「寝袋」は、キャンプや車中泊の睡眠には欠かせないアイテムの1つですが、みなさんは寝袋のメンテナンスをしっかり行えていますか?
実は、一見汚れていないように見える寝袋も、寝汗や結露による水滴などによって、意外と汚れてしまっていることが多いです。
そこで今回は、自宅の洗濯機で丸洗い可能な寝袋を使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介します。
洗濯機だけではなく、便利な乾燥機も使用できる寝袋も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
- 1 洗濯機対応の寝袋を使うメリット
- 2 洗濯機対応の寝袋を使うデメリット
- 3 洗濯機対応の寝袋の選び方
- 4 洗濯機対応の寝袋おすすめ10選
- 4.1 【CAPTAIN STAG】洗えるクッションシュラフ(UB-25)
- 4.2 【Coleman】コンパクトコルネット/L0(2000039094)
- 4.3 【Coleman】パフォーマーIII(2000034775)
- 4.4 【DOD】わがやのシュラフ(S4-511)
- 4.5 【snow peak】エントリーパックSS SET(SET-105)
- 4.6 【LOGOS】丸洗いソフトタッチシュラフ(72600530)
- 4.7 【LOGOS】抗菌防臭 丸洗いアリーバ(72940162)
- 4.8 【mont-bell】ダウンファミリーバッグ
- 4.9 【mont-bell】バロウバッグ #2(1121272)
- 4.10 【LOGOS】丸洗いやわらかウォーミー(72600391)
- 5 まとめ
洗濯機対応の寝袋を使うメリット
お手入れが簡単になる
自宅の洗濯機などで丸洗いができる寝袋を使用することで、使用後のメンテナンスが簡単にできるでしょう。
あまり汚れていないように見えても、寝汗や体のよごれ、結露による水滴などによって寝袋は汚れてしまっています。
お手入れ簡単な寝袋であれば、キャンプで疲れて帰ってきた後でも、メンテナンスが行いやすいです。
清潔な状態で使える
先述した通り、キャンプで使用した後の寝袋は、寝汗や空気中の水分を吸収して汚れてしまいます。
自宅に帰って丸洗いができる寝袋で定期的にメンテナンスを行えれば、清潔な状態で使用を続けられるでしょう。
お手入れをせずに収納袋に入れたままの状態でいると、最悪の場合カビが生えてくることもあるので、注意が必要です。
機能性を保てる
自宅で洗濯できる寝袋を使用しメンテナンスを続けることで、寝袋にある保温力など機能性を保ちながら使い続けることができます。
とくに、中綿に水分や皮脂汚れがつくことで、保温性の低下だけではなく、嫌なにおいのもととなってしまう可能性も。
そのようなことが起きないためにも、定期的にメンテナンスを行い、しっかりと乾燥させるとよいでしょう。
洗濯機対応の寝袋を使うデメリット
サイズによっては自宅で洗濯できない
洗濯機対応の寝袋を購入しても、サイズによっては自宅の洗濯機では丸洗いができない可能性もあります。
そのため、購入する前に必ず寝袋と自宅の洗濯機、両方のサイズを確認するとよいでしょう。
万が一、購入後サイズが合わなかった場合でも、コインランドリーを使用すれば問題なくメンテナンスができます。
しっかり乾燥・収納しないとカビが生える
自宅の洗濯機で丸洗い可能な寝袋を購入しても、しっかりと乾燥と撤収を行わなければカビが生えてきてしまう可能性があります。
とくに湿度の高い季節は、自宅に乾燥機がある方は乾燥機を使用するか、コインランドリーの使用がおすすめです。
また、乾燥後はなるべく通気性の良い場所で収納袋から出して、吊り下げて干す形で収納するとよいでしょう。
選べるタイプが限られる
自宅の洗濯機で丸洗い可能なタイプの寝袋は、選べるタイプや素材が限られてしまうことが多いです。
とくに、ダウンを使用した軽量な冬用タイプの寝袋は、自宅で洗える商品がほとんど発売されていません。
