スイング中のクラブに触れる唯一のパーツであるグリップは、自分の好みに合うものを使いたいものです。
強すぎず弱すぎない適度の強さでグリップを握ることができれば、コックを上手く使うことができ、飛距離や方向性を向上させることができます。
そこで今回は、プロゴルファーも使用する最強のゴルフグリップおすすめ14選と、選び方やメリット・デメリットについてご紹介します。
最後までご覧いただき、選ぶときの参考にしてください。
目次
- 1 最強のゴルフグリップを使うメリット
- 2 最強のゴルフグリップを使うデメリット
- 3 最強のゴルフグリップの選び方
- 4 最強のゴルフグリップおすすめ14選
- 4.1 【イオミック】Xグリップ ハードフィーリング
- 4.2 【イオミック】iX touch 2.0 バックライン無
- 4.3 【ゴルフプライド】マルチコンパウンド MCC TEAMS NEWDECADE
- 4.4 【ゴルフプライド】GP Zコード・アライン(GRXS)
- 4.5 【ゴルフプライド】ツアーベルベット・ラバー360
- 4.6 【ゴルフプライド】ツアーベルベットラバーVTM60 (VTM)
- 4.7 【イオミック】ステッキー・オーパス・バイカラー 1.8
- 4.8 【イオミック】ステッキー・オーパス3 2.3 (Art Grip Series)
- 4.9 【ツアージー】ツアージージェイスペック ハーフコードメンズ バックライン無 (TGJSPEC-R)
- 4.10 【パルマックス】ツアーウェーブ
- 4.11 【STM】S-1(252)
- 4.12 【ムジーク】ドライコンパウンドラバー レベル4
- 4.13 【エリート】ツアードミネーター TD50C
- 4.14 【パーフェクトプロ】Xホールド ブラック コード
最強のゴルフグリップを使うメリット
「最強のグリップ」はゴルファーによって異なりますが、グリップをしっかり握っていられることが前提となります。
その上で、余分な力を加えることなく、手首・腕・肩などがリラックスした状態で動かせることが最強と言えます。
ただし、ゴルフは快適な状態でのラウンドばかりではないため、雨や汗で滑るときでも同じような力で握れることが必要です。
加えて、すぐに劣化しない耐久性を備えていることも最強の条件となります。
グリップ交換の頻度が早いとコストが嵩み、アマチュアのなかには痛い出費と感じる場合もあります。
無駄に力を使わずに握れることで飛距離や方向性は向上し、耐久性を備えていると言うことはコスパにおいてのメリットです。
最強のゴルフグリップを使うデメリット
「最強=スコア」とした場合、プロ使用モデルが最強グリップと言えますが、それがアマチュアに合うかは評価の分かれるところです。
プロのヘッドスピードは50m/s以上であるのに対して、アマチュアは40m/s前後が一般的です。
インパクトでの衝撃を吸収するための性能は、プロのような強振による衝撃を防ぐためのものと考えられます。
そのため必要としない性能を備えていてもメリットを感じることなく、なかには特殊性能による価格高でコスパが悪い場合もあります。
さらにフィット感に優れたソフトフィーリングの多くは、劣化速度が早くなるため交換サイクルが短く費用面でデメリットです。
最強のゴルフグリップの選び方
ソフトフィーリングで選ぶ
リラックスした状態でグリップを握ることで、手首・腕・肩などをスムーズに動かすことができます。
ヘッドを上下に揺すれる程度のリラックスした状態で、ヘッド方向から引っ張っても抜けない程度の握力が理想です。
雨や汗などで濡れた状態でも、同じような力で握ることができるのがソフトフィーリングを備えたグリップです。
余分な力を必要としないことで、スムーズにスイングができるようになり、再現性の高いショットが可能となります。
ハードフィーリングで選ぶ
グリップをしっかり握る意識がなくても、プレッシャーのかかる場面では強く握るものです。
材質にもよりますが強く握ることで劣化が進み、グリップ交換のサイクルが短かくなる可能性があります。
また、強振ゴルファーはインパクトの衝撃に負けないよう、しっかりホールドできる硬めのタイプ、もしくはコード入りがおすすめです。
さらにダウンブローで地面に打ち込むスタイルも、ヘッドが抜けれるようハードフィーリングがおすすめです。
バックラインの有無で選ぶ
アドレスで躊躇なくスクエアにセットをしたい人には、グリップの裏側に突起を作るバックライン有がおすすめです。
また、バックライン有はグリップ交換時にグリップがよれにくいことから、自分でも簡単に交換できます。
一方で可変スリーブを使用している人や、フェース角を変えてスライス等を防止する人にはバックライン無がおすすめです。
