軽量でコンパクトなものが多く、キャンプや登山での調理に役立つアイテムがアルコールストーブです。
アルコールストーブと一口に言っても、素材や構造など、種類が多くあり、どれを選ぶべきか迷ってしまう方もいるかもしれません。
屋外での使用に便利な調理器具ですが、火を扱うため、使い方や注意点を把握しておく必要があります。
何に気を付けて選べば良いのか、メリットやデメリットを踏まえ、初心者にもおすすめのアルコールストーブ12個をご紹介します。
目次
- 1 アルコールストーブとは
- 2 初心者向けアルコールストーブを使うメリット
- 3 初心者向けアルコールストーブを使うデメリット
- 4 初心者向けアルコールストーブの選び方
- 5 初心者向けアルコールストーブおすすめ12選
- 5.1 【エバニュー】チタンアルコールストーブ(696950)
- 5.2 【エバニュー】アルコールストーブスタンドDXセット(696953)
- 5.3 【エバニュー】BLUENOTEstove(EBY637)
- 5.4 【Hinsoo】アルコールストーブ&ラックコンボセット
- 5.5 【Boundless Voyage】チタン アルコールストーブ 消火蓋付き(Ti2011C)
- 5.6 【YFFSFDC】アルコール ストーブ
- 5.7 【IMCO】アルコール ストーブ
- 5.8 【trangia】アルコールバーナー(TRB25)
- 5.9 【LIXADA】アルコールストーブ
- 5.10 【Aomiun】アルコールストーブ
- 5.11 【Solo Stove】ソロアルコールバーナー(ALCH1)
- 5.12 【TITAN MANIA】アルコールストーブ
- 6 まとめ
アルコールストーブとは
アルコールストーブは、ステンレスやチタンなどの素材でできた、小型で持ち運びに優れた携帯用のコンロです。
容器内に、燃料となるアルコールを入れることで、余熱で発生したガスが効率よく燃焼し、コンロの役割を果たします。
燃料用のアルコールは、対応した容器であればどんなサイズにも入れて持ち運べるため、ガス缶とは異なり場所をとりません。
燃料を注いですぐに使える手軽さから、キャンプなどのアウトドアの際、バーナーの代わりとして利用する方が増えています。
初心者向けアルコールストーブを使うメリット
軽くてコンパクト
前述した通り、アルコールストーブはステンレスやチタン製でできているため、非常に軽く持ち運びやすいのが特徴です。
また、シンプルな構造のため、セッティングが必要なバーナー器具と違い、コンパクトなまま使うことができます。
大きいものでも、手のひらに乗るぐらいのサイズがほとんどなので、収納にも困りません。
音が静か
ガスバーナーは、燃料となるガスが勢いよく出るため、「シュー」というような音が聞こえます。
一方でアルコールバーナーは、気化したガスが空気中に出る時に燃焼するだけなので、音が出ることはありません。
風の音や鳥の鳴き声など、自然本来の音を満喫したい方にとって、余計な音がないのはメリットと言えます。
低価格
シンプルな構造のアルコールストーブは、ガスバーナーなどと比較すると、非常に低価格で購入することができます。
特に安いものは100円ショップで売っていたり、空いたアルミ缶を使って自作のストーブを作る方もいる程です。
初心者の方には、火を扱うストーブの自作はおすすめできませんが、市販でもかなり安く購入できるのは大きなメリットです。
寒い時にも使える
冬などの寒い時期に起こりがちなのが、「火がつかない」「火が途中で消えてしまった」などといったトラブルです。
アルコールストーブは寒さの影響をほとんど受けず、一度火をつければ安定した火力を維持することができます。
寒い時期に火が使えないことで困らないよう、動作不良の起きにくいアルコールストーブはおすすめです。
初心者向けアルコールストーブを使うデメリット
一度入れたアルコールは使い切るか容器に戻す必要がある
アルコール燃料は、毎回、持ち運び用の容器から使う分だけをストーブに注いで点火させます。