そのため、冬キャンプを楽しむ方や朝晩の激しい季節に登山を楽しむ方には、あまりおすすめできない商品です。
洗濯機対応の寝袋の選び方
寝袋のタイプから選ぼう
寝袋を購入する際は、使用用途に合った寝袋のタイプを選びましょう。
一般的に寝袋は「封筒型」と「マミー型」の2つに分けられます。
封筒型
長方形の形から封筒型と呼ばれ、自宅の布団で寝ているように寝返りを打てます。
シングルサイズはもちろん、ダブルサイズなどファミリー向けや連結できる商品もあり、初心者の方におすすめです。
マミー型
体の形に合うような、軽量でコンパクトな形の寝袋です。
からだに密着するので保温性が高く、冬キャンプにもおすすめです。
中綿に化繊を使用しているものは丸洗いできる
一般的に寝袋の中綿には「化繊」と「ダウン」が使われています。
コンパクトで保温性に優れるダウン素材は、水鳥の羽からできており、自宅では洗濯ができません。
そのため、自宅の洗濯機で丸洗いをするためには化繊素材の寝袋を購入しましょう。
化繊は耐久性が高く、洗濯機や乾燥機の衝撃にも耐えることができます。
また、化繊素材の寝袋は大量生産が可能なため、比較的安価で購入できる商品が多いことも魅力の1つです。
使用シーズンに合った商品をチェック
キャンプや車中泊で使用する寝袋を購入する際は、使用する季節に合った商品を選びましょう。
寝袋には、メーカーにより表記が異なることはありますが、「快適温度」と「限界温度」の記載がされています。
目安として、使用地域の最低温度から-5℃を目安の快適温度の寝袋を選べば、問題ないと言われています。
ただ、寒さの感じ方は人それぞれなので、キャンプで寒い思いをしないよう、自分に合った寝袋を確認してください。
生地選びは寝心地を左右する
寝袋に使われる生地は、使用する季節に合わせて選ぶと、快適に眠ることができます。
とくに、「フランネル」や「フリース」を使用した肌触りの良い素材は、寒い時期におすすめです。
反対に、蒸し暑い時期に使用してしまうと、汗をかきやすくなってしまうので注意しましょう。
気温の高い夏の時期にはポリエステルに撥水加工を施していれば、汗を吸収しにくいですよ。
使用する季節や自分の好みに合わせて、寝心地の良い素材を選んでください。
軽量で持ち運びやすいものがおすすめ
寝袋を購入する際は性能や生地だけではなく、持ち運びやすさにもこだわるとよいでしょう。
とくに、徒歩やバイク、公共交通機関を使用してキャンプに行く方は、収納サイズもチェックすると安心です。
また、上記の移動手段ではない人も、自宅の収納場所や車の積載スペースに合ったサイズの寝袋を見つけてください。
さらに、軽量な物であれば、持ち運びの機会が多いキャンプでも、簡単に持ち運びができるのでおすすめです。
人気の高いおすすめメーカーをチェック
キャンパーに人気の高いおすすめメーカーを3つ紹介します。
コールマン
100年以上続くアメリカの老舗アウトドアメーカーです。
商品数が豊富なので、自分に合ったスペックの寝袋が見つかるでしょう。
ロゴス
大阪に本社があるアウトドアメーカーです。
比較的リーズナブルに購入できる商品が多いので、初心者の方にもおすすめです。
スノーピーク
新潟に本社があるアウトドアメーカーです。
高品質が魅力で、初心者から上級者までさまざまなキャンパーから愛用されています。
気になる価格帯を確認しよう
洗濯機対応の寝袋は安いもので5,000円程度から、高いものは20,000円を上回るものまで、価格帯にやや幅があります。
価格の高いものは、高性能で使い勝手の良い素材を使用している商品が多い印象です。
ただし、使用する人やシーズン、地域によってはオーバースペックとなる可能性もあります。
寝袋を購入する際は、価格はあまり気にせずに自分の必要なスペックを持った商品を選ぶとよいでしょう。
洗濯機対応の寝袋おすすめ10選
メーカー・製品名 | 重さ | サイズ | 素材 | 快適温度 |
