ドライバーとの飛距離差や打ちやすさを考慮して、フェアウェイウッドの中でも5wを選ぶ方が増えています。
最近では、可変スリーブを搭載したヘッドが多く、純正シャフトだけでなく多くのシャフトの中から選ぶことができるようになっています。
しかし、様々なメーカーから多くのモデルが発売されており、何を選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
そこで、本記事では5wフェアウェイウッド用シャフトのメリットやデメリット、おすすめ商品を紹介しています。
人気で飛距離の出やすいモデルから、方向が安定し狙い通り打ちやすいモデルまで多くの商品を集めていますので、参考にしてみてください。
目次
5wフェアウェイウッド用シャフトを使うメリット
打球が上がりやすくなる
芝から直接打つフェアウェイウッドでは、球が上がりづらいという悩みを持っているゴルファーも多いのではないでしょうか。
同じフェアウェイウッドのクラブでも、シャフトのスペックによって弾道の上がりやすさは大きく異なってきます。
純正のシャフトやドライバー兼用シャフトの場合には、シャフトの変更やフェアウェイウッド専用シャフトを検討してみてはいかがでしょうか。
狙い通りに打ちやすくなる
ドライバーに比べてヘッド体積が小さい割に重量のあるフェアウェイウッドでは、慣性モーメントの関係でヘッドの挙動が暴れやすくなります。
そのため、ドライバーと同じシャフトでも良いのですが、より重量があって剛性の高いシャフトを使用することで、ヘッドの操作性が高くなります。
フェアウェイウッドでもグリーンを狙うなど、より狭い範囲を狙って打ちたい方はシャフトの性能も考慮して選ぶと良いでしょう。
5wフェアウェイウッド用シャフトを使うデメリット
費用がかかる
言うまでもありませんが、フェアウェイウッドのシャフトを変更するには費用がかかります。
可変スリーブ対応のヘッドの場合にはスリーブ装着のみでよいですが、可変スリーブ未対応の場合にはシャフト交換の工賃が必要です。
また、シャフト交換になると元に戻すにも工賃が必要となってしまうので注意が必要です。
バランスや性能が悪くなってしまうこともある
選んだシャフトと使用しているヘッドの相性が悪いとバランスが崩れてしまったり、性能面でマイナスの掛け算が生じてしまうことがあります。
基本的には、同じような性能を求めたヘッドとシャフトで相性は悪くないはずですが、飛距離と安定性など考え方の違う組み合わせは注意が必要です。
装着予定のヘッドの特徴とそれに何を求めるのかをよく考えたうえで、合致する相性のいいシャフトを選ぶようにしましょう。
5wフェアウェイウッド用シャフトの選び方
調子
”調子”や”キックポイント”と言われる指標は、シャフトのしなりやすい部分を示しており、シャフトの特徴を大きく左右しています。
先調子モデルは先端がしなりやすく飛距離が出やすいですがインパクトは安定しにくい傾向にあり、元調子はその逆の傾向があります。
一般的にフェアウェイウッドには、中調子のバランスの取れたシャフトや元調子の安定感のあるシャフトがおすすめです。
重量
シャフトの重量によってクラブ全体の重量は大きく左右され、14本のセッティングの中できれいな重量フローを形成することが安定感に直結します。
適正な重量フローの範囲内で、シャフトが重くなるとスイングの安定感は増しますし、軽くすればヘッドスピードは向上します。
また、シャフトには40g台から70g台まで様々な重量帯が用意されています。
ですので、ドライバーやユーティリティなどの重量帯から逆算して選ぶようにしましょう。
硬さ
フェアウェイウッドの球筋や飛距離に大きな影響を与えるのが、シャフトの硬さです。
硬すぎるとシャフトがしならず飛距離が出なく右に出やすくなります。
一方で、軟らかすぎるとヘッドが動く分飛距離は出やすいですが、ヘッドが暴れやすくなります。
フェアウェイウッドの場合には弾道を上げたい方はやや軟らかめで、方向を安定させたい方はやや硬めの方が良いでしょう。
メーカー
シャフトメーカーにはそれぞれの考え方やコンセプトがありますが、それを体現しているのはそれぞれのシリーズになります。
同じメーカーでも異なるシリーズでは、全く違うコンセプトで異なるゴルファーを対象に作られています。
そのため、メーカーで選ぶよりもシリーズやモデルが自分のゴルフに合っているのかどうかで選ぶと良いでしょう。
価格帯