また、フェースを開いて使うアイアン等は、バックライン無の方が扱いやすさが感じられます。
メーカーで選ぶ
グリップはクラブと異なり、最新テクノロジーを搭載したニューモデルが最良と評価されているわけではありません。
一流メーカーのなかには、10年に1度ニューモデルを発表するところもあるほど販売スパンの長いアイテムです。
そのため見切り販売やセール販売になることは少なく、価格変動の少ないアイテムと言えます。
また、一流メーカーは販売量が多いため価格が安く、小さなメーカーは生産コストが加算され高めの価格帯となっています。
価格帯で選ぶ
「安かろう悪かろう」がなく品質が安定しているのが、交換用グリップの特徴と言えます。
仮に品質の劣る品があったとしても、クラフトマンのいる専門店や販売店はその低品質の品を扱うことがないのが一般的です。
トッププロが使用する低価格モデルもあれば、契約プロ専用に作られた高額モデルもあります。
自分に合うグリップが分からないときは安価なモデルを選び、相性が良くなければ次の機会に違うグリップを選ぶことをおすすめします。
最強のゴルフグリップおすすめ14選
【イオミック】
Xグリップ ハードフィーリング
Xグリップのハードフィーリングタイプは、松山英樹プロが2021年のマスターズトーナメントで優勝したときに使用していた限定モデルです。
既存のXグリップよりも+5度硬めに設定した、しっかり握りたい人におすすめのグリップです。
世界最高の選手が集う試合の制覇に貢献したモデルですから、まさに最強のグリップと言えます。
素材 | エラストマー(樹脂) |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 50±2 |
【イオミック】
iX touch 2.0 バックライン無
2022年ツアーでアマとして2勝を挙げ、2023年は学生プロとして賞金ランク2位を修めた蝉川泰果プロの使用グリップです。
2023年のツアー期間中にラバータイプからエラストマーに変更し、その後優勝を飾った記念すべきモデルと言えます。
消しゴムを握った硬度と同等で、左手部分を二重構造にした適度な硬さに魅力のあるモデルです。
素材 | エラストマー(樹脂) |
---|---|
カラー(色) | 5 |
重量(g) | 48±2 |
【ゴルフプライド】
マルチコンパウンド MCC TEAMS NEWDECADE
デビュー前から男子トーナメントをけん引してきた、石川遼プロ使用のバックラインなしタイプのグリップです。
左手部分にはしっかり握れるコード入りタイプで、右手部分はねじれを抑えられるラバータイプを採用したモデルです。
全面にざらつく質感があり、さらにコード部分もあることから、汗や雨による滑りを防ぐことができます。
素材 | 合成ゴム+コード |
---|---|
カラー(色) | 15 |
重量(g) | 52 |
【ゴルフプライド】
GP Zコード・アライン(GRXS)
2023年にプロデビューを果たし、初年度で3勝を挙げた中島圭太プロ使用のラバーグリップです。
雨や汗による滑りに強いコード入りのZグリップに、毎回同じ握りができるALIGN(アライン)テクノロジーを搭載モデルです。
また、新開発のラバーフォーミュラーを搭載したモデルなので、握ったときのフィーリングの良さが実感できます。
素材 | 合成ゴム+コード |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 51 |
【ゴルフプライド】
ツアーベルベット・ラバー360
道具に対するこだわりの強さで有名な、岩田寛プロや金谷拓実プロが使用しているベルベットラバーグリップです。
ゴルフプライドにおいてスィングライトと双璧をなすモデルであり、可変式クラブに対応できる汎用性も備えています。
また、ソフトフィーリングでありながらも、耐久性を備えているコスパの良さでも人気のモデルです。
素材 | 合成ゴム+コード |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 50 |
【ゴルフプライド】
ツアーベルベットラバーVTM60 (VTM)
2023年は2勝挙げ、通算優勝回数9勝、6シーズン連続優勝数を更新中の最強ゴルファー今平周吾プロが使用しているグリップです。
世界中のプロが使用するツアーベルベットのなかでも、VTMグリップは滑りにくさに定評があります。
高品質なブレンドラバーとコンピュータによる表面パターン設計で、滑りにくさを実現したモデルです。
素材 | 合成ゴム |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 50 |
【イオミック】
ステッキー・オーパス・バイカラー 1.8