---|---|---|---|---|
CAPTAIN STAG 洗えるクッションシュラフ | 1.3kg | 80×190cm | ポリエステル | 12℃~ |
Coleman コンパクトコルネット/L0 | 1.4kg | 198×75cm | ポリエステル | 0℃~ |
Coleman パフォーマーIII | 1.1kg | 80×190cm | ポリエステル | 10℃~ |
DOD わがやのシュラフ | 4.8kg | 230×200cm | コットン/ポリエステル | 5℃~ |
snow peak エントリーパックSS SET | 1.7kg | 78×196cm | ポリエステル | 13℃~ |
LOGOS 丸洗いソフトタッチシュラフ | 2.4kg | 75×190cm | フランネル素材 | -4℃~ |
LOGOS 抗菌防臭 丸洗いアリーバ | 2.5kg | 80×220cm | モイスポリ | -15℃~ |
mont-bell ダウンファミリーバッグ | 1.36kg | 190×75cm | ナイロン | 3℃~ |
mont-bell バロウバッグ #2 | 1.55kg | 不明 | ナイロン | 2℃~ |
LOGOS 丸洗いウォーミー | 2.8kg | 75×220cm | モイスポリ | -4℃~ |
【CAPTAIN STAG】
洗えるクッションシュラフ(UB-25)
使用後に収納する際は、クッションとして自宅や車内で使用できる、便利な自宅での選択が可能な封筒型の寝袋です。
寝袋の中綿に使用される「ウルトラファインファイバー」は、丸洗いにも適した耐久性に優れた素材です。
また、使用快適温度は12℃~となっているので、暖かい季節で春~夏にかけてキャンプをするという方に向いているでしょう。
重さ | 1.3kg |
---|---|
サイズ | 80×190cm |
素材 | ポリエステル |
快適温度 | 12℃~ |
【Coleman】
コンパクトコルネット/L0(2000039094)
ファスナーが複数ついているので、寝袋に入りながら手足を出して、携帯の操作や移動ができる便利なマミー型シュラフです。
自宅の洗濯機を使用して丸洗いができるので、メンテナンスのハードルが低く、清潔な状態を保てるでしょう。
また、収納サイズが20×35cmとコンパクトなので、持ち運びに便利で徒歩やバイクを使用して移動する方におすすめです。
重さ | 1.4kg |
---|---|
サイズ | 198×75cm |
素材 | ポリエステル |
快適温度 | 0℃~ |
【Coleman】
パフォーマーIII(2000034775)
自宅にある洗濯機を使用して丸洗いや乾燥ができるので、清潔な状態で使用できる封筒型の寝袋です。
寝袋内部には便利なポケットがついているので、寝袋内で失くしがちなスマートフォンの収納に役立つでしょう。
また、5,000円以下で購入できるコスパの良い商品なので、これからキャンプを始めるという方にもおすすめです。
重さ | 1.1kg |
---|---|
サイズ | 80×190cm |
素材 | ポリエステル |
快適温度 | 10℃~ |
【DOD】
わがやのシュラフ(S4-511)
小さなお子さんを含めて最大4人家族で眠れる、ファミリーキャンプにおすすめの大型シュラフです。
家族の人数分の寝袋を準備・片付けする必要がないので、時間や労力の大幅な節約になり、キャンプを簡単に楽しめるでしょう。
また、裏地にはコットンを使用しているので肌触りが良く、気温の下がる季節でも冷たい思いをせずに寝袋に入れます。
重さ | 4.8kg |
---|---|
サイズ | 230×200cm |
素材 | コットン/ポリエステル |
快適温度 | 5℃~ |
【snow peak】
エントリーパックSS SET(SET-105)