しかし、思ったよりもすぐに調理が終わったり、必要以上に注いでしまい燃料が余ってしまうことも少なくありません。
余った燃料は、そのまま持ち運ぶことができず、こぼれないよう燃料用ボトルに戻さなければならないため、少し手間がかかります。
燃焼中はアルコールを追加できない
燃料は自身で調整し、必要な分だけを注ぎますが、思ったよりも早く燃料が終わってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、燃え尽きる前に燃料を継ぎ足したくなりますが、それでは引火する可能性があり大変危険です。
追加で調理をしたい時には「完全に燃え切ってから、または消火してから、燃料を追加する」ということが重要です。
火力の調整ができない
ガスバーナーなどは、ガスの吐出量を調整することで、火力を強めたり弱めたりすることが可能です。
しかし、アルコールストーブはその仕組み上、ガスの量を調整することはできず、細かな火力調整が必要な料理には向きません。
バーナーに比べると火力は劣りますので、お湯を温めたり、簡単な料理をする際に使うのがおすすめです。
初心者向けアルコールストーブの選び方
大きさで選ぶ
アルコールストーブは、より小さくコンパクトな方が持ち運びが楽ですが、小さ過ぎると不便なこともあります。
小さいアルコールストーブは、燃料を入れられるスペースも限られるため、多くのお湯を沸かしたり、料理をする時には向きません。
また、アルコール燃料の注ぎ口が小さい場合もあるので、注ぎやすさにも気を付けておく必要があります。
ソロキャンプなどで、最低限のお湯を沸かしたり、料理を温める程度であれば、よりコンパクトなものが良いでしょう。
容量で選ぶ
燃料の容量は、ある程度大きさと関係しますが、構造の違いにより大きさとは比例しないものもあります。
大きくて大容量のものであっても、燃焼が早く、燃料の消費が激しいものは、ゆっくりと温めるには不向きです。
反対に、容量が小さいものでも、開口部が少なく、ゆっくりと長時間燃焼してくれるものもあります。
コンパクトでも、何度も何度も燃料を注ぐのは面倒ですので、大きさと容量のバランスが取れたものを選ぶと良いでしょう。
見た目で選ぶ
機能性はもちろん重要ですが、魅力的なキャンプを楽しむなら、外観にも妥協したくないところです。
せっかくのアウトドアですので、金額や軽さにこだわり過ぎて、全く好きではないデザインを選ぶのは勿体無いように感じます。
また、消化するための蓋、調理に役立つ五徳付きなどがありますので、何に使うかをイメージしておくことは重要です。
収納した時の外観だけでなく、炎の見え方にも違いがありますので、見た時に気分の上がるデザインを探してみてください。
初心者向けアルコールストーブおすすめ12選
【エバニュー】
チタンアルコールストーブ(696950)
チタン製で非常に軽く耐久性に優れ、ガス吐出用の穴が2列あるため火力の強いアルコールストーブです。
中には燃料を確認するための目盛りがふってあり、燃料を補給するときの目安にすることができます。
火力が強いため、多めのお湯を早く沸かしたり、火力を必要とする調理にもぴったりのアイテムです。
【エバニュー】
アルコールストーブスタンドDXセット(696953)
風防がセットとなっており、アルコールの燃料だけでなく、薪を燃やして焚き火台にもなる機能的なアイテムです。
風防など、パーツがいくつかに分かれていますが、全てのパーツがコンパクトに収まり、持ち運びやすいのが特徴です。
また、風防に窓がついており、完全に組み立ててからでも着火することができ、多少の風が吹いていても安全に火をつけることができます。
【エバニュー】
BLUENOTEstove(EBY637)
容量はかなり少ないですが、本燃焼がはじまると、側面に空いた穴から青く綺麗な炎が出るアルコールストーブです。
まるでお猪口のような見た目で、コンパクトで軽く、中に燃料容器のボトルを入れて持ち運ぶことができます。
多くのお湯を沸かしたり、様々な調理を楽しむのは厳しいですが、シンプルな構造ゆえ、準備や後片付けも楽々です。
【Hinsoo】