フェアウェイウッド用のシャフトの価格は2万円ほどのものから、4万円前後のものまで幅広い価格帯になっています。
もちろん、高ければ良くてスコアが伸びるかと言えばそうではありません。
価格を考慮しながらも、それぞれのスペックを考慮したうえで選ぶようにしましょう。
5wフェアウェイウッド用シャフトおすすめ10選
| メーカー・製品名 | 調子 | 重量 | トルク |
|---|---|---|---|
| USTマミヤ ATTAS MB-FW | 中調子 | 65g（65-S） | 3.5（65-S） |
| エストリックス S-TRIXX VALMER VX-F | 中調子 | 67.5g（65-S） | 4.8（65-S） |
| コンポジットテクノ Fire Express FWⅡ | 中元調子 | 68g（65-S） | 3.8 （65-S） |
| 三菱ケミカル TENSEI Pro Orange 1K | 元調子 | 69g（6-S） | 3.0（6-S） |
| 三菱ケミカル Diamana BF | 中元調子 | 65.5g（6-S） | 3.9（6-S） |
| グラファイトデザイン ツアーAD VR | 中調子 | 63g（6-S） | 3.2（6-S） |
| グラファイトデザイン ツアーAD F | 中調子 | 68g（6-S） | 3.3（6-S） |
| フジクラ SPEEDER NX | 中調子 | 63.5g（6-S） | 3.7（6-S） |
| フジクラ SPEEDER F | 先中調子 | 68g（6-S） | 3.6（6-S） |
| フジクラ VENTUS TR BK | 元調子 | 69.5g（6-S） | 3.1（6-S） |
【USTマミヤ】
ATTAS MB-FW
振り抜き感が良く安定したコントロール性能に加えて強く弾くスピード感が両立しており、クセのないバランス感の良いシャフトになります。
USTマミヤの人気シリーズATTASの中でもフェアウェイウッド専用モデルになっており、芝の上からでもしっかりと球を上げやすくなっています。
光の反射を抑えたマット仕上げの見た目はカッコよく、重量やフレックスなどの種類が多く用意されているためおすすめのシャフトです。
| 調子 | 中調子 |
|---|---|
| 重量 | 65g（65-S） |
| トルク | 3.5（65-S） |
【エストリックス】
S-TRIXX VALMER VX-F
三菱レイヨンとの共同開発によって高度な設計のもと誕生した、S-TRIXX VALMERのフェアウェイウッド専用モデルになります。
トルクも大きめでやや柔らかめの印象を受けるシャフトになりますが、スイング時の挙動は安定していてクセがなく振りやすいと評判です。
飛距離性能と方向安定性能、操作性が高いレベルで両立しているので、アスリートからエンジョイゴルファーまで幅広いゴルファーにおすすめです。
| 調子 | 中調子 |
|---|---|
| 重量 | 67.5g（65-S） |
| トルク | 4.8（65-S） |
【コンポジットテクノ】
Fire Express FW
高速化するドライバーシャフトのスピード感にマッチするうえで、芝から直接打つのに必要な性能に特化したフェアウェイウッド専用シャフトです。
芝から直接打ちやすく、つかまりすぎることもなく、番手ごとに適切に距離を打ち分けられ、コントロール性能を高められています。
やや重めの重量設計で中元調子であるためコントロール性能が高く、もともとパワーのある方にはとてもおすすめのシャフトです。
| 調子 | 中元調子 |
|---|---|
| 重量 | 68g（65-S） |
| トルク | 3.8（65-S） |
【三菱ケミカル】
TENSEI CK Pro Orange
先端部の剛性がとても高く上下のブレを抑制し、トルクが小さく左右にもブレにくいため曲がりにくく、真っすぐ打ちやすい安定感のあるシャフトです。
元調子であることに加えて60g台のSフレックスで69gとかなり重めの設計になっているため、ある程度パワーが必要なハードなスペックになります。
ただし、カウンターバランスで振り抜きやすく、つかまりにくいタイプですので、パワーヒッターが安心してしっかり叩いていけるシャフトです。
| 調子 | 元調子 |
|---|---|
| 重量 | 69g（6-S） |
| トルク | 3.0（6-S） |
【三菱ケミカル】
Diamana BF