2020年から米国ツアーに本格参戦している、プロ界人気度NO1の渋野日向子プロが使用している、男女兼用モデルのグリップです。
衝撃吸収材が合成されていることから、故障の原因とされるインパクトの衝撃を軽減することができます。
また、強く握らなくてもしっかりホールドできる高い密着性とソフトな質感が魅力のモデルでもあります。
素材 | IOMAX エラストマー(樹脂) |
---|---|
カラー(色) | 4 |
重量(g) | 48±2 |
【イオミック】
ステッキー・オーパス3 2.3 (Art Grip Series)
2021年に国内メジャーを制覇し、2022年には史上初の3日間ノーボギー優勝、国内メジャー2連覇を果たした勝みなみプロ使用のグリップです。
ソフトな質感と滑らないグリップ力に特徴があり、バックライン有と無が用意されています。
男女兼用タイプですが、カラー6色から選べるので、老若男女を問わず活用できる人気モデルです。
素材 | IOMAX エラストマー(樹脂) |
---|---|
カラー(色) | 6 |
重量(g) | 50±2 |
【ツアージー】
ツアージージェイスペック ハーフコードメンズ バックライン無 (TGJSPEC-R)
「TOUR G(ツアージー)」はジャンボ尾崎プロのブランドであり、現行ではジャンボ軍団の原英莉花プロが使用しているモデルでもあります。
汗や雨による滑りを防ぐことができる、ラバーの後部にコードを入れた全天候型のハイブリッドグリップです。
しっかり握ることで当たり負けしたくない、強振ゴルファーに最適なモデルと言えます。
素材 | 合成ゴム+コード |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 50±1.5 |
【パルマックス】
ツアーウェーブ
個性的なメークとファッションで注目を集め、その後米国ツアーにも参戦した河本結プロが使用しているグリップです。
天然ゴムによるフィット感の良さと高い耐久性から、カラーを選べないほど人気のあるモデルでもあります。
また、高い衝撃吸収性能を備えていながらも、ラバー特有のグローブへの色移りが少ないモデルでもあります。
素材 | 天然ゴム(ABラバー)+コード |
---|---|
カラー(色) | 8 |
重量(g) | 45 |
【STM】
S-1(252)
STMは国内メーカーであることから、吉本ひかるプロや安田 祐香プロなど、国内プロが使用しているグリップです。
雨や汗で濡れたときでも、グリップをタオルで拭くと乾いているときと同じ感覚でスイングができるモデルです。
また、内側が硬くて外側が柔らかい、2重構造のエラストマー樹脂を使用したことで、ねじれを解消できます。
素材 | エラストマー樹脂 |
---|---|
カラー(色) | 6 |
重量(g) | 46±1 |
【ムジーク】
ドライコンパウンドラバー レベル4
雨や汗などの濡れによる滑りがなく、また浸透することもないため、常に快適な状態でしっかり握れるラバーグリップです。
グリップエンドから中間までは硬めの質感で、中間から先端部までは軟らかい質感に特徴のあるモデルでもあります。
また好みに合わせてカラーやデザイン選べる、おしゃれ感も備えたアイテムでもあります。
素材 | 天然ゴム+ドライコンパウンドラバー |
---|---|
カラー(色) | 6 |
重量(g) | 50 |
【エリート】
ツアードミネーター TD50C
濡れたとときこそ力を発揮する、雨や汗に強い特殊合成ゴム素材を採用した、グリップエンド一体型のモデルです。
独自のハニカム溝によって、濡れるとグリップ力がアップすると言う特性を備えています。
躊躇なくスクエアに構えられるバックライン有タイプは51.5g、可変型スリーブ装着モデルに対応できるバックライン無は50.5gです。
素材 | NO.NK510特殊合成ゴム(シリカ配合) |
---|---|
カラー(色) | 5 |
重量(g) | 51.5±1 / 50.5±1 |
【パーフェクトプロ】
Xホールド ブラック コード
無駄な力を加えることなく、グリップをしっかりホールドできる新Xパターンに、新開発したコードを入れたラバーグリップです。
リラックスした状態でコックを使えるため、飛距離を狙っても安定した方向が得られるスコアップアイテムとも言えます。
なお、カラーはブラックのみですが、ロゴ・キャップ・コードは選ぶことができます。
素材 | 振動吸収合成ゴム(ABR) |
---|---|
カラー(色) | 1 |
重量(g) | 50 |
最強のゴルフグリップの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方