収納袋がクッションとなっているので、使用後は自宅や車の中で使える便利な封筒型のシュラフです。
2点セットとなっているのでシュラフを連結して、3人以上のファミリーキャンプなどでも広々と快適に使うことができます。
シュラフの内側には小物の収納に便利なポケットがついていて、失くしがちなスマートフォンの収納にも便利です。
重さ | 1.7kg |
---|---|
サイズ | 78×196cm |
素材 | ポリエステル |
快適温度 | 13℃~ |
【LOGOS】
丸洗いソフトタッチシュラフ(72600530)
肌に触れる中面に肌触りの良い「フランネル素材」を使用し、気温の下がる季節でも冷たく不快な思いをせずに眠れる寝袋です。
中綿には「ダイナチューブファイバー」を使用しているので保温性に優れ、季節によっては秋~冬まで使用できます。
また、広々と眠れる封筒型で、同じ寝袋をさらに1つ用意すれば、2つを連結して家族で使用することができます。
重さ | 2.4kg |
---|---|
サイズ | 75×190cm |
素材 | フランネル素材 |
快適温度 | -4℃~ |
【LOGOS】
抗菌防臭 丸洗いアリーバ(72940162)
頭から足まですっぽりとからだを包み込み、真冬の-15℃まで対応できる保温性能の優れたマミー型のシュラフです。
足元に立体的な空間を生み出す「フットアングルストラクチャー構造」を採用しているので、窮屈に感じることはないでしょう。
特殊銀イオン系抗菌加工を施しているので防臭・抗菌効果が高く、自宅の洗濯機を使用した丸洗いも可能です。
重さ | 2.5kg |
---|---|
サイズ | 80×220cm |
素材 | モイスポリ |
快適温度 | -15℃~ |
【mont-bell】
ダウンファミリーバッグ
封筒型のL字ジッパーとなっているので、大きなブランケットとしても活用できる便利な寝袋です。
専用のスタッフバッグにはコンプレッションベルトがついているので、圧縮してコンパクトに持ち運びができます。
また、同一モデルを2つ用意すれば連結して使用でき、小さなお子さんとのファミリーキャンプでも活躍するでしょう。
重さ | 1.36kg |
---|---|
サイズ | 190×75cm |
素材 | ナイロン |
快適温度 | 3℃~ |
【mont-bell】
バロウバッグ #2(1121272)
メンテナンスが気軽にでき、快適性と保温性を併せ持つ、持ち運びにも便利なマミー型のシュラフです。
速乾性に優れた化学繊維の「エクセロフト」を中綿に使用しているので、寝袋内が蒸れにくく、快適に睡眠をとれるでしょう。
また、快適温度2℃なので、春から秋まで3シーズンでキャンプを楽しむ方におすすめのシュラフです。
重さ | 1.55kg |
---|---|
サイズ | 不明 |
素材 | ナイロン |
快適温度 | 2℃~ |
【LOGOS】
丸洗いやわらかウォーミー(72600391)
生地に肌触りが良く温かみのあるフランネル素材を使用した、自宅の洗濯機で丸洗い可能なマミー型シュラフです。
中綿には保温力が高く軽量な「ダイナチューブファイバー」を使用しているので、重量2.8kgと持ち運びがしやすいでしょう。
上部にはタオルやエアー枕などを収納できるポケットがついていて、枕が動く心配がありません。
重さ | 2.8kg |
---|---|
サイズ | 75×220cm |
素材 | フランネル |
快適温度 | -4℃~ |
まとめ
今回は、自宅の洗濯機で丸洗い可能な寝袋を使用するメリットや選び方、おすすめ10選を詳しく紹介しました。
ぜひ今回の記事を参考に、自分のキャンプスタイルに合った快適な寝袋を見つけて、キャンプを楽しんでください。
洗濯機対応の寝袋の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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