アルコールストーブ&ラックコンボセット
十字にクロスした安定感のある五徳がセットとなっており、大きめな鍋も置けて便利なアルコールストーブです。
底がやや広めなため、アルコール燃料が多く入り、何度も燃料を補給する必要がありません。
面倒な組み立てやセッティングはなく、五徳を上に載せるだけですぐに使うことができ、取り扱いやすいアイテムです。
【Boundless Voyage】
チタン アルコールストーブ 消火蓋付き(Ti2011C)
非常に燃焼効率が高く、2列に開いた通気口からの安定した炎で、しっかりと調理が可能なアルコールストーブです。
取手付きの蓋が付属しており、燃焼途中で消火したいときには、蓋を上から被せるだけですぐに消火することができます。
本体が小さいため、燃料の減り具合は気になるところですが、火力が強く、焼き物にも適しています。
【YFFSFDC】
アルコール ストーブ
スタンドの役割も果たす、安定感のある五徳付きで、安心して調理を楽しむことができるアルコールバーナーです。
五徳が大きめな分、収納時にやや嵩張りますが、収納ケースが付いているので持ち運びには困りません。
取っ手付きの蓋は、被せ具合で火力を調整することができ、燃焼のし過ぎを防ぎ、安心して調理が楽しめます。
【IMCO】
アルコール ストーブ
収納ケースだけでなく、燃料用ボトルなど多くの付属品が付いて便利な、アルコールストーブのセット品です。
本体はチタン製で耐久性があり、コンパクトに収納ができるため持ち運びにも適しています。
自動炊飯シリンダーは、アルコールの中に入れると火力を自動で調整し、弱い火で長時間燃え続けるので炊飯が可能です。
【trangia】
アルコールバーナー(TRB25)
きれいに輝く真鍮素材でできたアルコールバーナーは、容量が大きく、長い時間燃焼し続けることができます。
タンクの蓋に加え、消火するための蓋があり、蓋の位置を調整して被せることで、火力の調整まで可能です。
寒い冬でも不具合が起きにくく、安定した火力で調理を楽しむことができます。
【LIXADA】
アルコールストーブ
非常にシンプルなつくりですが、燃焼が始まれば火力は強く、しっかりとお湯を沸かすこともできます。
カップのような容器にアルコール燃料を入れて着火するだけのシンプル構造で、お手入れも楽々です。
上部のへり付近に小さな穴が開いていることで、燃焼効率が上がり、より強い火力を維持することができます。
【Aomiun】
アルコールストーブ
パーツ数が多く、特徴的な外観をしているこちらのアルコールストーブは、ステンレス製で錆びにくく耐久性に優れています。
容器の中には、アルコールの液体だけでなく、固定燃料を入れることもでき、どちらの燃料を使っても調理が可能です。
火力調整用の蓋は、複数の穴をスライド式に調整することができ、煮物などの料理にぴったりです。
【Solo Stove】
ソロアルコールバーナー(ALCH1)
名前のとおり、小さくコンパクトなことから、ソロキャンプなどにおすすめの金属製アルコールバーナーです。
閉め忘れには注意が必要ですが、パッキン付きのキャップのおかげで、中に燃料を入れたままでも持ち運びができます。
また、蓋には取っ手が付いているため、燃焼中に消火する際も、距離をおいて蓋を被せるだけなので安心です。
【TITAN MANIA】
アルコールストーブ
サイズはやや大きめでも、17gと軽量でコンパクトな、持ち運びしやすいアルコールストーブです。
火消し用の蓋は、本体の上部がすっぽりと隠れるサイズになっており、上から被せるだけで簡単に消火ができます。
チタン製のため錆びにくく耐久性があり、使っていくうちに熱で色が変わっていくのも魅力の一つです。
まとめ
アルコールストーブは、使いこなせれば非常に簡単で便利なため、コレクションとして集めてしまう方がいるほどです。
上記でご紹介した、初心者にもおすすめのアルコールストーブをご参考に、自分に合った魅力的なアイテムを探してみてください。
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