北国に春の訪れを告げるホッケは、これまではサビキ仕掛けなど餌釣りでの釣りが一般的でした。
近年はそれに加え、ルアー、とりわけワームでの釣りも徐々に人気を伸ばしています。
初心者でも比較的ワームでの釣果が期待できるターゲットですが、具体的にどのような色(カラー)で、どのように誘えばいいのでしょうか。
そこで今回は、初心者の方向けにワームの選び方やアクションから、おすすめ商品までご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
目次
- 1 ホッケ釣り用ワームの選び方
- 2 ホッケ釣り用ワームの使い方(アクション)
- 3 ホッケ釣り用ワームおすすめ8選
- 3.1 【OWNER】RB-5 ロックンベイト リングキックテイル #16G/Sスモーク 3インチ(82930)
- 3.2 【エコギア】リングマックス パワーオーシャン 3インチ 461グラブ&ゴビィ
- 3.3 【メジャークラフト】パラワーム-SHAD 3.0inch オレンジゴールド
- 3.4 【バークレイ】パワーベイト Bulky Hawg 3in チャーロリュースグリーンブラックフレックオレンジ
- 3.5 【OWNER】GN-22 ジャスターフィッシュ 3.5インチ
- 3.6 【エコギア】バルト3.5″ 472レッドホロマックス
- 3.7 【エコギア】ミノーS 3-1/2インチ 469パールカタクチイワシ
- 3.8 【バークレイ】パワーベイト パルスワーム 3.8インチ PKGL
- 4 まとめ
ホッケ釣り用ワームの選び方
ワームに限らず、ルアーを使うときはターゲットに合わせたものを選ばなければいけません。
これからホッケ用にワームを購入するときに、意識してほしいポイントをご紹介します。
色(カラー)は明るめでラメ入りがおすすめ
比較的カラーにこだわらず釣れますが、明るい時間に釣ることが多いため、赤やピンク、緑やオレンジ、シルエットが見えやすい黒もおすすめです。
またナチュラル系との相性もよく、特によく叩かれているようなポイントの場合、ブルーやイワシカラーなども用意しておくと安心です。
筆者の感覚でいえば、それらに加えてラメ入りのワームへのアタックが多いように思います。
サイズは2.5~4インチ
ホッケは比較的大きい魚ではありますが、おちょぼ口であまり大きなワームだと、バイトはあれど食いきれないこともあります。
大きすぎるワームだと食いなおす間に見切ってしまうこともあるので、上がっているホッケのサイズに合わせて、2.5~4インチまでがいいでしょう。
吸い込むように食べるので、マテリアルが硬い物は小さく、柔らかいものはやや大きくてもOKです。
シャッドテールを中心に選ぼう
ホッケの主なベイトフィッシュは小魚なので、シャッドテールなど小魚を模したワームがおすすめです。
シャッドテールだと、全長は短めでもしっかり泳ぐので、口の小さなホッケとも相性がいいでしょう。
同じく小魚を模したピンテールや、カーリーテールでもアピール可能なので、バリエーションとして用意しておくのもおすすめです。
ホッケ釣り用ワームの使い方(アクション)
ホッケは、群れが入っているときは、あまりアクションにもこだわらずに釣れることもあります。
しかし群れの切れ目や外海などで釣る場合は、ある程度アクションにバリエーションがあったほうがいいでしょう。
今回は初心者の方も試しやすい、3つのアクションについて解説します。
タダ巻き(中層~低層)
リールを巻くだけでアピールする方法で、ホッケはタダ巻きにも反応が良く、初心者の方にもおすすめのアクションです。
ホッケの場合は中層、もしくは低層付近を探りましょう。
ポイントになるのがこの層(タナ)の把握なので、キャスティングして着水から着底まで何秒かかるかを把握するようにしましょう。
またロッドアクションがない分、ワームの性能も重要になるので、タダ巻きでしっかり動くものがおすすめです。
リフト&フォール
ロッドを操作して、ルアーを持ち上げ、落とすを繰り返すアクションです。
中層から低層を探りやすく、水中でのルアーの動きがイメージしやすいので、初心者の方にも難しくないアクションの一つです。
ポイントになるのが、まずは魚を散らさないよう、あまり鋭くリフトしすぎないことです。
また、フォールで食わせやすくするため、飛距離だけを考えて重いリグを使わないことも重要です。
ワインド
ワインドはワームを上下に動かすなかで、左右の移動も生むアクションです。
難しそうに見えますが、ワインド用のワームとジグヘッドを使えば、ロッドを振って糸ふけを取りながらフォールするだけで再現できます。
