さを調整することを可能にしています。

ステンレス製で高い強度を誇るため、小型のダッチオーブンを乗せて調理することもでき、汎用性に優れます。

また、網の中央で半分に折りたたむことができ、コンパクトに収納できる点も魅力です。

まとめ

焚き火台と網を使うことによって、より美味しく楽しくバーベキューを満喫できる、ということがお分かりいただけたと思います。

今回ご紹介した選び方を参考に、ご自身の用途・焚き火台に合った網を選んで楽しいキャンプライフをお送りください。

紹介アイテム一覧

焚き火台用の網の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

ユニフレーム
ファイアグリル用 焼き網(721711)
ユニフレーム
薪グリル ブリッジ(682913)
キャプテンスタッグ
BBQ アメリカングリル ストレートアミ(UG-2024)
キャプテンスタッグ
グレービー バーベキューアミ(M-6597)
キャプテンスタッグ
炭焼一番(M-6577)
遠藤商事
業務用焼物網・タフロス(DTH-04)
遠藤商事
角焼網・タフカク(DTH-07)
エムテートリマツ
ステンレス極太線丸焼網(036409-030)
ロゴス
ピラミッドSPネット(81064007)
キャンピングムーン
ピラミッド型グリル FDステンレスネット(FD-35W)