Diamanaシリーズの中でも幅広いタイプのプレイヤーにマッチする性能に、シャフト先端の剛性が高くインパクト効率が高いモデルです。
中元調子で中間部がしなるクセのない挙動ですので、意図した通りの弾道を打ち分けやすく操作性も高いシャフトになっています。
先端部の剛性が高いためつかまりにくいタイプで、スピン量や弾道などがコントロールしやすいため、思い通りに打ち分けたい方におすすめです。
| 調子 | 中元調子 |
|---|---|
| 重量 | 65.5g（6-S） |
| トルク | 3.9（6-S） |
【グラファイトデザイン】
ツアーAD VR
近年の高初速化を狙ったヘッドにマッチするために設計されており、鋭い振り抜きで高初速・高弾道のつかまりやすいシャフトです。
手元側の剛性は高く強い切り返しにも負けることはなく、先端部の剛性も落とさずにヘッドが走りすぎることを防いでいるため、安定感があります。
シャフトのしなりを使って高初速を得たい方や、適度につかまったハイドローをイメージしてフェアウェイウッドを使う方におすすめです。
| 調子 | 中調子 |
|---|---|
| 重量 | 63g（6-S） |
| トルク | 3.2（6-S） |
【グラファイトデザイン】
ツアーAD F
グラファイトデザインの人気シリーズツアーADから、しっかりと地面からボールをとらえやすい設計のフェアウェイウッド専用モデルです。
フレックスが6Sで68gとやや重めの設計でドライバーからの重量フローも考えられており、またトルクも抑え気味で叩けるシャフトになっています。
中調子でクセがなく、芝の上からでもしっかり球を上げてくれるため、ドライバーで何を使用していてもどなたでも違和感なく使えるシャフトです。
| 調子 | 中調子 |
|---|---|
| 重量 | 68g（6-S） |
| トルク | 3.3（6-S） |
【フジクラ】
SPEEDER NX
フジクラの大人気シリーズSPEEDERの中でも、新しい3次元設計によって振りやすさと飛距離性能を両立した新しいタイプのシャフトです。
中調子でありながら新技術の「VCT」によって先端と手元のトルクを締めているため、フェースターンがしやすく球をつかまえやすくなっています。
インパクト時にしっかりとフェースが返りやすくアッパーブローになりやすいため、つかまった打球で飛距離を出しやすいシャフトになります。
| 調子 | 中調子 |
|---|---|
| 重量 | 63.5g（6-S） |
| トルク | 3.7（6-S） |
【フジクラ】
SPEEDER EVOLUTION Ⅶ FW
SPEEDER EVOLUTION Ⅶシリーズのフェアウェイウッド専用設計で、大きなキャリーに安定した高弾道で芝から直接打ちやすいシャフトです。
先中調子でキックポイントがやや先端に寄っているため、ヘッドが走りやすく加速感のあるうえにつかまりやすく、高弾道で打ちやすくなっています。
フェアウェイウッドを芝から打った時に球が上がらなかったり、右に抜けてしまうようなミスショットに悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。
| 調子 | 先中調子 |
|---|---|
| 重量 | 68g（6-S） |
| トルク | 3.6（6-S） |
【フジクラ】
VENTUS TR BK
非常に高い安定性が評価されており、世界中のトッププロからアマチュアまで多くのゴルファーに使用されています。
ボールコントロール性能の技術を進化させ更に高い安定性を得たうえで、高弾性カーボンによるボールスピードの向上にも成功しています。
また、剛性が高く重量も重めの設計となっているため、スイングスピードがあり左に引っ掛けるミスを減らして、安定して飛ばしたい方におすすめです。
| 調子 | 元調子 |
|---|---|
| 重量 | 69.5g（6-S） |
| トルク | 3.1（6-S） |
まとめ
ドライバーのようにフェアウェイウッドでも、シャフトを変えることで特性が変化します。
狙い通りの役割を5Wにしてもらうためのシャフトを選べるように、ぜひ参考にしてみてください。
5wフェアウェイウッド用シャフトの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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