つまり道具に頼れるので、初心者にもおすすめのアクションだと言えますね。
副次的な効果ですが、糸ふけが生まれるので、自然とホッケに食わせる時間を与えることもできるメリットもあります。
ホッケ釣り用ワームおすすめ8選
紹介したようなポイントを元に、ホッケ釣り用におすすめのワームをご紹介します。
実績のあるワームを中心に、低価格で使いやすいものを選んだので、ぜひ参考にしてください。
【OWNER】
RB-5 ロックンベイト リングキックテイル #16G/Sスモーク 3インチ(82930)
低価格でマルチに使えるので、筆者もよく使う定番のワームです。
名前の通り、主に根魚をターゲットに作られたワームで、ホッケも根に付くことがあるのでぴったりの商品です。
低価格でカラーも豊富なので、数種類用意するのにも適していますが、日の高い時間ならG/Sスモークがマッチするでしょう。
【エコギア】
リングマックス パワーオーシャン 3インチ 461グラブ&ゴビィ
ホッケにも有効なアクションでもある、リフト&フォールでアピール力が強いカーリーテールタイプのワームです。
テキサスリグやダウンショットリグとの組み合わせで、テールを大きく動くフォールアクションとスライドフォールでアピールします。
一等地では根に付いたホッケはややスレていることもあるので、グラブ&ゴビィのようなカラーもおすすめです。
【メジャークラフト】
パラワーム-SHAD 3.0inch オレンジゴールド
群れの入りやすい漁港などでのホッケ釣りでは、ワインドアクションも有効で、パラワーム-SHADはうってつけのワームだと言えます。
レンジもキープしやすいので、群れ待ちでタダ巻きしたいときや、底を叩いて探りたいときにも使いやすいでしょう。
ラメもギッシリ詰まっているので、扱いやすいオレンジ系でも高いアピール力が期待できます。
【バークレイ】
パワーベイト Bulky Hawg 3in チャーロリュースグリーンブラックフレックオレンジ
ホッケのベイトは主に小魚ですが、ポイントによってはクロー系のワームも有効です。
Bulky Hawgは根に付く魚に対しての信頼性が高く、筆者もよく使うワームの一つで、常備するようにしています。
名前は覚えにくいですが、チャーロリュースグリーンブラックフレックオレンジのアピール力は信頼性が高く、ぜひおすすめしたいカラーです。
【OWNER】
GN-22 ジャスターフィッシュ 3.5インチ
リグのチョイスによって、表層から低層まで幅広いレンジに対応する、便利なワームです。
ホッケ狙いの場合は、ジグヘッドやダウンショットリグとの組み合わせで、ボトム狙いを中心に使用するといいでしょう。
リアルな色味で滑らかに光るプロブルーも魅力的で、マッチザベイトも狙いやすいカラーです。
【エコギア】
バルト3.5″ 472レッドホロマックス
ビッグテールとフラットサイドボディの組み合わせで、波動とフラッシングを生かしたアピール力が魅力のシャッドテール系ルアーです。
深いレンジでのレンジキープにも適しているので、ホッケ狙いに扱いやすい設計になっています。
カラーもアクションとの相性がいい派手目が多く、レッドホロマックスもアピール力抜群です。
【エコギア】
ミノーS 3-1/2インチ 469パールカタクチイワシ
こちらも筆者がよく使う、リアルさが売りのおすすめのワームです。
派手に動きすぎず、カラーも地味目に見えますが、泳ぐ姿を見るとまさにリアルで、言われなければ人間でもわからないほどの動きを見せます。
特にパールカタクチイワシはホッケのベイトフィッシュに非常に近いカラーなので、魚影が濃いポイントで使わない手はないでしょう。
【バークレイ】
パワーベイト パルスワーム 3.8インチ PKGL
ホッケを根魚と考えたときに、ぜひおすすめしたいのがパルスワームです。
これは筆者が使った中でも特に根魚との相性がよく、スレたポイントでもよくアタるので、釣り場が混みやすいホッケ釣りにも有効でしょう。
柔らかいマテリアルなので、アピール力重視でワンサイズ大きくしても食わせやすいのもおすすめポイントです。
まとめ
ホッケのルアーフィッシングは、数こそ狙えない物の、餌釣りとはまた一味違う楽しみがあり、ホッケ特有のアタリも魅力です。
ワームを使ったホッケ釣りで、暖かくなった春の海釣りをぜひ堪能してください。
ホッケ釣りのワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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